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在宅勤務のストレスの原因とは?社員・企業によるストレス解消方法を一挙解説

テレワークの導入効果を期待していたものの、在宅勤務者の生産性低下や体調不良に直面しており、ストレスの原因や解消方法が知りたい企業担当の方もいるのではないでしょうか。

在宅勤務者が抱える悩み、原因解消のために社員にできることの限界や企業がサポートすべきことを知ることで、問題解決に向けた具体的な取り組みを考えられます。ツール整備によって仕事環境を改善し、在宅勤務者のストレス解消と生産性向上を目指しましょう。

そこでこの記事では、在宅勤務のストレスの主な原因や、ストレス解消のために在宅勤務者ができること・企業ができることについてご紹介します。

在宅勤務のストレスの原因


在宅勤務者は、通勤のストレスから解放されたり、育児や介護との両立できたりする反面、さまざまなストレスに悩まされています。ストレスの主な原因は以下の通りです。

・コミュニケーション不足
・マネジメントの難しさ
・仕事のコントロールの難しさ
・顧客対応の難しさ
・執務環境の不備
・運動不足

まずは在宅勤務者の悩みを把握しましょう。

コミュニケーション不足

在宅勤務のストレスの原因として最も大きいもののひとつはコミュニケーション不足です。在宅勤務者はその他の社員と働く場所が分断されているため、上司や同僚と顔を合わせたり会話をしたりする機会が激減します。

これによりチームワークが進めにくくなったり、雑談によるストレス解消ができなくなったりして、孤独感に悩まされるケースも珍しくありません。コミュニケーション不足はさまざまなストレスの根本的な原因となります。

マネジメントの難しさ

マネジメントの難しさも在宅勤務のストレスの原因です。在宅勤務者の仕事ぶりは見えにくく、上司が部下を「サボっているのではないか」と疑ったり、逆に部下が「仕事の評価がされないのでは」と悩んだりします。

仕事の指示出しや相談が外から見えにくくなり、業務進捗に支障をきたすケースも多いでしょう。こうした評価への不安や仕事のしにくさがストレスを生みます。

仕事のコントロールの難しさ

在宅勤務者の勤務時間は労働基準法に沿って決められますが、仕事の時間配分についての自由度は増します。これはポジティブな効果を生む場合もありますが、終業時間の見極めが難しいことで、オフィス勤務より残業時間が長くなってしまうケースもあります。

また育児や介護がしやすくなる一方、家族との距離が近過ぎることによるストレスを感じるケースも少なくないでしょう。

顧客対応の難しさ

顧客対応が難しくなることも在宅勤務者のストレスの原因です。在宅勤務はオフィス勤務に比べて営業活動が制限される場合もあります。顧客と連絡を取りにくくなり、意思疎通をする機会が減ることで、仕事の進めにくさに悩む在宅勤務者も見受けられます。

執務環境の不備

十分な執務環境を整えられないことも在宅勤務者のストレスの原因です。自宅にオフィス勤務と同等の執務環境を整えることは、スペース的にも費用負担の面でも難しいケースもあるでしょう。

ディスプレイ・デスク・チェア・空調などの整備が不十分で体調を崩しやすいケースの他、ネットワークの不具合により業務が滞るケース、光熱費などの補助がないせいで不公平感に悩むケースも多いようです。

運動不足

運動不足も在宅勤務者のストレスの原因です。オフィス勤務なら特に運動を意識しなくても日々ある程度の距離を歩き、階段の昇り降りなどでも体を動かしています。

在宅勤務で体を動かす機会が減り、長時間座りっぱなしで仕事をすることで、筋力低下や体重増加にショックを受けるケースは珍しくありません。執務環境の不整備による肩凝りや腰痛なども相まって、心身の不調をきたしやすいのもネックです。

【社員編】在宅勤務のストレス解消方法4選


在宅勤務のストレス解消方法として、社員にできることの例は以下の通りです。

・家族の理解を得る
・仕事とプライベートのメリハリをつける
・適度な運動を取り入れる
・趣味や娯楽に時間を使う

基本的に、社員側でできることは生活習慣を変えることに限られるので、こういった方法で解決できない部分は企業側で対処する必要があります。

家族の理解を得る

家族と在宅勤務の働き方について話し合い、理解を得ることは大切です。家族に話しかけられて仕事に集中できないケースは多く、さらに家事を手伝えずに罪悪感を覚えるケースもあるようです。

こういったすれ違いが重なると家庭不和を招く場合もあるため、話し合いによって家庭内で対応できることと、できないことを明確化し、お互い納得の上で仕事をしましょう。

仕事とプライベートのメリハリをつける

仕事とプライベートのメリハリをつけることも大切です。在宅勤務になって自由に使える時間が増えたことで、残業時間や睡眠時間が長くなるなど、オフィス勤務より生活が不規則になる場合もあります。

また在宅勤務は仕事とプライベートの場が同じなので、仕事にも休息・遊びにも集中しにくくなりがちです。こういった問題を解決するために、以下のような取り組みで仕事とプライベートのメリハリをつけましょう。

・間仕切りでワークスペースを区切る
・可能であれば仕事用の部屋を設ける
・仕事が終わったらPCなど仕事に関係するものを隠す
・仕事をしない時間はスマホの通知をオフにする
・プライベートな時間は仕事のことを一切考えない

適度な運動を取り入れる

運動不足解消に適度な運動を取り入れることも大切です。スポーツジムやヨガスタジオに通う方法もありますが、コロナ感染や出費が気になる場合は、自宅でできるストレッチや簡単な筋トレでも構いません。散歩は気晴らしにもなるので、歩く機会を増やしてみるのも効果的です。

趣味や娯楽に時間を使う

趣味や娯楽に時間を使うのも効果的です。在宅勤務は本来、ワークライフバランスを向上させやすい働き方なので、浮いた時間をプライベートな活動に充てるのは理に適っています。

オフィス勤務では時間が取れなかった趣味や、新しい娯楽に時間を使ってみましょう。プライベートな予定をスケジュールに入れると、仕事とプライベートのメリハリをつける効果も生まれます。

【企業編】在宅勤務のストレス解消方法5選


在宅勤務のストレス解消について、社員にできることは限られています。企業は以下のような取り組みで制度面からストレス解消をサポートすることが必要です。

・在宅勤務手当を支給する
・定期的なストレスチェックをする
・コミュニケーションを活発化する
・情報共有の仕組みを整える
・在宅勤務者の通信環境を整備する

それぞれの取り組みの必要性や効果を解説します。

在宅勤務手当を支給する

在宅勤務手当支給することで、業務使用分の費用負担をすることは大切です。在宅勤務者は執務環境を十分に整備できないことで仕事のパフォーマンスが低下し、心身に不調をきたす場合もあります。また光熱費や通信費の負担が増えると、不公平感がストレスを生むこともネックです。

業務使用分の備品やランニングコストについては企業が負担することで、在宅勤務者の生産性向上や体調改善、ストレス軽減が期待できます。

定期的なストレスチェックをする

在宅勤務者向けの定期的なストレスチェックをすることも効果的です。特に在宅勤務者の体調を把握できていない企業にとっては必須の取り組みといえます。

アンケートで体調やストレスをチェックしたり、チャットや電話で相談窓口を設けたりして、なるべく早い段階で在宅勤務者の不調を察知しましょう。合わせて体調改善のTIPSを公開するなど、在宅勤務者向けにヘルスケアの取り組みをアピールすることも大切です。

コミュニケーションを活発化する

コミュニケーションの活発化は必須です。コミュニケーション不足はさまざまなストレスの根本的な原因になるため、チャットツールやWeb会議システムを活用し、在宅勤務者向けのコミュニケーションの仕組みを整えましょう。

仕事を進める上では報告や連絡も大事ですが、ストレス解消という意味では相談や雑談が重要です。Web会議システムによる定期的なチームミーティングや上司・部下の1on1ミーティング、チャットツールによる雑談などを取り入れ、オフィス勤務に近い環境を整えましょう。

情報共有の仕組みを整える

企業側が情報共有の仕組みを整えることも必須です。在宅勤務はデータありきの勤務形態なので、情報をスムーズにやり取りできなければ生産性低下やストレス増大を招きます。

クラウドストレージを導入すればオフィス勤務者・在宅勤務者でスムーズな情報共有ができ、ツールによってはパートナー企業やクライアントとの安全なファイル共有も可能です。メールに依存しなくなることで、セキュリティ対策や業務効率化の効果も生まれます。

在宅勤務者の通信環境を整備する

企業側が在宅勤務者の通信環境を整備することも効果的です。在宅勤務者は自宅の通信環境を業務に使用しますが、業務使用を想定していないプランなので、通信速度や安定性の問題で遅延が発生するケースもあります。

しかし家族も使用する通信環境を簡単には変えられません。そこで企業がモバイルデータ通信サービスを整備すれば、在宅勤務者の通信環境を標準化でき、ストレス軽減や業務効率化につながります。

在宅勤務のストレス解消に効くツール整備はイッツコム!


在宅勤務者はコミュニケーション不足や情報共有の難しさ、通信環境の不備によって日々ストレスを受け続けています。イッツコムが提供する「Zoom」「Box」「モバイル閉域接続」を組み合わせれば、こういったストレスをトータルに解消可能です。

コミュニケーション不足の解消には「Zoom」

在宅勤務のストレスの多くはコミュニケーション不足によって生じるため、バーチャルな場を共有できるWeb会議システムや、雑談にも対応できるチャットツールの整備を要します。そこで導入したいのが、チャットツールとしても活用できるWeb会議システム「Zoom」です。

有料版Zoomならミーティングを実質無制限(30時間/1回)で開催でき、複数の共同ホストが進行役を務めるグループミーティング(ブレイクアウトルーム)にも対応できます。1on1ミーティングや相談窓口、リモート昼食会など、活用方法は多彩です。アプリのダウンロード不要でオンライン商談にも対応できるため、顧客対応の難しさの解消にも効果を発揮します。

またZoomはミーティング開催不要でチャットツールとしても活用でき、ビデオチャットが不要な雑談などに利用できるのも利点です。別途チャットツールを用意する必要はありません。

情報共有のストレス解消には「Box」

在宅勤務者は業務データにアクセスできなければ業務遂行できず、またプロジェクトやチームの業務進捗を把握しにくいため、適切な情報共有システムの整備が求められます。

そこで導入したいのが、高セキュアなクラウドストレージ「Box」です。有料版Boxは容量無制限で、ファイルだけでなくタスクやプロジェクトまであらゆるコンテンツを一元管理できます。

世界最高峰のセキュリティレベルを誇るのも大きな魅力で、パートナー企業との共同編集やクライアントへの資料提示などもスムーズかつ安全です。メールからの脱却やペーパーレス化にも大いに貢献し、ストレスフリーな情報共有環境が整います。

通信環境の問題解決には「モバイル閉域接続」

在宅勤務者はさまざまなICTツールを活用しますが、自宅の通信環境が貧弱であれば業務遂行に支障を生じ、セキュリティ対策をしていないネットワークの利用は情報漏えいリスクに懸念があります。

そこで導入したいのが、閉域網接続の仕組みを利用したモバイルデータ通信サービス「モバイル閉域接続」です。モバイル閉域接続はPCやスマホに専用SIMを挿入するだけで利用でき、面倒な設定は必要ありません。

SIM認証で経路判別し、NTTドコモ網・イッツコム網による閉域網を経由して社内LANに接続できる他、インターネット接続の際は社内LANを経由します。これにより通信環境やセキュリティポリシーの標準化ができ、執務環境に関するストレスの低減や業務効率化が可能です。

まとめ


在宅勤務のストレスの大きな原因はコミュニケーション不足で、情報共有の難しさや通信環境の不備もストレスにつながります。ストレス解消のために社員側でできることは限られているので、企業側で制度面から適切なサポートをしましょう。

イッツコムが提供するZoom・Box・モバイル閉域接続を組み合わせれば、在宅勤務者の仕事環境を大幅改善し、多くのストレス要因を取り除けます。在宅勤務者のストレス解消や生産性向上をお求めなら、複数サービスの組み合わせで課題を一挙解決できるイッツコムにご相談ください。