光回線が遅いと感じたら?主な原因と対策方法を紹介!
目次
インターネットの速度が遅いと感じたら、光回線が遅いのかもしれません。さまざまな対処法がありますが、何から改善すればよいか分からない方もいるのではないでしょうか。光回線が遅い原因が分かれば、対策しやすくなるでしょう。
この記事では、光回線が遅い原因や対策方法、光回線乗り換え時のチェックポイントを紹介します。
光回線速度の豆知識
光回線の速度を改善する前に、基本的な知識を知っておくとよいでしょう。通信の種類や速度の目安が分からないと、速度が本当に改善されているのかが分かりません。ここでは、光回線速度に関する基本的な知識を紹介します。
速度には上り、下りがある
通信には上りと下りがあり、それぞれの通信速度が回線の速さです。上りはデータのアップロードを指し、メールの送信やSNSへの投稿が該当します。下りはダウンロードです。メールの受信やWebサイトの表示、動画再生に関係します。
一般的に通信速度を評価する際は、インターネットで利用するシーンの多い下りの速さが重要です。
【関連記事:回線速度の「上り」と「下り」とは?高速通信するなら下り速度に注目!】
光回線の速度の目安
快適にインターネットを利用するための速度の目安は、用途によって異なります。例えば、Webサイトの閲覧は5~10Mbpsの速度があれば、ストレスなく利用できるでしょう。動画再生は少なくとも3Mbpsは必要ですが、早いほどスムーズに視聴できます。
SNSやメールの送受信なら、3Mbpsあれば十分です。4K画質の動画再生には25Mbps以上必要で、オンラインゲームは100Mbpsの速度があるとよいでしょう。回線速度は、スピードテストを行うサイトを利用すれば、手軽に計測できます。
光回線が遅い理由は?
光回線の速度はさまざまな要因によって変化します。そのため、光回線が遅い原因は何かを追究した上で、対策を講じなければ効果が期待できません。誤った手法で改善を試みて、結果が変わらなければ労力や時間を消費したことになるでしょう。ここでは、光回線が遅い原因をいくつか紹介します。
契約している光回線自体が遅い
会社が契約している光回線自体の速度が遅ければ、Wi-Fi環境がいくら安定していても通信速度は遅くなります。多くの場合、光回線に問題があれば、ユーザー側で改善できることはほとんどないでしょう。通信品質は契約先に依存する部分が多いためです。
回線事業者やプロバイダーは、後述するポイントを参考にしつつ、慎重に選びましょう。おすすめの光回線も紹介します。
ルーターやアクセスポイントなどの機器が故障している
ルーターやアクセスポイントのネットワーク機器が故障していたり、経年劣化で性能が落ちていたりすると、通信が安定しないことがあります。使用しているLANケーブルが古く、本来の速度を発揮できない場合もあるでしょう。
どの機器が故障しているのか切り分けて、メーカーに相談したり、新品と交換したりする対応が必要です。
電波状況が悪い
デスクがルーターから離れていたり、間に壁があったりするとWi-Fiの電波が届きにくくなります。電波が弱くなれば通信速度が遅くなるため注意しましょう。ケースによっては頻繁に途切れることもあります。
ルーターの場所が遠ければ、位置を変更するか中継機を設置するのがおすすめです。これだけで通信が安定し、速度も改善するかもしれません。まずはサイトサーベイを行い、電波状況を確認した上で設置位置を検討しましょう。
光回線が遅いときの対策
光回線が遅いと感じたら、さまざまな観点でアプローチが必要です。機器や配線を見直して速度向上を試したり、接続方法を変えたりするなど、いくつか試してみるとよいでしょう。ここでは、光回線が遅いときの対策を紹介します。
ネットワーク機器の性能を上げる
無線でインターネットにアクセスしている場合、無線ルーターやアクセスポイントの性能を変えるのも1つの手段です。Wi-Fi6のような高速通信できるアクセスポイントに変更したり、性能のよいルーターに変えたりすると、通信速度が向上します。
また、CAT5eといった一般的なLANケーブルから、CAT6aの高速ケーブルにつなぎ変えるのもよいでしょう。
接続方法を変えてみる
Wi-Fi接続には、2.4GHzと5GHzの接続方法があります。通信速度が遅いと感じたら、現在の環境に向いていない周波数帯の電波を利用しているかもしれません。
2.4GHzは電波が回りこみやすく、遠くまで届く性質があります。ただし、電波干渉が起きやすく、通信速度が5GHzに比べて遅いという欠点もあるため、環境によって使い分けが必要です。
5GHzは遮蔽物に弱く、通信が遠いところまで届きづらいデメリットがあります。一方、通信速度が速いこと、電波干渉を受けにくく通信が安定することがメリットです。
プロバイダーを変更してみる
プロバイダーによって、故障が発生した際の復旧時間は異なります。故障が頻発し、使えない時間が多いのであれば、プロバイダーを乗り換えるのも1つの手段です。アクセスが集中する時間帯に遅くなる場合も、プロバイダーの設備が影響している可能性があります。
さまざまな対策を試した結果、回線速度が変わらないときは、プロバイダーの乗り換えを検討しましょう。
根本的な解決には光回線の乗り換えを検討する
社内のネットワーク環境を改善しても通信速度があまり上がらない場合、光回線の速度が遅いことが根本的な原因かもしれません。解決するために、契約する回線サービスや業者の変更を検討しましょう。
光回線を乗り換える場合、最大通信速度の速いサービスや業者を選択します。特に業務の中で動画視聴やWeb会議が多いのであれば、1Gbps以上のサービスを利用すると安心です。
また、インターネットの接続方式は、PPPoEではなくIPoEを選びましょう。IPoEは利用者が多くても遅延が発生しづらく、安定した通信が期待できます。
遅い光回線を乗り換えるときのチェックポイント
いざ乗り換えようと思っても、いろいろなサービスを比較検討すると、「数ある光回線の中からどれを選べばよいか分からない」「サイトを見ても難しい用語が多く判断できない」と思うこともあるでしょう。さまざまな光回線があり、似たようなサービスも多いため、迷う方もいるかもしれません。
乗り換える際の選び方が分からないなら、これから紹介するポイントを参考にしてみてください。
最大速度と実効速度
光回線やWi-Fiには、最大速度と実効速度という2種類の速度があります。それぞれの言葉が示すものは以下の通りです。
・最大速度:出る可能性がある最も速い速度
・実効速度:実際にその回線を利用したときに出る速度
最大速度は1Gbps、10Gbpsのように多くの回線事業者やプロバイダーが公開しています。これを見て選ぶ方も多いのではないでしょうか。しかし、最大速度はあくまでも「到達するかもしれないけれど、保証はしない」数値です。実際にこの速度が出ることは少ないため注意しましょう。
一方の実効速度は、実際にその回線を利用して出た速度です。実測値なので、契約したときに見込める速度といえます。しかし、実効速度を公開している回線事業者やプロバイダーは少ないのが現実です。契約したい事業者が公開していたら、忘れずにチェックしましょう。
固定IPの有無
「自社サーバを運用したい」と考えているなら、固定IPが欠かせません。固定IPとは、インターネット上の所在地ともいえるIPアドレスが変わらないようにするサービスです。
固定IPは必ずしも提供しているわけではないため、契約したい事業者が提供しているか事前に確認しましょう。いくら回線が安定していても、必要なサービスがなければ快適に仕事ができません。
セキュリティ面の充実度
エンドユーザーの情報を保有していたり、機密情報を扱ったりしているなら高度なセキュリティは欠かせません。万が一情報を漏らしてしまえば社会的な信用を失い、大きなダメージを受けるでしょう。
最悪な事態を防ぐためにも、セキュリティ面が充実しているかも大事なチェックポイントです。VPNや専用ネットワークなど、高度なセキュリティを確保したサービスを選べば安心です。
安心・安全な光回線ならイッツコムにお任せ
光回線選びが重要なことを知っていても、「どのような回線を契約すればよいか」と悩む方もいます。契約先選びで迷っているなら、ぜひイッツコムをご検討ください。イッツコムを使うメリットも詳しく見ていきましょう。
最大速度2Gbpsの光回線を提供
イッツコムの光回線の最大速度は、下り2Gbps/上り1Gbpsです。主流となっている上下1Gbpsの回線と比べると速く、大容量通信にも向いています。最大速度が出ることを保証するものではありませんが、大元の通信速度が早ければ安定するでしょう。
「光回線が遅くて困っている」「快適に仕事できない」と感じているなら、ぜひイッツコムの光回線をご検討ください。
専用線や固定IPサービスも充実
「サーバを運用するなら固定IPや専用回線は必須」「VPNを使いたい!」といった方にもおすすめできるのがイッツコムの光回線です。最大1Gbpsの専用回線を利用できるサービスや、必要数の固定IPを割り当てるサービスも実施しています。
イッツコムが保有する閉域網からインターネットに接続する仕組みで、他の事業者の影響を受けにくいのもメリットです。通信品質を重視する方も、ぜひイッツコムをご検討ください。
充実したセキュリティで安心・安全
光回線やWi-Fiを使うときに気になるセキュリティも、イッツコムなら安心です。外部から安心して社内ネットワークに接続できる「モバイル閉域接続」も提供中なので、ぜひチェックしてみてください。
モバイル閉域接続を活用すれば、多くの場所から安全に機密情報にアクセス可能です。営業マンに資料を共有したいときや、リモートワークを推し進めたいときにも役立ちます。
イッツコムでは通信回線だけでなく、セキュリティをはじめとしたさまざまなサービスも一緒に提供しているのが特徴です。予算や必要性に合わせてお選びいただけます。
イッツコムなら高速Wi-Fi6の提供も可能
光回線の速度を上げても、PCとルーター間の通信が遅いと、本来のパフォーマンスを発揮できません。Wi-Fiを利用するのであれば、高速通信が可能なアクセスポイントへの切り替えをおすすめします。
イッツコムの「かんたんWi-Fi」は、高速なWi-Fi6が可能なアクセスポイントを提供できるため、光回線の乗り換えと併せて利用するとよいでしょう。
機器はレンタルで、故障時は無償で取り換えられる上、年中無休のサポート窓口も付いています。機器の設置や配線を自社で行うなら、初期費はかかりません。申し込みから最短9営業日で利用可能で、早く導入したい場合にも対応できるでしょう。
まとめ
光回線が遅いと感じたときは、スピードテストができるサイトで通信速度を計測し、重要となる下りの速度を目安の速度と比べます。速度が遅い場合、光回線に乗り換えたり、アクセスポイントを性能のよい機器に交換したりすることを検討するとよいでしょう。
イッツコムでは、法人向けの高速光回線やWi-Fi6が利用できるアクセスポイントを提供しています。回線速度に悩む方は、一度お問い合わせください。