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有線と無線どっちがいい?光回線のメリット・デメリットや使い分けを解説!

光回線を導入しようとしている方の中には、有線で接続するか無線で接続するかで迷っている方もいるのではないでしょうか。有線であれば、LANケーブルの接続が必要です。無線であれば、Wi-Fiルーターを用意しなければなりません。

それぞれのメリットとデメリットがわかれば、どちらを選べばよいか判断できます。そこでこの記事では、有線が向いているのはどのような場合か、無線が向いているのはどのような場合かを詳しく解説します。

光回線の【有線】LANで接続するメリット

光回線を有線LANで接続するメリットは、3つあります。1つ目は無線LANに比べて高速通信ができること、2つ目は通信速度が安定していること、3つ目は、LANケーブルの数を増やせば同時に接続できる端末の台数を簡単に増やせることです。これらのメリットは互いに関係しています。詳しく見てみましょう。

高速通信ができる

有線LANのメリットのひとつは、高速通信ができることです。無線の場合、電波が安定しなかったり、電波が障害物に遮られたりすることがあります。一方で有線の場合は、ケーブルを直接パソコンにつなげるため、電波の状態に左右されることはありません。

ケーブルは通信速度などにより、複数のカテゴリーに分かれています。通信速度が最も速いものは40Gbpsです。

通信速度が安定する

通信速度が安定していることも、有線LANのメリットといえます。LANケーブルでルーターと端末を直接つなぐため、無線のように電波状態の影響を受けることがありません。ケーブルにはさまざまな種類があり、導線の細いものは周囲の影響で稀にノイズが発生することがありますが、通信自体が影響を受けることはほぼありません。

同時接続可能な台数が多い

インターネットに同時に接続できる端末を増やせることも、有線のメリットです。LANケーブルの数を増やすことで、簡単に接続台数を増やせます。LANケーブルの長さはさまざまですが、ケーブルの長さや接続する端末の数が増えても通信速度に影響はありません。LANケーブルを増やす際は、分岐したり分配したりするのが一般的です。

光回線を【有線】LANで接続するデメリット

有線での接続には、デメリットもあります。有線の場合は、ケーブルを準備して物理的につなげる作業が必要です。ケーブルには、劣化や損傷などのリスクもあります。ケーブルが届くところでないと、ネットに接続できないのもデメリットです。ここでは、有線で接続する際のデメリットを見ていきます。

配線に工夫が必要

有線の場合は、LANケーブルを利用してネットに接続します。そのため、人間の動線やパソコンの場所、ケーブルの長さなど配線に工夫しなければなりません。企業で導入する場合は、デスクレイアウトを考慮する必要があります。企業の規模によっては容易ではないでしょう。

LANケーブルが損傷するリスクがある

LANケーブルは消耗品であるため、損傷するリスクもあります。ねじれや摩擦はよくある損傷です。損傷したら交換すれば良いという安易な考えでいると、火災に発展することもあります。また、ケーブルの損傷は通信スピードにも影響するのでこまめなケーブル点検が必要です。

端末の移動に制限がかかる

パソコンなどの端末を使用できる場所が制限されることもデメリットです。LANケーブルが届くところでしか、ネットに接続できません。長いケーブルもありますが、それでも限界があります。例えば企業などで使う場合、会議室にパソコンを移動して打ち合わせをしようと思っても、会議室にLANケーブルがなければネットに接続できません。

光回線を【無線】LANで接続するメリット


次は、無線LANで接続するメリットを見ていきます。まず、配線が必要ないこと自体がメリットといえるでしょう。無線が届く範囲なら、端末を自由に移動できます。さらに、無線を利用すると、パソコンなどの端末だけでなくプリンターなどの接続も簡単になります。無線LANのメリットを詳しく見てみましょう。

配線が不要

無線でネットに接続する場合は、一般的にWi-Fiルーターを使います。インターネット回線からの信号を、無線に変換して端末に送るのがルーターの役割です。ケーブルを端末に差し込む必要がなく、配線も必要ありません。部屋の中が配線でごちゃごちゃすることがなくなり、見た目がすっきりします。作業する際に配線が邪魔になることもありません。

端末の移動ができる

パソコンなどの端末を自由に移動できることもメリットです。配線がないため、Wi-Fiルーターの無線が届く範囲内なら、場所を選ばず作業ができます。場所を問わないため、会議や打ち合わせでもサーバーにアクセスしたり、瞬時にメールを送ったり、テレビ会議をしたりと業務の幅も広がるのが魅力です。

データ共有が簡単になる

有線の場合、ケーブル端子が合わなければ接続することができません。一方で無線の場合は、多くの機器との互換性があります。例えば、パソコンをネットに接続しながら、プリンターともつないで印刷が可能です。同時に、スマホに保存してある写真をパソコンに転送することもできます。データ共有が簡単にできることも無線LANのメリットです。

光回線を【無線】LANで接続するデメリット

無線LANにもデメリットはあります。電波の干渉を受けやすいため接続が不安定になることがあり、接続が途切れることも珍しくありません。セキュリティ面での不安もあります。無線を何らかの方法で傍受されると、通信データが盗み取られるリスクも否定できません。無線LAN のデメリットをそれぞれ詳しく解説します。

電波干渉を受けやすい

無線LANが使っている周波数帯は、多くの家電製品や電子機器も利用しています。例えば、電子レンジやBluetoothなどです。持ち運びできるモバイルルーターや、携帯電話のデザリング機能も同じ周波数帯を使っています。Wi-Fiルーターの電波干渉が起こりやすい環境は、通信速度が低下する原因です。業務に支障が出ることもあるでしょう。

有線LANより安定性が落ちる

通信が不安定になることも無線LANのデメリットです。電波干渉や自宅・オフィスのレイアウトなどが原因で、通信が不安定になることがあります。アルミ箔を使った断熱材などがあると、電波が通りにくいようです。また、複数の機器を同時に接続すると、電波が不安定になることがあります。

セキュリティに注意が必要

セキュリティ面に不安があることも無線LANのデメリットです。ネットに接続している間に、情報が漏洩したり抜き取られたりするおそれがあります。暗号化などのセキュリティ対策を施したとしても、どのレベルの対策をしたかによって防御率は異なるでしょう。無線LANを使う場合は、常にセキュリティに気を配らなければなりません。

光回線で有線と無線を使い分けるポイント


光回線を利用する場合、有線と無線のどちらを選べばよいのでしょうか。それぞれのメリットとデメリットを把握した上で、用途や接続台数に応じて選ぶのがポイントです。パソコンなどの端末を1か所固定で使う場合は「有線」、端末を移動して使うことが多いなら「無線」のほうが便利です。ここからは、有線と無線を使い分けるポイントを解説します。

光回線の用途を把握しよう

まずは、光回線の用途を確認しましょう。具体的には、「どのような端末を何の目的で使うか」です。例えば、場所を固定してデスクトップを仕事で使う場合は有線が適しています。

有線なら大容量のデータのやりとりにも対応できる上に、セキュリティ面も有線のほうが安心です。自宅や社内を移動しながらノートパソコンを使うのであれば、無線のほうが適しています。場所を問わずネットに接続したい場合は、無線を選ぶとよいでしょう。

接続台数に合わせて選ぼう

接続する端末の台数も考慮する必要があります。端末の台数が多い場合は有線LANがおすすめです。Wi-Fiルーターは接続可能台数が決められているため、多くの端末を接続すると通信速度が落ちてしまいます。無線LANを導入する際は、接続する台数の確認が必要です。

事業用なら安定性と拡張性に優れている光回線を選ぼう!

事業用としてインターネット環境を整備するなら、安定性と拡張性に優れた回線が必要です。回線が不安定だと業務効率が落ち、拡張性が低いと業務の変化に対応できません。これらすべてを満たすのが、イッツコムの光回線のサービスです。法人向けに特化し、利便性の高いサービスを提供しています。

イッツコム光接続サービスの魅力

おすすめは、法人向けの「イッツコム光接続サービス」です。このサービスには、以下のような魅力があります。

・ONU(光回線終端装置)は無線ルーター機能内蔵
・固定IPアドレスの使用が可能
・独自の回線を使用
・高速通信を実現
・ワンストップ対応のサポート体制

ONUに無線ルーターがついているため、有線・無線のどちらにも対応可能です。新たにルーターを準備する必要もありません。固定IPアドレスはセキュリティを向上させます。

さらに、高速通信による快適性も備えており、2ギガコースでは下り最大2Gbpsとビジネスにおいて申し分ない速度でしょう。新しい通信システムIPv6を標準としていることも、高速で提供できるポイントです。

Wi-Fiサービスとの連動で利便性アップ

イッツコムは、Wi-Fiを利用したサービスも展開しています。例えば、店舗のフリーWi-Fiやデジタル広告・メニューなどです。オフィス内に限らず、カフェや商業施設などさまざまなシーンで使えるのが特徴です。セキュリティ対策も万全なため、行政機関でも導入しています。

また、イッツコムのWi-Fiサービスを導入する場合、既存の社内システムを変更する必要はありません。お客様の環境に合わせて必要なシステムをご提案し、導入から運用、保守まですべてイッツコムが承ります。

まとめ


光回線を導入する際に有線にするか無線にするかは、使う用途によって選ぶとよいでしょう。大容量のデータをデスクトップで扱うのであれば、有線が適しています。場所を移動しながら業務にあたる場合は、無線が便利でしょう。

有線と無線を選ぶことができない場合は、「イッツコム光接続サービス」がおすすめです。ONUは有線と無線のどちらにも対応しており、通信速度・安全性ともビジネス向けに用意しています。社内回線の改善を検討中の方は、ぜひイッツコムにご相談ください。