イッツコムのデジタルサイネージ技術で、
駅をまちとつなぐメディアへ。

Green UNDER GROUND 田園都市線駒沢大学駅リニューアルプロジェクトに参画

 [2025.8.19]
 イッツコムは情報通信インフラを基盤として、地域社会の課題に応える多様なビジネスソリューションも展開しています。その1つがデジタルサイネージです。
 イッツコムでは、人とまち、情報と空間を結ぶメディアとしてのデジタルサイネージの可能性を追求し、商業施設や電車内など、身近なサイネージを企画・構築・提案しています。
 
 その最新事例が、東急株式会社と東急電鉄株式会社が進める田園都市線地下区間5駅(池尻大橋駅~用賀駅)のリニューアルプロジェクト「Green UNDER GROUND(グリーン アンダー グラウンド)」における駒沢大学駅のデジタルサイネージです。このプロジェクトは、鉄道の安全・安心を向上させることを目的とする設備更新工事に伴い、脱炭素・循環型社会の推進や、地域とつながる駅空間の実現を目指すもので、駒沢大学駅では、2025年3月に駅全体の大規模リニューアルが竣工しました。
 イッツコムが手がけたデジタルサイネージは、駅を起点とした街の魅力を発信する施策として導入されたものです。
  • 駒沢大学駅 駅ビルのリニューアル
  • 駒沢大学駅 リニューアルしたコンコース
駅とまちをつなぐ ———サイネージが連動して、駅全体がまちとつながる新たな情報発信媒体へ

 今回、駒沢大学駅に導入したデジタルサイネージは、駅サイネージの新しい在り方を提案しました。これまでの駅サイネージは広告と鉄道運行情報の配信が中心でしたが、Green UNDER GROUND(GUG)では、まちの入り口である駅を地域とつながる大切な場所と捉え、工事期間中に出会い、共創した様々な地域の方、事業者、お客さまとともにまちの魅力を感じ、発信するツールとして位置づけました。
 駅のホームには、全長90mにわたる「RAIL VISION(レールビジョン)」を設置。地下空間にありながらも、街や自然の移ろいとつながっている感覚を視覚的に体感できるように工夫したもので、放映されるオリジナルコンテンツは、周辺のまち並みから着想を得た大小様々なアニメーションを組み合わせ、駅周辺の天気や季節に合わせてイラストや色調が変化します。
  • 全長90mにわたるRAIL VISION 
  • 時間帯・季節・天候に応じてイラストや色調が変化  
  • 竣工前に現場確認をする当社社員
 ホームから上がった正面にある「STEPS VISION(ステップスビジョン)」や改札を出た地下通路に設置した「CORRIDOR VISION(コリドービジョン)」とも連動し、駅全体がひとつの情報空間として構成されるよう設計しています。視覚的な魅力と地域性を融合し、地下空間の駅の中でも、地上や地域とのつながりを創造する空間を演出しました。
  • 階段正面に設置したSTEPS VISION 
  • 駅全体で連動した空間演出
  • 改札から駒沢公園口に向かう地下通路に3台設置したCORRIDOR VISION

デジタルサイネージアワード2025 優秀賞 ———全国の駅で初めての取り組み

 このプロジェクトは、2025年6月に開催された「デジタルサイネージアワード2025」において優秀賞を受賞しました。
 ホーム壁面を使った全長90mのサイネージに周辺環境と連動する映像演出を導入したのは、全国の駅で初めての取り組みです。無機質になりがちな地下駅に温かみと個性を与え、単なる通過点ではなく、地域と利用者がつながる新しい価値を生み出したことが高く評価されました。

GUG Instagram:https://www.instagram.com/gug_5stations/
GUG PLATFORM 広告について:https://www.tokyu-ooh.jp/medias2025/files/019.pdf 

イッツコムが創る”まちの風景” ———東京証券取引所にもイッツコムの技術が

 イッツコムは他にも渋谷のまちを中心に、まちの風景を作る様々なサイネージの企画・システム構築・運営を行っています。
 代表的なものとしては、渋谷の象徴ともいえるスクランブル交差点に面したQFRONTの大型ビジョンや、 渋谷スクランブルスクエアの建築デザインに合わせて設計された変形サイネージ、 また、新宿の東急歌舞伎町タワー正面の大型ビジョンなど、街のランドマークとしての演出を支えています。 渋谷ヒカリエのアーバンコアに設置しているリング型サイネージは、2012年の開業当時は、画期的な技術として注目を集めました。 この技術はさらに進化し、2021年には東京証券取引所からの依頼を受け、 株価情報を表示する大型リングサイネージにも応用。即時性と演出性を両立した空間づくりにイッツコムの技術が活かされています。
  •         東急歌舞伎町タワーの大型ビジョン
  • 東京証券取引所の株価表示サイネージ

担当者の想い ———————————
コミュニケーションデザイン本部 アライアンス推進部


「みなさまが何気なく見ているまちの風景に、実はイッツコムが関わっています。無くても困らないけれど、みなさまの日常が、少し彩られたり、楽しくなることを目指して、チーム一丸となり企画・構築・運用~保守を行っています。
ぜひ、少し目線を上にあげて、まちのサイネージをご覧ください。新しい情報や週末行ってみたいイベントなど、様々な情報をお伝えしていきます。
イッツコムは家の中だけではなく、街の中でもみなさまの近くで、みなさまの日々の暮らしを彩るお手伝いをさせていただきます。」