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防災インタビューVol.124

災害からわが身、わが命を守って、防災力をアップ

放送月:2016年1月
公開月:2016年8月

天寺 純香 氏

災害救援ボランティア推進委員会

FMサルースで放送された音源をお聞きいただけます。

防災ボランティアの活動集団 「SL災害ボランティアネットワーク」

「SL災害ボランティアネットワーク」の「SL」というのは、よく汽車のSLと間違えられるのですが、実はセーフティーリーダーのことで、「SL災害ボランティアネットワーク」はボランティアの仲間たちの活動集団であり、みんなで防災の活動をしていこうということで設立された団体です。

「SL(セーフティーリーダー)」になるためには、公益財団法人 日本法制学会がやっている、民間のボランティア団体である「災害救援ボランティア推進委員会」の「災害救援ボランティアリーダー養成講座」を受講し、修了すると「SL」と認定されます。この認定されたSLが活動する母体として発足したのが「公益社団法人 SL災害ボランティアネットワーク」です。「災害救援ボランティア推進委員会」というのは、1995年の阪神淡路大震災の時に、当時内閣官房副長官の職にあった石原信雄氏が「未曾有の大震災に際しては、行政の力だけでは太刀打ちできない、市民の防災の知識や防災に対応する力を育てていこう」ということで発足し、首都直下地震に備えて、首都圏域でそうした防災リーダーを養成する団体として設立されました。以来20年間にわたって、東京、神奈川、千葉、それから遠い所では長野や富山でこの「災害救援ボランティアリーダー養成講座」を主催しています。

この「災害救援ボランティアリーダー養成講座」で学んだ方が、防災を推進し、自分自身の地域で、講座で身に付けたことを地域の人に伝えたり、日々訓練をしたり、研修を行うためにネットワーク化を目指しています。

養成講座を修了し、「SL災害ボランティアネットワーク」の会員に入会しているボランティアリーダーは、現在約900名います。セーフティーリーダー養成講座の修了者は約8500名いますので、この900名は、実際に活動していく人たちの集まりということになります。

災害救援ボランティアリーダーの養成

セーフティーリーダーの一番の理念は、「わが身、わが命は自分で守る」ということで、これは防災の原点だと思います。ボランティア活動と聞くと、どこか遠くの被災地に応援しに行くというイメージを持たれる方が多いのですが、首都直下地震という首都圏域を襲う直下地震を見据えたときには、まさにここに居る人間が生き残らなければ、ボランティア活動そのものが成り立ちません。そのためにも「ボランティアをするのであれば、まずはわが身、わが命は守るべく、まず自分の自助を固めましょう」という主旨で講座を開講しており、SLの活動としても「まずは自分の身を守るべく活動をしていきましょう」ということを念頭において、皆さんで切磋琢磨しています。

SLの講座は、座学だけではなく実技も含めて3日間、朝9時から夕方4時半ぐらいまでやっています。このような講座を各地で行っているのですが、この講座をやるに当たっては、各地域の消防や地域の行政の方の協力も頂きながら、開講させていただいています。

知識だけではなく、防災、災害に対応するための基本的な技能も身に付けるために、応急手当の仕方、三角巾の使い方、心肺蘇生法のやり方、AEDの使い方なども講座の中で行っています。自分自身が動くということをメインに、実際に活動できる人を育てることを主眼としています。

受講者の年齢は本当に幅広くて、以前高校生の方も受講いただいたこともあるのですが、東京での講座は大学と協定を結んで、大学生をボランティアリーダーとして育成しているというのが特色です。神奈川や千葉では、地域の防災リーダーとして、時間の取れる第二の人生を謳歌している65歳以上の方々が多く、地域の自主防災会や町会の防災の役員の方たちにも、趣旨に賛同いただいて、講座に来ていただいています。

※今回のインタビュー記事は、東急電鉄の協力のもと、「FM salus」が過去に放送した『東急建設 presents 「サロン・ド・防災」』の内容を、一部改定して掲載しています。