イッツコム、11月18日『渋谷駅周辺混乱防止対策訓練』に参加

~「道路情報LIVE映像」、「情報収集システム」、「簡易中継システム」~

イッツ・コミュニケーションズ株式会社

イッツ・コミュニケーションズ株式会社(以下、イッツコム 本社:横浜市青葉区 社長:渡辺功)は、東急沿線の情報通信サービスを担う企業として、 11月18日(水)に東京都が渋谷駅周辺で実施します「渋谷駅周辺混乱防止対策訓練」に映像伝送および情報受発信部分において参加をいたします。

  1. 「道路情報ライブ映像」の放映

    渋谷と用賀付近の首都高速道路・上下線のライブ映像を、現地本部に設置した大型モニターに映します。
     

  2. 「情報収集システム」の検証

    特別行政法人「防災科学技術研究所」と連携して防災コミュニティサイト(サイト名:「渋谷駅周辺混乱防止対策訓練2009」)を作成し、情報収 集・発信ツールとしての有効性を検証いたします。訓練に参加する2,000人のボランティアに、携帯電話から当サイトへ情報を投稿してもらい、それらをサ イト内の地図上に一覧で表示させ、現地本部が滞留者の状況や街中の被害状況などを把握するのに役立てていただきます。投稿には文字の他、写真を添付した り、発生場所の位置を反映させたりすることができます。また、投稿者は他の人がアップした情報や、現地本部が書き込んだ指示内容を閲覧することも可能です。
     

  3. 「簡易中継システム」の活用

    ロケーションポーター※1(ソニーブロードバンドソリューションより貸与)にて仮想災害等発生現場から動画と音声を中継し、現地本部にて被害状況の把握に活用していただきます。

イッツコムでは今後もインターネットならびに携帯電話の利点をいかした情報収集・発信システムが災害時においてスピーディーな情報受発信と、現地被害を回避・軽減するために有効となるかを検証していきます。

訓練の概要

1.日時
平成21年11月18日 水曜日 (9時20分 ~ 12時20分)
2.場所
渋谷駅周辺一帯
(渋谷RANKING RANQUEEN前広場(東急東横点2階 西口連絡通路)を現地本部と仮定)
3.訓練の目的

「駅・事業所、学校等の滞留者の一時待機」、「駅へ向かう滞留者の移動の抑制」、「正しい情報を伝達し混乱を防止」の観点から混乱防止対策の課題を浮き彫りにし、地域特性に応じた駅周辺混乱防止のためのルール策定をおこなう。

4.主な内容
  1. 滞留者への初動対応:一斉帰宅の抑制及び一時的な待機、安全な場所への誘導、負傷者の搬送
  2. 情報受発信:協議会が設置した現地本部での駅周辺情報の集約及び発信
  3. 徒歩帰宅者支援:方面別(国道246号、20号)の時差帰宅、沿道情報、水、休息の場の提供
  4. 帰宅困難者支援:長時間滞在が可能な施設への誘導と一時収容、バスによる方面別の代替輸送
5.訓練の背景

大地震など震災が発生した場合、交通機関の停止によりターミナル駅周辺は多くの滞留者で混乱をする恐れがあり、これを防止するため、東京都がター ミナル駅のある区市と共同して駅周辺の事業者からなる協議会を設立した。(2007年度に新宿駅と北千住駅、2008年度に池袋駅と品川駅にて実施)

※1 ソニー独自の映像・音声圧縮技術を集結した、高画質・高品質な「リアルタイム映像伝送システム」