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回線を高速化する!回線速度が遅い原因と対策&企業向けサービス

ビジネスシーンでよりスムーズにネットワークサービスを利用するためには、回線速度の高速化が重要です。現在の通信速度に不満を抱いており、改善方法を知りたい方もいるのではないでしょうか。

改善方法を知るためには、回線速度が低速になる原因を知ることが大切です。原因を特定できれば、適切な対策ができるでしょう。そこでこの記事では、回線速度が低速になる原因や対策を詳しく紹介します。

回線速度を高速化するためのチェックポイント

回線速度を高速化するためには、まずは遅くなっている原因を探るところから始めましょう。ここでは、周辺機器・パソコンなどの端末・光回線自体の3つに分けて、チェックするべきポイントとその理由を簡単に紹介します。

周辺機器を見直す

回線速度を改善するためには、周辺機器の見直しが大切です。周辺機器とはルーターやLANケーブルなど、インターネットにつなぐ為に欠かせない機器のことを指します。これら周辺機器の性能や状態によっては回線速度が遅くなる原因となることもあるため、注意が必要です。

パソコンなどの端末を見直す

周辺機器とともに見直しておきたいのが、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの端末です。パソコンのOSがWindows98やXPなど古い場合、せっかく光回線を使用していても最新のインターネット環境に対応できない可能性があります。

また、最新機種であってもメモリを多く占有するようなアプリケーションを使用し過ぎていれば、回線速度を遅らせる原因になるため注意が必要です。

光回線自体を見直す

周辺機器や端末を見直しても回線速度が気になる場合、光回線自体を見直す必要もあります。もともと回線速度の遅い光回線を選んでいると、他の要素を改善しても十分な速度が得られないでしょう。

また、特定の時間だけ回線速度の遅れが気になるのであれば、ユーザーのアクセス集中が原因かもしれません。その他、回線やプロバイダの通信障害も疑ってみるとよいでしょう。

回線速度が高速化されない原因と対策【周辺機器編】

チェックポイントのひとつであるLANケーブルやルーターといった周辺機器は、規格が古くないかのチェックが欠かせません。ここでは、周辺機器における低速化の原因について紹介します。原因を知った上で、LANケーブルやルーターを新しい規格に変えるのはもちろん、場合によっては使用中のルーターを再起動するだけでも回線速度の改善に有効です。

LANケーブルの規格が古い

まずはLANケーブルの規格が古くないかを確認しましょう。LANケーブルには、カテゴリー5からカテゴリー7までさまざまな規格があります。数字が上がるにつれて新しい規格となるLANケーブルは、カテゴリー5や5eといった古い規格の場合、高速通信に適していないものもあるため注意が必要です。

使用しているLANケーブルの規格をチェックし、カテゴリーが古い場合にはカテゴリー6以上のものに交換しましょう。

ルーターに不具合が生じている

急に通信速度が下がった場合、一時的なルーターの不具合や処理能力の低下が原因かもしれません。ルーターが熱を持ち過ぎるのも、通信速度が下がる原因のひとつです。このような場合には、一度スイッチを切る、あるいは電源プラグを抜いてルーター本体の電源を落として十分な時間を置いた後、再度電源を入れて起動すれば改善することもあります。

ルーターが古い

無線LANを使っている場合は、ルーターによって対応している通信規格が異なるため確認しましょう。通信規格は11b・11g・11a・11n・11acの順で最大通信速度が速くなります。高速通信できるように、最新の通信規格に対応したルーターに変えるのも有効な対策方法のひとつです。

古いルーターを使っていることで十分な速度が出ていないことが分かれば、通信速度の速い11acや11nに対応した機種に変えましょう。ルーターを変えることで、驚くほど大きな違いを実感できるかもしれません。

回線速度が高速化されない原因と対策【端末編】

周辺機器に次いで、パソコンなどの端末が原因で回線速度が遅くなっているケースもあります。ここでは、端末が原因となるケースを見ていきましょう。パソコンのOSやブラウザは最新であるかをチェックするとともに、キャッシュが溜まっている場合には削除するなど、端末を高速化しやすい環境に整えることが大切です。

パソコンのOSが最新でない

パソコンなどの端末をチェックする際、まずはOSが最新かどうかを確認しましょう。Windows7や XP、VistaなどのOSは、すでにマイクロソフトのサポートが終了してしまっている状態です。

まだサポートが継続しているWindows8.1やWindows10を使っている場合でも、回線速度を高めるためには最新の状態に更新することが欠かせません。きちんとWindows Updateを実行しながら、常にOSを最新にすることが大切です。

パソコンにキャッシュが溜まっている

たとえOSが最新であっても、端末にソフトウェアやアプリケーションなどのキャッシュが溜まった状態では、どうしても動作が遅くなってしまいます。動作が遅くなるだけでなく、回線速度も遅くなる可能性があるため注意が必要です。

また、キャッシュが溜まるとメモリ不足の原因にもなるため、不要なキャッシュは削除しましょう。その他、メモリを増設したり、メモリの解放アプリをインストールしたりといった対策もおすすめです。

ブラウザが古い

端末をチェックする際には、OSが最新かどうかと同じように、古いブラウザを使っていないかも確認してください。古いブラウザの場合、最新のサイトに対応していないため、どうしても通信速度は遅くなってしまいがちです。対策としては、使用しているブラウザを更新したり、別のブラウザに変えたりといった方法があります。

FirefoxやGoogle Chromeなどさまざまなブラウザがあるので、表示スピードに定評のあるブラウザを選ぶことも大切です。

回線速度が高速化されない原因と対策【回線編】

高速化しない原因として、もともとの回線が遅いケースもあるでしょう。その他、回線が混雑していたり、通信障害が起きていたりといったケースもあります。ここでは、ケースごとの原因と対策方法を見ていきましょう。回線速度をチェックするとともに、IPv6への切り替えを検討してみるのもおすすめです。

もともとの回線速度が遅い

使用している回線速度が遅い場合、周辺機器や端末に関していくら対策をしたとしても高速化するのは難しくなります。そこで、高速通信が可能な回線に乗り換えるのがおすすめです。乗り換えが必要かどうかを見極めるためにも、まずは回線速度テストなどで使用中の回線速度がどの程度なのかをチェックするとよいでしょう。

回線が混雑している

回線速度を高速化できない原因のひとつが、回線の混雑です。ユーザーのアクセスが集中すると、ネット回線は不安定かつ低速になってしまいます。対策として、回線が混雑しにくいIPv6に対応した光回線に切り替えるとよいでしょう。

IPv4で生成できるIPアドレスの在庫は、すでにアジア太平洋地域において枯渇していますが、IPv6では無限大といわれる膨大なIPアドレスを提供できます。

通信障害が起きている

一時的な低速化の場合でも、IPv6に切り替えることで対策できます。また、一時的な問題であれば通信障害の可能性もあるため、プロバイタや回線業者に問い合わせてみるとよいでしょう。工事やメンテナンスなどによる通信障害の場合、障害情報を表示していることもあるので、問い合わせ前にチェックするのがおすすめです。

回線速度が高速化されたかどうかの確認方法

使用用途必要な回線速度の目安
メール・LINE128Kbps~1Mbps
サイト閲覧1Mbps~10Mbps
SNSへの写真・動画投稿3Mbps~10Mbps
オンラインゲーム5Mbps以上
動画視聴5Mbps~25Mbps

高速通信を実現するためには、用途ごとに上記のような回線速度が必要となります。低速化に対するさまざまな対策を施したら、実際に高速化が実現したかの確認も重要です。無料で公開されている速度測定のサービスにアクセスするだけで簡単に確認できます。

法人におすすめ!高速通信するならイッツコムひかり

ビジネスに必要なのは、高速かつ安定した通信と信頼できる通信環境です。法人におすすめのサービス「イッツコムひかり for Business」では、大容量の「IPv6 IPoE」を標準提供するとともに、固定IPアドレスを使った安心できる通信環境が整っています。ここでは、イッツコムひかり for Businessの特徴や魅力を詳しく見ていきましょう。

大容量「IPv6 IPoE」標準提供

IPアドレスのひとつとして広く普及している「IPv4」では、使えるIPアドレスの数は限定的です。そのため、より多くのIPアドレスの利用が可能な「IPv6」への移行が始まっています。現状「IPv6」であれば、世界中の機器ごとにIPアドレスを割り当てたとしても枯渇する心配はないといえるでしょう。

また、「IPv6 IPoE」は、従来の方式よりもシステムが大容量化しているのが特徴です。従来のIPv4 PPPoEにおける帯域制限は200Mbpsでしたが、IPv6 IPoEでは100Gbpsとなっています。これにより、ビジネスに必要な高速かつ安定した回線速度を維持することが可能です。

固定IPアドレスで安心の通信

IPアドレスは、「動的(変動)IPアドレス」と「固定IPアドレス」の大きく2種類に分かれます。動的IPアドレスは、プロバイダと接続するごとにIPアドレスが変わるのが特徴です。何度も引っ越しすることで住所が変わるのをイメージすると分かりやすいでしょう。

一方、固定IPアドレスの場合、何度プロバイダに接続しても同じIPアドレスを発行してもらえるため、自分だけの住所を持てるといったメリットがあります。自宅でサーバー構築をしたり、会社のサーバーやネットワークにアクセスしたりと、安心できる通信環境を得られることが魅力です。

契約期間の縛りなし

イッツコムの光回線サービスでは、大容量が特徴の「IPv6 IPoE」を標準提供するとともに、固定IPアドレスを利用できます。ビジネスシーンに適した、高速かつ安定したネットワークに安心して通信できるのが魅力です。また、契約期間や内容に関しての縛りもないため、必要なサービスを必要な分だけ利用できます。

まとめ


回線速度の高速化を目指すには、周辺機器や端末、回線といった複数の要素を見直す必要があります。最新の通信環境に対応できるようになっているかなど、しっかりとチェックすることが大切です。

ビジネスシーンに適した高速かつ安定したネットワークを利用するのであれば、イッツコムひかり for Businessがおすすめです。大容量のIPv6 IPoEを標準提供するとともに固定IPアドレスを取得できるため、高いセキュリティを確保しながら回線速度の高速化を実現できるでしょう。