ポケトークの使い方と便利な機能を解説!用途に合う機種選びも
POCKETALK(ポケトーク)は、74言語の音声・テキスト翻訳と11言語のテキスト翻訳に対応する高性能な通訳・翻訳デバイスです(2023年6月時点)。海外旅行・出張はもとより、外国人との商談や接客に利用してみたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ポケトークの使い方を基本・応用を含めて詳しく解説します。用途に合う機種選びや役立つシーンも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ポケトークの基本的な使い方
ポケトークの使い方はシンプルですが、正確な翻訳を得るためには少しコツがいることもあります。迷わずスムーズに利用できるよう、まずは基本的な使い方を予習しましょう。
言語選択と翻訳の手順
ポケトークで言語を選択し、翻訳するための基本的な手順は簡単です。まず、電源ボタンを3~4秒長押しして起動します。画面に「POCKETALK」のロゴが表示されたら、話す言語と翻訳先の言語を選択してください。
後は、ボタンを押しながらマイクに向かって話すだけです。話し始めから終わりまで押し続けてください。途中で離してしまうと、文章が途切れてしまいます。話し終えてボタンを離すと、音声が文字に変換され、選択した言語に翻訳されて表示されます。
相手に話してもらうときも、基本的な操作は同じです。
音声入力のコツ
ポケトークはノイズキャンセル機能を搭載しているとはいえ、できるだけ周囲の雑音が入らないように気を配ることが大切です。
マイクに向かって話しかけるときは、はっきり・ゆっくりを心がけましょう。このとき、主語を省略したり、述語の位置がおかしかったりすると、翻訳が正しく行われない可能性もあります。
例えば、「その店はどこですか?」と言うべきところを「どこですか?」とだけ言った場合、翻訳結果が不完全になる可能性があります。また、方言やスラングよりも標準語に近い形で発話するほうが、より正確な翻訳を得られます。
翻訳結果の表示と活用方法
翻訳結果はポケトークの画面に大きく表示されるので、すぐに内容を確認できます。また、テキストだけでなく、音声でも再生されます。相手の言語でそのまま話しかけられるので、現地の人とのコミュニケーションがよりスムーズに進むでしょう。
さらに、翻訳結果は履歴に保存されるので、後で確認したり、覚えておきたいフレーズを「お気に入り」に登録しておくことが可能です。
ポケトークの便利な機能
ポケトークには、旅行先やビジネスシーンで大活躍する便利な機能が満載です。ここでは、カメラ翻訳、お気に入りフレーズ登録、学習支援の3つの機能に焦点を当て、それぞれの使い方や活用方法を具体的に紹介します。
カメラ翻訳機能の使い方
ハイエンドモデルである「ポケトークS」「ポケトークS Plus」に搭載されているカメラ翻訳機能は、カメラで文字を撮影するだけで、56言語(2023年6月現在)を自動で認識し、瞬時に翻訳してくれる便利な機能です。
例えば、海外のレストランでメニューを見たときに現地語が分からなくても、ポケトークのカメラ翻訳を使えば、メニューを撮影するだけで日本語に翻訳してくれます。さらに、翻訳結果をタップすると、46言語では元の言語の発音も確認できます。店員に注文するときに大いに役立つでしょう。
交通機関を利用するときにも、このカメラ翻訳機能は役立ちます。駅の案内表示やバスの行き先表示を翻訳できるので、迷うことなく目的地にたどり着けるでしょう。
お気に入りフレーズの登録と呼び出し
お気に入りフレーズの登録と呼び出し機能は、ポケトークをさらに効率的に活用するための便利なツールです。
例えば、レストランでよく使う注文のフレーズをあらかじめ登録しておけば、すぐに呼び出してスムーズに伝えることができます。アレルギーのある食材を避けたいときなども、事前に登録しておくと安心です。
交通機関の利用時にも、目的地やチケットの種類など、頻繁に使うフレーズを登録しておけば、コミュニケーションがスムーズになるでしょう。買い物の際も、値段やサイズ、色などの質問をあらかじめ登録しておくことで、店員とのやり取りがより簡単になります。
学習支援機能の活用方法
ポケトークの学習支援機能は、語学学習に大きな力を発揮します。
ハイエンドモデルに搭載されている「AI会話レッスン」では、英語や中国語で実際の会話のように練習でき、発音やリスニングのスキルを自然に磨くことができます。また、カメラ翻訳機能は街中や教科書のテキストを瞬時に翻訳し、すぐに理解する助けになります。
さらに、再翻訳・逆翻訳機能を使って自分の発音が正しいか確認したり、スピード調整機能で発音速度を自分の学習ペースに合わせることが可能です。
他に、下記のような応用も可能です。
- 外国語のテキストや資料をカメラ翻訳で内容を理解させ、単語の発音を再翻訳機能で確認しながら練習する
- 英語の動画を見ながらポケトークで日本語訳を表示させ、リスニング力を鍛える
- ポケトークの音声認識機能を使って英語で話しかけ、スピーキング力を上げる
ポケトークの機種比較と選び方
ポケトークには、「W」「S」「S Plus」の3つの機種があり、それぞれ特徴が異なります。カメラ翻訳機能の有無や画面サイズ、重さなどを比較し、用途や予算に合わせて選ぶのがポイントです。また、バッテリー持続時間も機種によって差があるため、合わせて確認しておくとよいでしょう。自分なりの優先事項を明確にして、ポケトークの使い方に最適な1台を見つけましょう。
ポケトーク「W」「S」「S Plus」の違い
ポケトークには、用途やシーンに応じて3つのモデルがあります。
ポケトークWはエントリーモデルで、カメラ翻訳機能がありませんが、長時間バッテリーと2つの物理ボタンでシンプル操作が特徴です。
ハイエンドモデルのポケトークSは、カメラ翻訳機能やAI会話レッスン機能を備え、軽量で持ち運びやすいモデルです。
さらにハイエンドモデルのポケトークS Plusは、3.97インチの大画面で、スピーカーも強化されており、接客やビジネスシーンに最適でしょう。
それぞれのモデルは、翻訳性能は同じですが、画面サイズや機能の違いがあるため、使用シーンに応じて選ぶとよいでしょう。
ポケトークW | ポケトークS | ポケトークS Plus | |
---|---|---|---|
幅 | 約59.8mm | 約53.8mm | 約65mm |
厚み | 約15.8mm | 約11.5mm | 約11mm |
高さ | 約110mm | 約91.6mm | 約123mm |
重量 | 約100g | 約75g | 約125g |
画面 | 2.4インチ | 2.8インチ | 3.97インチ |
解像度 | 320×240px | 640×480px | 800×480px |
連続待受時間 | 約240時間 | 約132時間 | 約192時間 |
連続翻訳時間 | 約420分 | 約270分 | 約330分 |
充電時間 | 約135分 | 約105分 | 約130分 |
自分に合った機種の選び方
ポケトークの機種選びは、用途に応じて慎重に行うことが大切です。例えば、カメラ翻訳機能が必要な場合は、「ポケトークS」や「S Plus」が最適です。特に「S Plus」は、画面が大きく長時間の使用に適しており、接客やビジネスシーンに向いています。
一方、「ポケトークW」は、カメラ翻訳が不要で、コストを抑えたい方に向いたモデルです。また、Wi-Fiがない環境でも使いたい場合は、SIMカードが内蔵されているグローバル通信付きモデルを選ぶと便利です。
それぞれの機能や使用目的を考慮して、自分に最適な1台を選びましょう。
ポケトークはビジネスシーンでも役立つ
ポケトークは、あらゆるビジネス場面や外国人対応において、効果的なコミュニケーションをサポートします。
例えば海外出張時には、取引先との円滑な意思疎通を図り、商談やプレゼンテーションでも言語の壁を超えた正確なメッセージの伝達が可能です。
また、外国人観光客を接客する場面でも役立ちます。例えば、レストランやホテルでの接客時、ポケトークを使えば迅速で正確な対応ができ、良い印象を与えることが可能です。さらに、国際展示会などの場でも、世界中の来場者とスムーズな交流が図れ、名刺交換や自己紹介にも活用できます。
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ホテルなどの宿泊施設、スポーツジムなどの受付業務、飲食店、自治体や役所など、さまざまな利用シーンでご活用ください。
まとめ
ポケトークの使い方は非常にシンプルです。電源を入れ、対象言語を選択し、ボタンを押したままマイクに話しかけるだけで、スムーズに翻訳してくれます。カメラ翻訳機能やAI学習など、便利な応用機能もあるため、語学学習はもちろん、ビジネスシーンでも大いに活用できるでしょう。
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