サポート 【注意】ボットウイルスについて

ボット(Bot)とは、ロボット(Robot)から転じた言葉で、インターネット上で決められた作業を自動的に行うプログラムのことです。
ボットそのものは有益ですが、中にはボットのプログラムを悪用してウイルスに転じたものがあります。それがボットウイルスです。感染を防ぐには個々の性質に応じた対策を講じる必要があります。

ボットウイルスとは?

ボットウイルスとは、コンピューターを悪用することを目的として作られたプログラムで、コンピューターウイルスの一種です。

感染すると、悪意ある攻撃者によってパソコン内の個人情報が盗み出されたり、パソコンが遠隔操作され、大量の迷惑メールの発信元にされてしまったりするなどの深刻な被害をもたらします。

また、ボットは感染しても目に見える症状が現れないことが多く、感染したことに気づきにくい特徴を持っています。
そのため感染して情報漏えいなどの被害者となるだけでなく、操られた結果、他のパソコンへ攻撃を行う加害者になってしまう危険性も伴います。

ボットウイルスの脅威

ボットに感染したコンピュータは「ボットネット」と呼ばれるネットワークを形成し、さまざまな悪意ある活動を行います。
  • ボットネットのイメージ画像

ボットウイルスの感染経路

ボットウイルスの主な感染経路は下記の通りです。

ネットワーク感染型 OSやその他プログラムのセキュリティホール(ぜい弱性)や設定不備を攻撃して、ウイルスを侵入させるタイプ。
インターネットに接続しただけで感染する危険性が高い。
メール添付型 メールにウイルスの感染源となるファイルを添付して送りつけるタイプ。
添付ファイルを開くことでウイルスに感染する。
知人や会社のアドレスを装って送りつける場合もあるため、未知のアドレスや件名が心当たりのない英文などの場合以外にも注意は必要。
WEB閲覧型 ウイルスが仕込まれたWEBサイトを閲覧したり、ファイルをダウンロードすることで感染するタイプ。
企業などの正規サイトであっても、改ざんされてウイルスが埋め込まれていることがあり、怪しいサイトを閲覧しないという対策だけでは回避できなくなっている。
WEB誘導型 spamメールに記載されたURLをクリックし、アクセスしたページからウイルスをダウンロードして感染するタイプ。 パソコンだけでなく、携帯・スマートフォンのSMS(ショートメッセージ)などにも注意が必要。
外部記憶媒体感染型
(USBウイルス)
USBメモリ、デジタルカメラなどの外部記憶媒体を介して感染する。
アプリ型 スマートフォンなどにボットが仕込まれたアプリをインストールさせるタイプ。 ボットウイルスに感染した無料アプリをダウンロードさせたり、SMS(ショートメッセージ)に書かれたURLに接続するとボットウイルスが仕込まれたアプリを勝手にダウンロードさせるといった手口が見つかっている。

感染を防ぐには?

ボットウイルス感染の危険性を低減させるための方法を下記に4つご紹介します。

1.コンピュータを最新の状態にする

Windowsなどの各種OSやアプリケーションソフトは常に最新の状態にしておくことが重要です。

特にWindowsの場合、定期的に「Windows Update」を実施するようにしてください。
これを行うことにより、Windowsを最新の状態に保ち、ウイルスが侵入を試みるセキュリティホールを解消したり、 悪質な攻撃に耐える強固な環境を構築するなど、お使いのパソコンのセキュリティを強化することができます。
Windows XP以前のOSをご利用の方へ
マイクロソフト社によるWindows XP以前のOSに対するサポートは終了しております。これにより、新たにぜい弱性が発見されても更新プログラムは提供されません。ウイルス感染の危険性が高くなりますので、早期にサポートが行われているOSへ移行することをおすすめいたします。
(Windows Vistaのサポートは2017年4月11日終了予定です)

2.ウイルス対策ソフトを導入する

ウイルス対策ソフトウェアを導入することで、ウイルスに感染する危険性を軽減することができます。
新種のウイルスは日々、開発・拡散されています。ウイルス定義ファイルの更新期限に注意して、常に最新に保ち、定期的にスキャンを行うようにしてください。

イッツコムではウイルス・スパイウエア対策として株式会社ノートンライフロックと提携して「Nortonマルチデバイスセキュリティ」をご提供しております。


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3.パーソナルファイアウォールを利用する

ファイアウォールとは「防火壁」という言葉の意味からも推測できるように、外部からの攻撃をブロックしてくれるソフトウェアまたはその機能を搭載した機器などのことです。ファイアウォールを利用することで、不正アクセスやさまざまな種類のウイルスやワームによる攻撃を防ぐことができます。

かつては企業ネットワーク向けの製品が多かったのですが、最近は個人向けのパーソナルファイアフォール機能を備えたOSやウイルス対策ソフトが増えてきています。ウイルス対策ソフトウェアを導入する場合には、パーソナルファイアウォール機能付きのものを選び、不正アクセスやウイルス感染からコンピュータを守ることも効果的です。

4.ブロードバンドルータを利用する

モデムだけでインターネットに接続していると、侵入先を探しているウイルスやボットに見つかりやすく、感染の危険が高まります。
たとえ使用しているパソコンが1台であっても、ブロードバンドルーターを介して接続することにより、ルーターが外部からの感染攻撃を防いでくれるため、感染しにくい安全な環境を構築することができます。
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