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Zoomミーティングの参加方法は?よくあるトラブルの解決方法も解説

Zoomミーティングのクライアントは、デスクトップ版・Webブラウザ版・モバイルデバイス版を利用できます。テレワークやオンライン商談・Web面接の一般化に伴い、Zoomミーティングの利用頻度が高まっている中、Zoomミーティングの参加方法を把握したい方もいるのではないでしょうか。

Zoomミーティングの参加方法やよくあるトラブルと解決方法、Zoomミーティングの導入効果を高めるサービスを知ることで、ネットワーク時代のミーティング・コラボレーション環境を適切に整備できます。Zoomミーティングを使いこなして業務効率化・生産性向上につなげましょう。

そこでこの記事では、Zoomミーティングの参加方法や「Zoomミーティングに参加できない」などのよくあるトラブル、Zoomミーティングとセットで導入したいサービスについてご紹介します。

Zoomミーティングとは?

Zoomミーティングは、Zoom関連サービスの中で最も利用頻度の高いツールです。PCやスマホにインストールしたZoomアプリや、Webブラウザ版のクライアントを使い、ビジネスレベルのWeb会議ができます。まずはZoom RoomsやZoomビデオウェビナーとの違いも含め、Zoomミーティングの概要を把握しましょう。

Zoomのサービスは主に3種類

Zoomは、Zoomコミュニケーションズが提供するクラウドベースのWeb会議システムです。世界的に最も有名なWeb会議システムのひとつで、日本国内でもビジネスシーンでの利用が一般化しています。Zoomの主なサービスは、「Zoomミーティング」「Zoom Rooms」「Zoomビデオウェビナー」の3種類です。

Zoomミーティング場所やデバイスにかかわらず参加できるコミュニケーションプラットフォーム。HDビデオ・高品質オーディオによるビデオミーティング・画面共有の他、チャット機能・カレンダー連携・レコーディング・自動文字起こしなど多彩な機能が利用可能。シンプルな操作性で、ミーティング主催者以外にライセンスは必要ない。
Zoomミーティング会議室やフリースペースに設置するWeb会議システム。ライセンスは主催者ではなく会議室に付与され、ルーム単位で遠隔ホワイトボード会議に対応できる。
Zoomミーティング場所やデバイスにかかわらず参加できるコミュニケーションプラットフォーム。HDビデオ・高品質オーディオによるビデオミーティング・画面共有の他、チャット機能・カレンダー連携・レコーディング・自動文字起こしなど多彩な機能が利用可能。シンプルな操作性で、ミーティング主催者以外にライセンスは必要ない。

Zoomミーティングはクロスプラットフォーム対応

Zoomミーティングは主に、アプリ版とWebブラウザ版が利用できます。アプリ版が対応するOSは、Windows・macOS・Linuxの他、iOS・Androidの5種類です。

基本的にはZoomミーティングのクライアントをデバイスにインストールして利用しますが、インストールができない環境ならWebブラウザ版(機能限定版)を利用できます。対応するWebブラウザはChrome・Safari・Microsoft Edge・Internet Explorer・Firefoxの5種類です。

Zoomミーティングに参加する際は、ミーティング主催者から提供される9桁~11桁のミーティングIDをクライアント(デスクトップ版/モバイルデバイス版のZoomアプリ)で入力するか、メールやカレンダー招待の参加用リンクをクリック/タップします。

なお、招待状に記載されている電話会議番号を電話でダイヤルする(音声のみの参加)か、出席リクエストに記載されたIPアドレスを入力する方法でもZoomミーティングに参加可能です。

電話会議番号をダイヤルする方法なら、Zoomアプリが提供されない携帯電話(ガラケー)や固定電話からでもミーティング参加できます。

Windows PCやMacでZoomミーティングに参加する方法

Zoomミーティングで最もよく使われるデバイスは、Windows PCやMacです。Zoomミーティングには音声・ビデオの共有だけでなく、画面共有やクラウドストレージの共有などの豊富な機能があり、デスクトップ版Zoomアプリを使えば効率的にWeb会議ができます。デスクトップ版ZoomアプリでZoomミーティングに参加する方法は以下の通りです。

まずはアプリをインストール

Zoomミーティングに参加するための準備として、まずは使用デバイスに合ったアプリをダウンロード・インストールしましょう。

ZoomミーティングアプリのインストーラーはZoom公式サイトで提供されています。トップページ最下部の「ミーティングクライアント」をクリックし、「ミーティング用Zoomクライアント」の下にある「ダウンロード」をクリックしましょう。インストーラーを起動させて画面の指示に従って操作すればインストールは完了です。

なお、招待状に記載されている参加用URLをクリックした後に、画面下部の「Zoomをダウンロードして実行」をクリックしてインストーラーをダウンロードする方法もあります。

アプリでミーティングIDを入力して参加する方法

デスクトップ版Zoomアプリを立ち上げると、「ミーティングに参加」や「サインイン」が表示されます。サインインせずにミーティングに参加したいなら、「ミーティングに参加」をクリックしましょう「サインイン」からサインインして「参加」をクリックしても構いません。

続いて主催者から提供された9桁~11桁のミーティングIDと、表示名(ミーティング中の自身の名前)を入力します。サインインしていない場合は表示名を入力しますが、サインインした場合はデフォルトの名前が入力された状態なので、名前を見せたくない場合は表示名を変更しましょう。

ミーティングによってはパスワードが設定されているので、パスワード入力画面が表示されたら招待状に記載のパスワードを入力します。

メールやカレンダー招待の参加用リンクから参加する方法

メールやカレンダー招待でZoomミーティングの招待状を受け取り、招待状から直接ミーティングに参加したい場合、指定日時に参加用リンク(ミーティングルームのURL)をクリックしましょう。

デフォルトのWebブラウザによっては「zoom.usを開きますか?」というダイアログが表示されるので、「zoom.usを開く」をクリックします。ダイアログが表示されない場合は画面下部の「ここをクリック」をクリックしましょう。

ミーティングによってはパスワードが設定されており、パスワード入力画面が表示されたら招待状に記載のパスワードを入力します。

「コンピューターオーディオに参加する」をクリック

アプリでミーティングIDを入力するか、参加用リンクをクリックしてZoomミーティングに参加したら、Zoomアプリで「コンピューターオーディオに参加する」をクリックするとビデオミーティングが開始される流れです。

ただし、ミーティングによっては「待機室」で待機するというワンクッションを挟むケースもあります。その際は、参加者に対してホストが入室許可するとビデオミーティングに参加できるので、入室許可までしばらく待機しましょう。

スマホやタブレットでZoomミーティングに参加する方法

ZoomミーティングはiPhoneやiPad、AndroidスマホやAndroidタブレットでも利用できます。デスクトップ版とほぼ同様の機能が使えるので、スマホやタブレットからのミーティング参加も問題はありません。Zoomミーティングの参加方法は、デスクトップ版とほぼ同様です。

まずはアプリをインストール

Zoomミーティングに参加するための準備として、Zoomミーティング用クライアントのインストールが必要です。Windows PCやMacは、Webブラウザ版のZoomミーティングも利用できますが、モバイルデバイスはWebブラウザ版に対応していません。

iPhoneやiPadはApp Storeから、Android端末はGoogle Play Storeから「Zoom Cloud Meetings」をダウンロード・インストールします。なお、他社製の類似名のアプリもヒットする場合があるので、Zoomミーティングと無関係なアプリをインストールしないように注意しましょう。

アプリでミーティングIDを入力して参加する方法

モバイルデバイス版Zoomアプリを立ち上げると、「ミーティングに参加する」と「サインアップ」「サインイン」が表示されます。サインインせずにミーティングに参加したいなら、「ミーティングに参加」をタップしましょう。サインアップ後にサインインして「参加」をタップしても構いません。

続いて主催者から提供された9桁~11桁のミーティングIDと、表示名(ミーティング中の自身の名前)を入力します。サインインしていない場合は表示名を入力しますが、サインインした場合はデフォルトの名前が入力された状態なので、名前を見せたくない場合は表示名を変更しましょう。

ミーティングによってはパスワードが設定されているので、パスワード入力画面が表示されたら招待状に記載のパスワードを入力します。

メールやカレンダー招待の参加用リンクから参加する方法

メールやカレンダー招待でZoomミーティングの招待状を受け取り、招待状から直接ミーティングに参加したい場合、指定日時に参加用リンクをタップしましょう。

デフォルトのWebブラウザによっては、「zoom.usを開きますか?」というダイアログが表示されるので、「zoom.usを開く」をクリックします。ダイアログが表示されない場合は画面下部の「ここをクリック」をタップしましょう。

ミーティングによってはパスワードが設定されているので、パスワード入力画面が表示されたら招待状に記載のパスワードを入力します。

WebブラウザでZoomミーティングに参加する方法

ZoomミーティングはクライアントをインストールしなくてもWebブラウザで利用できます。対応するWebブラウザはChrome・Safari・Microsoft Edge・Internet Explorer・Firefoxの5種類です。ただし、モバイルデバイス版のWebブラウザはサポートされません。

まずはミーティング主催者側で設定

WebブラウザからZoomミーティングに参加するための準備として、ミーティング主催者側で設定が必要です。Zoomの設定画面の「「ブラウザから参加する」リンクを表示します」のトグルスイッチをオンにしておきましょう。

これがオンになっていないと、参加者側にWebブラウザで参加するためのオプションが表示されません。ミーティング参加の方法はミーティングIDを入力するか参加用リンクをクリックするかの2種類です。

WebブラウザでミーティングIDを入力して参加する方法

ミーティングIDを入力してZoomミーティングに参加する場合、まずは「join.zoom.us」にアクセスしましょう。ミーティング主催者から提供されたミーティングIDを入力し、「参加」をクリックします。

その後の操作はWebブラウザによってやや異なり、Webブラウザの種類やバージョンによってはZoomクライアントのインストーラーを開くことを求められますが、この手順のスキップも可能です。

ミーティングによってはパスワードが設定されているので、パスワード入力画面が表示されたら招待状に記載のパスワードを入力します。

メールやカレンダー招待の参加用リンクから参加する方法

メールやカレンダー招待でZoomミーティングの招待状を受け取り、招待状から直接ミーティングに参加したい場合、指定日時に参加用リンクをクリックしましょう。ここで「ブラウザから参加(ブラウザから起動してください)」をクリックすれば、デフォルトのWebブラウザでZoomミーティングに参加できます。

ミーティングによってはパスワードが設定されているので、パスワード入力画面が表示されたら招待状に記載のパスワードを入力しましょう。

Zoomミーティング参加でよくあるトラブルと解決方法

Zoomミーティングはシンプルな操作性も魅力のひとつですが、ケアレスミスによって「Zoomミーティングに参加できない」「音声が聞こえない/映像が見えない」などのトラブルも生じます。そのため、よくあるトラブルと解決方法も把握しておきましょう。

参加用リンクからZoomミーティングに参加できない

Webブラウザ版のZoomを利用しない場合、Zoomアプリがインストールされていなければミーティングに参加できません。Zoomアプリのバージョンが古い場合もミーティングに参加できないケースがあるため、最新版のZoomアプリをインストールしましょう。

Webブラウザ版の場合はWebブラウザのバージョンが古く、サポート対象外になっているケースがあります。Webブラウザも最新版にアップデートしましょう。

また、Zoomは主催者が契約するプランによって参加人数の上限が異なり、参加者数が上限人数を超えていても参加できません。複数デバイスで同時に参加していると、参加台数分が参加人数としてカウントされることに注意しましょう。

音声が聞こえない

相手のマイクがミュートになっていたり、自身のスピーカーがミュートになっていたりすれば音声が聞こえません。まずは自身のデバイスでスピーカーの音量やミュート設定を確かめましょう。

他のアプリで音声が聞こえるのにZoomアプリだけ聞こえない場合、デバイスの設定ではなくZoomアプリに原因があると考えられます。マイクアイコンがミュート表示になっていないか、主催者側のマイクがミュートになっていないか確認しましょう。

映像が見えない

Zoomのビデオ機能やWebカメラがオフになっていると、自身の映像が表示されません。Zoomアプリの「ビデオの開始」がオフ表示になっていれば、クリック/タップしてビデオ機能をオンにしましょう。

Webカメラのオンオフは専用ソフトで設定できる他、物理的なスイッチでオンオフを切り替えるものもあります。Zoomのビデオ機能をオンにしても映像が表示されないなら、Webカメラをオンにしましょう。

映像や音が途切れる

映像や音が途切れがちなときは、多くの場合でデータ通信に何らかの原因で遅延が発生しています。Wi-Fiを利用しているならWi-Fiルーターをデバイスに近付けたり、5Ghz帯のネットワークに切り替えたりすれば改善可能です。

他にも、Zoomミーティング以外のデータ通信によって遅延が発生しているケースもあります。Windowsアップデートなどの大量のダウンロードがバックグラウンドで動作していないかチェックしましょう。一時ファイルやエラーの蓄積が原因なら、デバイスやWi-Fiルーターの再起動も効果的です。

それでも改善しないなら回線の帯域不足が考えられるので、通信回線・プロバイダの乗り換えなど、通信インフラのアップグレードを検討しましょう。

Zoomミーティングの導入効果を高めるならイッツコム!

Zoomミーティングは、場所やデバイスにかかわらず利用できるコミュニケーションプラットフォームですが、インターネット接続をする以上はセキュリティ上の懸念があります。イッツコムのモバイル閉域接続を組み合わせればセキュリティレベルの向上が可能です。

また、Zoomミーティングはクラウドストレージのboxと連携できます。画面共有でbox内の資料を共有すれば、テレワーク環境のコラボレーションに効果的です。

box

boxは世界的に最も信頼されるクラウドストレージサービスのひとつです。法人向けに開発されたツールで、徹底してセキュリティにこだわっており、各国の政府や金融機関も採用しています。

Zoomミーティング中は常時接続なので、連携するツールのセキュリティレベルにも注意を要しますが、boxであれば安心です。有償版boxは容量無制限で、アクセス権限も詳細に設定できるので、Zoomミーティング中のファイル共有に重宝します。

モバイル閉域接続

Zoomは便利なツールですが、ミーティング参加の簡単さやインターネット接続・常時接続を要する点でセキュリティ上の懸念があります。イッツコムの「モバイル閉域接続」はVPNの仕組みを利用した通信サービスで、Zoomミーティングと組み合わせればセキュリティ強化が可能です。

PCやスマホに専用SIMを挿入するだけで、NTTドコモ・イッツコムの閉域網を経由して社内LANにアクセスできます。インターネット接続も社内LANを経由するので、Zoomミーティング中のログイン・ログオフやトラフィックの管理もできて安心です。

まとめ

Zoomミーティングはビジネスに必須のツールといえるほど利用頻度が高く、デスクトップ版だけでなくスマホ版の参加方法を把握しておくことはビジネス上の基礎知識となっています。イッツコムのモバイル閉域接続や有償版boxを組み合わせ、高セキュアかつ効率的にZoomミーティングを活用しましょう。

イッツコムはモバイル閉域接続・boxによるセキュリティ対策やワークフロー管理の他、ZoomやホットプロファイルによるWeb会議や営業支援、光回線やWi-Fi接続によるインフラ整備まで幅広いサービスを提供しています。ビジネス環境のトータルなアップグレードをお求めなら、多彩なサービスを自由に組み合わせられるイッツコムにご相談ください。