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Wi-Fi環境を法人契約で最適化!外出先からオフィスまで快適に

従業員の働き方が多様化し、オフィスの内外でモバイル機器を使う業務が増える中、法人におけるWi-Fi環境の整備は欠かせません。しかし、数あるWi-Fiサービスの中から自社に最適なプランを選ぶのは簡単ではないでしょう。データ容量や通信速度、セキュリティ対策など、業務効率化とコストパフォーマンスを両立するポイントを見極める必要があります。

そこで本記事では、法人向けWi-Fiの種類や特徴を解説し、業務に最適なプランを選ぶためのポイントを紹介します。

法人契約ができるモバイルWi-Fiの種類と特徴

法人がインターネット環境を整える際、固定回線とモバイルWi-Fiのどちらを選ぶべきか迷うことがあります。特に外出先や短期間のプロジェクトでは、設置工事が不要で柔軟性の高いモバイルWi-Fiが便利です。ここでは、法人向けモバイルWi-Fiの特徴やメリットを中心に解説します。

法人向けのWi-FiはモバイルWi-Fiがおすすめ?

固定回線とモバイルWi-Fiのどちらが法人向けに最適かは一概にはいえません。ただし、外出先での業務やイベント会場でのインターネット利用、短期間のプロジェクトなど、柔軟性が求められる場面ではモバイルWi-Fiが適しているといえます。モバイルWi-Fiは持ち運びができる上、設置工事が不要で、導入までの時間を大幅に短縮できる点が大きな利点です。

一方で、通信速度や容量に制限がある場合があるため、契約プランや利用可能エリアを事前に確認することが重要です。また、複数の従業員で利用する場合は、高性能な機種や大容量のプランを選ぶことで、快適な通信環境を維持できます。

業務内容や利用環境に応じて、固定回線とモバイルWi-Fiを併用することで、それぞれの長所を生かした効率的なネットワーク環境を構築することも可能です。

法人向けモバイルWi-Fiの主なサービス

法人向けモバイルWi-Fiサービスは、企業の多様なニーズに応えるため、さまざまなプランや機能が用意されています。特に、外出先での業務やイベントでのインターネット利用、短期間のプロジェクトなど、柔軟性が求められるシーンで活躍する点が大きな特徴です。

また、法人契約ならではの強みとして、充実した管理機能やサポート体制が挙げられます。例えば、端末を紛失した際に遠隔でロックをかけられる機能や、複数のWi-Fi端末をまとめて管理できるツールが利用できる場合があります。さらに、導入後のアフターサポートが手厚いこともポイントで、トラブルが発生した際に迅速な対応が期待できるため、安心して利用できる環境が整っています。

法人向けモバイルWi-Fiの選び方のポイント

法人向けモバイルWi-Fiを選ぶ際は、業務内容や利用シーンに応じて、データ容量や料金プラン、通信速度、対応エリアなどを確認することが大切です。セキュリティや管理機能、契約条件、海外利用の可否も重要なポイントとなります。ここでは、選定時に押さえるべきポイントを分かりやすく解説します。

データ容量と料金プラン

法人向けWi-Fiを契約する際は、業務内容に合ったデータ容量や料金プランを選ぶことが重要です。メールやWeb閲覧が主な用途であれば、少ないデータ容量でも十分な場合があります。一方、ビデオ会議や大容量ファイルのやり取りが多い場合は、大容量プランや無制限プランを検討するのが適切です。

通信速度と対応エリア

通信速度と対応エリアの確認も欠かせません。通信速度は、利用する場所や環境によって変動するため、実際に使用するエリアで事前に確認しておくことが重要です。特に、多くの人が集まる場所では、同時接続により速度が低下する可能性があるため注意が必要です。

また、モバイルWi-Fiの対応エリアは、契約するキャリアの電波状況によって異なります。利用予定の場所がそのキャリアの電波が届きやすいエリアかどうか、事前に確認しましょう。電波が届きにくい場所では、安定した通信速度を確保できない場合があります。そのため、サービスエリアマップなどを活用して電波の入りやすさをチェックすることをおすすめします。

海外での利用可否

海外出張が多い企業にとって、Wi-Fiの海外利用が可能かどうかは重要な選定ポイントです。特に、さまざまな国や地域でインターネット接続が必要な場合、対応エリアの広さや通信の安定性を事前に確認することが欠かせません。

また、トラブル時の対応力も見逃せない要素です。24時間対応のサポートや、多言語に対応したカスタマーサービスが利用できるかを確認することで、安心してサービスを利用できる環境を整えられます。

セキュリティ対策と管理機能

法人利用だからこそ、セキュリティ対策と管理機能の充実は欠かせないポイントです。情報漏洩や不正アクセスを防ぐためには、暗号化方式やアクセス制御など、高度なセキュリティ機能が必要です。特に、Wi-Fiの暗号化方式はWPA3やWPA2といった最新規格に対応しているかを確認することが重要です。

さらに、ネットワークの分離やユーザー認証、端末管理といった細やかな管理機能も大切です。法人向けWi-Fiには、利用状況の可視化やアクセスログの取得など、運用管理を効率化する機能が備わっていることが多い点も見逃せません。

契約期間と支払方法

Wi-Fi法人契約を選ぶ際には、契約期間と支払方法をしっかり確認することが大切です。契約期間は2年や3年といった長期契約が一般的で、自社の事業計画に合った期間を慎重に検討する必要があります。適切な契約期間を選ぶことで、無駄なコストやトラブルを防ぐことができます。

支払方法は、クレジットカード払い、口座振替、請求書払いなどが一般的ですが、提供会社によって選択肢が異なるため、事前に確認しておきましょう。また、支払方法を変更する場合の手続きや、手数料が発生するかどうかも併せてチェックしておくと安心です。

法人向けWi-Fiの契約方法

法人向けWi-Fiを契約する際は、通常の申し込み方法に加えて、端末のレンタルが可能かどうかを確認しておくことが重要です。法人向けWi-Fiでは、多くの場合、必要な台数分のWi-Fiルーターをレンタルできるプランが用意されています。これにより、初期費用を抑えながら、必要な分だけ端末を手軽に利用開始できるというメリットがあります。

ただし、レンタルの場合、月額料金に費用が上乗せされるケースが一般的です。長期間利用する場合は、買い取りのほうが総コストを抑えられる可能性があります。そのため、レンタルと買い取りのどちらがお得になるかを事前に検討することが大切です。

契約の流れとしては、以下のステップが一般的です。

1.問い合わせ

契約を検討する際は、まずサービス提供会社に問い合わせを行います。この際、以下のポイントを確認・共有することが重要です。

  • 利用目的:オフィス用、出張用、イベント用など具体的な利用シーンを伝えます。
  • 必要な台数:複数拠点や複数従業員で利用する場合は、その台数を事前に確認します。
  • データ使用量:業務内容に基づき、どれくらいのデータ容量が必要かを相談します。
  • 契約期間と予算:長期利用を前提とするか、短期プロジェクト向けなのかを伝え、予算内で最適なプランを提案してもらいます。

この段階では、複数のプランを比較しながら、最適な選択肢を検討しましょう。

2.申し込み手続き

プランが確定したら、申し込み手続きに進みます。法人契約の場合、以下のような書類が必要となることが一般的です。

  • 会社情報:法人名、住所、電話番号など。
  • 担当者情報:連絡先や担当者名。
  • 必要書類:会社登記簿謄本や印鑑証明が求められる場合もあります。

提出後は、審査が行われます。審査では、企業の信用情報や利用目的が確認されることが多いため、正確な情報を提出することが大切です。

【関連記事:法人携帯契約に必要な書類リスト!機種変更や乗り換え時の書類も紹介

3. 端末の準備・発送

審査が完了すると、契約内容に基づいてWi-Fi端末の準備が行われます。端末は契約時に指定した配送先に送られます。配送前に以下を確認しておきましょう。

  • 配送スケジュール:利用開始日に間に合うよう、余裕を持ったスケジュールを設定します。
  • 付属品の確認:充電器や設定マニュアルなど、必要なものがすべて揃っているかを確認します。

4. 利用開始準備

端末が届いたら、利用開始の準備を行います。初期設定や社内での周知がスムーズに進むよう、以下の手順を踏むとよいでしょう。

  • 初期設定:端末の電源を入れ、ネットワーク接続を設定します。
  • セキュリティ設定:パスワードや暗号化方式(WPA3やWPA2など)を確認し、必要に応じて設定を変更します。
  • 社内周知:従業員に利用方法を説明し、トラブル時の対応方法も共有します。

5.運用開始

利用開始後は、端末や契約内容に問題がないかを確認します。必要に応じて以下の対応を行います。

  • 利用状況の確認:データ使用量や接続状態をモニタリングします。
  • サポート利用:初期トラブルや疑問があれば、サポート窓口に問い合わせます。

法人向けWi-Fiの契約は、これらの手順をスムーズに進めることで、効率的な運用が可能になります。契約前にしっかりと情報を確認し、自社に最適な選択を行いましょう。

店舗やオフィスでの利用ならWi-Fiアクセスポイントの増設がおすすめ

店舗やオフィスなど社内で快適なWi-Fi環境を整えるなら、Wi-Fiアクセスポイントの導入が効果的です。アクセスポイントを活用することで、広範囲で安定したWi-Fi接続が可能になります。ここでは、Wi-Fiアクセスポイントを利用するメリットと、イッツコムが提供する「かんたんWi-Fi」の強みを紹介します。

Wi-Fiアクセスポイント(AP)とは

Wi-Fiアクセスポイントは、LANにWi-Fi基地局を追加し、複数のデバイスをLANに接続できるようにするネットワーク機器です。ルーター機能は搭載されておらず、インターネットに接続するためにはルーターとLANケーブルで接続する必要があります。そのため、アクセスポイント機能に特化しており、LAN環境にWi-Fi接続を簡単に追加する役割を担います。

Wi-Fiアクセスポイントの強み

Wi-Fiアクセスポイントの大きな魅力は、簡単にWi-Fi基地局を追加して快適なWi-Fi環境を整えられる点です。一部の機器では、LANケーブルと電源を接続するだけで使用可能で、煩雑な設定が不要です。

さらに、LANケーブルを活用することで設置場所の自由度が広がり、光コンセントの位置に制約されることなく、Wi-Fi電波が届きにくいエリアや広いオフィス・施設にも柔軟に対応できます。

加えて、ゲストWi-Fi機能を備えたモデルでは、業務用ネットワークと来客用ネットワークを分離することが可能です。これにより、セキュリティを維持しつつ、訪問者向けのフリーWi-Fiを提供できます。

法人利用においては、以下のような要素も重要です。

  • 多数の同時接続対応
  • 高度なセキュリティ
  • 安定した通信速度

これらの条件を満たすアクセスポイントを導入することで、柔軟で安全なネットワーク運用を実現し、企業に最適なWi-Fi環境を構築できるでしょう。

アクセスポイントの増設ならイッツコムの「かんたんWi-Fi」!

オフィスや店舗のWi-Fi環境を拡張する際、従来のWi-Fiルーターでは機能が過剰であったり、設置場所に制約が生じたりする場合があります。

そのような課題を解決するために、イッツコムの「かんたんWi-Fi」をご活用ください。高性能なWi-FiアクセスポイントをLANケーブルと電源に接続するだけで、簡単に利用を開始できます。面倒な初期設定は一切不要で、設置場所を自由に選べる柔軟性が強みです。

「ハイエンド6」プランでは、最新のWi-Fi6規格とWPA3セキュリティに対応しています。1台のアクセスポイントで最大100台の機器を同時接続でき、高速かつ安定した通信環境を実現します。また、来客用のゲストWi-Fi機能を搭載しており、業務用ネットワークとは分離されたセキュアな公衆無線LANを簡単に提供できます。

さらに、イッツコムは、365日対応のサポートデスクも提供しています。接続トラブルへの対応やSSIDの変更、セキュリティ設定の調整を迅速に行うことで、システム管理者の負担を大幅に軽減できます。

モバイルWi-Fiの他、店舗やオフィス内のWi-Fi環境を整える際には、ぜひイッツコムまでお問い合わせください。

まとめ

モバイルWi-Fiは、外出先での業務や短期間のプロジェクトに最適で、法人契約にも対応しています。導入にあたっては、選び方や手順をしっかり確認し、自社に合った環境を整えましょう。また、オフィスや店舗で快適なネットワーク環境を実現するには、Wi-Fiアクセスポイントの増設がおすすめです。

イッツコムでは、「かんたんWi-Fi」を通じて、店舗やオフィスのWi-Fi環境整備をサポートしています。モバイルWi-Fiと合わせて社内ネットワークを充実させたい企業様は、お気軽にイッツコムまでご相談ください。