1. コラム
  2. コラム
  3. 光回線の通信量を確認しよう!BtoBに向いている通信量はどのくらい?

光回線の通信量を確認しよう!BtoBに向いている通信量はどのくらい?

安定した高速通信が目指せる光回線は、さまざまな事業者から数多くのプランが提供されています。多種多様なプランから利用状況に合ったタイプを選ばなければ、無駄なコストが生じてしまうかもしれません。現在契約している通信環境が適切なのか、気になる方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、光回線の通信量を確認する方法やBtoB向けの通信量を決めるポイントをご紹介します。自社に必要な通信料を確認できれば、快適な通信環境を適切に選べるでしょう。

光回線の通信量は無制限ではない

快適なネットワーク環境を実現できる光回線ですが、通信量は無制限ではありません。通信量によってパフォーマンスが異なるだけでなく、通信量が原因でトラブルが生じることもあります。ストレスフリーなネットワーク環境を構築するには、適切な通信量のプランを選びましょう。

通信量で異なるパフォーマンス

通信量によってパフォーマンスが大きく異なります。通信量の少ないテキストメールなどは、通信量が限られていてもある程度は問題なく利用できるでしょう。しかし、ビデオ通話など通信量を多く使うサービスでは、プランによって利用可能時間の差が顕著に現れます。以下の表に、300MB・1GB・2GBの通信量で利用できるサービスの目安をまとめました。

 300MB1GB2GB
Yahoo!のトップページ閲覧約1,200回約4,338回約8,676回
テキストメール(300字程度)約1万5,000通約6万6,000通約13万2,000通
地図検索約300回約1,398回約2,796回
YouTube(HD画質)約6分約100分約200分
LINE(500字テキスト)約6万回約50万回約100万回
LINE(音声通話)約9時間約55時間30分111時間

※利用状況やデータサイズによって数値が前後するため、上記はあくまでも目安です。

オフィスで快適なネットワーク環境を整えるには、利用状況に応じたプランを選びましょう。契約プランの通信量と実際のデータ使用量に差がありすぎると、トラブルが生じることもあるからです。

通信量が原因で起こるトラブル

多くの通信サービスには、日間・月間データ通信量の上限があります。公平な電波利用を実現し、ネットワーク品質を一定に保つためです。光回線はモバイル回線とは違い、一般的な範囲内の利用ではデータ通信量の上限を超えることはありません。

しかし、「膨大な量のデータ通信を行う」「数日にわたって大量のデータ通信を行う」など上限を超えるような使い方では、最大通信速度に制限がかかります。制限がかかると通信速度が極端に落ちたり、インターネット接続に時間がかかったりするでしょう。業務に支障を来す通信制限を避けるためにも、適切な通信量のプランを選ぶことが大切です。

使用している光回線の通信量を確認する方法


適切な通信量のプランを選ぶためにも、使用している光回線の通信量を把握しておきましょう。通信量はプロバイダのWebサイト、使用する端末上で調べられます。通信量の目安を知るには、通信量チェッカーアプリも役に立つでしょう。

プロバイダで調べる

契約しているプロバイダのWebサイトでは、通信量が確認できます。IDとパスワードでマイページにログインすれば、実際に使用しているデータ通信量の詳細が把握できるでしょう。ただし、契約先のプロバイダや利用するサービスによっては、Webサイト上では確認できないこともあります。

端末で調べる

使用する端末上でも、テータ通信量を調べられます。Windows・Mac・Android・iPhoneそれぞれの調べ方は、以下の表の通りです。

端末データ通信量を調べる手順
Windows「設定」→「ネットワークとインターネット」→「データ使用状況」
Mac「アプリケーション」→「ユーティリティ」→「アクティビティモニタ」
Android「設定」→「無線とネットワーク」→「データ使用量」
iPhone「設定」→「モバイル通信」→「現在までの合計」

各種端末でデータ使用量を調べられるものの、確認できる期間や詳細は異なります。Windowsで確認できる内容は、過去30日分のデータ使用量とアプリごとの内訳です。Macでは、電源を入れてから送受信したデータの総量を確認できます。

Androidは機種やアプリによっては、測定期間を任意で設定できます。iPhoneでは、現在までのデータ使用量の合計が確認可能です。ある時点から先のデータ通信量を知りたい場合には、「モバイル通信最下部」にある「統計情報をリセット」を使用しましょう。

アプリなどで調べる

スマートフォンの通信量を調べるには、通信量チェッカーアプリも役に立ちます。データ通信量の内訳に加えて、1日・1週間・1か月と任意の期間における統計情報の把握にも有用です。

パソコンにも、通信量の確認に役立つフリーソフトがあります。ユーザー別や任意期間での測定など、必要に合わせて細かな設定が可能です。Windowsの「データ使用状況」、Macの「アクティビティモニタ」よりも細かな情報が欲しい方におすすめします。

BtoB向けの通信量を決めるポイント

BtoB向けの通信量を決めるポイントは、回線を利用する人数・ネットを使用する機器の数・業務内容の3点です。スムーズかつストレスのない運用を実現するだけでなく、無駄のないプラン設定からコスト削減を目指すなら、なおさら通信量は細かく把握しておきましょう。

利用人数

BtoB向けの光回線では、同時接続数に応じた通信量を選ぶことが大切です。同時接続数とは、パソコンやスマートフォンなどの端末が同時に接続できる数を意味します。快適なインターネット環境を整備する際には、「どのくらいの従業員が回線を利用するのか」を明確にした上で選びましょう。

ネット通信が必要な機器の数

インターネットを使用するのは、従業員が使用するパソコンやスマートフォンだけではありません。コピー機・電話・テレビ・防犯カメラなど、ネット通信が必要な機器はオフィスにたくさんあります。通信量を決める際には、ネット通信が必要な機器の数やそれぞれで使用する通信量も忘れずに考慮しましょう。

業務内容

業務内容によって、使用する通信量が大きく異なります。パソコンを使った業務はどのくらいあるのか、リモート会議の頻度などを改めて把握しましょう。リモート会議もビデオ通話か音声通話かで、使用する通信量が大きく異なります。会議に参加する人数の目安も併せて確認しておきましょう。

光回線のパフォーマンスが悪いときの対処法

光回線のパフォーマンスが悪く、通信速度が遅く感じる場面があります。すぐにできる対処法としては、使用する端末の再起動が有効です。使用ソフトの見直しも、パフォーマンスの改善に役立つでしょう。プロバイダや回線が原因で遅い場合には、契約を見直すなど根本的に解決する必要があります。

端末を再起動する

速度が遅く感じる場合には、使用している端末を再起動しましょう。長時間にわたるインターネットの使用から、速度が遅くなっている場合に有効です。パソコンやスマートフォンが熱を持っている場合には、電源を切ってしばらく放置した上で再起動します。ルーターなどの周辺機器の再起動も、速度の改善が期待できる方法です。

使用ソフトを見直す

パソコンで使用するソフトの動作も、通信速度が遅くなる原因として考えられます。ソフトの動作が重い場合には、軽量なソフトへの見直しを検討しましょう。セキュリティソフトなどは設定によって動作が重くなることもあります。利用状況に応じたソフトの設定変更も、速度改善に効果的です。

通信制限を確認する

契約している回線によっては、「データ送信が1日に30GBを超えた場合」など明確な通信制限の基準が設けられています。通信制限の基準が明記されていなくても、一般的な使用の範囲を超えると通信制限がかかるケースがあるでしょう。

個人で使用の範囲内では、光回線で通信制限がかけられることは少ない傾向にありますが、ビジネスで利用する場合は条件をきちんと確認しておくことをおすすめします。

契約環境を見直す

利用するプロバイダや光回線によっては、同じ回線でも通信速度に差があるのも事実です。同じ回線を使用しているにもかかわらず速度の遅さが気になる場合には、契約の見直しから速度の改善を目指しましょう。光回線業者を上手に選べば、速度の改善と合わせてコストの節約にもつなげられます。

オフィス環境に合わせてカスタマイズできる光回線がおすすめ!

イッツコムで提供する光回線は、オフィス環境に合わせてカスタマイズできます。イッツコムのインターネットサービスは、シンプルかつお手頃な料金プランが強みです。「モバイル閉域接続サービス」を組み合わせることで、生産性アップも目指せます。

イッツコムの法人向けインターネットサービスの特徴

イッツコムが提供する法人向けインターネットサービスは、以下の3種類から、お客さまに最適なサービスを提案・提供します。ネットワーク環境の整備を考える方にとって、最適なプランが見つかるでしょう。

・専用線インターネット接続サービス
・イッツコム光接続サービス
・フレッツ光接続サービス

3種類のサービスでは、ネットワークの構築方法・対応エリア・サービス内容などの特徴が異なります。しかし、いずれも高セキュア・高速通信である点が強みです。

イッツコム光接続サービスの料金プラン

イッツコム光接続サービスは、「光回線だけ」というシンプルなサービス構成です。メールアドレスなどの付加機能をオプションとして展開することで、シンプルかつお手頃な料金プランを実現しました。料金プランは、通信速度に合わせて選べる3種類です。最適なプランを選べば、コストの無駄を最小限に抑えられます。

サービス名通信速度月額利用料
イッツコム光接続サービス
2ギガコース
下り最大2Gbps
上り最大1Gbps
5,700円(税抜)
イッツコム光接続サービス
1ギガコース
下り最大1Gbps
上り最大1Gbps
5,200円(税抜)
イッツコム光接続サービス
300メガコース
下り最大300Mbps
上り最大100Mbps
4,700円(税抜)

※2020年12月時点の利用料

外回りの営業がいるならハイブリッドスタイル

外回りの営業がいるなら、「モバイル閉域接続サービス」を併用するハイブリッドスタイルをおすすめします。イッツコムのモバイル閉域接続サービスは、インターネット回線を介さないため、高いセキュリティを維持できる通信サービスです。

端末に専用SIMカードを差し込むだけで、社外からインターネットを経由せずに社内ネットワーク・情報に接続できます。モバイル閉域接続サービスは、リモートワークなどの幅広い働き方に対応できることが特徴です。モバイル閉域接続サービスと固定回線を併用することで、生産性アップが目指せるでしょう。

まとめ


無駄がなく快適なネットワーク環境を目指すには、利用状況に応じたプランを契約することが大切です。端末ごとの通信量やオフィスでの利用状況を把握し、最適なプランを選びましょう。

利用状況を踏まえた上で最適なプランを選びたい方は、ぜひイッツコムまでお気軽にご相談ください。従業員数・業務内容・オフィスで使用する機器の数などから、より快適なオフィス環境をご提案いたします。