東京急行電鉄㈱インターネットサービスプロバイダー(246-net)事業の
イッツ・コミュニケーションズ㈱への事業統合について

~ブロードバンドサービスの展開に向けネットワーク事業の強化~

東京急行電鉄株式会社
イッツ・コミュニケーションズ株式会社

東京急行電鉄株式会社(東京都渋谷区、社長 上條清文)、イッツ・コミュニケーションズ株式会社(以下iTSCOM、東京都渋谷区、社長 伊原光孝、旧 ㈱東急ケーブルテレビジョン)は、東京急行電鉄が行っているインターネットサービスプロバイダー事業(246-net)をiTSCOMに営業譲渡し、事業統合することを合意しました。これに伴い、2002年4月1日以降の246-netのすべてのサービスをiTSCOMが継承し、運営して参ります。これによりiTSCOMは、現エリアに加え、エリア外のユーザに対しても多様なインターネットサービスの提供が可能となります。
246-netは、沿線を中心とした首都圏エリアで、個人ユーザ、法人ユーザ、マンション等をターゲットに、ダイヤルアップ接続サービスから光ファイバーを活用したブロードバンドサービスまで、またデータセンター事業や無線インターネット事業者と連携したサービスなど多様な商品と幅広いサービスを展開しています。
iTSCOMは、CATV業界のリーディングカンパニーとして、東急沿線エリアでのケーブル網を使ったブロードバンドインターネットサービス(iTSCOM.net)に取り組んでいます。

このたびの統合は、東急グループの経営方針に基づく「選択と集中」の一環として、グループのコア事業の一つと位置付けているネットワーク事業を集中し、東急沿線エリアでの通信事業における経営資源の効率的活用とスケールメリットの追求ならびにラストワンマイルにおける顧客の選択肢の拡充等による利便性向上を目的としています。
具体的には、iTSCOMはマンションやホテル等に対して、246-netが現在展開しているADSLや光ファイバーを利用したサービス提供を継続し、個人ユース、ビジネスユースへ柔軟に対応すべく体制強化を図り、総合的なネットワーク事業を展開することで、沿線のメディア環境の整備を進めます。

統合の結果、iTSCOMのインターネットサービスは、ケーブルインターネット加入者約6万世帯、246-net個人ユーザ約2万2千人、法人・ホテル約270契約、マンション約2千2百戸という加入者を保有することとなる予定です。
iTSCOMではその顧客基盤をもって、ネットワーク上のビジネスと総合生活産業を行う東急グループのリアルビジネスとの連動による様々なサービス展開を目指して参ります。

まずはネットワーク上の展開として、東急沿線情報コンテンツと、AII株式会社(東京都品川区、社長 堀籠俊生)のエンターテイメント系コンテンツなどを併せてiTSCOMにて配信し、地域情報サービスとユニバーサルサービスが同時にご利用頂けるiTSCOMならではのコンテンツ配信事業を強化して参ります。
またデジタル化の推進に関しては、日本デジタル配信株式会社(東京都渋谷区、社長 齋藤明彦)とCSデジタル放送サービスでの連携をはじめとし、通信分野においても連携を強化して参ります。

東京急行電鉄は、今回の統合を足掛かりに、グループのメディア戦略を推進すべく、パートナーならびに各事業部門の連携により、新たなビジネスモデルを創造することで、メディア事業を通じた沿線顧客のコアバリューを最大限に高めていく所存です。
以上

【参考資料】