地域の防災意識を高めるために
イッツコムチャンネルで「横浜市総合防災訓練」を生中継

訓練の模様を臨場感そのままに2時間半にわたり放送

 [2025.10.8]
 2025年9月28日(日)、「横浜市総合防災訓練」が青葉区の谷本公園で行われました。
 この訓練は、横浜市内18区を順次会場として実施しており、今年度はイッツコムのサービスエリアである青葉区での開催となりました。イッツコムチャンネルでは、この大規模訓練の模様を2時間半にわたり特別番組として生中継。イッツコム公式YouTubeチャンネルでも、番組をライブ配信。現場の緊張感やリアルな救出活動の様子を地域の皆さまに臨場感そのままにお届けしました。

  • 特別番組としてイッツコムチャンネルにて放送
  • リアルな訓練の様子を撮影
  • メディアセンターの様子
  • 展示ブースにてインタビュー取材も
 訓練は、相模湾を震源とするマグニチュード8.1、最大震度7の地震発生を想定し、警察や消防、自衛隊をはじめ、医療関係者、建設業界、ライフライン事業者、自治会・町会など、約3,000名が参加し、災害発生時の対応を実践的に訓練しました。
 建物の倒壊や火災が発生、多数の道路が寸断されるという状況が設定されました。まずは住民避難訓練です。その一環として、地元自治会の住民の方々が初期消火訓練を行いました。続いて、緊急車両が通行できるようにするための道路啓開訓練です。地元建設業界の協力により、道路上の瓦礫の除去が行われました。

  • 自治会の住民による初期消火訓練
  • 瓦礫などを除去し、緊急車両の通行を確保
 続いて行われたのはライフライン復旧訓練です。水道管の破裂や下水道の詰まり、停電、ガス漏れなどが発生したという想定のもと、市の水道局や電力事業者などが協力し、迅速な復旧にあたりました。また、消防航空隊のヘリコプターが出動して災害状況の確認を実施しました。
  • 水道管の破裂の処理
  • 消防航空隊のヘリコプターによる災害状況確認    
 消防、警察、自衛隊の訓練では、消防・特別高度救助部隊「スーパーレンジャー」や神奈川県警特別救助班「P-REX」など精鋭部隊が次々と展開しました。事故車両に閉じ込められた人を救助資機材を用いて救出する訓練や、倒壊家屋に取り残された人を救出する場面もあり、緊迫感のある実動訓練が続きました。
  • P-REXが救助資機材を使って事故車両から救出
  • 陸上自衛隊が倒壊家屋に進入
 訓練会場では、大型ビジョンのほか、来賓テントに設置した10台のモニターで、生中継番組の映像を放映し、会場の皆さまにも、訓練全体の流れを分かりやすく見ていただくことができました。
 市民・行政・関係機関が一体となって取り組んだ今回の訓練は、災害への現実的な備えを改めて確認する大切な機会となりました。

 また、会場内には展示・体験エリアも設けられ、各種防災啓発ブースや体験型展示を通じて、自ら学び、体験する機会も用意されました。イッツコムも青葉区災害時地域医療検討部会と共同でブースを出展し、防災ソリューション「よこはまテレビ・プッシュ」の紹介や緊急地震速報のアナウンス体験を行い、イッツコムの防災への取り組みを地域の方々に知っていただくことができました。
 「よこはまテレビ・プッシュ」は、緊急災害時にテレビ電源を自動的に起動し、災害情報を知らせるイッツコム独自の防災ソリューションです。横浜市の補助事業に採択されており、横浜市民の方は、補助制度の活用により初期費用の負担なく導入いただけます。
  • 会場に設置した大型ビジョンで生中継番組を放映
  • ブース出展のほか緊急車両などの展示も
  • 防災関連の様々なブース
  • イッツコムブースでは「よこはまテレビ・プッシュ」 の紹介など
 横浜市総合防災訓練の生中継特別番組を通して、現地に参加できなかった方々にも臨場感を持って状況をお伝えすることができ、地域の防災力向上につなげることができました。



放送日時DATA

■生放送 
2025年9月28日(日)9:00~11:30 
イッツコムチャンネル(地デジ11ch)
■再放送
2025年10月12日(日)18:00~20:30 
イッツコムチャンネル(地デジ11ch)
※視聴方法 https://itscom.media/ch/howto/