法人向けのプロバイダに契約するメリットとは？個人向けとの違いも解説

家族経営の企業や個人事業主など、規模の小さな企業でもインターネットを活用して売り上げを伸ばす時代になりました。個人向けプロバイダ契約をそろそろ法人向けに変えようかと考えている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、プロバイダ契約の法人向けプランと個人向けプランの違いや、法人向けプランにするメリットを取り上げます。事業規模にかかわらず、法人プランのメリットをビジネスに生かすことは可能です。

法人向けプロバイダと個人向けの主な違いとは？

インターネットをビジネスに利用するなら、プロバイダ契約は法人プランをおすすめします。個人プランよりも料金が高いため、導入に迷っている方もいるかもしれません。しかし、法人プランにはビジネスを快適にする条件が整っています。法人向けプランと個人向けプランの大きな違いは、通信料と固定IPアドレスです。どのような違いがあるのか見てみましょう。

通信量の多さ

個人プランでは、インターネット通信量に制限が設けられている場合が少なくありません。規定の通信量を超えてしまうと、通信速度に規制がかかり、データの送受信がかなり遅くなってしまいます。個人プランの通信量は、「個人が使う一般的な通信量」を想定して定められており、ビジネスケースは考慮されていません。

一方、法人プランの場合は、通信量に制限を設けないものがほとんどです。通信量を気にする必要のない法人プランであると、大量のデータをやり取りしながらの業務もスムーズに行えます。

固定IPアドレスの付与

インターネット利用時には、契約プロバイダからIPアドレスが付与されます。これはインターネット上にある住所のようなものです。IPアドレスには、インターネットに接続するたびに異なるIPアドレスが付与される「動的IPアドレス」と、毎回同じアドレスが受けられる「固定IPアドレス」とがあります。

固定IPアドレスは法人プランのサービスに含められている場合が多く、ビジネス利用に有効です。ホームページを公開する場合や外部から社内ネットワークにアクセスする場合には、この固定IPアドレスを使います。

法人向けプロバイダに契約するメリットとは？

法人向けプランには、通信量と固定IPアドレス以外の魅力もあります。法人プランの目的は、スムーズなビジネスを可能にする通信環境の提供だからです。ここでは特に3つの魅力、法人名義の使用とセキュリティ、サポート体制について取り上げます。これらは、インターネットを安心してビジネスに利用する上で欠かせないものです。

法人名義で利用できる

法人プランを利用する場合には、法人名義でプロバイダ契約ができます。契約書や請求書、領収書など、税務をはじめとする法的必要書類の宛名は全て法人名義です。

インターネットにかかる経費を計上する場合、個人名義であれば家事案分しなければなりません。家事案分となれば、使用時間や使用日数などを考慮した上で、税務署が納得する比率を割り出す手間がかかります。法人名義であれば、支払った費用の全てを経費として計上できるため、計算がシンプルです。

セキュリティを高められる

インターネットを使って社内ネットワークにアクセスできれば、よりスピーディーで柔軟なビジネスができます。とはいえ、情報漏洩など、セキュリティ上のリスクも見逃せません。

安全に社内ネットワークにアクセスしたり、データをやり取りしたりするために利用されているのがVPNです。VPNは拠点間のデータ通信を安全に行うためのトンネルのようなもので、外部からはアクセスできません。セキュリティを高めるVPNを構築する際に必要なのが、法人プランで提供される固定IPアドレスです。

サポート体制が整っている

手厚いサポート体制は法人プランの大きな魅力です。法人プランでは、プロバイダ側でネットワーク障害が起きた場合、優先して復旧作業が行われます。通信経路も2重化、3重化しているため、インターネット通信が切断されることはほとんどありません。個人プランにはないサポートです。

問い合わせ窓口も法人向けは特別で、24時間対応の場合が少なくありません。法人向けの窓口は電話もつながりやすいので、万が一のときにも安心です。

多くの法人プロバイダは接続サービスだけを提供

インターネットを利用するためには、回線業者とプロバイダ、2つをそれぞれ手配しなければなりません。法人プランには回線とプロバイダがセットになっているものもあります。選ぶ場合には、よく内容を確認しましょう。

ビジネスでインターネットを活用する場合には、Wi-Fiや社内LAN、クラウド、IDCなど、インターネット回線の他にもさまざまな機器やツール、サービスが必要です。それらを提供するサービス会社を探し、個別に契約していくのは大変な作業になるでしょう。

イッツコムなら、回線とプロバイダだけでなく、ビジネスに必要なインターネット環境を一括導入できます。

法人向けプロバイダならイッツコム光接続サービス！

法人向けのインターネット回線をご希望なら、ぜひ「イッツコム光接続サービス」をご利用ください。

回線からインターネット接続サービスまでをセットで行う「イッツコム光接続サービス」は、低価格とアレンジのしやすさが魅力です。光接続サービスをベースに、インターネット環境を充実させるさまざまなオプションを追加していけます。そのような光接続サービスを詳しくご紹介します。

快適な通信環境

ビジネスにはスピードが必要です。より多くの情報をより早く入手し、タイミング良くプロジェクトを進めていけば、ビジネスチャンスを逃しません。「イッツコム光接続サービス」は下り2Gbps、上り1Gbpsの高速回線サービスなので、大容量のデータ通信も素早く行えます。

インターネット環境が安定しているため、ストレスがなくデータ通信を行えるのが魅力です。Zoomを使ったリモート営業やセミナーの開催など、快適な通信環境があってこそのビジネスも快適に行えます。大容量データを送受信するバックアップにも最適です。

予算に合わせてカスタマイズできる

イッツコムの光接続サービスは、インターネット回線・接続と内蔵Wi-Fiというシンプルな内容です。ご利用中のメールやホームページを変更する必要はありません。余分なものをそぎ落とし、低価格を実現しました。

その他の付加機能はオプションのため、自社のスタイルや実状に合わせたアレンジが可能です。オプションには以下のものがあります。

・メール
・ホームページ
・独自ドメイン
・ファイルサーバー

オンラインストレージやビジネス支援のクラウドツール、モバイル接続環境など、ビジネス環境をさらに充実させるさまざまなサービスもあり、幅広いニーズに対応できる多様なサービスが自慢です。

IPv6が利用できる

「イッツコム光接続サービス」は、高速通信を可能にするIPv6に対応しています。IPとはデータ通信を行う上でのルール（Internet Protocol）のことで、現在多く使われているのがIPの第4版であるIPv4と、第6版であるIPv6です。

新しくできたIPv6には、「IPv4よりも管理できるIPアドレス数が増えた」「セキュリティが向上した」といった利点があります。より高速な通信を実現する接続方式の利用も可能です。「イッツコム光接続サービス」は、混雑するような時間帯でも安定した通信速度を維持できます。

Wi-Fiで接続できる

イッツコムの光接続サービスでは、ONU（光回線終端装置）にWi-Fiルーター機能を標準搭載しているため、複数の従業員による同時無線利用が可能です。

とはいえ、Wi-Fiを使うのは従業員だけではありません。レジの決済端末や監視カメラ、電子機器や空調のコントロール、来店客やゲストによる利用など、ビジネスの形によってWi-Fiの利用範囲はさまざまです。

Wi-Fiによる同時接続をさらに増やしたいなら、イッツコムの「かんたんWi-Fi」をご利用ください。ビジネススタイルや規模に合わせたプランをご用意しているため、ぴったりの接続環境を実現できます。

イッツコムなら業務のしやすい環境作りもできる

イッツコムには、さらにビジネスを快適に、効率的にするサービスが多くあります。ここでご紹介するのは、社外からの接続を可能にする「モバイル閉域接続」とクラウド型コンテンツマネジメント「box」、営業サポートツール「ホットプロファイル」です。どのサービスも、安全性と使いやすさには定評があります。

社外からの接続対策サービス

イッツコムの「モバイル閉域接続」は、閉域網を使って社外から社内ネットワークにアクセスする接続サービスです。インターネットを介さないため、高い安全性が保証されています。

認証には専用SIMを使うため、複雑な手順は必要がありません。社外でインターネットを使う場合にも、社内のセキュリティポリシーが適用されて安心です。どこからでも安心して社内ネットワークにアクセスできるため、モバイルワークや在宅勤務など、さまざまなシーンで活躍します。

共有作業を効率化できるサービス

ビジネスでは多くの情報を取り扱います。その情報をスムーズに共有し、ビジネス活用するためのツールがイッツコムの「box」です。「box」は、容量無制限のオンラインストレージであると同時に、リアルタイムで安全な情報共有ツールでもあります。

「box」を使えば、1か所でのファイル共有・編集・検討・承認が可能です。予定やチェックリストの作成など、プロジェクト管理もできます。社内はもとより社外のパートナーともスムーズに連携できるでしょう。

一括管理ができるサービス

イッツコムには名刺管理からマーケティング、SFAまでをひとつでこなす、営業サポートツールがあります。それは「ホットプロファイル」です。

名刺を撮影して登録するだけで、取引先は完全にデータ化されます。見込み客の発掘や営業活動の可視化、自動マーケティング、商談プロセス管理など、営業全体を網羅する各種支援機能を活用することで、営業力の強化が可能です。他のツールとの連携もできるため、営業を取り巻く他の部署によるバックアップなど、活用の範囲を広げていけます。

まとめ

プロバイダ契約の法人プランには、ビジネスを快適に行うためのサービスが含まれています。通信速度や通信量を気にすることはなく、安定したインターネット環境で仕事をしたいなら、法人向けのプロバイダ契約が正解です。

法人向けのプロバイダをお探しなら、イッツコムにご相談ください。イッツコムは、回線とプロバイダをセットでご提供しています。シンプルで低価格な「イッツコム光接続サービス」をベースに、業態や規模に合わせたオプションで、自社に合ったインターネット環境を構築できます。