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【ITインフラ入門】初心者でもわかるITインフラとインフラ構築の流れ

事業を効率よく進めていく上で、ITインフラの構築は多くの企業に求められている課題といえます。自社でITインフラの整備を検討している方の中には、ITインフラについて「基礎から学びたい」と考えている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ITインフラの基礎知識や構築する方法などについて、詳しく解説します。未経験者がインフラエンジニアの知識をつける方法や、ITインフラをプロに依頼するメリットについても理解できるでしょう。

入門!ITインフラの基礎知識

入門!ITインフラの基礎知識

「インフラ」とは、一般的に「下支えするもの」という意味です。社会における「インフラ」とは道路や上下水道のような産業・生活の基盤となるものを指します。そして「社内インフラ」というと、電気や電話、ガス、パソコンといった企業の業務を下支えするシステムの総称と解釈できるでしょう。

「ITインフラ」は社内インフラのひとつであり、企業活動をIT(情報技術)の面から支え、基盤となるシステムのことを意味します。複雑化・多様化する時代を勝ち抜くためには、企業におけるITインフラの導入や整備は重要な課題のひとつです。

【ITインフラ構造】代表的なハードウェア

【ITインフラ構造】代表的なハードウェア

ITインフラの導入や整備に必要なものは、ハードウェアとソフトウェアの2つに大きく分けられます。ITインフラにはパソコンやサーバーなど多様なハードウェアがあり、それぞれが連携しながらシステムを構築しています。ここではITインフラの代表的なハードウェアを詳しく説明します。

パソコン

基本的に個人で使うことを目的に作られているコンピューターです。デスクトップ型・ノート型・一体型など、多くのタイプがあります。ITインフラと人をつなぐ役割を果たすツールといえるでしょう。
文書作成ソフトや表計算ソフトなどのソフトやアプリケーションをインストールし、多くの作業を実行する役目を果たします。

サーバー

プログラムやファイルなどを保管し、複数の端末から共有できるスペースを有するコンピューターがサーバーです。休みなく稼動させるために、パソコンに比べさまざまな構成パーツが高速化・冗長化(多重化)されています。

サーバーの種類はメールサーバー・Webサーバー・仮想化サーバーなど多様です。サーバーごとに機能や性能は異なります。

ストレージ

ストレージは大容量のデータを保存できる装置のことです。サーバーにもデータの保存は可能ですが、ストレージはデータの格納に特化しているため、より大容量のデータを保存できます。データの読み込み、書き込みを高速処理できることも特徴です。

物理的な機器としてのストレージだけでなく、インターネット上のスペースを利用するオンラインストレージと呼ばれるサービスもあります。

テープ

大容量のデータを高速で記録できる機器です。データをバックアップしておくメディアとして使用されます。サーバーやストレージに格納しきれなくなったデータの退避場所としても対応できるのがポイントです。

LTO(Linear Tape Open)という規格で読み書きするのが一般的であり、データを暗号化するなどセキュリティ面での対策も施されています。

ネットワーク

ネットワークとは、パソコン・サーバー・ストレージなどを相互接続している状態のことです。LANケーブル・ルーター・ハブといった有線タイプと、Wi-Fiなどの無線タイプがあります。

インターネット回線に接続し、外部のサーバーなどにアクセスできる状態もネットワークのひとつです。ノートパソコンやタブレットの利用が進んでいる背景から、無線タイプの導入が増えています。

【ITインフラの構造】代表的なソフトウェア

【ITインフラの構造】代表的なソフトウェア

ITインフラを構成する要素のひとつであるソフトウェアとは、パソコンやサーバーなどのコンピューターを動作させるためのプログラムです。物理的な構成要素であるハードウェアは、適切なソフトウェアを組み込むことで初めて本来の目的を果たすといえます。

具体的にはWindowsやmacOSといったOSのほか、アプリケーションサーバーといったミドルウェアもソフトウェアの一種です。ここではITインフラに不可欠なソフトウェアを解説します。

OS

コンピューターを動作させるためにプログラミングされた、基本となるソフトウェアです。代表的なOSとして、パソコンに組み込まれるWindowsやmacOS、サーバー用のLinuxやWindows Serverなどが挙げられます。組織内にあるすべてのパソコンは、同じOSとバージョンで統一されていることが理想です。

ミドルウェア

OSとアプリケーションの間で補助的な処理をするソフトウェアです。ある機能に特化したアプリケーションを、さまざまな環境で利用できる状態にする役割をもっています。データベース管理システム「Oracle Database」や、Webアプリケーションサーバー「WebLogic」などが代表的なミドルウェアです。

ITインフラを構築する流れ

ITインフラを構築する流れ

ITインフラの構築は、計画・設計・構築・テスト・運用の順に進めていきます。それぞれの工程完了をしっかり確認した上で次に進むことが重要です。特に、最初の計画段階では、ITインフラを整備する目的をはっきりと定めておかなければなりません。ここでは、ITインフラを構築する流れを工程別に詳しく説明します。

導入を計画する

ITインフラを導入するにあたっては、導入の目的を明確にし、どのような課題をどのように改善していくか計画を立てる必要があります。「便利になりそう」という考えだけで動いても、無駄なコストが発生するだけです。

具体的には、準備するハードウェアなどの数量や種類を調査し、サーバーを自社専用にするのかレンタルにするのかも決めなければなりません。システム全体の監視体制を考察したり、セキュリティポリシーを制定したりすることも重要です。

ITインフラを設計する

計画の立案後は、目的を達成するためのITインフラを設計する段階に移行します。設計するときに重要なことは、求められるサービスに対して最適な規模でシステムを構築することです。そのために必要な機材や設定を丁寧に検証します。

業務の効率化のみを重視してインフラの設計を進めるのではなく、万が一の事態に対してどのように対処するのかを計画しておくことも、設計の重要な仕事です。セキュリティ対策も設計段階で固めておきます。

計画に合わせてITインフラを構築

設計が完了したあとは、ITインフラを実際に構築していきます。サーバーを中心としたハードウェアの設定、それにともなうネットワークの構築、ハードウェアに組み込んだソフトウェアの設定などを進めていくことになるでしょう。

この段階では、ネットワーク障害や災害・事故などが発生したケースを想定した対策、システム監視体制・バックアップ体制の構築も重要です。さまざまなリスクを想定し、常にケアできるシステムを作ります。

テスト後に運用開始

あらかじめ作成した計画書と仕様書に沿ってシステムが正常に動作するかテストをします。最初にそれぞれの機器を個別にテストし、次に複数の機器を連携させたテスト、最後に本番を想定したシステム全体のテストを実施するという流れです。

テストに問題がなければ、運用を開始します。常時安定した稼動が保たれるように、監視体制を緩めないことが重要です。主な監視対象としては、サーバーやネットワークがあります。障害への対応も場合によっては必要になるかもしれません。

ITインフラにはエンジニアが必要!おすすめ入門方法

ITインフラにはエンジニアが必要!おすすめ入門方法

ITインフラをより的確に整備するために、インフラエンジニアの存在は不可欠といえるでしょう。未経験者でも、勉強してスキルを習得すればインフラエンジニアとして活躍できます。

インフラエンジニアの知識を効率よく身につけるには、自分に合った勉強法を選ぶことが大切です。ここでは、インフラエンジニアとして活躍するための、おすすめの入門方法を紹介します。

資格を取る

インフラエンジニアに関連した資格取得を目指して勉強すれば、ITインフラについての知識を基礎から応用的なことまで体系的に学べるでしょう。インフラエンジニアに関連した資格は、以下のようなものがあります。

・CCNA
大手ネットワーク機器メーカー「シスコシステムズ」が主催する試験です。通信の基礎技術であるTCP/IPをはじめ、ネットワークに関する知識を基礎から学べます。

・LinuC(リナック)
Linux技術者認定機関である「LPI-Japan」が主催する試験です。試験のレベルは3段階に分かれており、代表的なOSのひとつであるLinuxに関する幅広い知識を学習できます。

・オラクルマスター
データベース管理システム「Oracle Database」を扱う技術力を測る試験です。データベースの運用・管理やデータベース言語のひとつであるSQLについても学べます。

本で勉強する

インフラエンジニアの知識をつけるために、本を購入して独学で勉強することも可能です。自分の好きなタイミングで学習でき、コストもそれほどかからないといえるでしょう。

デメリットとしては、本の内容だけでは理解できない部分が発生する点が挙げられます。また、多くの書籍があることから「自分に合った本を探すことが難しい」と感じるかもしれません。

オンライン講座を受講する

オンライン講座を受講することで、ネットワークやサーバーといったエンジニアスキルを体系的に習得できます。パソコンを使用するため、プログラミングの学習をしやすいこともメリットです。

一方、本格的に受講する場合は、本に比べ費用が高くなりやすいといえます。あくまでも独学の形になるため、モチベーションが上がりにくいこともデメリットといえるでしょう。

専門学校に通う

専門学校に通うという手段もあります。仲間と一緒に切磋琢磨しながらスキルの向上を目指せるため、モチベーションの維持にも効果的です。分からないことがあれば質問できるため、独学よりも疑問点を早く解決できるでしょう。

デメリットとしては、受講費が高額なことが挙げられます。学校のスケジュールに沿うことになるため、好きなタイミングで学習できないこともデメリットといえるでしょう。

ITインフラを構築する方法

ITインフラを構築する方法

会社のITインフラを構築する場合、自社で行う方法とプロに依頼する方法のどちらかを選択することになるでしょう。どちらにもメリット・デメリットはありますが、インフラの構築に失敗しないためにはプロに依頼するのが賢明です。ここでは両方のメリット・デメリットを解説し、おすすめの法人向けサービスも紹介します。

自社で構築

ITインフラを自社で構築する場合、外部の人を入れずに進められるため、社内の情報が外へ漏れにくいというメリットがあります。慣れた環境で作業できることから、柔軟な対応がとれることもメリットといえるでしょう。外部に依頼する費用が発生しない分、コストを抑えられる可能性もあります。

高い専門性が求められる作業であるため、十分なスキルを備えたスタッフが必要になることがデメリットです。素人が構築したインフラは、不完全なシステムになりかねません。

運用開始後のメンテナンス作業も自社で行う必要があります。構築だけでなく、保守管理にも時間を割かれることは大きなデメリットといえるでしょう。

プロに依頼して構築

外部のプロにITインフラ構築を依頼すれば、資格取得者といった専門家が対応してくれることから、質の高い充実したインフラが構築される可能性が高くなります。クオリティーの高さを求めるのであれば、信頼できるプロへ依頼するのがおすすめです。

プロに依頼することで、アフターサービスも受けられます。安定した運用を続けるためにも、プロの手を借りることは有益といえるでしょう。経験豊富な専門家に保守管理を任せられることも大きなメリットです。

一方、プロにインフラの構築を依頼すると費用が発生します。システムの充実度に比例してコストも上がるといえるでしょう。自社の機密情報をシェアする必要があることも、プロに依頼するデメリットです。

おすすめの法人向けサービス

ITインフラの構築をプロに依頼するなら、ネットワーク構築の領域で優れた実績をもつ「イッツコムの法人サービス」をご検討ください。

イッツコムが提供する「法人向けWi-Fiサービス」を導入すれば、場所やキャリアを問わず利用しやすい Wi-Fiや接続が安定的な高速無線LANが利用できる環境を構築できます。

豊富な回線メニューから自社に適した回線を選べる「インターネット接続サービス」もおすすめです。大容量の光ファイバーネットワークを利用し、快適なネット環境を整備できます。

まとめ

まとめ

ITインフラはアプリケーションを動かす基盤です。構築には計画・設計・構築・運用といった流れにしたがってシステムを組み立てる必要があります。運用後も高いスキルが求められるため、自社で行うより外部のプロに任せたほうが安心です。

ITインフラを整備する際は、イッツコムの「法人向けWi-Fiサービス」をご検討ください。専門家による年中無休のサポートと安定した高速回線構築が強みであり、充実したアフターサービスも提供いたします。

イッツコムの法人向けWi-Fiサービス
(参考:『法人向けWi-Fiサービス』)
イッツコムの法人向けインターネット接続サービス
(参考:『インターネット接続サービスについて』)