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リモートワーク導入時のネットワーク環境について解説!注意点もあわせて紹介

「リモートワークのネットワーク環境が知りたい」「ネットワーク環境を構築する際の注意点が知りたい」などのお悩みはありませんか。リモートワーク制度を導入するうえでは、セキュリティ対策はもちろん、スムーズな業務遂行のためにもネットワーク環境の整備が必要です。

そこでこの記事では、リモートワークのネットワーク環境について、整備が必要とされる理由や注意点を解説していきます。リモートワークの導入後に後悔しないためにも、快適なネットワーク環境を導入しましょう。

リモートワークにネットワーク環境が重要な理由

ここは、リモートワークにネットワーク環境の整備が重要とされる理由について解説していきます。ネットワーク環境が整うことで、セキュリティ対策強化をはじめ業務の効率化、円滑なコミュニケーションを図ることができます。ネットワーク環境を整える重要性を把握しておくことで、自社には何が必要なのかが見えてくるでしょう。

セキュリティ対策が必須のため

まずリモートワークにおけるネットワーク環境整備で最も重要なのは、セキュリティ対策です。リモートワークでは会社内だけでなく、社員の自宅や公共の場からもアクセスが行われます。

万が一外出先のフリーWi-Fiなど、セキュリティの甘いネットワークからのアクセスを行った場合、情報漏洩や不正アクセス等のトラブルに繋がる可能性があります。自社や社員だけでなく取引先の大切なデータを守るためにも、テレワークにおけるセキュリティ対策は欠かせません。

業務を効率化するため

業務の効率化のためにも、ネットワーク環境の整備は必要です。例えばファイル一つの共有も、社員それぞれが別のやり方で行うと効率が悪くミスの原因になります。全員が共通のツールを使い、同じネットワークで繋がることで業務の効率化を図ることができます。

円滑なコミュニケーション

社員同士の円滑なコミュニケーションのためにも、ネットワーク環境の整備は必要です。同じオフィスで仕事をする場合とは違って、リモートワークでは直接コミュニケーションを取れないため、連絡や相談がしにくい環境となります。

その際に、すぐにビデオ会議やチャットなどで連絡ができる環境を整えておく必要があるでしょう。直接顔を合わせることができないリモートワークでは、普段の仕事以上に社員間のコミュニケーション向上に力を入れてネットワーク環境を構築することが大切です。

リモートワーク導入時に必要なツール

リモートワーク導入時にはどのようなツールが必要なのかを知り、ネットワーク環境を構築する際のイメージをしましょう。ここでは具体的に、コミュニケーションツールやVPN接続、クラウドサービスなどのネットワークについて紹介していきます。

1.コミュニケーションツール

リモートワーク導入時には、コミュニケーションツールの導入が必要です。社員全員で利用できるコミュニケーションツールを導入することで、社員間の報告、連絡、相談がスムーズになります。

ZoomなどのWeb会議システムやチャットができるツールなどを利用し、リモートワークを効率的に行いましょう。ファイルの管理機能やクラウドシステムが付随しているチャットツールなど、さまざまなものがあるため、自社に適したコミュニケーションツールを選ぶのがポイントです。

2.VPN接続

リモートワーク導入時には、VPN接続の導入も重要だといえます。VPN接続とは、Virtual Private Networkの略で、インターネットに仮想的な閉域網を構築する手法です。VPN接続をすることで、社外からも安全にネットワーク接続ができるようになります。

リモートワークでは、社員がどのネットワークを利用するかによって、セキュリティレベルが大きく変わります。業務では接続を制限するなどVPN接続をうまく活用して、セキュリティ対策を高めることが大切です。

3.クラウドサービス

リモートワーク導入時には、情報共有が容易にできるクラウドサービスの導入も大切です。アクセス権を与えられた社員だけが扱えるよう制限することで、場所を選ばず安全にクラウドでデータの保管・共有ができます。リモートワークにおいては非常に力強いツールになるでしょう。

データを社員全員が共有することで、チャットやテレビ会議でもデータを参照しながらスムーズに行えます。

リモートワークの主な方法

社外で行うリモートワークにもさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。会社のパソコンを持ち出しリモートワークする方法や、リモートデスクトップで仕事をする方法、クラウド型アプリや仮想デスクトップを利用して仕事をする方法などをそれぞれ紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。

会社のパソコンで仕事

まずは、会社で使っているパソコンを社外に持ち出して仕事をする方法です。同じパソコンを使うため、普段と同じように仕事をできます。ただし会社のパソコンがノートパソコンではなくデスクトップの場合には、持ち運びが難しくなるでしょう。また、持ち運びの際の端末の紛失などにも注意する必要があります。

リモートデスクトップ

リモートデスクトップとは、リモートワーク端末から、会社の端末を遠隔操作して作業する方法です。遠隔操作アプリなどを利用して、普段使っている会社のパソコンで作業をしていきます。通常と同じように作業ができるため、導入のハードルも低いでしょう。ただし遠隔操作する会社のパソコンに電源が入っていないと、操作できないため注意が必要です。

クラウド型アプリ

クラウド型アプリを利用してリモートワークをする方法もあります。社員が所持している端末からクラウドサーバーにアクセスして、業務を進める方法です。

クラウドサービスを導入するだけで場所を選ばずに仕事ができるため、低いコストでリモートワークを開始できます。ただしセキュリティ対策や社内ルールを整えておかないと、後々トラブルに繋がる可能性があるので注意が必要です。

仮想デスクトップ

仮想デスクトップではサーバー内に仮想端末を構築し、リモート端末から遠隔操作して作業します。リモート端末にはデータが保存されないため、重要なデータが流出してしまうリスクを防げます。ただしサーバーが停止してしまうと作業ができなくなり、業務が止まってしまう点がデメリットです。また、不正アクセスなどによる情報漏洩にはやや弱いのが難点です。

リモートワーク用にネットワーク環境を構築する注意点

どのようなことに注意するべきかを知っておくことはリスク回避にも繋がるでしょう。セキュリティ対策や帯域逼迫関すること、端末の取り扱いなどをまとめました。

セキュリティ対策を万全にする

ネットワーク環境を構築する際には、セキュリティ対策を万全にすることが最も重要です。リモートワークで外部からのアクセスが行われるということは、環境によっては情報漏洩やサイバー攻撃などのリスクが高くなります。

リスク低減のためには必ず安全なネットワーク環境を構築し、自社と取引先企業が危険に曝されないよう努めなければいけません。

帯域逼迫に気を付ける

VPN接続などでリモートワークを行う場合には、帯域逼迫(たいいきひっぱく)にも注意しましょう。帯域逼迫とは、ネットワークをリモートワークしている複数の社員で共有することで負荷が増加し、回線速度などパフォーマンスの低下などに繋がる事象です。

ひとつの帯域を利用している人数が多すぎるために、ファイルやフォルダが開けなくなったりネットワークが止まったりすると、業務に遅れが出てしまいます。どれくらいの社員がネットワークに接続するかを考えたうえで、余裕のある構築が必要です。

端末の紛失に気を付ける

リモートワーク導入時には、端末の紛失や盗難にも気を付けましょう。余分な端末購入費がかかるだけでなく、情報漏洩にも繋がります。会社のパソコンに限らず、リモートワークで使用している端末は全て管理する必要があります。

端末の紛失は絶対に起きないとは言い切れないため、紛失に気づいたら遠隔で端末をロックできる仕組みや、端末の追跡を可能にしておくなどの対策を取っておくとよいでしょう。

ネットワーク環境構築にはイッツコムがおすすめ

リモートワークのネットワーク環境構築には、イッツコムのサービスを導入するのがおすすめです。モバイル閉域接続、Zoomなどで、快適な通信環境や、Web会議システム導入のサポートができます。セキュリティ対策も万全、企業のスタイルに合わせてとことんサポートいたしますので、安心して利用可能です。

モバイル閉域接続

リモートワークのネットワーク環境構築には、モバイル閉域接続がおすすめです。モバイル閉域接続では、インターネットを経由しないセキュアなネットワークを構築することで、安定した通信と安全な環境でリモート接続が可能になります。

・専用SIMのみでセキュリティ確保
・登録した端末以外でのアクセス不可
・社外でも社内セキュリティポリシーが適用できる

などのサービスも付与しているため、情報漏洩や不正アクセスのリスクを大きく減らせる点が特徴です。

Zoom

リモートワークのネットワーク環境構築におすすめの、ZoomのWeb会議システムについて紹介します。Web会議システムを導入することで、社員間のコミュニケーションがスムーズになり、業務の効率化に繋がります。Zoomの特徴は以下の通りです。

・ビデオミーティング&チャット機能
・相手にライセンスがなくても、Web会議に参加可能
・シンプルな操作性でITリテラシーに自信がなくても安心

誰でも簡単にビデオミーティングやチャットができ、社内や社外とのコミュニケーションがスムーズになります。リモートワークの際の情報共有などに役立つでしょう。

まとめ

リモートワーク導入の際には、セキュリティ対策や業務の効率化のためにも、ネットワーク環境の整備が必要です。コミュニケーションツールやセキュアな接続、クラウドサービスなどを利用してネットワーク環境を構築しましょう。

リモートワークのネットワーク環境を構築する際に、インターネットやWeb会議システムに関することで分からないことがありましたら、イッツコムまでお気軽にご相談ください。