1. コラム
  2. コラム
  3. フリーWi-Fi設置時はセキュリティと利便性を考えよう!ポイントや手順を解説!

フリーWi-Fi設置時はセキュリティと利便性を考えよう!ポイントや手順を解説!

カフェやレストラン、旅館などを運営していると、ユーザーの利便性を高めるためにフリーWi-Fiを設置しようと考えることもあるのではないでしょうか。しかし、「フリーWi-Fiのセキュリティリスクを考えると導入を躊躇してしまう」と悩んでしまう方も多いでしょう。

そこでこの記事では、強固なセキュリティを確保しつつも、利便性が高いフリーWi-Fiを設置する方法をご紹介します。これらの情報をひととおりチェックすれば、ユーザーが安心して使えるフリーWi-Fi環境を導入する方法が見えてくるでしょう。

フリーWi-Fi設置時にはセキュリティと利便性に気を配ろう


店舗や宿泊施設にフリーWi-Fiを設置するときは、セキュリティとユーザーの利便性の両面に気を配る必要があります。

フリーWi-Fiは、セキュリティが甘いと犯罪に利用されたり、不正アクセスを受けたりする可能性があります。だからと言って、セキュリティを強化することばかりに注目し利便性が低下してしまうと、ユーザーは使用しなくなってしまい設置した意味も失ってしまいます。

安全なフリーWi-Fi環境を多くのユーザーに活用してもらうためにも、セキュリティと利便性のバランスを取ることを前提に設置を検討しましょう。

フリーWi-Fiを設置するときの業者選びのポイント


フリーWi-Fiを設置するときには、インターネット回線をはじめとしたインフラや、ルーター等の機器類を用意する必要があります。機器類にはプライベートWi-Fiとは異なる機能や設定が必要です。

ユーザーが安心して使えるフリーWi-Fiを設置するためにも、数多く存在する業者の中から適切な業者を選んで契約しましょう。ここでは、通信速度やサポート体制、セキュリティレベルなどのチェックポイントを解説しますので、業者選びの際にお役立てください。

通信速度をチェック

快適にインターネットを使用するためには、十分な通信速度が必要です。通信速度が遅いとブラウジングや動画視聴、データのアップロード・ダウンロードなどに時間がかかり、ユーザーのストレスの原因となるでしょう。

また、多くのユーザーが回線を共用することを考えると、通信が集中して普段より速度が低下しがちです。従って、十分な通信速度が出る回線を提供している業者との契約が必須となります。

Wi-Fiサービスを提供している店舗や施設で、使い勝手を試すのもおすすめです。

同時接続台数をチェック

Wi-Fiのアクセスポイントには、同時に接続できるデバイス数の上限が定められています。店舗や施設を利用するユーザーの数に比べて同時接続数が不足していると、通信が切断されて利用できません、

十分な同時接続数を確保するためにも、ユーザー数やWi-Fi利用率を計算して適切な機器を設置しましょう。必要以上に同時接続台数が多い機器を設置すると、コスト負担が増大するので過剰スペックにも注意が必要です。

コスト面をチェック

契約するWi-Fiサービスやインターネット回線事業者によって、料金設定が異なります。自社のニーズにマッチしたサービスを選ぶためにも、いくつかのサービスをピックアップしてコストとサービス内容を比較するのがおすすめです。

「提供しているサービス内容が適切か」「料金設定が適切で問題なく支払える範囲か」「割高なサービスではないか」などを重点的にチェックしましょう。料金の安さばかりに注目すると、不十分なサービスを契約して後悔するリスクがあるので注意が必要です。

サポート体制をチェック

接続障害や機器類のトラブルなど、フリーWi-Fiを運用する上でさまざまなトラブルが発生するリスクがあります。特に接続障害や業者側で設置した機器の故障などはユーザー側で対処できないため、スピーディなサポートが必要です。

サポートの対応時間や品質は業者によって大きく異なるため、自社が求めるレベルのサービスを提供する業者を選びましょう。中には年中無休で24時間体制のサポートを提供している業者も存在します。

セキュリティレベルをチェック

ユーザーに安全に使用してもらうためにも、セキュリティレベルの確保も必須です。業者によってセキュリティレベルやユーザー認証の方式などが異なるため、各サービスの仕様を細かくチェックすることが大切です。

セキュリティが不十分なフリーWi-Fiを提供すると、犯罪に利用されたり不正アクセスの被害を受けたりする可能性があります。自社の信用を失うリスクにもつながりかねないため、特に重点的にチェックしたいポイントです。

ハイセキュリティのフリーWi-Fiを設置する3つのコツ


ここからは、フリーWi-Fiを設置する上で見逃せないセキュリティ面について見ていきましょう。ユーザーが安心してインターネットを使用するためには、不正アクセスや情報漏えいのリスクを可能な限り軽減することが重要です。以下に、フリーWi-Fiのセキュリティを高める3つのポイントをピックアップしました。

パスワードを掛ける

Wi-Fiの基本的なセキュリティ対策がパスワードによる保護です。パスワードは暗号化キーといい、暗号化されたネットワーク(Wi-Fi環境)でデータを送受信するために使います。

パスワードを掛けるということは通信を暗号化することを意味しており、万が一通信を傍受されても復号化されない限り内容が流出しません。

フリーWi-Fiを設置するときは、暗号化方式に「AES」を選択して複雑なパスワードで保護しましょう。AES以外の暗号化方式を利用すると破られる可能性があるため、注意が必要です。

ユーザー認証の実装

フリーWi-Fiにおいては、ユーザーをひとりひとり認証するシステムを導入するのもセキュリティ強化に役立ちます。通常の暗号化だけではWi-Fi区間のセキュリティは確保できますが、暗号化キーを知っているユーザーなら誰でも接続可能です。

この状態では悪意をもったユーザーに勝手に使われ、犯罪に利用されるリスクがあります。そこで役立つのがユーザー認証です。

ユーザー認証では、フリーWi-Fiを提供している業者のネットワーク側でユーザーひとりひとりを確認します。メールアドレスや電話番号などを登録することで認証を行うため、匿名では利用できません。ユーザー認証の実装は犯罪などの不正利用防止に効果的です。

LAN内は相互通信不可

フリーWi-Fiでは不特定多数のユーザーが同じネットワークに接続します。そのため、LAN内の相互通信ができないように設定しておきましょう。LAN内で相互通信できるようになっていると、悪意を持ったユーザーが別のユーザーのデバイスに勝手にアクセスし、情報を盗む可能性が考えられます。

ルーター側で正しく設定し、LAN内で相互通信ができないようになっている実際に試してみることも必要です。設定ミス等で相互通信ができるようになっているケースが防止できます。

信頼できるフリーWi-Fiサービスを利用

家庭用のルーターを流用してフリーWi-Fiサービスを提供するのは危険です。そのため、自ずとフリーWi-Fi構築サービスを提供している業者と契約することになるでしょう。

法人向けにフリーWi-Fiサービスを提供している業者はさまざまなので、信頼できる業者と契約することが大切です。フリーWi-Fiの設置を決めたら要件を定義し、複数のサービスを比較しましょう。その上で、セキュリティと利便性を両立できる業者を選択するのがおすすめです。

フリーWi-Fiを設置する手順


契約する業者が決まったら、設置手続きに進みます。ここからはフリーWi-Fiを実際に導入するときの手順を見ていきましょう。

インターネット回線の契約から機器類の設定までの手順を解説しますので、それぞれの手続きを順番に進めましょう。設置を決断してから実際に使えるようになるまでにはある程度の期間がかかるので、早めの手続きがおすすめです。

1.インターネット回線の契約

インターネットに接続するためには、通信事業者と回線契約を締結しなければなりません。インターネット回線には、光ケーブルを利用した固定回線や移動体通信と同じ仕組みで提供しているモバイルルーターなどがあります。

フリーWi-Fiを設置するときは安定した通信環境と十分な速度が求められるため、光回線を導入しましょう。光回線は契約してから引き込み工事を行う必要があり、開通までに時間がかかるケースもあります。

2.フリーWi-Fi提供のプロバイダと契約

インターネット回線を契約しただけでは通信は使用できません。続いて、プロバイダとの契約も必要です。ここで法人向けフリーWi-Fiサービスを提供している業者を選択すれば、その後の設置手続きもスムーズに進むでしょう。

中には回線とプロバイダを一括で提供している業者もあります。一括提供の業者と契約することで、問い合わせ窓口もひとつに集約できるため対応がスムーズです。また、トラブルがあった際に、回線事業者とプロバイダ、フリーWi-Fiサービス提供元で、たらい回しに遭うリスクも軽減できるので、サポート体制を重視する方は一括提供の業者がおすすめです。

3.無線LANルーターの設定をする

契約・回線工事が完了するとフリーWi-Fi提供業者からルーターを提供されるので、必要な設定を行ってLAN側の環境を整備しましょう。通信の暗号化や相互通信の禁止など、必要な設定を正しく行うことが大切です。

サービスによっては、事業者側が指定する仕様を満たすルーターを自前で用意しなければならないところもあります。ルーターを自前で調達するときは、「要件を満たしているか」「基本的な仕様に問題はないか」を確認してから購入しましょう。

フリーWi-Fi設置ならセキュアで利便性の高いイッツコムがおすすめ


自社の店舗や施設にフリーWi-Fiの設置を考えている企業担当の方は、回線とプロバイダ、フリーWi-Fi設置サービスを一括で提供しているイッツコムがおすすめです。

イッツコムでは利便性や高度なセキュリティはもちろん、24時間体制のサポートも提供しているので安心してご利用いただけます。最後に、イッツコムの強みについてご紹介いたします。

3種類のユーザー認証方法に対応

イッツコムが提供しているフリーWi-Fiサービスでは、ユーザーひとりひとりを認証する方法として以下の3つを提供しています。

・メールアドレス登録
・メールアドレス認証(実在性確認を含む)
・SNSアカウント認証

メールアドレスかSNSのアカウントを使ってユーザー認証するため、スムーズで利便性を大きく損なうことはありません。個別認証なしで利用できるフリーWi-Fiとは異なり、犯罪に使われるリスクを低減できるのもメリットです。

アクセスできるデバイスを制限する機能もあり

LANにアクセスできるデバイスを制限する機能も標準で搭載しています。この機能を利用すれば、あらかじめ登録したデバイスのみをWi-Fiネットワークに接続することが可能です。

こちらは、オフィスなど限られたユーザーが使用する場合におすすめです。第三者が許可なく利用するリスクを減らせ、情報漏えいなどを防げます。

24時間体制のサポートを提供

イッツコムのWi-Fiサービスでは、24時間体制のサポートを年中無休で提供しています。突然接続できなくなったときや機器が故障したとき、緊急事態が発生したときはすぐに問い合わせられるので安心です。

自社にネットワークに関する専門知識をもつ人材が少なく、スピーディなサポートを重視する方に向いています。スムーズな対応はダウンタイムの短縮につながり、顧客満足度を高めることにもつながるでしょう。

ニーズに合わせて2つの導入パターンから選べる

イッツコムでは「かんたんWi-Fi」と「カスタムWi-Fi」という2つのサービスを提供しており、ニーズにマッチしたほうをお選びいただけます。それぞれの特徴は以下の通りです。

・かんたんWi-Fi: 契約後、Wi-Fiアクセスポイントが届いたら電源とLANケーブルを接続するだけで使える
・カスタムWi-Fi: ニーズに合わせて見積もり・設計を行い、個別にサービスを設計する

小規模なフリーWi-Fiをスムーズに構築するなら「かんたんWi-Fi」、大規模なフリーWi-Fiを構築するなら「カスタムWi-Fi」を選ぶとよいでしょう。どちらがよいのか判断できない方は、一度イッツコムにお問い合わせください。

窓口が1つで楽!インターネット回線も提供

フリーWi-Fiサービスだけではなく、「イッツコム光接続サービス」という光回線も提供しています。こちらをご契約いただくとインターネット回線からフリーWi-Fiネットワークまでをイッツコムに集約可能です。

契約手続きやサポート窓口を1箇所にまとめられて便利なので、新たにインターネット環境を整備したい方や乗り換えを検討している方におすすめです。

フリーWi-Fi設置とセットで導入できるサービスも提供中!


イッツコムでは、フリーWi-Fiサービスとセットでご利用いただけるさまざまなサービスを提供しています。ここではフリーWi-Fiと親和性が高い2つのサービスをご紹介します。

通信事業者ならではのサービスを多数取り扱っており、目的に応じて組み合わせることでより便利・快適・安全なネットワーク環境をご利用いただけるでしょう。

高速・安定・大容量通信を実現する「イッツコム光接続サービス」

イッツコム光接続サービスは、東京都・神奈川県の一部エリアで提供している最大速度下り2Gbps、上り1Gbpsの光回線サービスです。2022年1月時点では多くのエリアで上下最大1Gbpsのサービスが主流になっていますが、イッツコムではより速く安定しやすい回線を提供しています。

固定IPアドレスも提供 しているため、社内サーバーを運用したいと考えている方にもおすすめです。多くのユーザーがアクセスしても安定しやすい光回線を探している方は、ぜひイッツコム光接続サービスをご検討ください。

店舗広告などに役立つ「デジタルサイネージ」

インターネットに接続してさまざまな情報を表示する看板「デジタルサイネージ」も提供しています。商業施設にフリーWi-Fiを設置しようと考えている方は、デジタルサイネージを併用して広告を表示し、購買活動につなげる使い方も可能です。

他にも緊急時の情報提供用にも活用できますので、デジタルサイネージの活用をお考えの方もイッツコムにご相談ください。ユーザーに適切な情報を提供することで、顧客満足度の向上につながる可能性があります。

まとめ


フリーWi-Fiは店舗や施設を訪れたユーザーにインターネットを提供することで、より快適に過ごせる空間を実現する方法です。顧客満足度や集客力の向上が見込めますが、安心して使えるサービスを提供するためには「利便性」と「セキュリティ」の両面に注意する必要があります。

イッツコムではフリーWi-Fiサービスやインターネット接続サービスを提供しており、高速・安定・ハイセキュリティの通信を提供可能です。イッツコム光接続サービスなどもセットでご利用いただけますので、店舗や施設のインターネット環境を見直したい方もぜひご相談ください。

(参考: 『新規:イッツコム 法人向けサービス お問い合わせ専用フォーム』)