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ITインフラ構築に向け確認しておくべきことは何か?ITインフラで事業のこれからを切りひらく

ITインフラはコンピュータや情報技術を支える基盤のひとつです。情報化社会といわれる現在、時勢に合わせてITインフラも形を変えつつあります。今必要なITインフラの基礎知識や構築方法が気になる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、 ITインフラとは何か、そして構築方法を解説します。ITインフラに求められていることや構築方法について知識を得れば、業務の効率化や情報セキュリティの強化に役立ちます。

今、ITインフラはクラウド化の波が来ている

ITインフラはインフォメーションテクノロジー・インフラストラクチャーの略で、情報技術を扱う上での基盤を意味しています。ITシステムはアプリケーションとITインフラで構成されており、土台となるITインフラが安定していなければアプリケーションは十分に機能を発揮できません。

ITインフラでは、以前は社内に設置したサーバーや機器を使用する「オンプレミス」が主流でしたが、近年ではネットワーク経由でインターネット上のサーバーを利用する「クラウド」タイプに移行する企業が増加しています。

クラウドは社内にサーバー機器を用意する必要がないため、初期費用が抑えられることや機器のメンテンナンスが不要な点がメリットです。

今、ITインフラに求められていること


情報技術は日々進化しているため、ITインフラに求められるものも時代により変わります。ITインフラについて理解するには現在のトレンドを知り、現状に合った環境を学ぶことが大切です。ここでは、今ITインフラに求められるものについて解説します。

リモートへの対応

リモート業務の増加により、社外からも利用できるシステムの構築が求められています。働き方改革の推進や2020年の新型感染症の流行もきっかけとなり、リモートワークが急速に広まりました。それに伴い社外で業務を行う機会も増え、リモート環境下でも円滑に業務を行うためにITインフラの整備が必要とされています。

今後は、従来のように社内業務を前提とした環境では新しい社会の動きに対応できないケースが増えるかもしれません。遠隔地にいてもスムーズに業務に取り組めるシステムが求められています。

セキュリティ対策

リモート業務や社外とのやり取りの増加により、セキュリティ面の強化は重要な項目です。社外から社内ネットワークにアクセスする際は、常に情報漏えいのリスクを考慮しなければなりません。大切な情報が外部に流出すれば、場合によっては致命的な損害を被る可能性もあります。

そのため、社外からのアクセスにも対応できるようにセキュリティの運用範囲を拡大し、ネットワークレベルでも安全対策を充実させて不正アクセスを防ぐと同時に、業務パフォーマンスを損ねないようなセキュリティ対策を検討する必要があるでしょう。

ITインフラ構築前に確認しておくべきこと


社内にITインフラを構築する前に、確認しておきたいポイントを紹介します。 ITインフラ構築には費用や時間がかかるため、入念に問題点や運用計画を検討してから着手する必要があります。

ITインフラによってどのような問題が起こり、そして解決できるのか、また次のトレンドといわれるインフラについて知り、ITインフラをより詳しく理解しましょう。

ITインフラ構築で解決する問題点をピックアップ

ITインフラを構築すると解決できる問題は少なくありません。システムを有効活用することで、どのような問題の改善が期待できるのかを具体的に見ていきましょう。

・人的リソースの不足
効果的なITインフラ整備を行うことで、従業員の作業を効率化して人手不足を解消することが期待できます。 情報システムの土台となる基幹部分の ITインフラを定型化すれば、各部署の成果をシームレスに連携できるようになりベンダーコントロールの負担も軽減できるでしょう。

・災害対策
クラウド化したITインフラを構築すれば、リスクの分散が可能です。例えば、オフィスに地震や火災が起こった際などにも大切なデータを守れるようになります。クラウドシステムのサーバーはオフィスではなくサービスの提供元にあるため、不測の事態が起きた場合でもサーバーに保存したデータは保持できる仕組みです。

定期的にデータのバックアップを保存することで、サーバーに何かあった場合でも復旧が容易になります。

「クラウドファースト」「クラウドネイティブ」について知っておこう

「クラウドファースト」とは、クラウド環境を優先してシステム構築することです。クラウド環境を想定していれば自社でサーバー機材を用意する必要がなく、ネットワークを構築する際にハードルのひとつとなる初期費用を抑えられます。システムの拡大や縮小も柔軟に行えるので、状況の変化に対応しやすい点も魅力です。

「クラウドネイティブ」はクラウドファーストからさらに踏み込んで、よりクラウドに最適化したシステムを指します。クラウドで運用することを前提にシステムやアプリケーションを構築し、無駄を省くことでコストの削減や人的リソース不足の改善が期待できます。クラウド環境だからこそ実現可能なサービスは、今後ますます増えていくでしょう。

ITインフラを構築する方法


ITインフラは、自社でサーバーを用意するのか、クラウドを利用するのかで大きく変わります。それぞれの特徴を把握して、どちらが自社の環境に適しているかを判断しましょう。また、自社の人材で構築するのか、アウトソーシングを利用するのかも検討する必要があります。

社内にサーバーなどを設置・運用する

企業が自社でサーバーを設置する「オンプレミス」には、独自のシステムを構築できるメリットがあります。サーバーの設置場所といったインフラからセキュリティ対策など、環境に最適化された独自のシステム運用が可能です。

デメリットとしては、ハードウェアや自社に合ったソフトウェアを用意する必要があるため、初期費用に掛かるコストが高く準備に時間がかかることが挙げられます。機材のメンテナンスやトラブル対応も自社で行う必要があり、技術力の確保も課題といえるでしょう。

クラウドサービスを利用する

クラウドサービスは、他社が保有するリソースをネットワーク経由で利用するサービスです。さまざまな場所からアクセスでき、ファイルを共有しやすい点が特徴です。

自社でサーバーなどを用意する必要がないため、初期費用を抑えて速やかに運用を開始できます。機材のメンテナンスや自社でトラブル対応をする必要がないため、少人数でも運用しやすい点がメリットです。

一方で、基本的には提供されているリソースの組み合わせで運用するため、独自性の高いカスタマイズが難しいというデメリットがあります。外部との通信を前提にすることから、セキュリティ面での対策も必要です。

構築は自社でやる?アウトソーシングする?

自社でITインフラを構築するには、人材の確保が困難なことや費用がかかるなどのデメリットが考えられます。システムの維持や管理に専門性の高い技術や知識が必要になることも気になる点です。

アウトソーシングでプロに依頼すれば、費用はかかりますが自社で人材を確保しなくても高品質なITインフラを構築できます。メンテナスやトラブル対応も任せられるので、もしもの時も安心です。コストや品質面などから、より状況に合った方法を選択しましょう。

ITインフラの構築は「box」の導入で解決!

快適に利用できるITインフラを構築したい方には、「box」の導入がおすすめです。boxは生産性とセキュリティを同時に強化できる法人向けサービスで、社内・社外を問わずに使用できます。ここでは、boxの用途や特徴を解説します。

さまざまな場所から共同編集が可能

boxは、作業する場所を選ばずに複数人での共同作業が可能です。複数人で同じファイルに同時にアクセスでき、離れた場所にいる人同士でも業務に取り組めます。共有・編集・検討・承認作業をスムーズに進行できるため、業務効率のアップも期待できます。

編集時にはリアルタイムで通知が入るため、作業進捗の把握も容易です。リモート環境下での協力作業で役立つさまざまな機能を利用できます。

モバイルでの利用も便利

昨今の働き方の多様化に伴い、外出先から社内ネットワークにアクセスする機会は増える傾向にあります。boxはスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末からアプリを通じてアクセスできるので、外出先でも手軽に利用できて便利です。

社外から資料を共有したり、資料を外出先でダウンロードしてプリントしたりするなど、多様な使い方ができます。

政府機関でも使われるほどの安全性

boxはセキュリティの信頼性の高さから、アメリカの司法省をはじめとした政府機関でも採用されています。英国のGovernment Digital Serviceもboxを用いた政府機関内外での公式文書の共有を認めており、国家機密情報の管理にも使用されている実績があります。

政府機関以外にも、医療や金融業界など高レベルのセキュリティが求められる業界でも採用されるなど、世界で8万社以上の企業で使われている信頼性の高いサービスです。

Web会議やSFAなどの外部ツールに連携

boxはビジネスの場でよく用いられるWeb会議システムやSFA、チャットなどの外部ツールと連携が可能です。外部ツールとスムーズに連携して管理を行うことで、業務内容をシームレスに統合することもできます。パートナー企業とのコラボレーションにも迅速に対応でき、タスク管理や全体の進捗状態の把握もよりしやすくなるでしょう。

容量は無制限!

データストレージの容量を無制限で使用できることもboxの特徴です。容量を気にせずデータを預けられ、接続デバイス数にも制限がないので他の人のアクセス状況などを気にする必要がなく気軽に利用できます。

クラウドストレージサービスの中には容量制限が設定されているものもあります。容量制限がある場合、使い始め時には気にならなくても徐々に容量不足となり使いにくくなっていくこともあるでしょう。その点、無制限であればこのような心配はなく、動画や写真など大容量ファイルも気軽に取り扱えます。

ITインフラのベースにはイッツコム光接続サービスを

クラウドなどのサービスを最大限活用するには、快適にデータの送受信が行える環境が不可欠です。ITインフラのベースには、高品質で安定したインターネット回線が必要といえます。

イッツコムでは、イッツコム光接続サービスをご用意しています。サービス内容は回線のみのシンプルな構成となっており、現在ご利用中のメールアドレスやドメインなどは引き続き使用できます。

伝送速度を必要な分だけに限定することで、月額費用を抑えることも可能です。高速で高品質な回線をお探しなら、イッツコム光接続サービスをご検討ください。

まとめ


ITインフラは情報技術の土台ともいえる部分であり、用途に合わせた構築が必要です。最近ではリモート環境の普及により新たな情報システムが必要とされており、環境の変化に合わせて柔軟に対応できるシステムの構築が求められています。

ITインフラの構築を検討している場合や、一括して複数のサービスを導入したい時はイッツコムにお申し付けください。お客様に合った最適なサービスをご提案します。