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社内ネットワークが遅い場合の対処法は?原因別に徹底解説

「社内ネットワークが遅くて困っている」「社内ネットワークを速くするための方法が知りたい」という疑問をお持ちではないでしょうか。ネットが遅いということは、仕事の時間を無駄にかけるということです。つまりは、社内ネットワークの遅さは、会社の利益に大きなダメージを与えるといっても過言ではありません。そして、リモートワークであれば、そのダメージはより一層インパクトを増すことでしょう。

そこで本記事では「社内ネットワークが遅い原因と速くする方法」について徹底解説しました。記事を読むことで、社内ネットワークを速くする方法を理解できるようになっています。ぜひ最後までお読み下さい。

社内ネットワークの速度を調査する方法

まずは、社内ネットワークが速度を調査する方法について解説します。社内ネットワークが遅い時には、必ず原因があります。その原因を突き止める前に、実際の速度がどれくらいかを調査しなくてはなりません。

調査方法は、WindowsとMacで少し違います。そこでここからは、WindowsとMacにおける社内ネットワークが遅いかどうかを調査する方法について解説します。

1.Windowsの場合

Windowsの場合における、社内ネットワークの速度を調査する方法について解説します。それは、コマンドプロンプトからpingコマンドを使うという方法です。pingコマンドを使うことで、社内ネットワークが遅い原因の分析が可能になります。

pingコマンドとは、ネットワークの疎通を調べるためのコマンドです。パケットを送信してから返ってくるまでの所要時間を測ることで、速度の算出が可能になります。コマンドプロンプトから、「ping 通信先のIPアドレス」を打つと、計測することが可能です。

2.Macの場合

Macの場合における、社内ネットワークが速度を調査する方法について解説します。ネットワークユーティリティアプリケーションからpingを開くというものです。打つコマンドは「ping 通信先のIPアドレス」と、Windowsとほぼ変わりません。

ICMPのEcho要求パケットがpingコマンドで入力したIPアドレスに送信され、そのICMPパケットが相手から返送されてきて、返送にかかった所要時間を計測することができます。

返送にかかった所要時間を計測して、社内ネットワークが具体的にどれくらい遅いのかどうかを判断します。

社内ネットワークが遅い4つの原因

ここからは、社内ネットワークが遅い4つの原因について解説します。具体的にはネットワークケーブルの規格違いや、無線LANの電波干渉が起こっているなどです。そのほかにも、配線状況が複雑になっていたり、IPアドレスの不具合が起こっていたりする場合も考えられます。それぞれ詳しく解説するので、ぜひご覧ください。

1.ネットワークケーブルの規格違い

社内ネットワークが遅い原因として、ケーブルの規格違いが挙げられます。ネットワークケーブルの規格が違うと、本来もっと速く通信ができるものでも遅くなってしまいます。

たとえば、インターネット回線の最大通信速度が1Gbpsのものがあったとします。それでもネットワークケーブルの規格が100Mbpsだったら、本来の最大通信速度である1Gbpsを出せません。結果として、社内ネットワークは遅くなってしまいます。

そのため、社内ネットワークが遅いと感じたら、インターネット回線の規格と、ネットワークケーブルの規格に違いがないかどうか確認してみましょう。

2.無線LANの電波干渉が起こっている

社内ネットワークが遅い原因として、無線LANの電波干渉が挙げられます。無線LANの電波干渉があると、社内ネットワークが遅くなってしまうのです。

たとえば、無線LANの近くに家電が近くにあったとします。もし、無線LANと電子レンジが同じ周波数だった場合に、異なる電磁波が重なってシステムに悪影響を与えることがあります。結果として、ネットワークが遅くなってしまうことがあるのです。

そのため、社内ネットワークが遅い場合、無線LAN機器の近くに電波干渉が怒ってしまうような家電や、その他の電子機器がないかどうか確認しましょう。

3.配線状況が複雑になっている

社内ネットワークが遅い原因として、配線状況が複雑になっていることが挙げられます。配線状況が複雑になっていると、社内ネットワークの遅延に大きく影響してくることがあります。

たとえば、ルーターのハブ間に2本のLANケーブルを接続しているケースです。普通なら1本で済む場所に2本のケーブルがあるなどの複雑な配線状況だと、社内ネットワークが遅くなる可能性があります。

そのため、社内ネットワークが遅いと感じた場合は、配線状況が変に複雑になっていないか確認することをおすすめします。

4.IPアドレスの不具合

社内ネットワークが遅い原因として、無線LANの電波干渉が挙げられます。IPアドレスの不具合があると、社内のネットに問題がなくても遅延する可能性が高いです。

たとえば、異なる2台のPCのIPアドレスが重複している場合です。IPアドレスは、異なる通信機器を識別するために存在します。しかし、そのIPアドレスが異なる2台の機器で重なっていると、うまく接続できず、結果としてネットが遅いと感じてしまいます。

そのため、社内ネットワークが遅いと感じたら、IPアドレスが一緒などの不具合を疑ってみましょう。

社内ネットワークを速くするための4つの方法

ここからは、社内ネットワークを速くするための4つの方法について解説します。ネットワークケーブルを規格のあったものに買い換えることや、無線LANの電波干渉を直したり、配線状況をシンプルにしたり、IPアドレスの不具合を正すなどがあります。

簡単にできるものも多いので、ネットワークが遅いと感じている方は、ぜひ試してみてください。

1.ネットワークケーブルを規格のあったものに買い換える

社内ネットワークを速くするために、ネットワークケーブルを規格のあったものに買い替えましょう。ネットワークケーブルを規格にあったものに買い換えることで、はじめて本来のインターネット通信の最大速度を出すことができるからです。

インターネットを契約する際に、回線の最大速度を確認する人は多いですが、ケーブルについてまで詳しく調べる人は多くありません。遅いと感じたら、ケーブルの規格にも目を向けてみてください。

2.無線LANの電波干渉を直す

無線LANの電波干渉を見直すことも、ネットワークの改善に必要です。理由としては、電波干渉が起こると、ルーターのスペックにかかわらず、社内ネットワークの速度が遅くなるからです。

コピー機やほかのルーター、電子レンジや冷蔵庫なども考えられます。そのような電波干渉を起こしそうな電子機器がないか、今一度確認しましょう。

3.配線状況をシンプルにする

社内ネットワークを速くするために、複雑な配線状況をシンプルにしましょう。配線状況を改善することで、社内ネットワークが速くなる可能性があるからです。

・不自然につなげられている配線がないか
・余計な配線がつなげられていないか
など、社内ネットワークを遅くするような配線状況になっていないかを、きちんと確認しましょう。

なお、配線をつなぎ直す際は、現在進行形でつないでいる機器に影響が出る可能性があります。使っている人の状況を見て行うようにしてください。

4.IPアドレスの不具合を正す

社内ネットワークを速くするために、IPアドレスの不具合を正しましょう。異なる2つの機器に同じIPアドレスが振り分けられていると、ルーターが機器を判別できず、本来の速度を出せません。

そのため、ネットにつないでいる機器のIPアドレスを調べ、同じIPアドレスを使っていないか調べてみましょう。そして、もし同じIPアドレスを使ってしまっている場合は、異なるものを取得し直すことをおすすめします。

社内ネットワークが遅い際におすすめできるイッツコムのサービス

社内のインターネットを速くするための方法はいくつか存在しますが、やはりネットが遅いと感じたら、回線の乗り換えをすることがおすすめです。私たちイッツコムでは、インターネットを素早く快適に利用できるサービスを多数ご用意しております。ここからは具体的に、イッツコムが取り扱うサービスをご紹介します。

速いインターネットをお求めなら、『イッツコム光接続』

法人向けの高速サービスをお探しなら『イッツコム光接続』がおすすめです。
下り2Gbps、上り1Gbpsの高速なインターネット環境をご提供できます。光ファイバーの導入によって、法人のインターネット回線として圧倒的に性能のよいものが生まれました。昨今主流の動画会議なども、問題なく高速で行えます。

サービスのプランは「2ギガコース」「1ギガコース」「300メガコース」の3種類です。お求めの回線速度から契約するコースを選べますので、予算に合わせてプランを選ぶことが可能です。また、契約の縛り期間もありません。

2.モバイル閉域接続

イッツコムでは、モバイル閉域接続というサービスを展開しております。モバイル閉域接続とは、通常のインターネットを通さずに、社内のリソースにアクセスできるものです。

通常であれば、社内LANや社内情報にアクセスする際は、インターネットを通じてアクセスすることでしょう。しかし、公共のインターネットを通じて社内情報にアクセスするとなると、第三者から傍受される可能性などが出てきてしまい、セキュリティ面で大きな不安が残ります。

イッツコムが提供するモバイル閉域接続を使えば、セキュリティ面での不安を解消できます。インターネットを使わずに、社内LANや社内情報にアクセスするシステムを構築するため、傍受される心配がなくなるからです。

まとめ

インターネットが遅いことには、いろいろな原因があります。そして、その原因の数だけ解決策があります。ただしインターネットを速くするために一番いい方法は、ネット回線の乗り換えです。

高速インターネットへの乗り換えを検討されている方には、当社イッツコムが全力でサポートさせていただきます。インターネットの速度にお悩みの方は、どんな些細なことでも結構ですので、ぜひお気軽にイッツコムへお問い合わせ下さい。