インターネット速度を速くする16の方法!遅い原因別に徹底解説
自宅でインターネットを使っていて、「インターネットの速度が遅くて困っている」「もっとインターネットを速くする方法はないのか」とお悩みではないでしょうか。
テレワークの普及も進んでいる昨今の状況下、インターネット環境の快適さはますます重要となりつつあります。自宅で作業をしている最中に、インターネット速度の遅さが原因で通信が頻繁に途切れるようでは作業のスピードも落ち、集中力にも悪影響が及ぼしかねません。
今回の記事を読むことによってインターネット速度が遅い原因を把握したうえで、改善のための方法を理解することができます。自宅のインターネット環境を改善して、快適なインターネット環境を実現しましょう。
すぐ試せる!インターネットを速くする5つの方法
インターネットはプライベートや仕事においても必要不可欠なアイテムです。もしもインターネットの速度が遅かったら、生活全般に支障が出るといっても過言ではありません。
インターネット速度を速くするための方法として、即効性を期待できる5つの方法があります。インターネット速度が気になっているのであれば、以下の方法を試してみましょう。
1.ルーターの電源を一度切ってから入れ直す
インターネット速度改善を図るうえで即効性を期待できる方法のひとつとして、ルーターの電源を入れ直すという方法があります。
ルーターとは異なるネットワーク同士をつなぐための機器です。ルーターはWi-FiとPCやスマートフォンとを結びつける中継機の役割を果たしています。中継機としての役割を果たすルーターがWi-Fiの電波を周囲へ放射することによって、電波を受け取ったPCやスマホはインターネットに接続することができます。
ルーターが不調な状態においては、うまくWi-Fiを飛ばせておらず、結果としてインターネットが遅い可能性が考えられます。
このような状況下では、ルーターを再起動することによってルーターの調子が戻り、結果としてインターネット速度が改善する可能性があります。
インターネット速度が気になる際には、一度ルーターの電源を切ったうえで、もういちど電源を入れ直して様子をみましょう。
2.モデムの電源を一度切ってから入れ直す
続いて紹介するのは、モデムの電源を一度切ってから入れ直すという方法です。モデムとは、光回線などのインターネット回線の信号を、PCやスマホが読み取れるように変換するための機器です。
ルーターはモデムで変換された信号を受け取ったうえで、Wi-Fiの電波などの形で飛ばしています。モデムに不調がある場合もインターネット速度が低下する原因になるので、モデムを入れ直すことによって改善が期待できるケースもあります。
ルーターの入れ直しなどを試してもインターネット速度に改善がみられない場合は、モデムの電源を一度切ったうえで入れ直すことも試してみてください。
3.有線LAN接続にできるものは有線で接続する
有線LANは無線LANと比較して接続が安定しています。インターネットを利用するうえでの速さ自体は有線LANと無線LANの間で大きく変わらないのですが、接続が安定している分快適に利用できる可能性があります。
有線LANはその名の通り、ケーブルを用いてインターネットにつなぐ方法です。無線LANの場合、Wi-Fiなどの電波が障害を受けてしまう影響でインターネットがつながりにくくなってしまう可能性がありますが、有線LAN用のケーブルを使って直接つなぐことによって、インターネット接続の安定性が増します。有線LAN接続で機器であれば、有線で接続するのも有効です。
4.ルーターの置き場所を変える
ルーターの置き場所を変えることによって、無線LANの届きやすさが変わり、結果としてインターネットが速くなる可能性があるからです。
無線LANは障害物が多いと、届きにくい場合があります。ルーターの置き場所を変える際には、なるべく物が近くにない場所に移動させるとよいでしょう。ルーターの置き場所を変えることによって電波の伝達状況が改善され、スピードが速くなる可能性があります。
5.Wi-Fiにつないでいるデバイスの数を減らす
Wi-Fiにつないでいるデバイスの数を減らすことによって、インターネット速度が改善する場合があります。Wi-Fiにつないでいるデバイスが多ければ、その分インターネットの容量が圧迫されます。容量が少なくなることによって、回線が重くなる可能性も考えられます。
ルーターの入れ直しやモデムの入れ直しなど、他の方法を試してもインターネット速度の改善がみられない場合は、Wi-Fiにつながっているデバイスの数に原因がある可能性もあります。インターネットにつながっているデバイスの数を減らしてみたうえで、インターネット速度が改善するかどうか試してみましょう。
インターネットの速度を改善する10の対処法
ルーターの入れ直しやモデムの入れ直しなど、インターネット速度を改善するための即効性がある方法を試しても効果がない場合には、これから紹介する方法を試すことによって改善がみられる可能性があります。
以下で紹介する方法は実施するのに若干時間がかかりますが、インターネット速度の改善につながる可能性もあるのでぜひ試していただきたい方法です。
1.対応速度の速いルーターに買い替える
対応速度の速いルーターへ買い替えることによって、インターネット環境に改善がみられる場合があります。たとえモデムが扱っている電波の速度に問題がなかったとしても、ルーターの問題によってインターネットが遅くなっている可能性があるからです。
ルーターの性能は規格名を見ることによって確認できます。規格名が「IEEE802.11ax」や「IEEE802.11ac」だとかなりの速度が期待できるでしょう。もし、ルーターの規格を確認してみて上記の規格ではなかった場合、買い替えの検討をおすすめします。
2.ルーターとの距離が遠い場合は中継機を活用する
ルーターとWi-Fiにつないでいる機器の距離が遠い場合は、中継機を活用しましょう。中継機は、ルーターから飛ばした電波を中継地点として引き受けて、電波をより広範囲に飛ばします。
簡単に言い換えると、ルーターが飛ばせるWi-Fiの電波の範囲を、より広げるための機器です。電波が届かないが故にインターネット速度が遅くなっている場合も考えられるため、中継機を使うことも選択肢に入れてみましょう。
3.電子レンジなどと電波干渉してないか確認する
インターネットが遅い意外な原因として、電子レンジなどが挙げられます。電子レンジなどの機器が原因で電波干渉の現象が起こっている可能性があるからです。
Wi-Fiと電子レンジはどちらも2.4GHzの同じ周波数を持っています。そのため、Wi-Fiの周波数を電子レンジの周波数が邪魔してしまい、結果としてWi-Fiが遅くなってしまうことがあります。電子レンジの近くにWi-Fiルーターが置いてある場合は、電波干渉のせいでインターネット速度が遅くなってしまうケースも見られます。
Wi-Fiルーターと電子レンジの距離が近い際は、電子レンジがWi-Fiルーターに悪い影響を与えていないか確認する必要があるでしょう。
4.有線LANケーブルを規格の違うものに買い替える
インターネット速度が遅いと感じたら、有線LANケーブルを規格の違うものに買い替えることも検討しましょう。LANケーブルにも、高速に対応しているものとそうでないものがあります。
日頃のインターネット速度が遅い理由は、LANケーブルが高速通信に対応していないこともあります。LANケーブルが高速通信に対応しているか否かは、規格を見ることによって確認できます。
「CAT7A」「CAT7」「CAT6A(6e)」などの機器は高速通信への適応性が高い機器です。「CAT〜」に続く数字が大きいほど、高速通信に対応しています。
5.有線LANケーブルが古かったら買い替え
有線LANケーブルが古いことが原因でインターネット速度が遅い可能性もあります。その場合は、有線LANケーブルを新しいものに買い替えることをおすすめします。有線LANケーブルを買い替える際には、ケーブルの規格をきちんと確認しましょう。
買い替えたにもかかわらず、高速通信に対応していないケーブルを買ってしまったら元も子もありません。おすすめの規格は、「CAT7A」「CAT7」「CAT6A(6e)」です。
6.DNS設定を変更する
インターネット速度を速くするために「DNS」の設定を変更することも有効でしょう。DNSとは「Domain Name System」の略称であり、数字で受信されるIPアドレスを、「〇〇.com」のドメインに書き換えて、サイトにアクセスできる状態にするためのシステムです。
「〇〇.com」に書き換えなくても、サイトにアクセスできます。しかし、IPアドレスは「111.111.〇〇〇」のような数字で構成されたアドレスのため、人間には使いづらいでしょう。そのため、DNSが必要です。
DNS設定を「8.8.8.8」から「8.8.4.4」に変えると、インターネット速度が改善する場合があります。端末やケーブルの不調に心当たりがなかったら、DNS設定を変更することも検討しましょう。
7.PCのOSを最新版にアップデートする
インターネットが遅いときには、PCのOSを確認してみましょう。PCのOSが最新版でない場合、アップデートすることをおすすめします。PCのOSが古い場合に、インターネットが遅くなることがあるからです。
PCのOSは日々アップデートしています。アップデート中はPCが使えず不便を感じるかもしれませんが、アップデートを実行することによってインターネット環境に改善がみられる可能性もあります。インターネットが遅い、かつOSが最新版でない場合は、OSのアップデートを検討してください。
8.PCのキャッシュを削除して軽くする
PCのキャッシュを削除すると、PCが軽くなり、インターネットが速くなったと感じることがあります。キャッシュとは、一度閲覧したサイトのデータをPC上に保存しておくことによって、次に同じサイトを読み込む際のスピードを速くするための機能です。
キャッシュが多ければ多いほど、PCの動きが重くなります。インターネットの速度に異常を感じた際には、キャッシュの削除を検討しましょう。場合によってはキャッシュを削除するだけでもインターネット速度が改善される可能性もあります。
9.モデムが熱すぎないか確認する
モデムが熱くなってしまい、結果としてインターネット速度が遅くなることがあります。モデムが熱すぎないかを確認しましょう。
モデムが熱い理由には2つあります。ただ一時的に熱くなってしまっている場合と、古くなって熱くなることがノーマルになっている場合です。
解決策も2つあります。ひとつは再起動、もうひとつがモデムの交換です。モデムの熱さを確認したうえで、再起動を試しましょう。それでも熱すぎる場合はモデムの交換も視野に入れましょう。
10.インターネット回線を乗り換える
インターネットが遅いなと感じたら、最後の選択肢として回線自体の乗り換えを検討しましょう。インターネット回線の乗り換えはモデムやルーターなどを確かめても改善がみられなかった場合の最終的な選択肢となります。
あらゆる改善策を試したにもかかわらずインターネットの速度が変わらないと感じた場合には、回線自体の乗り換えを検討しましょう。
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さまざまな方法を試してもインターネットの速度に改善がみられなかった場合でも、回線の乗り換えによって解決できることも少なくありません。
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まとめ
インターネットの速度が遅い理由としてはさまざまな原因がある一方で、解決策にも複数の方法が存在します。ひとつの方法を試した結果効果がみられなかったとしても、他の方法を試すことで改善がみられることもあります。
ただし、あらゆる方法を試してみたものの改善できなかった場合の根本的な解決策として、回線の乗り換えという方法も検討すべきでしょう。
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光回線の導入や乗り換えの際は、ぜひイッツコム光接続サービスをご検討ください。