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リモートワークの問題解消!環境改善のアイデアやアイテム、企業側サポートで生産性アップ!

リモートワーク(テレワーク)は社員にとってうれしい働き方である一方で、自宅での仕事のしにくさに悩むリモートワーカー(テレワーカー)は珍しくありません。リモートワークの環境に課題があると感じ、社員にできることを把握した上で解決策を検討したい企業担当の方もいるのではないでしょうか。

リモートワーカーの視点で問題点を把握し、リモートワーカー側・企業側にできる改善策を知ることで、リモートワークの問題解消と生産性アップが可能です。そこでこの記事では、リモートワークの問題点と環境改善につながるアイデアやアイテム、企業側のサポートについてご紹介します。

自宅でのリモートワーク環境で問題となる5つのこと

自宅で働くリモートワーカーは、職住一致によってコアオフィス勤務では得られないメリットを享受できますが、リモートワークならではの問題点もあります。スムーズにリモートワークを進めるためには、ポイントを押さえた環境整備が重要であることを把握しましょう。ここでは、自宅でのリモートワーク環境で問題となる5つのことを解説します。

オンオフが切り替えにくい

リモートワーカーの最も基本的なワークプレイスは自宅です。自宅で働くと職住一致が実現できるので、通勤時間から解放されることやワークライフバランスの向上といったメリットを享受できます。また、育児や介護との両立がしやすくなることもポイントです。

一方で、仕事とプライベートの境界線があいまいになることはデメリットにもなり得ます。コアオフィス勤務なら「出社から退社までが仕事の時間」とメリハリをつけられますが、自宅で働くと始業時間・終業時間だけでなく休憩時間も分かりにくいのは問題点です。

意識的にオンオフを切り替えるのが難しく、仕事をしにくいと感じるリモートワーカーも多いでしょう。

仕事に集中しにくい

自宅で仕事をするリモートワーカーは、家族から姿が見えているため、仕事と無関係の内容の話をされることも多くあります。加えて、自宅の一角にワークスペースを整備することになるので、プライベートなアイテムが目に入りやすいのも問題です。

さらに、仕事ぶりを同僚や上司に見られているわけでもないので、気が緩みやすくなります。このように、オフィス機能に特化した環境ではないため、集中力を欠く要素が多く、仕事に打ち込みにくいのはよくある悩みのひとつです。

肩凝りや腰痛の悪化

リモートワーカーは長時間のデスクワークをします。基本的に座り姿勢で仕事を続けるので、姿勢が固定化されやすいのは問題点です。仕事とプライベートが自宅で完結するため、外出や運動の機会が減り、筋力低下や血行不良を招きやすい働き方といえます。

そのため、ワークスペースの整備状況にもよりますが、コアオフィス勤務より体は疲れやすいでしょう。目を酷使したり腰に負担が蓄積したりするので、肩凝りや腰痛の悪化に悩みを抱えるリモートワーカーは少なくありません。

環境が整えにくい

リモートワーカーは基本的に自宅で仕事をしますが、リモートワーク開始時にワークスペースが整備されていない状況も多くあります。ワークスペースは自宅の一角に整備しますが、リモートワーカーの住環境はさまざまです。

デスクを設置するためのスペースがなければ、家具のレイアウトを変える必要があります。基本的にオフィス家具の購入や買い替えが必要ですが、購入費用がネックになって環境整備を進められないリモートワーカーもいるでしょう。

コミュニケーション不足に陥りやすい

自宅で働くリモートワーカーは、対面でのコミュニケーション不足に陥りがちです。コアオフィスへ出社しないことで、数か月以上も同僚と顔を合わせないケースもあります。

同僚だけでなく上司ともコミュニケーションを取る機会が激減するので、仕事の進め方が分かりにくくなったり、適正な評価を受けられるか不安になったりすることもあるでしょう。何気ない会話をする機会もなくなることで、孤独を感じやすいのも問題点です。

自宅でのリモートワーク環境を改善させる4つのアイデア

リモートワークの問題点のいくつかは、リモートワーカー自身による工夫で改善できます。例えば、意識的に正しい姿勢で仕事をすることや、デスク回りを整理整頓することです。自然光を採り入れたり、適度に運動をしたりすることも、健康面の対策として大切といえます。

正しい姿勢で仕事をする

テレワーカーは長時間のデスクワークをする中で、猫背になりやすいのが問題点のひとつです。ノートパソコンで作業しているとディスプレイの距離が近い上、目線に対して位置が低いので、キーボード・ディスプレイが分離したデスクトップPCを使うのが基本といえます。

ディスプレイは背筋を伸ばしてまっすぐ見える位置に配置することがポイントです。ノートパソコンでも外付けキーボードを接続したり、ノートパソコン用のスタンドで高い位置に固定したりすれば、正しい姿勢を保ちやすくなります。一日中快適に座っていられる椅子を選択するのもポイントです。

デスク回りを整理整頓する

自宅で長時間のデスクワークをするには適切なデスクやチェアを整備することを求められますが、リモートワーク開始時に快適なワークスペースが整備されていることは稀です。生活環境の一部分をワークスペースに変えることが多いので、プライベートなアイテムに囲まれやすいといえます。

雑然とした環境は集中力を阻害するので、仕事とプライベートを極力分離できるように整理整頓をしましょう。プライベートなアイテムはクローゼットや棚になるべく収納して、チェアに座った状態で見えないようにします。デスクの上に仕事と関係のないものを置かないこともポイントです。

自然光を採り入れる

リモートワーカーはディスプレイを注視する時間が長いので、適度な明るさがなければ目の負担は蓄積していきます。目の疲れは仕事のストレスや、肩凝りにもつながるので、自然光を採り入れることや照明の調節は大切です。

目線の先に窓があれば、遠くを見て目をリフレッシュできます。天候や窓の位置によっては自然光が採り入れにくいので、一定の照度を維持できるように日中でも照明を調節しましょう。

適度に運動をする

リモートワーカーは自宅で仕事とプライベートが完結するので、外出の機会が減って運動不足になりやすいのは問題点です。運動不足は体の不調を招き、仕事のストレスを増大させてしまうでしょう。

高いパフォーマンスを維持するためには、適度に運動することがポイントです。負荷の大きい筋トレなどをしなくても、ストレッチするだけで血行不良や凝りの解消につながります。リモートワーカーの環境はコアオフィス勤務に比べて変化が少ないので、気分転換という意味でも運動を取り入れることが大切です。

自宅でのリモートワークのデスク環境を改善する6つのアイテム

リモートワーカーの自宅環境は整備に手間がかかり、スペース上の制約が厳しいケースもあります。しかし、工夫次第でコアオフィスより快適なデスクトップ環境の構築も可能です。ここからは、リモートワークのデスク環境を改善する6つのアイテムを解説します。

昇降式PCデスク

リモートワーカーによって体型はさまざまで、デスクのベストな高さは人それぞれ異なります。一般的にデスクは「平均的な成人男性」に合わせて設計されており、高さが合わないケースも珍しくありません。

デスクの高さが合わないと前屈みになったり肘が窮屈になったりして、腰や肩に負担がかかるのは問題点です。長時間のデスクワークでは負担が蓄積し、体調不良に陥るケースもあります。

そこで昇降式PCデスクを設置するのが効果的です。脚の長さを変えることで高さ調節ができるので、ベストな高さで作業できます。

ゲーミングチェア

椅子の選択肢は豊富ですが、おすすめしたいのはプロゲーマーを想定して設計されたゲーミングチェアです。レーシングカーのバケットシートを原型としており、背中と腰を支えるハイバック仕様になっています。

ポジション調節のできるアームレスト・ランバーサポート・ヘッドレストを装備し、首・背中・腰・ヒップに加えて肩・腕の負担も軽減可能です。

椅子選びに関しては、座面の高さ調節ができるかどうか、クッション性があってリクライニング型かどうかをチェックしましょう。座り心地が悪いならチェア用座布団でカバーできます。キャスター付きのチェアはフローリングを傷つけやすいので、チェアマットを敷くのもポイントです。

デュアルディスプレイ

ディスプレイがひとつだけだと表示できるウィンドウの数やサイズが制限されます。資料作成時やWeb会議中など、2つ以上のウィンドウを見比べたい場合もあるでしょう。しかし、シングルディスプレイ環境だと難しく、特にノートパソコンを使っている場合に問題になりやすい傾向があります。

そこで、2つ以上のウィンドウを見比べたい場合はデュアルディスプレイ環境を構築するのがおすすめです。2枚のディスプレイを接続端子でつなぐだけで、表示領域を大幅に拡大してストレスフリーな作業環境が得られます。据え置き型のディスプレイだと目線の高さが合わないケースも多いので、モニターアームを使って調節するのがベターです。

スタンディングデスク

長時間のデスクワークを続けると体が疲れやすく、血行不良になったり凝りが溜まったりするほか、座っていること自体がストレスの原因にもなります。

立ち仕事を想定したスタンディングデスクを設置すると、立ち仕事と座り仕事のメリハリをつけられるのがメリットです。仕事中に姿勢を変えることで、体の凝りをほぐしたり集中力を取り戻したりする効果が生まれます。

また、運動不足になりやすいこともリモートワークの課題です。立ち仕事をすることで自然に足腰の筋肉を使うので、運動不足解消にも効果を発揮します。昇降式スタンディングデスクの中には、座り姿勢に対応する低さまで調節可能なものもあるので、自宅環境に合わせたデスクを選びましょう。

サイドテーブル

リモートワーカーはなるべく作業領域の広いデスクを使いたいところですが、部屋のスペース的に大きなデスクを設置しにくい場合もあります。そこでサイドテーブルの設置がおすすめです。

サイドテーブルをひとつ置くだけで、スマホ・タブレットやドリンクなど、手の届く範囲に置きたいものをデスク上から退避できます。

また、デスクトップPCを使う際は筐体をどこに置くかも課題です。筐体をデスク上に置くと作業スペースが圧迫され、床に直置きするとほこりが溜まりやすくなります。奥まった場所に設置すると汚れに気付きにくいのも注意点です。底板・キャスター付きのサイドテーブルなら、筐体の収納場所としても利用できます。

室内用テント

リモートワーカーは家族に話しかけられて集中力が切れたり、漫画や雑誌が目に入ってしまって気が散ったりすることもあるでしょう。そんなときにはデスクをすっぽりと覆うタイプの室内用テントがおすすめです。

作業空間と生活スペースを心理的に区切ることで仕事に集中しやすくなり、視界を制限することで気が散りにくくなります。家族に対して「仕事中なので話しかけないで」という意思表示になることもポイントです。天井に開口部分があるタイプのものなら採光も可能です。

リモートワークで企業がサポートしたい5つのこと

自宅の環境整備は基本的にリモートワーカーの判断で実施します。これでハードウェア面の環境はある程度整いますが、リモートワークの問題点のいくつかは企業側のサポートがなければ解消できません。ここからは、リモートワークで企業がサポートしたい5つのことを解説します。

社用PCの貸与

リモートワークではさまざまなビジネスツールを使い分け、複数のアプリを同時起動させることがよくありますが、私用PCはスペック不足であることも珍しくありません。リモートワーカーの生産性向上やストレス軽減のためには、十分なスペックのPCが必要です。

また、リモートワーカーは自社サーバーに保存された社内情報にアクセスしたり、機密情報をPCにダウンロード・保存したりすることもあります。私用PCでこういった作業をするにはセキュリティ上の懸念があるので、社用PC・私用PCを分離することは重要です。効率的かつセキュアなリモートワークのためには、社用PCの貸与は必須と考えましょう。

リモートワーク手当の支給

リモートワーカーのワークスペースは人それぞれなので、必要に応じてオフィス家具・周辺機器の購入・買い替えをします。これは仕事・事業継続のために必要な出費です。オフィスの環境整備をリモートワーカーが肩代わりしている形なので、企業は自宅の環境整備にかかる費用を経費と考えることが求められます。

自宅で発生する通信費や光熱費も経費の一環ですが、家事按分は困難です。また、リモートワーカーが購入するオフィス家具・周辺機器など、リモートワークをするために必要か不必要か判断の難しいケースもあります。

そこで、リモートワーク手当(テレワーク手当/在宅勤務手当)を支給する企業が一般的です。特にリモートワーク開始時には出費がかさみやすく、デスク・チェアなどワークスペース整備に必要なアイテムを一式そろえるケースもあるので、環境整備のための一時金を支給することも検討しましょう。

リモートワーク関連の制度整備と情報開示

リモートワーカーはコアオフィス勤務とは大きく異なる働き方をします。リモートワーカーは仕事にさまざまな難しさを感じますが、コミュニケーションが取りにくいので、企業側が把握できない悩みを抱えることもあります。

そこで、毎月1回は1 on 1ミーティングをするなどの制度整備が重要です。リモートワーカーの仕事ぶりや成果はコアオフィス勤務より見えにくいので、人事評価制度の見直しも求められます。

セキュリティ対策に関するガイドラインの作成と周知徹底も重要です。リモートワーク制度やワークスペース整備・姿勢・運動に関してのQ&AやTIPSを全体公開したり、相談の窓口を明確化したりすることも求められます。

ビジネスツールの導入・整備

ハードウェア面の環境整備はリモートワーカー自身でできることも多い一方で、ソフトウェア面の整備をするのは主に企業側です。そのため、リモートワークで標準的に利用するビジネスツールの整備が求められます。

例えば、チャットツール・グループウェアなどのコミュニケーションツール、Web会議システムや営業支援ツール、勤怠管理システムや業務フロー管理システムなどです。利用するクラウドストレージの標準化とアカウント管理も求められます。

VPNの利用と通信環境の整備

リモートワークでは社外ネットワークから社内情報にアクセスすることも多いので、VPN接続の標準化は必須です。社内にVPNサーバーを設置してリモートワーカーのデバイスと紐付けることで、通信パケットを秘匿・暗号化してセキュアな通信ができる上、Webサイトやインターネットサービスの利用も社内ネットワークを経由できます。

ただし、VPNサーバーにトラフィックが集中すると深刻な遅延の発生もあり得るので、自宅・企業双方の通信環境の整備も大切です。リモートワーカーの自宅は回線工事が難しいケースもありますが、モバイルWi-Fiルーターを貸与すれば住環境にかかわらずサポートできます。

イッツコムのサービスでリモートワーク環境を整え生産性アップ!

リモートワークの環境整備の一環として、企業側には通信環境の整備が求められます。イッツコムなら高速かつ安定した光回線や、テレワーク環境に向いたVPNサービスをセットで導入可能です。イッツコムの多彩なサービスの中から、イッツコム光接続サービスとモバイル閉域接続を紹介します。

イッツコム光接続サービス

イッツコムの法人向け光回線「イッツコム光接続サービス」は、下り最大2Gbpsの安定した高速回線を利用できます。一般的な光回線サービスはプロバイダサービスと別に契約する必要があり、メールやマイページといったサービスも基本料金に含みますが、イッツコム光接続サービスは光回線とプロバイダサービスを一括提供する仕様です。

電話サポート以外はオプション提供にすることで、他社サービスよりもランニングコストを抑えられます。必要なサービスだけを選択できるので、予算に合った柔軟な契約が可能です。さらに、トラブルの際も問い合わせ窓口はひとつなので、スピーディーに問題の切り分けや連絡ができます。

モバイル閉域接続

イッツコムの「モバイル閉域接続」は、VPNの仕組みを利用したセキュアな通信サービスです。PCやスマホに専用SIMを挿入するだけで導入でき、通信キャリアのモバイル回線網とイッツコムネットワーク内の閉域網で接続します。

エリア内のどこからでも、インターネットを経由せず社内ネットワークに接続できるので、テレワークの大幅なセキュリティ強化が可能です。モバイル閉域接続の導入によって、主に以下のことが実現できます。

・社外のデバイスからも社内セキュリティポリシーを維持して通信できる
・場所や時間を選ばない働き方ができる
・ペーパーレスで営業に行ける
・専用SIMを挿入するだけで、スマホ・ドライブレコーダー・監視カメラの動画も簡単に共有できる

まとめ

リモートワーカーが抱える悩みは、適切な環境整備をすることで大部分が解消できます。自宅のワークスペース整備には費用がかかるため、企業は手当や一時金の支給を検討しましょう。また、コミュニケーションツールやコラボレーションプラットフォームを導入し、リモートワークのルール作りを進めることで、仕事のしにくさを解消して生産性アップが可能となります。

イッツコムはモバイル閉域接続・boxによるセキュリティ対策やワークフロー管理の他、ZoomやホットプロファイルによるWeb会議や営業支援、光回線やWi-Fi接続によるインフラ整備まで幅広いサービスを提供しています。ビジネス環境のトータルなアップグレードをお求めなら、多彩なサービスを自由に組み合わせられるイッツコムにご相談ください。