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Zoomのバーチャル背景とは?設定方法や自然に見せるコツを解説

リモートワークの普及などでZoomを使ったオンライン会議が増えています。Zoomにはオンライン会議機能だけでなく、チャット機能やミーティングの録音・録画機能なども備わっているため、頻繁に利用しているという方も多いでしょう。その際、悩んでしまうのがWeb会議中の背景です。

Zoomには、自宅などの背景を見せないためのバーチャル背景という機能が備わっています。バーチャル背景の上手な使い方を知ることで、プライバシーを守りつつ個性を演出できるでしょう。また、テレワークでのオンライン会議が続いているという方は気分転換として背景をチェンジするのもおすすめです。

さらに、容量無制限のクラウドストレージによる画面共有や、スマホやタブレットでも通信トラブルを起こさないデータ通信サービスにも目を向け、リモートワークでの業務を快適に行いましょう。

そこでこの記事では、バーチャル背景の概要やシステム要件、設定方法や自然に見せるコツについて解説するとともに、リモートワークの環境整備を快適にするツールについてご紹介します。


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Zoomバーチャル背景の魅力


Zoomのバーチャル背景の魅力は、その人ならではの個性を表現できることです。背景はさまざまなテンプレートがあり、好きなデザインを選べます。日本にいながら、まるでハワイの海岸にいるような演出も可能です。

テンプレートの中には笑いを誘うものもあります。最近はオンライン飲み会なども増えているため、ネタになるような背景を選べば仲間とのやりとりを盛り上げることもできます。

また、自宅でのオンライン会議の際に気になるプライベートの背景を隠せるというメリットもあります。リモートワーク中にZoomでの会議が入っても、バーチャル背景を使えば後ろのプライベート空間が映ってしまう心配はありません。

バーチャル背景とは

バーチャル背景は、Zoomの機能のひとつで、自分の背景を好みの画像に変更できます。背景はテンプレートの画像やデザインを活用したり、自分で撮影した写真を使ったりすることも可能です。背景の変更操作は非常に簡単で、その日の気分やオンライン会議の内容によって変えられる点も魅力です。

バーチャル背景のメリット

バーチャル背景は、リモートワークでの業務の中に遊び心をプラスできるという利点があります。もちろん業務で行うオンライン会議なので、状況に応じた背景を考えることは必須ですが、業務中の気分転換として、仕事の会議、仲間とのやりとりなど、用途に応じて複数の背景を使いわける方も多いでしょう。

また、自宅でのオンライン会議でどうしても気になってしまうプライベート空間が映ってしまう問題を解消してくれるという点もメリットです。また、自分のいる場所を相手に知られたくない場合もバーチャル背景を使うことで、プライバシーが守られます。

バーチャル背景の特徴

バーチャル背景は、大きく分けると「オフィスやカフェ系」「自然系」「ネタ系」の3つがあります。「オフィスやカフェ系」の背景は、観葉植物や窓枠、本棚などです。主にビジネスのオンライン会議のシーンで使われます。

「自然系」は海外のビーチや広大なサファリなどです。オンとオフ、両方に使える背景といえます。「ネタ系」は笑いを誘うデザインです。最近はオンライン飲み会も増えているため、
仲間同士のやりとりなどには最適でしょう。

Zoomバーチャル背景のシステム要件


Zoomのバーチャル背景はリアルタイムで背景処理を行うため、通常使用時よりもマシンパワーを要します。モバイルアプリ版・デスクトップ版ともにシステム要件が若干厳しいことに注意しましょう。

撮影用グリーンバックを使用すれば負荷を抑えられますが、セッティングにコストと手間がかかるため、ここではグリーンバック非使用時のバーチャル背景のシステム要件を解説します。

iPhone・Android・iPadのシステム要件

iPhone・Android ・iPadでバーチャル背景を使用する場合、システム要件は以下の通りです。

・iPhone8以降
・Android8.0以降
・第5世代以降の9.7インチ型または第7世代以降の10.2インチ型iPad
・iPad Pro
・Zoomモバイルアプリ バージョン5.3.0以降

旧型のApple製モバイルデバイスではバーチャル背景のメニューが表

示されないことに注意しましょう。

Macのシステム要件

撮影用グリーンバックを使用せず、バーチャル背景に画像を適用する場合、システム要件は以下の通りです。

・Zoomデスクトップクライアント4.6.0以降
・macOSバージョン10.13以降
・サポート対象プロセッサ:Apple M1、Intel i5は2コア以上かつ第6世代以降、Intel i7は4コア以上かつ第4世代以降

バーチャル背景に画像ではなくビデオを適用する場合はさらにハイスペックのMacが必要です。

Windows PCのシステム要件

撮影用グリーンバックを使用せず、バーチャル背景に画像を適用する場合、システム要件は以下の通りです。

・Windows7以降
・サポート対象プロセッサ:Intel i3は2コア以上かつ第5世代以降、Intel i5以上は2コア以上かつ第3世代以降、AMDは2.0GHz以上
・Zoomデスクトップクライアント バージョン5.2.0以降

バーチャル背景に画像ではなくビデオを適用する場合はさらにハイスペックのWindows PCが必要です。

Zoomバーチャル背景の設定方法


Zoomデスクトップクライアントの場合、バーチャル背景はミーティング前の設定画面かミーティング中のビデオ設定から適用できます。Zoomモバイルアプリの場合、バーチャル背景を適用できるタイミングはミーティング中のみです。ここでは、PCやモバイルデバイスでのバーチャル背景の設定方法を見ていきましょう。

PCでバーチャル背景適用

Windows PCやMacでバーチャル背景を適用する場合、手順は以下の通りです。

1.Zoomデスクトップクライアントを立ち上げ、サインインする
2.プロフィール画像をクリックし、[設定]をクリックする
3.[背景とフィルター]を選択する
4.撮影用グリーンバックを設置している場合、[グリーンバックがあります] にチェックを入れる
5.適用したい画像またはビデオを選択する

[+]アイコンから独自の画像やビデオも追加できます。

PCでミーティング中にバーチャル背景適用

PCでのミーティング中にバーチャル背景を追加、または変更する手順は以下の通りです。

1. [ビデオを開始/停止]の右にあるキャレット(^)をクリックする
2.[バーチャル背景を選択]をクリックする
3. 適用したい画像またはビデオを選択する

モバイルデバイスでバーチャル背景適用

iPhoneやAndroid端末でバーチャル背景を設定する手順は以下の通りです。

1.Zoomモバイルアプリを立ち上げ、サインインする
2.Zoomミーティングの開催中にメニューの[詳細]をタップする
3.[背景とフィルター]をタップする
4.適用する画像を選択するか、[+]アイコンをタップして画像をアップロードすると、バーチャル背景が適用される

バーチャル背景は次回ミーティングにも適用されるため、本番前に自身のみのミーティングで映りを確認しておきましょう。

Zoomバーチャル背景を自然に見せるコツ


Zoomのバーチャル映像は常に鮮明に表示され、明るさや陰影の変化もありません。しかし人物は照明によって見え方が変わるため、参加者からは「浮いて」見える場合があります。ここでは、バーチャル背景を自然に見せるコツを見ていきましょう。

自然光を使わない

自然光を照明にすると、時間帯によって人物の明るい部分・暗い部分が変わり、バーチャル背景との相性も変わってしまいます。また窓の位置によっては逆光になり、人物だけが暗くなって不自然な見え方になるのも懸念点です。

光源の明るさや位置関係を調整しやすい室内灯ならこのような問題は起こりません。なるべく室内灯を照明として、バーチャル背景をセッティングしましょう。

光源の向きをそろえる

これは自然光にも室内灯にもいえることですが、バーチャル背景と室内の光源の向きをそろえることもポイントです。

例えばバーチャル背景の画像は光源が右側にあり、影が左側に落ちているケースを考えてみましょう。この場合、室内の光源が左側にあると、人物と背景の影の向きがそろわず不自然です。気に入った画像と室内の光源の位置がうまくそろわない場合、ペイントツールなどで画像の向きを反転させることもできます。

ミラーリングのオンオフも

自身からの見え方という意味では、ミラーリングのオンオフもポイントです。Zoomミーティングはデフォルトで「マイビデオのミラーリング」がオンになっており、自身のプレビュー映像は鏡に映した状態で表示されます。この状態だと紙資料などの文字を写す場合、自身には反転して見えて不自然です。

また、参加者にどう見えているか不安になることもあるでしょう。ミラーリングをオフにすることで、参加者に見えている映像(鏡面反射していない映像)をプレビューできます。参加者から見た自身の映像は、常にミラーリングをオフにした状態です。

Zoomバーチャル背景が利用できないときの対処法


バーチャル背景が表示されない場合は、まずは設定方法を再度確認してみましょう。設定は間違っていないのに利用できないときは、いくつかトラブルシューティングを試すと良いでしょう。

最近は利用者の増加で実際に不具合も報告されているため、自分で解決できることは限られていることもありますが、バーチャル背景が利用できない場合の基本的な対処方法について知っておくと安心です。

サインインを行っていない場合

考えられる原因のひとつがサインインしていない場合です。バーチャル背景を利用するには、ミーティングの参加前にサインインすることが必要です。

サインインしていないことが原因のときは、あらためてサインインしましょう。メールアドレスとパスワードを入力してサインインし、「仮想背景を選択してください」という表示が出れば解決です。

PCのスペック不足の場合

もうひとつ考えられる原因は、PCのスペック不足です。この場合、「コンピュータが要件を満たしていません」というエラーメッセージが出ます。

「詳細を確認」をクリックすると、必要なスペックが表示されます。一般的にはWindows7か8もしくは10で、64-bitであることなどが条件です。表示されたスペックを満たしていなければ、PCを変えるかスマホを使うしかありません。

背景の表示に問題がある場合

背景がムラになったり、自分の顔に背景がかぶったりする場合があります。解決方法は、実際の背景を統一した色の壁などにすることです。背景にさまざまな色が混ざると、正しく表示されないことがあるからです。もっとも理想的なのは、緑色の背景を選ぶことです。緑色のバーチャル背景用の布も販売されていますので、利用してみるのもいいでしょう。

不具合も発生している場合

利用中に画面がフリーズしたり、ガクガク揺れたりすることもあります。ユーザー側に問題がないというケースも多くあります。バーチャル背景は利用者が増えているため、提供者側やシステムに不具合が生じている可能性も考えられます。

こうした場合の対処法のひとつは、「ハードウェアアクセラレーションを有効にする」のチェックを外すことです。ただ、原因が最後まで分からないこともあり、その場合には違う背景を選ぶなどして症状が改善するかを見てみましょう。

Zoomバーチャル背景を使いこなす環境整備ならイッツコム!


イッツコムは初心者でも安心のサポート付き「Zoom」、Zoomとセット導入がおすすめのクラウドストレージ「Box」、スマホやタブレットで快適にZoomを利用できる「法人データSIM」を提供しています。ここでは、Zoomバーチャル背景を使いこなすための環境や、テレワークを円滑にするために組み合わせたいサービスについてご紹介します。

初心者でも安心のサポート付き「Zoom」

Zoomは無料でも利用できますが、あくまでお試し版なのでミーティングの40分制限があります。有料アカウントを取得すると、ミーティングを実質無制限(30時間/1回)で利用できるのが大きなメリットです。長時間のミーティングで突然切断されることがなくなり、メンバーを再招待する手間もかかりません。

他にもクラウドレコーディングや詳細な利用履歴管理など、有料アカウントならではの豊富な機能を利用できます。有料アカウントが必要なのはホスト(主催者)のみで、参加者は無料アカウントで問題ありません。

イッツコムなら日本語サポート付きの有料版Zoomをプロプラン1ライセンスから提供しています。管理者向けの各種マニュアルも充実している他、請求書払いにも対応しております。

Zoomとセットで導入がおすすめ!クラウドストレージ「Box」

Zoomを使いこなすならクラウドストレージの導入も重要です。容量無制限のクラウドストレージがあれば、画面共有機能でのファイル共有がはかどります。

そこで導入したいのが、法人向けに開発された容量無制限のクラウドストレージ「Box」です。あらゆるファイルを一元管理でき、7種類のアクセス権限設定や70種類以上のログ監視など、セキュリティ機能も抜群です。外部ユーザーとのオンライン共同編集にも対応し、社内外での共同作業にも活用できます。

イッツコムなら無償かつ無制限の電話およびメールサポートや、カスタマーサクセス、有償のデータ移行や運用設計も提供でき、Boxの導入から運用までトータルサポートできるのが強みです。

スマホで快適にZoom利用するなら「法人データSIM」

ZoomやBoxはマルチデバイス対応なので、スマホやタブレットで利用することも多いと考えられるでしょう。モバイル通信環境が整備されていれば、外出先でも業務がはかどります。

そこで導入したいのがイッツコムの「法人データSIM」です。安心のNTTドコモ回線なので、NTTドコモのサービスエリア内ならどこからでも快適に利用できます。

「シェアプラン」を選択すれば複数SIMでデータ容量をシェアでき、メンバー間で通信容量に差があってもコストの無駄は生じません。モバイルWi-Fiルーターとのセット契約もでき、現在のSIMはそのままに通信環境のアップグレードもできます。

まとめ


現代のビジネスにZoomは欠かせないツールといえます。リモートワークや会議の簡素化など、Zoomの浸透は今後さらに進むことが予想されるでしょう。また、オンライン会議の需要増加にともなって、安全なデータ共有方法やモバイル通信環境の整備なども必要です。

こうした課題を解決するのがイッツコムの法人向けサービスです。オンライン会議の代表ともいえる「Zoom」やセキュリティの高さに定評のある「Box」、テレワーカーや営業パーソンが快適に利用できる「法人データSIM」の利用で、業務の円滑化や快適化を目指しましょう。