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Zoomウェビナーの料金徹底解説!中小企業に最適なプランは?

Zoomウェビナーを使って効果的なオンラインセミナーを開催したいと考えている中小企業の担当者の方も多いのではないでしょうか。ただ、Zoomウェビナーにはさまざまな料金プランがあり、最適なプランを選ぶのは簡単ではありません。参加人数や開催頻度、必要な機能によって料金が変わるため、予算内で最大限の効果を得るには、各プランの特徴を理解することが大切です。

そこで本記事では、中小企業向けにZoomウェビナーの料金体系とプランの選び方について分かりやすく解説します。

Zoomウェビナーの6つの料金プラン

Zoomウェビナーは、参加者数に応じて複数の料金プランが用意されています。最小プランは「ウェビナー500」で参加者500名まで利用可能、月額料金は1万1,850円(税込)です。最大プランは「ウェビナー10,000」で10,000名まで対応可能、月額料金は97万3,500円(税込)となっています。それ以上の参加者が必要な場合は個別に問い合わせが必要です。

参加者数月額料金(単月契約可能)年額料金
5001万1,850円10万3,500円
1,0005万1,000円51万円
3,00014万8,500円148万5,000円
5,00037万3,500円373万5,000円
10,00097万3,500円-
10,000+要問い合せ要問い合せ

※2024年12月(執筆)時点

基本的に、年額払いを選択すると、月額料金の約10か月分相当で利用できるため、長期利用を検討している場合にはお得です。自社のウェビナー開催頻度や規模に合わせて、全体のコストを考慮しながら最適なプランを選びましょう。

【関連記事:Zoomミーティングとウェビナーの違いを徹底解説!ウェビナーの魅力とは?

中小企業に最適なZoomウェビナー料金プラン


どのZoomウェビナーのプランが最適なのかを判断するには、それぞれの特徴や料金体系を正しく理解することが重要です。ここでは、中小企業向けにZoomウェビナーの料金プランの詳細と、選び方のポイントについて解説します。

参加者数を基準に選ぶ

ウェビナーに参加する最大人数を想定し、それに合ったプランを選ぶことが基本です。

例えば、参加者が500名以下であれば「ウェビナー500」を選ぶことで、無駄なコストを抑えることができます。一方で、1,000名を超える中規模以上のイベントを予定している場合は、「ウェビナー1,000」や「ウェビナー3,000」を検討するのが理想的です。参加者数が明確でない場合は、過去のイベントデータや予測を基に、少し余裕を持ったプランを選ぶと安心です。

また、大規模なイベントが必要な場合には「ウェビナー10,000」などの上位プランを選ぶことも可能です。10,000名を超える特別なケースでは、Zoomに直接問い合わせることで最適なプランやカスタマイズを相談できます。

開催頻度を考慮する

ウェビナーの開催頻度も、プラン選びに大きく影響を与える重要な要素です。

定期的にウェビナーを開催する場合、年額契約を選ぶことでコストを大幅に抑えることが可能です。年額契約では、実質的に10か月分の料金で12か月間利用できるため、長期利用を見込んでいる企業にとって非常にお得でしょう。例えば、月1回以上ウェビナーを実施する企業であれば、年額プランの利用が経済的です。

一方で、単発のイベントや数か月間のみの短期利用を予定している場合は、月額契約が適しています。月額契約では必要な期間だけ利用できるため、初期費用を抑えつつ柔軟な運用が可能です。特に、シーズンごとや特別なプロジェクトに合わせてウェビナーを活用する企業に向いています。

Zoom Workplaceの料金も考慮する

Zoomウェビナーを利用するには、Zoom Workplaceの有料プランへの加入が必要です。 ウェビナー機能はミーティングプランのアドオンとして提供されており、単独での契約はできません。

有料プランには「プロ」「ビジネス」「ビジネスプラス」などがあり、例えば小規模チーム向けの「プロ」プランは月額2,399円(税込)で利用可能です。このプランでは、ミーティング時間が最大30時間まで延長され、クラウド保存や投票機能など、無料プランにはない機能が利用できます(2024年12月執筆時点)。

ウェビナー機能を追加する際には、ミーティングプランの基本料金にアドオン料金が加算されます。そのため、総合的なコストを見積もる際には、ミーティングプランとウェビナーアドオンの両方の料金を考慮する必要があります。

また、開催規模や頻度だけでなく、必要な機能(例:クラウド保存、投票機能など)も確認しておくことで、より効率的なプラン選びが可能です。

Zoomウェビナーのアドオン料金

Zoomウェビナーでは、基本機能に加え、必要に応じて選べるアドオン機能を活用することで、より高い利便性と効果を実現できます。以下では、代表的なアドオン機能とその料金について詳しく説明します。

※2024年12月(執筆)時点の情報です。

翻訳版字幕

翻訳版字幕のアドオンを利用することで、ウェビナー参加者はリアルタイムで自分の言語に翻訳された字幕を表示できます。国際的なイベントや異なる言語を話す参加者がいる場合、この機能は非常に役立ちます。イベント運営がスムーズになり、参加者の満足度を高められるでしょう。

料金は1ライセンスあたり月額750円、年額7,500円となっています。多言語対応が求められるグローバルイベントで、この機能を追加することで、より多くの参加者をサポートできます。

クラウドストレージの追加

Zoomクラウドストレージを活用することで、ウェビナーの録画データを安全に保存・管理できます。クラウド上に保存するため、どこからでもアクセスが可能で、録画データのストリーミング再生やダウンロードにも対応しています。録画データはMP4またはM4Aのファイルフォーマットで保存されます。

料金は追加するストレージ容量によって異なり、例えば30GB(約100時間分)の場合は月額1,500円です。最大5TB(約1万7,500時間分)まで拡張が可能で、大規模イベントのデータ保存にも対応できます。

オーディオカンファレンス

オーディオカンファレンス機能を追加することで、参加者が電話番号を使ってウェビナーに参加できるようになります。インターネット接続が困難な環境でも、電話回線を通じてイベントに参加できるため、より多様な参加者をサポートできます。

料金は1ライセンスあたり月額1万円です。コールアウト、グローバルフリーダイヤル、プレミアムコール対象国でのローカルダイヤルイン機能が含まれており、複数の国からのフリーダイヤル参加も可能です。参加者がデバイスからコールインで参加する場合は無料となっています。

追加のハブホスト

ハブホストの追加機能を利用することで、ミーティングやウェビナーにおいて、他のユーザーと主催特権を共有しながらスムーズにコラボレーションできます。同じ組織内でハブに追加されたハブホストは、ハブオーナーが作成したイベントの作成、編集、公開を担当できるため、イベント管理を効率化できます。

特に、大規模なイベントや複数のプロジェクトを並行して進行する場合、複数のハブホストを設定することで、負担を分散させることが可能です。また、ミーティングやウェビナーに設定できる共同ホストの人数には制限がないため、柔軟な運営体制を構築できます。

料金は、1ホストにつき月額9,750円、年額9万7,500円です。

追加共同編集者

共同編集者の追加機能を活用することで、イベントの準備や管理を複数人で分担できるようになります。共同編集者は、イベント設定やレイアウト調整、その他の管理タスクを共有する権限を持つため、イベントの準備作業がより効率的に進められます。

例えば、編集者ごとに特定の役割を割り振ることで、作業が重複することなく、スムーズにイベントの準備を進行できます。これにより、ミスや負担の軽減が期待でき、イベント全体の運営が効率化されます。

料金は1エディターにつき月額9,750円、年額9万7,500円です。

Zoomウェビナーの支払いと契約について

ここでは、Zoomウェビナーを利用する際の契約方法として「直接契約」と「代理店契約」の2つの選択肢について解説します。それぞれの特徴を比較し、自社に適した方法を選ぶための参考にしてください。

直接契約の場合

Zoomウェビナーを利用するには、契約方法として2つの選択肢があります。1つはZoom公式サイトからの直接契約、もう1つは国内の販売代理店を通じた代理店契約です。

直接契約の場合、支払い方法として以下が利用できます:

  • クレジットカード(Visa、Mastercard、Discover、JCB、American Express)
  • PayPal(PayPalアカウントに有効な支払いカードが必要)
  • Apple Pay
  • Google Pay

ただし、オンライン契約では請求書払いを選択できません。

代理店契約の場合

日本の多くの企業では、請求書払いが一般的な支払い方法として重視されています。しかし、Zoomの公式サイトから直接契約を行う場合、支払い方法はクレジットカードやPayPalなどに限られています。このため、経理部門の慣習に合わず、契約に踏み切れない企業も少なくありません。

一方、国内の販売代理店を通じた契約では、日本の商習慣に対応した請求書払いが可能です。さらに、代理店を通して契約しても、Zoom有料版の機能に制限や変更はありません。請求書払いを希望する企業は、国内代理店での契約を検討することで、内部ルールに適した形でZoomを導入できます。

プラン変更や解約の方法

Zoomウェビナーのプラン変更や解約は、管理者アカウントからWeb上で行うことができます。プランを変更する場合は、アカウント管理の「請求」ページで新しいプランを選択します。変更は次回の請求サイクルから適用され、料金の日割り計算は行われません。

解約する場合は、同じく「請求」ページから「プランをキャンセル」を選択し、手続きを完了します。解約は次回の更新日まで有効となり、その後ウェビナー機能が使用できなくなります。

年額プランの場合は途中解約が可能ですが、返金は保証されていません。ただし、サポートに問い合わせて月額プランに変更した後、解約することで未使用期間分の返金を受けられる場合があります。

Zoomウェビナーを高コスパで開催するならイッツコム!

ZOOMウェビナーの導入をご検討なら、ぜひイッツコムにお任せください。イッツコムはZoomの国内代理店として、プロプランを1ライセンスから契約できる柔軟なサービスを提供しています。請求書払いに対応しているため、企業の経理部門の要件にも適しています。初期導入は小規模から始めることができ、将来的にはビジネスプランやエンタープライズプランへのアップグレードも可能です。

日本語による丁寧なサポートを心がけており、管理者向けの詳細なマニュアルも準備しています。初めてZoomの有料版を導入する企業でも、スムーズに運用を開始できます。

まとめ

Zoomウェビナーは、参加人数に応じて異なる料金プランが用意されており、各プランによって提供される機能や特徴が大きく異なります。オプション機能の追加や、月額・年額プランの選択によって、最終的な料金も変動します。

企業が最適なプランを選択する際は、自社のウェビナー開催ニーズを慎重に検討する必要があります。同時に、Zoom有料プランとの連携を考慮することで、より効果的なウェビナー運営が可能となるでしょう。

イッツコムは、Zoomの有料プランをはじめ、企業の業務効率化や生産性向上に貢献する多様なシステムを提供しています。法人のお客様向けの専門窓口も設けていますので、Zoomウェビナーの導入や運用について、お気軽にご相談ください。