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人数制限の全て!無料版と有料版の違いを徹底比較

Zoomを使ったオンラインイベントや会議の開催が増える中、「参加人数の上限は何人まで?」「人数制限に達したらどうなるの?」といった疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

Zoomにはミーティングとウェビナーの2つのプランがあり、それぞれ参加可能人数が異なります。本記事では、各プランの人数制限や、制限に達した場合の対処法、さらには大人数のイベントを効果的に運営するためのブレイクアウトルームの活用法まで、詳しく解説します。Zoomでのイベント運営を検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

Zoomミーティングとウェビナーの人数制限の違い

Zoomは、参加人数や用途に応じてミーティングとウェビナーの形式を提供しており、それぞれのプランで制限が異なります。無料版は最大100名まで対応しますが、大規模な会議やイベントには有料プランやウェビナーアドオンが必要です。ミーティングとウェビナーの違いや、他ツールとの比較を理解することで、目的に最適なプランを選択できます。

【関連記事:Zoomミーティングとウェビナーの違いを徹底解説!ウェビナーの魅力とは?

Zoomミーティングの無料版と有料版の人数制限

Zoomミーティングの参加人数制限は、無料版と有料版で大きく異なります。無料版「ベーシック」と有料版「プロ」では最大100名まで、有料版「ビジネス」と「ビジネスプラス」では最大300名まで、そして最上位プランの「エンタープライズ」では最大500名まで参加可能です。

少人数の会議なら無料版や「プロ」で十分ですが、大規模な会議や読めない人数の参加者が見込まれる場合は、余裕を持ったプランの選択が賢明です。例えば、顧客を招いた会議や中~大規模な会議では、「ビジネス」以上のプランが適しているでしょう。

プラン最大参加人数
ベーシック(無料版)100名
プロ100名
ビジネス300名
ビジネスプラス300名
エンタープライズ500名

ウェビナーアドオンによる大人数イベントの開催

ウェビナーアドオン(追加オプション)は、大規模なオンラインイベントを開催するための機能です。最大5万人までの参加者を受け入れることができ、講演者と参加者の役割を明確に区別できます。株主総会や大規模セミナーなどの開催に最適です。

【対応可能な参加人数】

  • 500人
  • 1,000人
  • 3,000人
  • 5,000人
  • 1万人
  • 5万人

通常のZoomミーティングは最大1,000人までしか参加できませんが、ウェビナーアドオンなら、より多くの参加者に対応できます。また、投票やアンケートなどのウェビナー専用機能も利用可能です。

他ツールとの参加人数制限の比較

Zoom、Google Meet、Microsoft Teams、Webex Meetingsの無料版はすべて、最大100名までの参加者を許容しています。ただし、会議時間の制限に関しては、各ツールで差異が見られます。

ツール無料版の参加人数上限 無料版の会議時間上限
Zoom100名40分
Google Meet100名(3名以上の場合)60分
Microsoft Teams100名60分
Webex Meetings100名40分

Zoom、Webex Meetingsの無料版は40分までという制限があります。一方、Microsoft Teamsの無料版は60分までです。Google Meetの無料版では、参加者が2名の場合は24時間まで会議が可能ですが、3名以上になると60分までに制限されます。

以上から、無料版に限っていえば、ZoomやWebex Meetingsは短時間の会議向き、Google MeetやMicrosoft Teamsは長時間の会議向きといえるでしょう。ただし、どのツールも有料プランにアップグレードすることで時間制限が解除され、機能が拡充されます。

ツールを選ぶ際には、会議の頻度や目的に加えて、既存システムとの連携、セキュリティ、使いやすさも重要な要素です。参加人数や時間の制約を超えて使用する場合には、必要に応じて有料プランへの移行も検討するとよいでしょう。

【関連記事:Zoom有料版と無料版の違いとは?プロプラン以上の強みと選び方

参加人数制限に達した場合の対処法

Zoomミーティングで人数制限に達してしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。ここでは、Zoom人数制限超過時に表示されるエラーメッセージの内容と、それを回避するための新規参加者の入室制限方法をご紹介します。また、人数制限を超えた際の追加料金についても解説しますので、スムーズなミーティング運営にお役立てください。

上限に達した際のエラーメッセージと表示内容

参加人数が上限に達した場合、Zoomミーティングでは新規参加者の入室を制限するエラーメッセージが表示されます。

具体的には、「このミーティングの参加者数が上限に達しました」といった内容のポップアップが現れ、ホストに連絡を取るよう促されます。

この状況を回避するには、ホスト側であらかじめ参加人数を把握し、上限に近づいた段階で新規参加者の入室を手動で制限する必要があります。また、有料プランへのアップグレードを検討することで、より多くの参加者を受け入れることができます。

新規参加者の入室制限と運用のポイント

新規参加者の入室制限には、Zoomの待機室機能が有効です。待機室を設定すると、ホストが参加者を承認するまで入室を保留できます。また、「ホストより前の参加を許可する」設定をオフにすることで、ホスト不在の入室を防げます。

進行中のミーティングでも、ホストは「ミーティングロック」や「待機室」機能を使って参加者の管理が可能です。事前のルール共有や、必要に応じたサブホストの設定もスムーズな運用に役立ちます。

ただし、円滑な運営のためには、事前に参加者に入室制限についてアナウンスし、時間通りの入室を促すことが重要です。想定以上の参加者数となった場合は、サブホストを設定して対応するなどの工夫も必要です。

Zoomの人数制限を増やすためにかかる追加料金

前述の通り、Zoomの有料プランであれば大規模な人数での会議・ウェビナーも可能になります。参考までに、イッツコムが販売窓口となる場合の料金(税抜)は下記の通りです。

 プロビジネスエンタープライズ
1ライセンス(月額) 2,500円3,400円4,000円

有料プランは、Zoomと直接契約してアップグレードする方法もありますが、イッツコムのような代理店と契約する選択肢もあります。

直接Zoomと契約する場合、オンラインで即日アップグレードが可能です。一方、代理店契約では請求書払いに対応し、日本語サポートや管理者向けマニュアルの提供が受けられる利点があります。

Zoomブレイクアウトルームの活用法

Zoomのブレイクアウトルーム機能は、大人数のオンラインイベントを円滑に運営する上で欠かせません。ここでは、ブレイクアウトルームの概要や設定方法、そして無料版と有料版での人数制限の違いについて詳しく解説します。

Zoomのブレイクアウトルームとは

ブレイクアウトルームは、Zoomミーティングの参加者を少人数のグループに分けられる便利な機能です。

大人数のイベントでは、全体での議論だけでなく、テーマごとに分かれての話し合いが効果的ですよ。そのようなとき、ブレイクアウトルームを活用すれば、参加者を自動または手動で割り当て、グループディスカッションを促進できます。

ホストは各ルームを巡回して進捗を確認したり、全体へメッセージを送信したりすることで、会議の進行をサポートできます。研修やイベントの活性化に効果的なので、積極的に活用してみてください。

ブレイクアウトルームの設定と運用方法

ZoomのWebブラウザ版の管理画面で「ブレイクアウトルームを有効にする」設定を行う必要があります。スマホやPCアプリ上ではこの設定ができないため、Web版を活用しましょう。

1.Zoom ウェブポータルにサインイン
2.「設定」から「ミーティング」を選択
3.「ブレイクアウトルーム」を有効にする

参加者の振り分けは、ミーティングの予約時に事前に行うか、開催中にリアルタイムで設定するかを選択できます。

1.「ミーティングをスケジュールする」を選択
2.「ブレイクアウトルーム事前割り当て」を有効にする
3.「ルームを作成」をクリックして、各ルームに参加者を割り振る

また、ミーティング中にもブレイクアウトルームを作成し、参加者を振り分けることが可能です。

1.Zoom画面下部の「ブレイクアウトルーム」をクリック
2.ルームの数を指定し、以下から選択

  • 自動割り当て
  • 手動割り当て
  • 参加者によるルーム選択を許可

3.「すべてのルームを開ける」を選択し、ルームに招待する

このように、事前の設定と運用方法をしっかり把握することで、効率的なブレイクアウトルームの活用が可能になります。

ブレイクアウトルームは無料版でも使用可能?

ブレイクアウトルームは、Zoomの無料版でも利用できる便利な機能ですが、いくつかの制限があります。無料版では、ルーム数が最大50まで、各ルームの参加者数は最大200人に制限されています。また、ミーティング全体の時間が40分に制限されている点にも注意が必要です。

一方、有料版ではルーム数が最大100、各ルームの定員は最大1,000人まで設定可能で、ミーティング時間の制限もなくなります。大人数のイベントを予定している場合は、有料版の導入を検討する価値があるでしょう。

Zoomの人数制限を解除するならプロ1ライセンスから契約できるイッツコム!

組織でZoomを利用する場合、時間制限がほぼなく、便利な機能を活用できる有料プランの導入がおすすめです。Zoomと直接契約する方法もありますが、サポートや支払い方法の面では代理店経由が便利です。

イッツコムは、Zoomの有料プランをプロ1ライセンスから提供し、請求書払いにも対応する国内代理店です。少人数でのお試しから、大規模運用まで、さまざまなニーズに柔軟に対応できます。

さらに、日本語サポートが全プランに付帯しており、管理者向けのマニュアルも用意されているため、初めての導入でも安心して利用できます。Zoomの導入から運用まで、丁寧にサポートします。

まとめ

Zoomの無料版では参加できる人数が最大100名までですが、有料プランにすれば、さらに多くの参加者を受け入れることが可能です。参加人数が上限に達した際は、新しい参加者の入室制限などの対応が必要です。また、ブレイクアウトルームを活用することで、効率的なグループディスカッションも行えます。料金プランや他のツールと比較しながら、自社に最適なプランを選びましょう。

イッツコムでは、Zoomの有料プランをはじめ、業務の効率化や生産性向上に役立つシステムを多数提供しています。法人向けの窓口もご用意していますので、お気軽にご相談ください。Zoomを快適かつ安全に運用できるよう、イッツコムが全力でサポートします。