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ビジネスにおすすめの人気翻訳機5選!選び方も分かりやすく徹底解説

2024年のインバウンド消費は過去最高水準となり、各国から押し寄せる訪日外国人客への対応は観光業界全体の重大な関心事となっています。取引先などとのやりとりで翻訳・通訳が必要になるケースも多いでしょう。

翻訳・通訳の悩みを解決するスマートなソリューションは、いつでもさっと取り出して使える小型の翻訳機です。この記事では、ビジネスに翻訳機を導入する必要性や選び方、おすすめ機種を解説します。外国語対応が必要な場面で最も使いやすい翻訳機を導入しましょう。

無料の翻訳ツールは使えない?翻訳機を導入する魅力

翻訳ツールとして無料のGoogle翻訳などを使う方法もありますが、専用の翻訳機にはビジネスシーンでの即応性や使いやすさに利点があります。翻訳機なら、外国人客が来店した際に素早く取り出して利用でき、スタッフ間で共有する際もプライバシーの問題が生じにくいというメリットがあります。

また、スマホは通話や他の機能でバッテリー消耗が気になりますが、翻訳機なら専用端末のためバッテリーの心配が軽減されます。万が一どちらかの端末が使えない状況に備え、スマホと翻訳機の2台持ちも便利でしょう。

さらに、翻訳精度においても、ビジネス向けの有料サービスを提供する翻訳機は高い性能を持っています。ビジネスシーンでの円滑なコミュニケーションには、翻訳機の導入がおすすめです。

【関連記事:店舗に翻訳ツールを導入するなら!多言語対応サービスを一挙紹介

ビジネスに最適な翻訳機の選び方

ビジネスシーンで活用する翻訳機は、多言語対応のしやすさや翻訳品質を重視して選ぶことが重要です。対応する外国人の母国語が複数考えられる場合、メジャー言語だけでなくマイナー言語も素早く高精度に翻訳できることは必須条件といえます。

聞き返しの手間がかからず、メニュー・看板など文字情報の翻訳もできること、スタッフの語学力向上に有用な会話レッスン機能があることなども加味しましょう。

対応言語数や翻訳精度に優れる機種を選ぶ

対応言語数は翻訳機により異なり、英語や中国語など主要言語のみに対応しているものもあれば、マイナー言語も含め80以上の言語に対応するものもあります。

また、言語によって得意・不得意があり、全ての対応言語で同じ精度の翻訳ができるとは限りません。例えば、英語やフランス語の翻訳精度に優れた翻訳機でも、中国語やベトナム語はやや不自然な翻訳になることがあります。

店舗の多言語対応を含めて翻訳機を導入するなら、対応言語数が多く、かつどの言語でも正確な翻訳が期待できるものを選びましょう。

双方向翻訳に対応する機種を選ぶ

翻訳機をリアルタイム通訳に利用するなら、双方向翻訳に対応していることは必須条件です。

例えば日本語話者と英語話者が会話をする場合、一方向翻訳だと日本語の質問は英語に翻訳されますが、英語での回答は日本語に翻訳されません。双方向翻訳に対応する翻訳機なら、ワンタッチで翻訳言語を切り替える機能などを搭載し、異なる言語間でスムーズに会話ができます。

多くの人気翻訳機は双方向翻訳に対応していますが、一部機種は一方向翻訳しかできないことに注意しましょう。

オンライン翻訳・SIMカード対応の機種を選ぶ

翻訳機は、オフライン翻訳のみ対応のものと、オンライン翻訳に対応するものに分かれます。

オフライン翻訳
機器単体で翻訳するため、通信環境に左右されずどこでも使えますが、内蔵データの容量に限りがあるため、対応する言語や翻訳精度が低くなりがちです。

オンライン翻訳
クラウドサーバーと通信するため、通信環境が必要ですが、対応言語数が多く、翻訳精度も高いのが特徴です。

オンライン翻訳に対応する機種には、SIMカードが使えるものと、使えないものがあります。SIMカードが使えない機種でオンライン翻訳をする場合はWi-Fiが必要になり、外出先ではモバイルWi-Fiルーターが必須です。一方、SIMカード対応機種なら、通信キャリアのサービスエリア内であればWi-Fiなしでどこでもオンライン翻訳が可能です。

外国人観光客への屋外案内や、店舗内のWi-Fi接続が不安定な場合を想定するなら、SIMカード対応の翻訳機を使うのがおすすめです。

ディスプレイで翻訳テキスト表示ができる機種を選ぶ

ディスプレイ付きの翻訳機は、翻訳結果を音声で再生しながらテキストでも表示できます。これにより、音声翻訳が不自然な場合でもテキストを読むことで内容を理解しやすくなり、周囲が騒がしくて音声が聞き取りにくい場合でも意思疎通が可能です。

ディスプレイが大きいほど視認性が高まりますが、その分、本体も大きくなるため、手軽に取り出して使いたい場合は小型のモデルが便利です。

一方、ディスプレイのない機種はテキスト表示ができません。操作が簡単で持ち運びやすいという利点がありますが、十分なコミュニケーションが取れるかどうかは事前に確認する必要があります。

AI翻訳機能に対応する機種を選ぶ

翻訳機はAI翻訳に対応するものと非対応のものがあります。AI翻訳非対応の機種は、人手で登録した辞書データやルールに基づき翻訳をするため、口語の翻訳は不自然になりがちです。

一方、AI翻訳対応の機種は、大量の対訳データからパターンを発見するAIが翻訳を担います。ユーザーのリアルな対話から学習して翻訳精度を高め続け、音声認識・機械翻訳・音声合成という一連の流れを自然に行えることが特徴です。

翻訳エンジンの性能はベンダーによって異なりますが、翻訳精度の高さを求めるなら、基本的にはAI翻訳対応の機種をおすすめします。

【関連記事:AI翻訳とは?RBMT・SMT・NMTの違いやサービスの選び方

カメラ翻訳機能に対応する機種を選ぶ

カメラ翻訳機能を備えた翻訳機は、カメラで文字を読み取るだけで瞬時に翻訳が可能です。スマートフォンで文字を入力するよりも素早く使えるため、外国人客から渡された資料を翻訳する際や、観光案内中に説明が難しい日本語表記を伝える際に役立ちます。

この機能はメニュー翻訳にも便利です。対応言語が限られたメニューでも、カメラ翻訳機能を使えば、メニューにかざすだけで外国人客が内容を理解できるようになります。

会話レッスン機能に対応する機種を選ぶ

会話レッスン機能を搭載した翻訳機もあります。例えば、文章の発音練習ができる機能や、AIと会話しながらシーン別の受け答えを練習できる機能です。翻訳機を使ったコミュニケーションに加え、スタッフの語学力を高められれば、外国人客をよりスムーズに接客できるようになるでしょう。

ビジネスにおすすめの翻訳機5選

ビジネスシーンで活用したい翻訳機の最有力候補は、個人・法人問わず大人気の国産AI翻訳機「POCKETALK(ポケトーク)S」です。他にも、国内外のベンダーが特色ある翻訳機を提供しており、ニーズによっては便利な活用シーンが考えられます。

※いずれも2024年10月時点での情報です。詳細なスペック等は各社公式サイトをご確認ください。

1台でどんな場面にも対応できる「POCKETALK(ポケトーク)S」

「POCKETALK(ポケトーク)S」は、コンパクトな本体に多機能を備え、さまざまな場面で活躍する翻訳機です。ボタンを押して話しかけるだけで、音声とテキストの翻訳ができ、双方向翻訳やSIMカードにも対応しています。

対応言語が多い点も魅力で、ネイティブの語学講師が認めた高精度な翻訳が可能です。テキストのみ対応の言語も含め、80以上の言語でスムーズにコミュニケーションが取れます。

また、ノイズキャンセル機能付きのマイクと大型スピーカーを採用しており、音声がクリアに伝わります。画面の明るさや文字サイズも調整できるため、翻訳結果を見やすくする工夫がされています。さらに、カメラ翻訳やAI会話レッスン機能にも対応し、幅広いニーズに応える柔軟さも特長です。

音声翻訳のリピート再生ができる「arrows hello AT01」

「arrows hello AT01」は、双方向翻訳やカメラ翻訳に対応する、軽量・コンパクトな翻訳機です。Wi-Fiに接続しているオンライン時は28言語に対応し、長い会話・文章も素早く高精度に翻訳できます。

ノイズキャンセル機能を搭載する他、リピートボタンをタップすると翻訳結果を何度でも再生でき、音声翻訳の聞き取りやすさも魅力です。SIMカードには非対応ですが、日本語・英語・中国語の3か国語であれば、オフライン時にも簡易的な音声翻訳・カメラ翻訳ができます。

複数デバイスの役割を兼任できる「Mayumi3」

「Mayumi3」は、80以上の言語の双方向音声翻訳や13言語のカメラ翻訳・OCR翻訳ができる、多機能翻訳機です。言語によって得意・不得意はあるものの、全体的に高精度な翻訳が期待できます。SIMカードに対応する他、8言語の双方向オフライン翻訳も可能です。

ボイスレコーダーやWi-Fiルーターとしても利用でき、「翻訳機能メインの小さなスマホ」のような感覚で、複数デバイスを1つにまとめられる点にも魅力があります。

素早く意思伝達ができる「ili(イリー)」

「ili(イリー)」は、「意思を伝える」ことにフォーカスした一方向翻訳機です。オフライン翻訳に特化し、日本語から英語・中国語・韓国語の3か国語へ音声翻訳ができます。

主な利点は最速0.2秒という翻訳速度の速さや、海外旅行専用の辞書による高精度翻訳ができること、ディスプレイ非搭載のシンプルデザインで携帯性が高いことです。

ただし、業界用語には対応していません。機能を絞り込んでいるため用途は限られますが、主語がない文章などの翻訳精度が高く、素早く情報を伝える必要があるシーンなどでは便利に活用できるでしょう。

カメラ翻訳に強みがある「Vasco Translator V4」

「Vasco Translator V4」は、76言語の音声翻訳や90言語のテキスト翻訳、108言語のカメラ翻訳に対応する翻訳機です。言語の組み合わせによって最適な翻訳エンジンを選択する仕組みで、全く異なる構造の言語間でも高い翻訳精度を達成しています。

高性能カメラと5インチディスプレイを搭載し、高精度かつ見やすいカメラ翻訳を利用できることも魅力です。日本語の翻訳にやや不自然さはあるものの、さまざまなシーンで便利に活用できるでしょう。

ビジネスに最適な翻訳機を低コストで導入するならイッツコム!

イッツコムは法人限定で「POCKETALK(ポケトーク)S」を初期費用無料でレンタルしています。他のSIMカード対応機種も法人データSIMのシェアプランでお得に利用でき、ポケトークS以外も柔軟に選択可能です。

法人限定で「POCKETALK(ポケトーク)S」を初期費用無料でレンタル

ポケトークSは、高精度なAI同時通訳やカメラ翻訳、会話レッスンなど、多言語対応に必要な機能がそろった翻訳機です。関西弁などの方言も翻訳できるのは、国産翻訳機ならではの強みです。個人利用だけでなく、ビジネスシーンでも活躍しますが、端末の購入費が気になる方もいるかもしれません。

イッツコムでは、ポケトークSと法人データSIMをセットで、初期費用0円、月額1,900円(税抜)/台という低コストでレンタル可能です。法人の国内利用が対象で、個人向けモデルやグローバル通信モデルの取り扱いはありません。インバウンド対策でポケトークSを導入する際は、契約手数料無料のイッツコムのレンタルサービスをご検討ください。

他の翻訳機も法人データSIMのシェアプランでお得に利用

ポケトークSはマストバイといえる翻訳機ですが、「他のSIMカード対応翻訳機を試してみたい」というニーズもあるでしょう。イッツコムは、法人データSIMのみの契約にも対応できます。

法人向けならではの「シェアプラン」を選択でき、複数SIMカードの契約時にお得な料金で利用可能です。契約枚数が多いほど1枚当たりのコストを抑えられ、メンバー間でデータ容量を無駄なくシェアできます。トライアル期間中に実際のデータ使用量をチェックでき、最適なプラン選びができることも利点です。

まとめ

訪日外国人客の対応や外国企業との取り引きなど、ビジネスで翻訳・通訳が必要な場面は一般化しています。翻訳・通訳の悩みを解決する最も手軽なソリューションは、いつでもさっと取り出して使える小型の高性能翻訳機です。

イッツコムはポケトークSの初期費用無料レンタル、各種翻訳機をお得に利用できる法人データSIMを提供しています。ビジネスに最適な翻訳機をお探しなら、低コストでの提案が可能なイッツコムにご相談ください。