1. コラム
  2. コラム
  3. ファイル共有ソフトってどんなサービス?知らないと怖い注意点を紹介

ファイル共有ソフトってどんなサービス?知らないと怖い注意点を紹介

自由に情報を共有できるファイル共有ソフトは、個人だけでなく多くの企業でも利用しています。一方で利用者の中には、ファイル共有ソフトにはどのようなリスクがあるのだろうかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ファイル共有ソフトについて紹介します。この記事を読むことで使用する際の注意点が分かるでしょう。データを安全に共有する方法も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。


box クラウドストレージ初心者必見!

オンラインでデータをやりとり!「ファイル共有ソフト」とは?

ファイル共有ソフトがあることは理解しているものの、どのように使用するのかわからない方が多く見られます。

ビジネスの世界では情報共有が欠かせません。複数のユーザーが情報をすばやく共有することで仕事を効率よく行えます。ここでは、情報共有に大きく関連するファイル共有ソフトの概要についてまとめました。

ファイル共有ソフトの概要

ファイル共有ソフトとは、インターネットを利用して不特定多数の人とファイルのやり取りをするためのソフトです。

共有とは一緒に使用するという意味があり、画像・動画・文章などを複数のユーザーで使用することを意味しています。ファイル共有ソフトを導入すると、同じ共有ソフトを使用しているユーザーとのやり取りが可能です。ファイルのやり取りは、インターネットを介して行うので世界中のユーザーとやり取りができます。

P2Pファイル共有ソフトの概要

世の中にはさまざまなファイル共有ソフトがありますが、中でも多く使用されているのがP2Pファイルです。P2PとはPeer-to-Peerを省略したもので、対等な立場で情報を交換するという意味を含んでいます。

従来の通信技術では、データを保管しているホストコンピューターが存在し、ユーザーはホストコンピューターにアクセスすることでファイルの共有を行なっていました。しかしP2Pファイルでは公開したファイルにインデックス情報を登録することで、ホストコンピューターへアクセスをせずにファイルの共有ができるのです。

P2P型はいくつかの種類に分類される

P2P型のファイル共有ソフトの通信方式は3種類あり、それぞれの特徴を知っておくことが大切です。

・ピュアP2P
ピュアP2Pとは、所在情報を保有するインデックスサーバーを持たずに情報の共有をする通信方式です。

・ハイブリッドP2P
ハイブリッドP2Pは、ホストコンピューターのような決まったサーバーが存在し、ユーザーが問い合わせることでファイルを共有できる通信方式です。ただし、従来の通信方式とは異なり、あくまでも情報の存在場所を分かりやすくするためにサーバーを設けています。

・スーパーノード型ハイブリッドP2P
ハイブリッドP2Pと同じ通信方式ですが、高い処理能力を有したノードがデータの検索や保持などを担当しています。そのため、ハイブリッドP2Pよりもより快適にファイルの共有ができるでしょう。

ファイル共有ソフトを使用する際の注意点


ファイル共有ソフトは、ユーザー同士でデータのやり取りが簡単にできるので便利でしょう。一方でファイル共有ソフトを利用するには注意も必要です。

ここではファイル共有ソフトを使用する際の注意点を5つ紹介します。注意点の中には、大切な情報が漏えいする大きなトラブルにつながるものもあるので一読しておきましょう。

ウイルス対策を行う

ファイル共有ソフトを使用する際には、ウイルスに注意しなければなりません。ファイル共有ソフトは自動的にファイルの送受信をするので、ウイルスが含まれたファイルを受け取ってしまうこともあります。その結果、コンピューターに保存してあった大切な情報が削除されたり、設定が変更されたりする可能性があるでしょう。

ウイルスの侵入や感染を防ぐには、ウイルス対策ソフトのインストールが必須です。ただしウイルスは常に進化しているので、定期的に更新できるタイプをおすすめします。

セキュリティに不安が残る

ファイル共有ソフトを使用するときには、データの漏えいにも注意が必要です。ファイル共有ソフトの中には、大切なデータをインターネット上に公開させてしまう危険性があります。

一度公開してしまったデータを取り戻すことは難しく、企業にとっては大きな損失になるので注意が必要です。ウイルスの対策を施しておくのはもちろんのこと、情報を誤って公開しないように細心の注意を払ってファイル共有ソフトを扱うようにしましょう。

著作権侵害となる可能性がある

ファイル共有ソフトを使用するときには、著作権にも注意が必要です。著作権とは作品を作った人が有する権利であり、音楽や映像、画像や原稿には著作権が発生します。

侵害するつもりがなくても、情報を公開すれば著作権の侵害に当たるので注意しましょう。また著作権を侵害すると理解した上で、ファイルをダウンロードした場合でも同罪として扱われます。

ファイル共有ソフトを使用すると、画像やデータを大量にアップロードする可能性があるので注意が必要です。漏えいしてはいけない情報や著作権に関わる情報を誤って公開した場合、不特定多数のユーザーにアップロードされる可能性があります。

一度アップロードされた場合には、すべてを回収するのはほぼ不可能です。また共有ファイルからダウンロードした場合には、自分のコンピューターからダウンロードしたことになるので注意しましょう。

安全に使うためにはセキュリティ対策が必要

ファイル共有ソフトを利用すれば、ユーザー間でのファイルのやり取りが簡単にできます。素早く情報を交換するときには便利でしょう。

一方でオンラインストレージを介していないので、利用するユーザーやファイルの管理者、アップロードした情報をコントロールできる人が存在しません。セキュリティは万全ではないので法人で利用するにはリスクが高いでしょう。

法人で大切なファイルを共有するには、よりセキュリティ対策が整ったサービスの利用をおすすめします。

オンラインストレージなら高セキュアな「box」がおすすめ!

企業が大切なファイルを共有するには、高セキュリティなオンラインストレージがおすすめです。国内にはさまざまなオンラインステージがありますが、便利さと安全性で考えるならイッツコムの「box」が良いでしょう。

ここでは「box」がおすすめといえる理由を3つ紹介します。企業でオンラインストレージを検討する際の参考にしてください。

容量無制限で120種類を超えるファイル形式に対応

「box」はクラウド上でデータ共有ができるストレージサービスですが、容量無制限での利用が可能です。そのため容量の大きなファイルも問題なく共有できます。そのため、大量の情報を扱う企業にも適したサービスといえるでしょう。

また「box」では120種類を超えるファイル形式に対応しています。WordやPowerPoint はもちろんのこと、特殊なファイルも共有が可能です。さまざまなファイルに対応しているので、情報共有もスムーズに行えるでしょう。

1か所でファイルを共有し共同編集が可能

一般的なファイル共有サービスは、複雑な操作をせずにファイルを共有できるというメリットがあります。一方でどこに必要な情報があるのかが分からなくなり、業務が混乱するというデメリットもあるので注意しなければなりません。

「box」なら1か所でファイルを共有するので、どこに必要な情報があるのかが分かります。加えて共同編集が可能なので、スムーズに業務を続けられるでしょう。さらに編集時のリアルタイム通知の機能もあるので、大切な情報を保護できます。

マルチデバイスに対応

企業によってはファイルの閲覧や編集を社内だけでなく外出先でも利用することがあるでしょう。そのような場合、スムーズに業務を進めるためにパソコン以外での端末でも利用したいものです。

「box」ではアプリ利用にも対応しています。パソコンに加えてモバイル・タブレットからも利用が可能です。さらにインターネットのようなオープンなネットワークだけでなく、モバイル閉域接続のイッツコムのサービスにも対応しています。そのため、大切な情報を安全に共有できるのです。

「モバイル閉域接続」と併用して通信をもっと安全に!


近年は、生産性の向上のためにシェアオフィスや自宅など、場所にとらわれない働き方を推進する企業が増えてきました。

イッツコムでは、セキュリティと自由な働き方を両立させるための「モバイル閉域接続」のシステムを提供しています。ここでは「モバイル閉域接続」のメリットを3つ紹介しているので参考にしてください。

専用SIMでセキュリティ確保

情報を外部に漏らさずにやり取りするにはフリーWi-FiではなくVPNなどの仮想専用線を用いることが重要です。しかしVPNには、アクセスが集中する時間帯には送受信のスピードが遅くなるというデメリットがあります。加えてVPNについても一般回線を利用しているので情報が漏れるというリスクがあるので注意が必要です。

「モバイル閉域接続」は専用のSIMで経路を判別するので、通信速度が遅くなるという不安を取り除けるでしょう。登録されていないデバイスでは利用不可となっており、セキュリティも万全です。

インターネットを経由しないセキュアなネットワーク

万全なセキュリティ対策を取っていても、情報が漏えいする危険はあります。インターネットでは不特定多数の人が利用しているので、いつでも情報を狙われる可能性があるでしょう。

「モバイル閉域接続」では、インターネットとは分離したネットワークを使用しており、通信の存在自体が外に漏れることがないのでいつでも安全に利用できるでしょう。

社外でも社内セキュリティポリシーが適用可能

「モバイル閉域接続」では、社外でのインターネットを利用した検索にも社内LANを経由しています。不特定多数による使用がないので、いつでも安心してインターネットを利用できるでしょう。また通信が安定しているので、快適な状況での利用が可能です。

ログ取得やセキュリティポリシーの保持が可能となっているので、限られた人だけが必要なときのみの利用もできます。また不正な改ざんからも保護できるので、安全に利用できるでしょう。

まとめ

ファイル共有ソフトであればユーザー同士が自由にデータをやり取りできますが、情報の漏えいに関するリスクがあります。企業が利用する場合には、十分な注意が必要でしょう。

イッツコムの「box」では、1か所でファイルを共有できるので、いつでも安心して利用できます。加えて「モバイル閉域接続」のサービスを利用すれば、万全なセキュリティ対策を施しているので安心です。安全で快適なファイルの共有を望んでいる方は、ぜひイッツコムのサービスをご検討ください。