イッツコムでは、育休パパが増えています。

[2022.9.12]
 イッツコムでは、男性の育休取得率が年々増加傾向にあります。
 育休を取った男性社員の話を中心にご紹介させていただきます。

山口 響生
(事業戦略室 戦略チーム)


山口「第1子ということもあり、妻も私も分からないことだらけでしたので、なるべく2人で協力できる体制を作りたいとは思っていましたが、実は育休を取るつもりはなく、有休などを使って1週間ほどお休みをいただく予定だったんです。ところが、実際に子どもがいる上司・先輩男性社員からの勧めがあり、育休取得を考え始めました。」

 イッツコムの男性社員育休第1号は2005年でした。その後、少しずつ増加して実績を重ねることにより社内に男性が育休を取ることに違和感を持たない風土が定着してきています。その効果が今年度(8月末時点)は大きく表れ、取得率が飛躍的に増加しています。

山口「育休取得にあたり心配なのは、やはり業務のことでした。チームのみんなに迷惑をかけないだろうか、と不安がありましたが、日ごろから業務を属人化させない体制で業務を行っていましたので、上司からも育休取得を前向きに勧めてもらいました。結局、育休期間中の業務を特定のメンバーに引き継ぐのではなく、チームメンバー全体の通常業務の中に分散させ、吸収してもらうことができました。チームメンバーには大変感謝しています。
別の会社の友人などからは育休を取りにくいという話も聞くので人事担当と面談し、制度について確認できた点も、後押しになるきっかけでした。」

 イッツコム経営統括室人事担当では、社員一人ひとりの様々な事情がある中で、育休を必ず取得するように勧めているわけではありません。しかし、取得したいと考える社員が業務上取得できないということがない環境としていくことを目指しています。そのため、気軽に相談できる窓口を設置し、「まだ育休を取得するかどうか決まっていないが制度だけをまずは知りたい」というような相談にも個別面談で応えています。また、育休に限らず介護休暇なども含め、誰かが職場を離れた場合にも滞りなく業務を遂行できるようにしていくため、ジョブディスクリプション(職務記述書)の活用も開始しています。
 山口「妻は里帰り出産をしたので、産後1ヵ月で戻ってくるタイミングで私も育休をスタートさせました。3時間おきのミルクやオムツの交換、寝かしつけなど、いわゆる一般的な赤ちゃんのお世話ですが、母親の偉大さを実感することができたのはとても大きかったです。その結果、育休明けの業務が開始した後でも継続的に育児に携わっていける土壌ができました。
散歩も、コロナ禍ですので、人の少ない時間帯を狙って平日に出かけられるのは育休のおかげでした。曾祖母にひ孫の顔を見せに行けたのも良かったですね。とにかく、24時間一緒にいて成長を見守ることができるのは本当に幸せなことで、大切な時間を過ごすことができました。
以前から家事は分担していた方ではありますが、育休中にも継続的に家事を分担したので、妻の育児ストレスを吸収できていたと思います。まさしく『喜びは2倍。悲しみ(ストレス)は半分。』です。(笑)」
 イッツコムでは、厚労省の育児・介護休業法に則り社内規程を定めており、法改正にも準拠して10月からは、産後パパ育休(育休とは別に出生後8週間以内の休業)や、育休期間の分割取得も導入します。
 今後も、男女ともに働きやすい職場環境の整備を進めていきます。