ショッピングセンターでの開催は全国初!
東急田園都市線・駅直結の商業施設「たまプラーザ テラス」で
産・学・民連携により災害の発生を想定したCERT訓練を実施します

東京急行電鉄株式会社
株式会社東急モールズデベロップメント
イッツ・コミュニケーションズ株式会社

東京急行電鉄株式会社、株式会社東急モールズデベロップメント、およびイッツ・コミュニケーションズ株式会社は、2月16日(月)、田園都市線たまプラーザ駅直結の商業施設「たまプラーザ テラス」において、産・学・民連携により、ショッピングセンターとしては全国初の取り組みとなるCERT(※1)訓練を実施します。

(※1)CERT(サート)とは
1985年にロサンゼルス市消防局によって考案された、地域住民の自主防災組織(Community Emergency Response Teams)のこと。 1993年に米国連邦緊急事態管理庁を中心に制度化された訓練プログラムは、災害準備の重要性を住民に理解させるとともに、自分自身、家族および隣人等を安全に助けるための能力を育成する内容となっており、全米に広く普及している。

大規模災害時の人命救助において、24時間以内の生存率が最も高く、災害発生から72時間が経過すると、生存率は急激に下がるといわれています。このため、迅速な救助活動が必要である一方、道路の寸断や火災などにより、救助隊が被災地域に容易に近づけないケースもあり、消防・自衛隊・警察など公的機関による「公助」の緊急対応には限界があります。
CERT訓練は、「自分の命は自分で守る」という「自助」に加え、「自分たちの地域は自分たちで守る」という「共助」の精神に基づく取り組みです。

東急グループでは、東急線沿線がお客さまに選ばれる沿線であり続けることを目指しています。今般、多くのお客さまが訪れる「たまプラーザ テラス」において、産・学・民が連携して訓練を実施することで、大規模災害時に迅速に救助活動を行うことができる地域を目指し、連携強化を図ります。さらに、当日の訓練の様子を、ケーブルテレビ(イッツコムチャンネル)およびコミュニティFM(FMサルース 84.1MHz)で放送し、地域の方々に「共助」の必要性を広く情報発信することで地域の減災意識の向上に寄与します。

以上

CERT(サート)訓練の概要

日時 2015年2月16日(月)10:00~12:00(受付:9:30)
会場 プラーザホールby イッツコム
(横浜市青葉区美しが丘1-1-2 たまプラーザ テラス ゲートプラザ2F)
参加団体 横浜市青葉区、横浜市消防局青葉消防署、神奈川県警青葉警察署、青葉区連合自治会、美しが丘連合自治会、社会福祉法人横浜市青葉区社会福祉協議会、青葉区民会議、たまプラーザ商店会、たまプラーザ駅前通り商店会、たまプラーザ中央商店街、学校法人國學院大學、東急バス株式会社、株式会社東急百貨店、株式会社東急ストア、東急ファシリティサービス株式会社、東急セキュリティ株式会社、一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟
主催 イッツ・コミュニケーションズ株式会社
協力 特定非営利活動法人危機管理対策機構、横浜コミュニティ放送株式会社
内容 災害現場で求められる救出・救護・搬送について、講義と実践的な体験訓練を行います。
  1. 搬送者の優先順位をつける
    限られた人的、物的資源の中で、最大多数の傷病者に最善の医療行為を行うため、緊急度と重症度に基づき傷病者の治療の優先度を決定するトリアージの前段階として、医療従事者でなくてもできる簡易的判断を適切に行うための手法を学ぶ(START式トリアージ)。
  2. 「てこ」の原理を活用し救出する
    消防、医療機関が各地の現場に手が回らない中、地域における緊急対応を自らが支援できるように災害対応能力(知識とスキル)を高める。
  3. 脊髄損傷の疑いのある傷病者を搬送する
    脊髄損傷の疑いのある傷病者(※2)に対し、大規模災害や危険が切迫し一刻の猶予も許されない状況の中で、安全に傷病者を処置し、医療機関へ搬送するための手法を学ぶ。
    (※2)脊髄が損傷した可能性がある人の体を不用意に動かすと、脊髄の損傷がさらに悪化する危険性がある
  • ①暗闇の中、搬送者の優先順位をつけるSTART式トリアージ
  • ②「てこ」の原理を活用し救出
  • ③脊髄損傷の疑いのある 傷病者の搬送