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クラウドサーバーを導入しよう!導入のメリットや成功のポイント

クラウドサーバーの導入を検討しているけれど、不安な点が多く導入に踏み切れないという方もいるのではないでしょうか。運用方法や費用対効果、自社環境との互換性など懸念点は多くあります。

クラウドサーバーの導入で得られるメリットと、懸念されがちなデメリットを事前に把握しておくことで、自社にとって最適な判断ができるでしょう。そこでこの記事では、クラウドサーバーを導入する利点や成功のポイントを解説します。

クラウドサーバーを活用する企業は増えている!

クラウドサーバーを活用する企業は増えている!

煩雑になりがちなサーバー運用の手間が不要で、社内の運用担当のリソースを別の業務にあてられるといった理由から、クラウドサーバーを活用する企業が増えています。

自社サーバーを運用するためには専門の知識を持った人材が必要です。社内リソースに限りのある中小企業などでは、サーバー運用を外部に委託することで余分なコストがかかっているというケースもあるでしょう。近年では、そのようなコストの削減や業務の効率化の面からも、クラウドサーバーが注目されています。

(参考:『クラウド型コンテンツマネージメント』)

クラウドサーバーを導入する6つのメリット

クラウドサーバーを導入する6つのメリット

クラウドサーバーには導入の手軽さやインフラコストの削減など、たくさんのメリットが存在します。なぜ導入すべきなのか整理し、重視したいポイントに優先順位をつけておくことで、クラウドサーバーの導入がより有意義なものになるでしょう。ここからは、クラウドサーバーを導入する6つのメリットを解説します。

(参考:『クラウド型コンテンツマネージメント』)

すぐに導入できる

クラウドサーバーには、各企業専用に構築してもらうプライベートクラウドと、アクセス権限を入手するだけで利用できるパブリッククラウドがあります。

パブリッククラウドであれば、利用する従業員ごとにアカウントを発行してもらうことですぐに使用できるので、導入までの時間が長くかかりません。導入にあたって既存の社内インフラを一旦停止する必要もないため、業務にも支障をきたしにくくなっています。初期費用が少なくて済むこともメリットです。

インフラコストが抑えられる

クラウドサーバーにはいくつかの課金体系がありますが、従量課金制のサービスを選択すれば運用コストを抑えられます。通信量に応じて料金が設定されているので、あまり利用しない月は利用料が安く済むからです。

また、クラウド上に構築されているサーバーにアクセスするだけで利用を開始できるため、高額な物理サーバーを購入する必要もありません。サーバーを運用・保守する従業員の人件費や、サーバーを動かす電気代の節約にもつながるでしょう。

社内の運用負担を軽減できる

物理サーバーの管理・運用には専門知識と高い技術力が必要です。定期的なメンテナンスやトラブル解決、セキリティ対策など、誰にでもできる作業ではありません。社内に適任者がいなければ、新たに採用したり、外部委託したりする必要があるでしょう。

クラウドサーバーであれば、サーバーの管理・運用において難しい知識が必要な部分をサービス提供業者に任せることができます。社内にリソースがなくても、負担を感じない運用が可能です。

容量などの拡張が容易

製品ごとにスペックが決まっている物理サーバーと異なり、クラウドサーバーは容量や機能の変更が容易です。利用プランを変更したり、サービスを追加したりするだけで容量の追加や機能の拡張がすぐに反映されるため、業務内容に応じて最適な環境を柔軟に選択できます。

クラウド環境のため、変更にともなう新たなソフトのインストールや設定などもほとんど必要がありません。必要と感じたタイミングに合わせて気軽にスペックを変更できるのもクラウドサーバーのメリットです。

BCP対策ができる

企業においては自然災害や事故など、不測の事態が生じても事業を継続させるためのBCP対策が必要です。ICT化が進んだ現代においては、情報を管理するインフラにおける対策は特に重要といえるでしょう。重要なデータのバックアップを保存した端末が、何らかの影響で起動できなくなる可能性もあります。

クラウド上にバックアップを取っておけば、インターネット接続が回復した時点で必要なデータを利用可能です。クラウドサーバーの優れたバックアップ性能は、BCP対策の観点からも有用といえます。

さまざまなデバイスからアクセスできる

クラウドサーバーは、パソコンに限らずタブレットやスマートフォンなどのさまざまなデバイスからアクセスできます。インターネット環境が整っていれば社外にいても利用できるので、外出先でも取引先や上司からの重要なメールをスムーズに確認可能です。

タブレットやスマートフォンからアクセスできれば、出張時にもわざわざ重いノートパソコンを持ち運ぶ必要がありません。グループウェアやチャットアプリを活用することで、社員同士のコミュニケーションや情報共有も円滑になります。

クラウドサーバーを導入する4つのデメリット

クラウドサーバーを導入する4つのデメリット

クラウドサーバーの導入には、いくつかデメリットも考えられます。よい面だけを把握していては、後にトラブルの原因にもなりかねません。デメリットもよく理解しておくことで、クラウドサーバーをより上手に活用できます。具体的なデメリットを4つ解説するので、しっかりと確認しておきましょう。

カスタマイズが限定される

クラウドサーバーは各事業者が構築したプラットフォーム上で運用するため、提供されているサービスの範囲内でしかカスタマイズできません。細部まで自社環境にあわせたサーバーを構築したいと考えている企業には物足りない可能性があります。利用できるアプリケーションなども限定されているので、事前の機能チェックが大切です。

セキュリティ対策も任せなければいけない

クラウドサーバーのセキュリティ対策はサービス提供事業者が実施します。セキュリティポリシーも事業者側の基準に準じているため、自社の定めるセキュリティポリシーに見合わないものは利用が難しいでしょう。

取引先や顧客との信頼関係を維持するためにも、自社の求めるセキュリティレベルを満たしたサービスを慎重に選ばなければなりません。

(参考:『クラウド型コンテンツマネージメント』)

自社で障害対応ができない

クラウドサーバーを利用しているときに通信障害が起こったら、カスタマーセンターに確認するか、営業担当者に連絡する流れが一般的です。しかし、サービス提供事業者の状況によっては対応に時間がかかる可能性があります。自社で障害に対応したり、原因究明をしたりできないため、導入前にサービスの品質をしっかり見極めましょう。

インターネット環境が必須になる

クラウドサーバーを利用するにはインターネット環境が必要です。地下鉄などの電波が届きにくい場所や、インターネット速度が遅い地域では本来の性能を発揮できない可能性があります。

クラウドサーバーを利用している端末を長くオフライン環境に置いておくと、セキュリティ上の懸念も出てくるので注意が必要です。

知っておきたい!クラウドサーバー導入の失敗例

知っておきたい!クラウドサーバー導入の失敗例

「せっかくクラウドサーバーを導入したけれど、機能やコストが見合わずに後悔した」というケースは少なくありません。ここからは、よくある失敗パターンやその原因をご紹介します。

事例を参考にすることで同様の失敗が避けられるだけでなく、自社に適したクラウドサーバーを選択するうえでも役立つでしょう。

性能や機能が自社と合わなかった

価格のみにフォーカスして選択した際に起こりやすいのが、通信速度不足や自社システムとの相性が悪いことで起こる不具合です。たとえば、あまりに通信速度が遅いと業務が滞るなどの支障が出たり、本来の機能を利用できなかったりするケースがあります。

「安い」だけにこだわらず、自社の業務内容に適した性能を持ち、既存システムとの互換性が高いサービスを選びましょう。

コストが削減できなかった

初期費用の低さのみに釣られてクラウドサーバーを導入すると、従量課金のタイプでは逆にコストがかさむケースもあります。月によって通信量に大きなバラつきがない、通常業務における通信量が多い、という企業では定額タイプが安心です。初期費用だけでなく、長い目で見てコストが低いサービスを選ぶことをおすすめします。

十分なサポートが受けられなかった

事業者によってはサポートを重視していないケースや、手厚いサポートには別途有償プランへの加入が必要というケースなどもあります。サーバー障害を起こした際に十分なサポートがなかったために業務が停止してしまい、損失へつながる可能性もあるでしょう。導入後のサポートが充実しているかどうかも重要な見極めポイントです。

クラウドサーバー導入を成功させるためのポイント

クラウドサーバー導入を成功させるためのポイント

クラウドサーバーの導入を成功させるには、導入前におさえておくべきポイントがあります。スペック、料金体系、サポート内容など、クラウドサーバー選びで重要となるポイントを知っておけば、自社に最適なサービスを見極める助けになるでしょう。

自社に合ったサービスを選ぶ

利用したいクラウドサーバーが、自社の既存インフラや事業内容に合っているかは非常に大切です。システム同士の相性がよくないと、トラブルを起こす原因になってしまいます。

できれば、事業規模に合わせて容量や機能を適宜追加・削除できるタイプがよいでしょう。過不足のないものを利用するのが円滑な利用のポイントです。

サーバー運用のコストを理解する

クラウドサーバーは、初期費用だけでなく、運用コストも含めたトータルコストを理解したうえで導入することが大切です。初期費用は安くても、運用コストが高額なために費用対効果が低くなってしまうこともあります。

料金体系も重要なポイントです。平均的な通信量や利用方法に合わせて、従量課金制か定額制かどちらがよいか判断しましょう。

安定した運用とサービスの充実で選ぶ

サポート体制やセキュリティ対策もしっかりと確認することをおすすめします。サポートはサービスをスムーズに利用するために重要であり、セキュリティは企業としての信頼そのものです。

懸念されるトラブルへのサポートが充実しているか、自社の求めるセキュリティレベルを満たしているかをチェックし、安定して運用が見込めるサービスを選択しなければなりません。

boxには法人に適したサービスが充実

boxには法人に適したサービスが充実

「box」は、企業での利用に適した充実のサービス内容が魅力です。高度なセキュリティ対策や管理機能、利便性の高いアプリケーションなどにより、業務の効率化をサポートします。

チュートリアルや管理者向けセミナーといった安心のサポートもあわせてご紹介するので、ぜひ導入後の利用方法や管理方法などをイメージしながらご確認ください。

レベルが高いセキュリティ

「box」のセキュリティは、国家機密情報の保護にも用いられるほどハイレベルなものです。情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格である「ISO27001」だけでなく、米国のクラウドセキュリティ標準にも準拠しています。

40以上の政府機関や金融業界、医療業界など、世界中で8万社以上の企業に採用されていることが、信頼性の高さの証です。

さまざま利用シーンに応用できる

「box」のクラウド上に保存したさまざまなファイルは、社内・社外にかかわらず、さまざまなデバイスから管理できます。

また、ファイル管理だけでなくWeb会議やチャットなどのコミュニケーションアプリも共有可能です。状況に合わせて最適な使い方を実現できる汎用性の高さによって、どのようなシーンでもより効率のよい業務をサポートします。

チュートリアルや管理者向けセミナーもある

利用に際して疑問が出てきた際や、より効率的な運用をしたいという場合、「box」ではチュートリアルを使用してさまざまな操作方法を習得できます。

管理者の方向けにはセミナーも開催しているので、機能を最大限に活かした運用が可能です。技術に関してのコミュニティサイトや各種問い合わせ窓口も設置し、万全のサポートをご用意しています。

容量も利用人数も無制限でコスパよし!

「box」のビジネス向けプランはストレージ容量およびユーザー数を無制限にすることで利用価値を高めています。また、ユーザー数に応じて料金を支払うので、余分な出費もせずに済みます。

(参考:『クラウド型コンテンツマネージメント』)

まとめ

まとめ

クラウドサーバーの導入は自社のインフラ環境や通信量、希望の運用方法などに合わせて適したサービスを選ぶことが成功の鍵です。メリット・デメリットをきちんと理解して、トータルコストやサポート内容を把握したうえで導入しましょう。

「box」なら、信頼のセキュリティとコストパフォーマンスに優れた料金体系、安心のサポートによって最適なサービスを提供します。クラウドサーバーをご検討の際には、ぜひイッツコムまでお問い合わせください。

(参考:『クラウド型コンテンツマネージメント』)