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Zoomのダウンロード方法とインストールできない原因・対処法

Zoomアプリは何らかの原因でダウンロード・インストールできない場合があります。社内でZoomを利用できない問題を抱えており、対処法を知りたい方もいるのではないでしょうか。

デバイス種別ごとのZoomアプリのダウンロード・インストール方法の違い、できない原因と対処法を理解すれば、自力でトラブルを解決できます。

そこでこの記事では、Zoomアプリのダウンロード・インストールに関するトラブルシューティングについて紹介します。

Zoomのダウンロード/インストール方法


Zoomアプリのダウンロードは無料です。ダウンロード・インストールの操作も難しくありません。まずは、ZoomデスクトップクライアントやZoomアプリのダウンロードとインストール方法、最新版にアップデートする重要性を見ていきましょう。

Windows PCやMacの場合

Windows PCやMacでZoomデスクトップクライアントをダウンロード・インストールする手順は以下の通りです。

1.Zoomのダウンロードページ(https://zoom.us/download#client_4meeting)にアクセスし、[ダウンロード]ボタンからZoomデスクトップクライアントをダウンロード
2.Zoomデスクトップクライアントのインストーラーがダウンロードされる
3.インストーラーを起動するとインストール開始
4.インストール完了の報告ウィンドウで[Zoomデスクトップクライアントの自動更新頻度]にチェックを入れると、更新頻度を設定できる
5.ミーティング参加画面が表示されるため、必要に応じてサインアップ/サインイン

iPhone/iPadやAndroid端末の場合

iPhone/iPadやAndroid端末でZoomモバイルアプリをダウンロード・インストールする手順は以下の通りです。

1.iPhone/iPadはApp Storeから、Android端末はGoogle Playストアから、「Zoom – One Platform to Connect」を検索
2.ダウンロードボタンまたは[インストール]をタップ
3.インストールが完了したらアプリを開き、必要に応じてサインアップ/サインイン

Zoomアプリは最新版にアップデートしよう

Zoom社は継続的にZoomアプリをバージョンアップし、脆弱性(セキュリティ上の欠陥)の解消や機能追加に努めています。重大な脆弱性を解消したバージョンがリリースされると、それ以前のバージョンはサポート終了となります。

古いバージョンのままだと突然Zoomミーティングに参加できなくなる場合もあるため、随時最新版にアップデートしましょう。

Zoomをダウンロード・インストールできない原因と対処法


Zoomアプリは何らからの原因でダウンロード・インストールできない場合もあります。例えばインストール権限設定により禁止されていたり、OSやWebブラウザがサポート対象外であったりする場合です。ここでは、Zoomアプリをダウンロード・インストールできない原因と対処法を紹介します。

Windows PCのインストール権限設定

Windows PCの場合、「インストールしようとしているアプリは、Microsoft検証済みアプリではありません」と表示され、Zoomデスクトップクライアントをインストールできない場合があります。インストール権限の設定変更の手順は以下の通りです。

1.スタートメニューを開く
2.[設定]アイコンをクリック
3.[アプリ]をクリック
4.[アプリと機能]から[アプリを入手する場所の選択]のボックスをクリック
5.[Microsoft Storeのみ(推奨)]以外を選択

Macのインストール権限設定

Macの場合、[セキュリティとプライバシー]設定の不備により、Zoomデスクトップクライアントをインストールできない場合があります。インストール権限の設定変更の手順は以下の通りです。

1.画面左上のリンゴマークをクリックし、[システム環境設定] を選択
2.[セキュリティとプライバシー]をクリック
3. 設定変更のアクセス権を取得するために、ロックアイコンをクリック
4.管理者の資格情報が要求されるため、Touch IDで認証するか、管理者のユーザー名とパスワードを入力
5.[一般]タブ内の[ダウンロードしたアプリケーションの実行許可]を、[App Storeと確認済みの開発元からのアプリケーションを許可]に変更(※Mac High Sierra(10.13.x)の場合は、[許可]もクリック)
6.それ以上変更しないようにするため、ロックアイコンを再度クリック

OSがサポート対象外

OSがZoomのシステム要件を満たしておらず、Zoomアプリをインストールできない場合もあります。サポート対象の主なOSは以下の通りです。

・Windows 7以降(※Windows 10のSモードはサポート対象外。Windows 11はバージョン5.9.0以降がサポート対象)
・macOS XとmacOS X(10.10)以降
・iOS 8.0以降
・iPadOS 13以降
・Android 5.0x以降

サポート対象外のOSをインストールしている場合はアップデートしましょう。

Webブラウザがサポート対象外

Windows PCやMacの場合、Webブラウザがサポート対象外でZoomデスクトップクライアントをダウンロードできない場合もあります。

ZoomがサポートするWebブラウザはChrome・Firefox・Edge・Safariの4種類です。IE(インターネットエクスプローラー)はサポートされていません。ダウンロードがうまくいかない場合、推奨ブラウザの最新版に切り替えて試してみましょう。

セキュリティソフトによるブロック

セキュリティソフトによってZoomアプリのダウンロードやインストールがブロックされる場合もあります。例えば使用中のアンチウイルスソフトが、Webブラウザによるダウンロード要求やインストーラーによるシステム変更要求をブロックするケースです。

一度ブロックするとユーザー確認なしにブロックし続ける場合もあるため、セキュリティソフトの設定を見直してみましょう。

なお、業務用デバイスは企業側がシステム変更を制御している場合もあります。その可能性があればシステム管理者に問い合わせましょう。

ダウンロード中の通信トラブル

インターネット接続が不安定でZoomアプリをダウンロードできない場合もあります。「ダウンロード要求は通るが完了せず失敗する」というケースに多いのはこのパターンです。
対処法として、「PCでWi-Fi接続をしているならLANケーブルによる有線接続に切り替える」「インターネット通信をする他のアプリを閉じる」などを挙げられます。

ただし、Zoomミーティング時にも同じように通信トラブルが発生する可能性は高いでしょう。Wi-Fiネットワーク機器を買い替えるなどし、通信環境を根本的に改善することをおすすめします。

デバイスの容量不足

デバイスの容量不足でZoomアプリをダウンロード・インストールできない場合もあります。ドライブの空き容量を確認し、1GBも空きがないような状態なら、容量不足の可能性が高いです。

不必要なアプリをアンインストールしたり、写真や動画を削除したりして、十分な空き容量を確保しましょう。

WebブラウザからZoomを利用する方法も


Zoomアプリをダウンロード・インストールできない問題を解決できない場合、Windows PCやMacであればWebクライアントを利用する方法もあります。ただし使用するWebブラウザのバージョン要件を満たすことが必要です。ここでは、Webクライアント版のZoomを利用する方法を見ていきましょう。

Webブラウザのバージョン要件に注意

Windows PCやMacでZoomのWebクライアントを利用する場合、Zoom社が推奨するWebブラウザはChrome・Firefox・Edgeの3種類です。以下のバージョン以降のものを使いましょう。

・Chrome 53.0.2785以降
・Firefox 76以降
・Edge 80以降

Webクライアント版で使える機能は、デスクトップクライアント版より制限されます。Zoom社はアプリをインストールして使用することを推奨しているため、あくまで「Webクライアントも利用できる」程度に考えるのがよいでしょう。

Webクライアントでミーティング参加する手順

WebクライアントからZoomミーティングに参加する手順は以下の通りです。

1.招待リンクをクリックするか、ミーティングの参加ページ(https://zoom.us/join)でミーティングIDを入力して[参加]をクリック
2.「Zoom Meetingsを開きますか?」という画面がポップアップするため、[キャンセル]をクリック
3.「システムダイアログが表示したら、Zoom Meetingsを開くをクリックしてください を実行してください」画面で、[ブラウザから起動してください]をクリック
4.「ミーティングに参加」画面で、名前を入力
5.「私はロボットではありません」にチェックを入れ、[参加]をクリック

Zoomの「40分制限」解除には有料ライセンスが必要

Zoomはアプリ版もWebクライアント版も無料で利用できます。ただしミーティングのホスト(主催者)が無料ライセンスユーザーの場合、全てのミーティングに40分制限があることに注意しましょう。この制限を解除し、実質無制限(30時間/1回)で利用するには、有料ライセンスの取得が求められます。

ライセンス取得の窓口は、Zoom公式または国内代理店です。窓口が違っても利用できる機能は同じですが、日本語サポートや請求書払いに対応する国内代理店をおすすめします。

なお2023年4月8日から、Zoom公式で直接契約した無料アカウントは、契約後1年半で連続したミーティング開催が不可(次回開催まで10分間隔が必要)になることも注意点です。Zoom公式で取得した無料アカウントだとミーティングの使い勝手が悪くなるため、国内代理店で有料ライセンスを取得することを検討しましょう。

【関連記事:Zoom有料版「プロプラン」を利用すべき理由とは?無料版との比較を解説

イッツコムならZoomをプロプラン1ライセンスからの低コスト運用

Zoomをダウンロード・インストールしても、ホスト(主催者)が無料ライセンスユーザーだと、全てのミーティングに40分制限があります。ビジネスシーンでのZoom利用には有料ライセンス取得がマストです。

有料ライセンスを取得すると、クラウドレコーディングやミーティング履歴の詳細管理なども利用できるようになり、Zoom活用の幅が広がります。

イッツコムなら日本語サポート込みのZoomをプロプラン1ライセンスから契約でき、一般的な代理店より低コストな運用が可能です。請求書払いに対応している他、管理者向けのマニュアルも充実しています。

まとめ


Zoomアプリは機能追加やセキュリティ強化のために新しいバージョンが随時公開されるため、アップデートを続けることが大切です。ダウンロード・インストールできない場合、OSのバージョンやインストール権限設定、セキュリティソフトによるブロックなどを見直しましょう。

無料版Zoomはミーティングの40分制限があり、Zoom公式から無料アカウント取得するといずれミーティングの連続開催もできなくなります。ビジネスシーンでのZoom利用なら、プロプラン1ライセンスから低コスト運用ができるイッツコムにご相談ください。