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光回線に必要なものって何?回線がつながるまでの工程と注意点

インターネットの通信速度に不満がある方は、この機会に光回線の導入を考えているのではないでしょうか。とはいえ、簡単に変更できるサービスではありません。早くインターネット環境を整備したいのであれば、事前に準備しておくことで導入までの期間を短縮することができます。

そこでこの記事では、光回線がつながるまでの工程や注意点を詳しく解説します。光回線を開通させる工事内容を把握すれば、導入に必要なものも見えてくるでしょう。

光回線の導入に必要なものは大きく4つ

光回線を導入する際に必要なものが大きく4つあります。ひとつは、回線業者と契約し、適切なプランを選択することです。光回線を使うためのパソコン周辺機器も用意しなければなりません。プロバイダとの契約や、開通工事も必要です。それぞれ詳しく解説します。

光回線

導入にあたって欠かせないのが「光回線業者との契約」です。回線業者すべてが光回線を提供しているわけではありません。業者によって契約プランは異なります。料金に差が生じるのは、主に回線の速度によるものです。回線速度が速ければ利便性は高まります。回線速度によってどのようなサービスを楽しめるのか、以下の表にまとめました。

1Mbps~30 Mbpsホームページやブログの閲覧、テキストを中心としたメールの送受信など
30 Mbps~100 Mbps画像のあるホームページの閲覧や、画像つきのメール送受信など
100 Mbps~500 Mbpsネットショッピングや、動画の閲覧、音楽の視聴など
500 Mbps~1 Gbps動画や音楽のダウンロード、高画質な動画の視聴、大容量データの送受信や共有など

1Gbps=1,000Mbpsです。光回線といっても、最大通信速度には差があるため、自身に合ったプランを選択しましょう。

パソコン周辺機器

光回線を利用するためには、さまざまなパソコン周辺機器が必要です。4つの必要な機器と、それぞれの役割をまとめました。

ONU(光回線終端装置)自宅に引き込んだ光回線とパソコンなどの機器とを接続し、「光信号」と「電気信号」を変換する
モデム主にADSL回線で使う機器。集合住宅で光回線を利用する場合、必要になることがある
ルーターひとつの回線で複数の端末をインターネットに接続できる機器
光回線専用のルーターが必要。Wi-Fi接続に対応しているモデルもある
LANケーブルONU・モデム・ルーターなど各端末間をつなぐケーブル

プロバイダ

プロバイダとの契約も必要となります。プロバイダは、回線業者と混同されがちです。回線業者は、インターネット回線そのものを提供している業者を指します。プロバイダは、インターネットに接続するサービスを提供している業者です。

光回線かどうかにかかわらず、インターネットを利用する際にはこれら2つの業者と契約を交わさなければなりません。回線業者がプロバイダを兼ねている場合は、窓口1つで契約が可能です。

開通工事

光回線は有線のため、サービスを利用するには開通工事が必要となります。電線や電柱・地中を通っている光回線を家まで引き込む工事です。

一戸建ての場合、電話線と同じように電柱から光ファイバーケーブルをエアコンの通気口や、壁に小さな穴を開けるなどして宅内に引き込みます。集合住宅の場合も同じです。ただし、最近のアパート・マンションではすでに共用部分や各部屋まで引き込まれているケースが多く見られます。

光回線の工事で準備すること

光回線の契約を済ませたら、開通工事です。どこに光ファイバーケーブルを通すか決める必要があるため、業者と打ち合わせしなくてはなりません。場合によっては壁に穴をお開けることもあるので、工事の際は立ち会う必要があります。ここで、工事の前に準備することを事前に確認しておきましょう。

スケジュールを打ち合わせする

まずは、工事のスケジュールを決める必要があります。工事は予約が必要なため、スケジュールには余裕を持つことが大切です。特に週末は、数週間先まで予約で一杯ということも珍しくありません。工事料金も、週末料金が設定されていることがあります。平日は予約も取りやすく、料金も安く抑えられるのが一般的です。

工事する場所を打ち合わせする

一戸建ての場合、考えなくてはいけないのが、電柱から引っ張ってきた光ファイバーケーブルをどこから引き込むかです。一般的には、エアコンのダクトを使うケースが多いでしょう。ただし、中にはそのような隙間を使えない場合があり、新たに壁に穴を開けなければなりません。どのようにケーブルを引くか、しっかり打ち合わせをしておきしましょう。

光回線開通工事の内容

光回線の開通工事の内容は、一戸建かマンションのような集合住宅かによって違います。一戸建ての場合には、主に電柱からケーブルを引っ張ってくるという工事です。マンションの場合には、どのようなインターネット環境が構築されているかによります。光回線がまったく導入されていなければ、大掛かりな工事になるでしょう。それぞれ詳しく見ていきます。

戸建の場合

新規で光回線を利用する場合は、電柱や電線を通るケーブルを家の中まで引き込むという工事が必要です。工事の工程を見てみましょう。

1.住宅のどこからケーブルを引き込むかを確認する(必要に応じて壁に穴を開ける)
2.主に電柱から光ファイバーケーブルを自宅の中に引き込む
3.引き込んだケーブルを配線する

基本的には、まず屋外での作業をし、ケーブルが引き込めたら屋内で作業するという流れです。屋外での作業は、30分程度の時間を見ておきましょう。

家の中での配線工事では、光コンセントと呼ばれるコンセントを壁に設置します。光回線が通過できる専用のコンセントです。その後ONU(光回線終端装置)に接続すれば、工事は終了となります。ケーブルの設置は業者の仕事です。ONUやルーターの設定は、ユーザー自身がすることになります。

マンションの場合

マンション自体に光回線が導入されていない場合は、一戸建てのときと同じような作業工程となります。まず、マンションの共有スペースに光ファイバーケーブルを引き込み、そこから各部屋へ分配するのが一般的です。各部屋へケーブルを引いたあとは、光コンセントを設置すれば、光回線が使えるようになります。

最近のマンションは、光ファイバーケーブルが共有部分まで引かれているケースが多いのではないでしょうか。その場合には、屋外の工事は必要ありません。光回線を利用する部屋にケーブルを引き込み、光コンセントを設置するだけで完了します。

光回線の工事で注意すること

インターネットの開通工事には繁忙期があります。この時期と重なると、開通まで1か月以上かかることも珍しくありません。賃貸住宅などに住んでいる方も注意が必要です。壁に穴を開けることがあるため、大家さんの許可を得なければなりません。光回線の工事のおける注意点をまとめました。

繁忙期は開通まで時間がかかる

インターネット工事の依頼が多くなる時期には、契約してすぐにインターネットが得られるとは限りません。一般的に繁忙期は以下の通りです。

・新年度:3月~4月
・引っ越しの時期:3月~5月、夏休み
・年末年始:12月~1月

特に新年度を迎えるタイミングである3月・4月は要注意です。初めてひとり暮らしをする若者や新社会人などによって需要が高まり、予約が取れないこともあります。この時期は、工事まで1か月待ちということも珍しくありません。繁忙期と重なってしまう場合は、早めの予約がおすすめです。

賃貸は大家さんの許可が必要

住居が賃貸の場合、光回線を引くのに大家さんの許可が必要です。建物の構造によっては壁に穴を開ける工事が必要になります。しかし、大概の賃貸契約では改造改築が認められていません。小さな傷でも修繕費を求められるのが一般的です。

ただし、必ずしも許可が降りないというわけではありません。傷つけても支障がない場所であればという条件で、回線工事が認められることもあります。賃貸住宅を利用している方は、契約する前に大家さんと相談しましょう。

工事が延期になることがある

工事が延期になる可能性があることも、頭に入れておきましょう。予定されていた工事が延期されるケースはいくつかあります。ひとつは天気です。開通工事は屋外での作業があるため、危険と判断されれば延期されます。

もうひとつは建物の形状などにより、その日のうちに工事を完了できない場合です。新たな工事方法の検討や、機材の準備などが生じれば延期となります。予備の日程をもっておくと安心でしょう。

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まとめ

光回線は、どの程度の通信速度が必要なのか、用途に合わせて選ぶことが必要です。また、導入するにあたっては、開通工事は避けて通れません。いつ工事をするのか、ケーブルをどのように室内に引き込むのかなど、慎重に検討しましょう。

イッツコムの高速かつ安全な光回線接続サービスは、窓口ひとつで導入可能です。開通工事は、建物の構造に合わせて事前に調査した上で、お客様のご希望の日時で作業いたします。光回線の導入を検討しているなら、ぜひお気軽にイッツコムにご相談ください。