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Zoomのウェビナー登録とは?設定手順やカスタマイズ方法を解説

Zoomはオプション機能で1万人参加のウェビナーを配信・運営できます。出席者が増えるほど重要になるのは、ウェビナー登録の管理です。Zoomによるウェビナー運営を検討しており、登録の方法について理解を深めたい方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、ウェビナー登録のマーケティング効果や前提条件、設定方法やカスタマイズ方法について紹介します。

Zoomのウェビナー登録とは?


Zoomウェビナーは、500名~1万名が参加するウェビナー配信に対応します。プロプラン以上のライセンスユーザーが利用できる、Zoomのオプション機能です。Zoomミーティングとは異なり、無料ライセンスでは利用できません。まずは 、Zoomウェビナー登録の基礎知識を見ていきましょう。

事前登録はマーケティングに効果的

Zoomウェビナーの事前登録設定は、ウェビナーを活用したマーケティングの効率化に効果的です。主なメリットには以下のものを挙げられます。

・出席者一覧をCSVファイルで効率的に作成・管理できる
・事前登録時の質問をカスタマイズし、出席者の属性やニーズを把握できる
・出席者登録時にホスト(ウェビナー主催者)は自動的にメール通知を受けられる
・登録者数の制限もかけられる
・Webサイトへの流入や広告閲覧など、Web行動履歴の把握にも活用できる

事前登録の有無や自動/手動承認を設定できる

Zoomウェビナーは、出席者に対する事前登録の有無を設定できます。事前登録が不要な場合、主催者側はウェビナー開催前に申込状況を把握できません。ウェビナーURLを知っていれば誰でも参加できてしまいます。

ホストが事前登録を必須とすることで、安全なウェビナー運営が可能です。また、登録者の自動/手動承認の設定もできます。

なお、事前登録の要・不要にかかわらず、出席者は参加時に名前とメールアドレスの入力が必要です。

Zoomウェビナー登録を利用する前提条件

Zoomウェビナーは、購入するウェビナーライセンスの規模に応じて、出席者数を500名~1万名まで拡張できます。Zoomウェビナーを利用する前提条件は以下の通りです。

・プロ以上のZoomライセンスを購入すること
・ウェビナーアドオン(500名、1,000名、3,000名、5,000名、1万名)を購入すること
・ホストがプロ以上のライセンスユーザーであること
・ホストにウェビナーライセンスが割り当てられていること
・ZoomデスクトップクライアントまたはZoomモバイルアプリがバージョン3.0以降であること

【関連記事:Zoomウェビナーとは?使い方や参加方法、メリットや活用シーンを解説

Zoomウェビナー登録の設定方法


Zoomウェビナーは事前のスケジュールが必要です。スケジュール時には事前登録あり/なしを設定できます。事前登録ありに設定すると、出席者に対して専用の登録ページからの記名などを必須にできる仕組みです。事前登録ありの場合、登録者の自動/手動承認も設定できます。

事前登録なしウェビナーのスケジュール手順

事前登録なしのウェビナーは、スケジュール時に簡単な操作で設定できます。

1.Zoomウェブポータルにアクセスし、サインイン
2.ナビゲーションメニュー内の[ウェビナー]をクリック
3.[ウェビナーをスケジュールする]をクリック
4.ウェビナーのトピック/名前・開催日時・定期開催の有無・パスワードなどを設定
5.同ページで[登録]欄の[必須]のチェックを外す(事前登録なしの設定)
6.[スケジュール]をクリックしてスケジュール完了

事前登録ありウェビナーのスケジュール手順

事前登録ありのウェビナーをスケジュールする場合も、操作方法は同様です。

1.1~4までは前述(事前登録なし)の手順と同じ
2.同ページで[登録]欄の[必須]にチェックを入れる(事前登録ありの設定)
3.[スケジュール]をクリックしてスケジュール

ここから、自動承認と手動承認で手順が異なります。

事前登録ありウェビナーの自動承認設定の手順

スケジュールしたウェビナーについて、出席者が登録したとき自動承認する設定は、以下の手順で行います。

1.スケジュールしたウェビナーの詳細ページ下部にスクロールダウン
2.[出席者を招待]配下の登録オプションを表示
3.[承認]欄に[自動承認]または[手動承認]のリストが表示される。後者の場合は右側の[編集]をクリック
4.[登録]タブから[自動承認]を選択
5.[全て保存]をクリック
6.登録URLや招待状を出席者に共有

事前登録ありウェビナーの手動承認設定の手順

スケジュールしたウェビナーについて、出席者が登録したとき手動承認する設定は、以下の手順で行います。

1.1~3までは前述(自動承認)の手順と同じ
2.[登録]タブから[手動承認]を選択
3.[全て保存]をクリック
4.登録URLや招待状を出席者に共有

手動承認設定時に登録者を承認/拒否する手順

自動承認の場合、登録者にはウェビナーの参加方法を記載した確認メールが自動的に送信されます。手動承認の場合、登録者の承認/拒否はライセンスユーザーによる管理が必要です。

1.出席者が登録されたら、Zoomウェブポータルのウェビナーページに戻る
2.手動承認設定をしたウェビナーの名前をクリック
3.[参加者を管理]欄の右側にある[編集]を選択
4.ユーザーを選択して[承認]または[拒否]する
5.承認された登録者には、ウェビナーの参加方法を記載した確認メールが送信される

Zoomウェビナー登録のカスタマイズ方法


Zoomウェビナーは、スケジュール後にさまざまな登録オプションを変更できます。例えば事前登録・有料化オプションの切り替えや登録者数制限・免責事項の設定、質問内容のフィールド追加設定やカスタム質問の追加設定などです。

ウェビナー登録オプションを変更する手順

ウェビナー登録のオプション設定は、以下の手順でカスタマイズできます。

1.Zoomウェブポータルにアクセスし、サインイン
2.ナビゲーションメニュー内の[ウェビナー]をクリック
3.カスタマイズしたいウェビナーのトピック/名前をクリック
4.[招待状]タブまでスクロールダウン
5.[登録設定]セクション右側の[編集]をクリック
6.表示された[登録]ウィンドウからカスタマイズ

[登録]ウィンドウからは以下のようなさまざまな項目を調整できます。

事前登録や有料化オプションの切り替え

[登録]ウィンドウ内、[登録]タブの[登録]セクションから、事前登録や有料化オプションの有無を変更できます。

・[必須]:事前登録のオン/オフを切り替えられる
・[PayPalで登録料を請求する]:登録ページでPayPalによる支払いを求めるなどの設定ができる

自動承認/手動承認の切り替え

[登録]ウィンドウ内、[登録]タブの[承認]セクションから、登録者の[自動承認]と[手動承認]を切り替えられます。切り替えは容易ですが、自動承認から手動承認に切り替えた場合、すでに自動承認で登録していたユーザーに対しては招待状を再度送信する必要があることに注意しましょう。

メール通知の有無の切り替え

[登録]ウィンドウ内、[登録]タブの[通知]セクションから、メール通知の受け取りの有無を切り替えられます。

[誰かが登録したときにホストにメールを送信する]オプションにチェックすると、出席者がウェビナーに登録した際、自動的にメール通知の受け取りが可能です。なお登録承認時には、出席者に対して通知メールが自動送信されます。

登録者数制限や免責事項などの設定

[登録]ウィンドウ内、[登録]タブの[その他のオプション]セクションから、以下4つのオプションをカスタマイズできます。

・[登録者数を制限する]:指定した登録者数に達すると、登録しようとするユーザーに対し、定員に達したことが通知される
・[複数のデバイスからの参加をパネリストと参加者に許可する]:出席者がPCやスマホなど複数のデバイスから参加できるようにする
・[登録ページにソーシャル メディアへの共有ボタンを表示する]:登録ページにFacebook・Twitter・LinkedIn・メール共有ボタンが表示される
・[免責事項を有効にする]:登録ページ下部に独自の利用規約やプライバシーポリシーなどを表示できる

登録ページ・登録完了ページのトラッキング設定

[登録]ウィンドウ内、[登録]タブの[トラッキングピクセル]セクションから、登録ページや登録完了ページにトラッキングピクセルを追加できます。このオプションを設定することで、登録ページにアクセスしたユーザー数と、登録フォームを記入したユーザー数を追跡できる仕組みです。

質問内容のフィールド追加設定

[登録]ウィンドウ内、[質問]タブから、事前登録ページに含める質問内容のフィールドを追加できます。デフォルトで必須の名前とメールアドレスに加え、住所・郵便番号・電話番号・企業業界・役職・従業員数などの情報も収集可能です。

1.[登録]ウィンドウ内、[質問]タブをクリック
2.登録ページに含める登録の[フィールド]チェック ボックスをオンにする
3.項目を記入必須にする(記入しなければフォーム送信できないようにする)場合、[必須]ボックスにチェックを入れる
4.[すべて保存]をクリック

カスタム質問の追加設定

[登録]ウィンドウ内、[カスタム質問]タブから、独自の質問項目を設定できます。ウェビナーや商材に関する意見収集やニーズ把握などに便利です。

1.[登録]ウィンドウ内、[カスタム質問]タブをクリック
2.[新しい質問]をクリックして質問を追加する
3.質問タイプを、[短文回答] [単一回答] [複数回答]のいずれかから選択
4.質問を回答必須にする(回答しなければフォーム送信できないようにする)場合、[必須]ボックスにチェックを入れる
5.質問を入力する
6.[単一回答]または[複数回答]の質問の場合、回答オプションを入力する
7.[作成]をクリック(複数のカスタム質問が必要な場合は以上の手順を繰り返す)
8.[すべて保存]をクリック

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Zoomウェビナーを利用するには、有料ライセンスを取得した上で、ウェビナーアドオンの購入が必要です。Zoom公式で契約するとサポート窓口が基本的に英語対応となり、トラブル解決に時間がかかる場合もあります。また国内代理店はサポート体制がさまざまで、契約は5ライセンス以上からというケースも珍しくありません。

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まとめ


Zoomウェビナーは500人~1万人参加のウェビナー配信に対応し、事前登録の有無や自動承認/手動承認、登録ページのカスタム質問やトラッキングURLなども設定できます。簡単な操作で出席者の情報収集・管理ができ、マーケティング効率化に便利です。

ただし、利用にはZoom有料ライセンスを取得した上でウェビナーアドオンを購入する必要があり、効率的な運用には複数ツールの運用も求められます。

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