Zoomからの情報漏えいを防げ!忘れずに確認したい設定とは?
目次
こんにちは!イッツコムの佐藤です!
Zoomはとても便利なWeb会議システムです。コロナ禍の影響もあり、最近ではテレワークや日常的なミーティングなどにZoomを使っているという方も多いでしょう。しかし、インターネット上での通信ということで「Zoomを使うと情報漏えいする」と不安に感じている方もいるようです。
そこで、この記事ではZoomのセキュリティ対策について解説します。「Zoomをより安全に使いたい」「さらに活用するためにはどうしたらいいか」「これから導入したい」などとお考えの方は必見です!
Zoom自体に大きなセキュリティホールはある?
「Zoom自体にセキュリティホールがあって危険」という情報を聞いたことがある方もいるでしょう。しかし、本当に危険なのでしょうか?Zoomはビジネスで利用することも多いため、セキュリティ面に関しては明確にしておきたいでしょう。
結論からいうと、2022年1月時点では大きなセキュリティホールは発見されていません。未知のセキュリティホールがないとは言い切れませんが、過度に心配する必要はないでしょう。
過去にはいくつかのセキュリティ上の問題が発生したことがあり、主に以下のようなトラブルがありました。
・別のサービスから流出したIDとパスワードで不正にログインされる
・パスワードを盗まれるリスクが発生
・ユーザー情報が別サービスに勝手に送信されていた
・暗号化方式にセキュリティホールがあった
いずれも重大なセキュリティホールですが、現在では全て修正されています。今後Zoomを利用する人は、これらを過度に心配する必要はないでしょう。
Zoomからの情報漏えいでよくある原因
Zoom自体にセキュリティホールがなかったとしても、ユーザー側のセキュリティ対策が不十分だと情報漏えいする可能性があります。ここでは情報漏えいにつながりやすい原因を4つピックアップしました。
第三者の乱入
Zoomのミーティングに第三者が乱入し、ミーティング内容を傍受されて情報が筒抜けになるケースがあります。少人数のミーティングならすぐに部外者に気づけても、数十人~数百人になると気づけないケースもあるでしょう。「知らないうちに部外者が紛れ込んでいた」という状態に陥らないように事前に対策する必要があります。
Webカメラへの映り込み
参加者がWebカメラをONにするときは、背景に映り込んだものから情報が流出しないように注意しましょう。背景に映った風景から事務所の所在地がバレたり、手元にある機密情報を記載した資料が映り込んだりする可能性もあります。
Zoomでミーティングに参加するときは、背景を設定したり、事前にカメラに映る範囲をチェックしたりするなどして余計なものが映らないように注意しましょう。
誤ったファイルのアップロード
Zoomのファイルアップロード機能を使用する場合、「アップロードする資料を間違えてしまう」というトラブルも起こり得ます。もし、間違えてアップロードしたファイルが機密情報を含むものなら一大事です。
漏れてはいけない情報が参加者に知られてしまうことにもつながりかねません。特に社外の人が参加しているミーティングでは大きなトラブルにつながってしまいます。
意図しない音声送信
「マイクをミュートにするのを忘れて会話が筒抜けになってしまった」というのもよくある情報漏えいの原因です。会議室同士をつないでZoomを使用している場合は特に注意しましょう。
参加者に聞かれては困る重要な会話をするときは、マイクがミュートになっていることを忘れずに確認しましょう。
Zoomから会議情報漏えいを防ぐための対策
情報漏えいを防ぐためには、原因を理解するだけでは不十分です。これらの原因に正しく対処してこそ安全にZoomを利用できます。
ここからは情報漏えいを防ぐのに有効な対策を8つご紹介します。ひとつひとつチェックをし、トラブルの発生を未然に防ぎましょう。
IDとパスワードを使い回さない
IDとパスワードを使い回さないのは基本的なセキュリティ対策です。もし、Zoomと同じID・パスワードを別のサービスでも使用しているなら、すぐに変更しましょう。
パスワードを設定するときは簡単な文字列ではなく、覚えられる範囲で複雑な文字列にするとさらに安全です。
最新バージョンにアップデートする
Zoomのクライアントソフトウェアにまだ知られていないセキュリティホールが存在する可能性もあります。もし、開発元がセキュリティホールを発見したら、アップデートを通して修正パッチを配布するのが基本です。
そのため、古いバージョンより新しいバージョンのほうが安全といえます。定期的にアップデートが配信されていないか確認し、配信されていたらすぐにアップデートしましょう。
待機室を活用する
Zoomではミーティングに待機室を設定することが可能です。待機室とは、参加するユーザーを一度ここで待機させ、主催者が許可するまで入れないようにする仕組みです。
これを有効にすると第三者が勝手に参加できなくなるため、乱入防止に役立ちます。主催者が間違って部外者に参加許可を出さない限り、誰かが入り込むことはありません。
パスワードを設定する
ミーティングルームにはパスワードを設定できます。パスワードを設定して参加者のみに知らせておけば、高確率で部外者の乱入を防げます。
パスワードはしっかり管理しているつもりでも、別の参加者からパスワードが流出する可能性もあります。ミーティングルームのパスワード設定をした上で、待機室の活用をする二重の乱入対策を施しましょう。
ミーティングルームをロックする
Zoomではミーティングルームを個別にロックすることが可能です。鍵が掛かった部屋に入れないのと同じように、ミーティングルームをロックするとそれ以降は誰ひとり参加できません。
参加者が全員そろった時点でミーティングルームをロックしてしまえば、第三者が勝手に入り込むリスクを心配することはありません。特に重要なミーティングを行うときはしっかりロックして情報漏えいを防ぎましょう。
E2EEを有効にする
E2EE(エンド・トゥ・エンド暗号化)とは、ミーティング時に送信者側で通信を暗号化し、受信者側で復号化する仕組みです。暗号化キーはデバイス上で生成され、Zoomのサーバー側にも保存されないので、とても安全です。
E2EEを有効化しておけば、通信経路上でデータを盗まれるリスクを大幅に減らせます。
ただし、E2EEを有効にすると1:1のプライベートチャットやブレイクアウトルームを利用できなくなります。ミーティングでこれらの機能を活用している場合は、セキュリティの確保とどっちを優先するか考えて判断しましょう。
不特定多数の人がいるところで参加しない
いくらセキュリティを強固にしても、他の人に会議中の会話内容を物理的に聞かれてしまっては情報漏えいは防げません。そのため、重要な会議の際は公共交通機関やレストランなど、不特定多数の人がいるところは避けましょう。
プライベートな空間でミーティングに参加すれば、盗聴器などが仕掛けられていない限り会話内容を聞かれてしまうことは考えにくくなります。情報漏えいを防ぐには、参加する場所の環境を考えることも大切ですよ。
適した対策を講じればZoomは安全・便利なWeb会議システム
Zoomを安全に使うためにはセキュリティ対策が必須ですが、それはどんなWebサービスでも同様です。基本的な対策をきちんとすれば安全に利用できますので、ビジネスでZoomを利用したい方は事前にセキュリティ対策を講じましょう。
Zoomはビジネスシーンにおいてさまざまな用途に利用できますので、ぜひご活用ください。ここでは世界中でナンバーワンのシェアを誇るZoomの特徴を3つご紹介しますの。Web会議システム選びでお悩みの企業担当の方は参考にしてください。
テレワークから商談まで幅広く活用できる
Zoomは1:1から多人数まで、さまざまなミーティングにお使いいただけます。取引先との商談やテレワークなど、シーンを問わずに使える便利なWeb会議システムです。
「オンライン商談に対応できる環境を用意したい」「テレワークを進めたい」「遠隔地のオフィスとのミーティング環境を確保したい」と考える際に、とてもおすすめです。
セミナーに使うための機能もある
「オンラインセミナーを開催したい」「講演会や発表会に活用したい」という方にもZoomはピッタリのITツールです。
Zoomにはセミナーなどに活用することを目的として多人数のユーザーが参加できる機能があります。対面でのセミナーが敬遠されるコロナ禍で大きな注目が集まっている機能でもあります。
長時間のミーティングでも安心
Zoomの有料版では、1回ミーティングルームを作成すると多人数で最大30時間までのミーティングを行えます。「重要な話をしている途中で切断されてしまった」「途中で再接続を求められて面倒だ」ということを防げるので、快適なミーティング環境の実現が可能です。
また、有料版、無料版問わずWeb会議とは別にメッセージのやりとりができる「Zoom chat」機能も利用できます。音声や映像だけのやりとりでは不安という方は、「Zoom chat」を使ってテキストで残すとよいでしょう。
イッツコムでもZoomの新規導入をサポート
Web会議システムの導入をご検討中の方にとてもおすすめのZoomはイッツコムでも提供しています。ニーズにマッチしたプランの提案や無料トライアルも実施していますので、興味がある方はぜひ一度お問い合わせください。
ニーズに合わせて使える3プランを提供
イッツコムでは、同時接続する人数やセミナー機能の有無が異なる3つのプランを提供しています。
ライセンス | プロ | ビジネス | エンタープライズ2.0 |
月額料金 ※1ライセンス | 2,500円 | 3,400円 | 4,000円 |
契約ライセンス数 | 1~9 | 10~49 | 50以上 |
標準接続数 | 100 | 300 | 500 |
最大接続数 | 1,000 | 1,000 | 1,000 |
※オプション | |||
セミナー機能 | なし | なし | あり |
プランによって最低契約ライセンス数などに差があるため、上記の表を確認して自社のニーズにマッチしたライセンスをお選びください。
シングルサインオン機能や管理用ダッシュボードを必要とする場合は、ビジネス以上のライセンスに限られるので、その際は一度お問い合わせください。
Zoom rooms/Zoomビデオウェビナーもサポート
会議室同士を接続して使うためのライセンス「Zoom rooms」やセミナー用ライセンスの「Zoomビデオウェビナー」もイッツコムで取扱中です。
・Zoom rooms: 1ライセンスあたり月額8,400円(会議室に付与)、3台までのディスプレイを接続可能
・Zoomビデオウェビナー: 最大10,000デバイスまで参加可能、YouTubeとの連携やチャットによる質疑応答機能を提供
用途によって、こちらも組み合わせてお使いいただくととても便利です。イッツコムではあなたの会社の状況をヒアリングし、最適なライセンスをご提案しています。
1か月無料トライアルも実施中!
「Zoomの便利さを一度試してみたい」という方は、ぜひ1か月無料トライアルをご利用ください。1か月無料トライアルはZoomの有料ライセンスに含まれる機能を1か月間お試し利用できるサービスで、実際に使い勝手を確かめてから本契約するか判断したい方におすすめです。
Zoomと組み合わせて便利!ITツールはイッツコムにおまかせ!
イッツコムでは、Zoomと組み合わせて利用することで、さらなる業務効率化やテレワークの円滑化が図れるITツールを提供しています。ここでは、汎用性が高い「Box」と「ホットプロファイル」をご紹介します。
「もっと業務を効率化させたい」「テレワークを推進したい」とお考えの際に効果を発揮するITツールなので、ぜひチェックしておきましょう。
資料共有にピッタリ「Box」
BoxとZoomを組み合わせて利用すると、ミーティングで使用する資料を簡単に共有できます。Boxのセキュリティはとても強固で政府機関でも採用されているほどです。
「場所を選ばずどこからでも安全に機密資料を共有したい」というニーズに手が届くだけではなく、業務のペーパーレス化にもつながるでしょう。
顧客情報の一元管理に最適「ホットプロファイル」
ホットプロファイルは営業やマーケティングなどを通して得た顧客情報を一元管理するシステムです。このようなシステムをCRMシステムといいますが、CRMは顧客情報や履歴情報を収集してまとめることで管理しやすくし、経営判断に生かしてくれます。
ホットプロファイルにはCRMのほかに、マーケティングを効率化するMAとしての機能や営業を効率化するSFAとしての機能も搭載しています。
「業務のデジタル化を進めたい」「ブラックボックス化を防ぎたい」際にもピッタリのツールですので、こちらもぜひご利用ください。
情報漏えい対策を適切に施して安全にZoomを使おう
Zoomはとても便利なWeb会議システムですが、安全に使うためには利用者側がセキュリティ意識を持ち、さまざまなリスクに適切に対策する必要があります。Zoomを安全に使ってビジネスを効率化したいとお考えの際は、事前にセキュリティ対策をチェックしておきましょう。
イッツコムではZoomやセットで使うと便利なITツールを提供中です。コロナ禍によって急速にデジタル化する今、ITツールの利用は欠かせません。業務の効率化や業務改善にも最適ですので、ぜひ一度イッツコムにご相談ください。アドバイザーがあなたの会社のニーズをしっかりヒアリングした上で、必要なシステムやプランをご紹介いたします。