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VPNなら通信内容を特定されないって本当?さらに安全な通信手段もあり

こんにちは!イッツコムの佐藤です!

「リモートワークを導入するから通信回線のセキュリティを向上させたい」
「VPNを使えば安全って聞いたけど、本当なのか知りたい」

このように思っている方もいませんか?機密情報を頻繁にやり取りするケースや、個人情報を取り扱う業務を行うならセキュリティ面はとても重要です。

そこで今回は、VPNを使うだけで本当に発信元を特定されないのか、もっと安全な方法があるのかを見ていきましょう。より安全な通信を求めている方は必見ですよ!

VPNがセキュリティ対策になるって本当?

「VPNは安全って話だけど、実際にどうなの?」と思うこともあるでしょう。VPNは暗号化技術を使って仮想的に専用線を引く技術なので、一般的なインターネットと比べると遥かに安全です。

拠点にVPN対応ルータを設置して設定するだけで利用できるので利便性も抜群。スムーズに導入できるのもメリットですよ。簡単にセキュリティを向上させたいと考えているなら、ぜひ利用をご検討ください。

VPNってなぜ安全なの?

「VPNが安全なのは分かったけれど、それってなぜなの?」と疑問に思う方もいませんか?安全なのには2つの理由があります。

これからその2つの理由を詳しく解説するので、ぜひ覚えておいてください。技術面について知れば、より安心して利用できますよ。

通信を暗号化するから

VPN接続が安全なのは、通信を暗号化するからです。それだけではなく、「トンネリング」という技術も活用しています。

トンネリングとは送信元と送信先の間に仮想的な専用線を構築する仕組みですが、その専用線を使って暗号化したデータをやり取りします。

そのため、「トンネル(専用線)」の中に入り込まれてしまっても、通信が暗号化されているので破られない限り情報が漏れることはありません。2重の安全対策が施されたセキュアな通信環境といえますよ。

発信元のIPアドレスを隠せるから

VPNを利用すると、接続先に通知されるIPアドレスはVPNサーバーのものになります。発信元のIPアドレスを伝えずにアクセスできるため、「どこからアクセスされたのか」という情報を残すことがありません。

また、この仕組みは特定のIPアドレスからのアクセスを拒否しているシステムに接続するときにも役立つものです。例えば、公衆Wi-Fiからのアクセスを拒否しているシステムがあったとしても、VPNを使うことで接続を拒否されずに済みます。

VPNが役立つシーンを紹介

安全性について詳しく知ると、「セキュアなのは分かったけど、どういう所で役立つの?」と思うものです。ビジネスで役立つ具体的なシーンの一例を挙げると以下のようなものがあります。

・リモートワーク中の社員が社内ネットワークにアクセスする
・フリーWi-Fiを使って仕事する
・別拠点に機密情報を送信する
・国外出張中に自国内の社内ネットワークにアクセスする

いずれもVPNを使わなければ通信内容を盗まれる可能性があるので危険です。VPNを導入することで、セキュリティ面のリスクをできる限り減らせますよ。

VPNを使っても確実に安全なわけではないので注意

普通にアクセスするより安全といっても、絶対に安全なものとは言い切れません。セキュリティに絶対はないので、安心しすぎてしまうのは危険ですよ。

ここからは、VPNを使っているのに情報が流出してしまうリスクについて考えます。これからご紹介する2つの原因に注意するとともに、社内でも情報をしっかり守るための対策を講じてくださいね。

提供元が悪用する可能性

提供元が情報を悪用する可能性もあります。よくわからない組織が提供しているVPNを使ったときに、「実は提供元が通信内容を保管していて悪用していた」なんてことが起こらないとも限りません。

信頼できる大手サービスならこのようなリスクは少ないですが、それでも可能性はゼロではなく、起こり得ることと考えておきましょう。

外部から攻撃を受ける可能性

提供元のシステムにセキュリティホールがあり、そこを狙った外部からの攻撃を受けるリスクがあります。

場合によっては、そのサービスを使ってやり取りしていた情報を全て盗まれてしまうこともあるでしょう。暗号化キーごと盗まれてしまえば内容は全て筒抜けです。

確実に安全なセキュリティというものはなく、何が起こるかわからないものなので、常にリスクに備えておくことが大切ですよ。

セキュリティレベルを引き上げたい方はイッツコムにお任せ

「インターネット回線は利用したくない」「自社にピッタリのシステムを知りたい」と思っているなら、ぜひ一度イッツコムにご相談ください。

イッツコムでは「モバイル閉域接続」を提供しています。これは専用SIMを使い、NTTドコモの閉域網からイッツコムの閉域網を介して社内ネットワークにアクセスする仕組みです。どちらの閉域網もインターネットから切り離されており、セキュアな通信を実現できますよ。

専用SIMを挿入して使うので、設定を間違えて公衆網につながってしまうリスクもありません。リモートワークはもちろん、営業先や客先から社内ネットワークにアクセスしたいときにもご利用いただけます。

セキュリティを重視する方にとっては見逃せない通信サービスなので、興味をお持ちの方はぜひイッツコムまでお問い合わせください。

通信を特定されたくないならインターネットを経由しないこと!

「通信内容が漏れると困る」
「社内ネットワークにアクセスしようとしたら拒否されてしまった」

こんなときに役立つのが、簡単にセキュアな通信環境を構築できるVPN。しかし、安全といっても100%安全とは言い切れません。可能な限りリスクを軽減したいと思っているなら、インターネットを経由しないイッツコムのモバイル閉域網の利用を検討しましょう。

NTTドコモと協力して提供しているので対応エリアも広いのがメリットです。外出先や自宅など、電波が届けばどこからでもご利用いただけます。安全・安心・便利な通信サービスなので、ハイセキュリティな回線を探している方はぜひ一度イッツコムにご相談ください!