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専用SIMで外出先でも閉域網を使える?情報セキュリティを重視するなら必見

こんにちは!イッツコムの菅です!

「セキュリティを重視した回線に閉域網というものがある」
「外出先でも閉域網を使う方法があるって聞いた」

読者の中には、このような疑問をお持ちの方もいませんか?個人情報や機密情報を取り扱うときなど、情報セキュリティが重視される際にはセキュリティが気になるもの。

そして、セキュリティを重視するときに役立つのが「閉域網」と呼ばれる仕組みです。そこで今回は、閉域網の仕組みやメリット・デメリットなどを詳しくご紹介します。「閉域網ってどんなもの?」と気になっている方は必見ですよ!

今回は専用SIMを使ってスマホなどから閉域網を使用する方法についても見ていきます。「外出先から閉域網を使ってアクセスしたい!」と考えている方にも役立つ情報が満載です。

そもそも閉域網って何?

「閉域網って何?あまり聞いたことがないんだけど?」と思う方もいるかもしれません。閉域網は一般的なインターネット回線とは大きく違うものなので、このように感じるのも無理もないでしょう。

閉域網を一言で表現すると、「インターネットから切り離された通信回線」です。インターネット側から見ると閉じた通信回線に見えることから閉域網と呼ばれています。

「インターネットから切り離してどこにつなぐの?」と思う方もいるでしょう。閉域網は、オフィス同士やオフィスとサーバーが置かれているデータセンター、外出中の社員と社内ネットワークなど、限られた拠点間をつなぐために使われます。

セキュリティが重視される情報をやり取りするときは閉域網を、一般的な通信では通常のインターネットを使うといった感じで使い分けるのが基本と覚えておきましょう。

閉域網の仕組みをチェック

「閉域網についてイメージできたけれど、実際にどんな仕組みで通信するの?」と疑問に思った方もいませんか?分かりそうで分かりにくいのが閉域網なので、ここで仕組みをしっかりチェックしておきましょう。閉域網の仕組みを理解すれば、より安心して使えますよ。

専用線

専用線とは、その名の通りつなぎたい場所を専用の通信回線でつなぐ方式です。光回線などで物理的に拠点間を接続し、その回線を専有するので外部からアクセスされることはありません。

回線自体が物理的にインターネット(公衆網)から切り離されているので、攻撃を受けて情報が流出したり他のユーザーの影響を受けて不安定になったりする心配をしなくて済みます。

もちろん専用線を引くためのコストがかかりますが、より高度なセキュリティを求めるなら検討する価値があるでしょう。

広域イーサネット/IP-VPN

広域イーサネットやIP-VPNはいずれも、通信会社が用意した設備を使用して閉域網を使うための仕組みです。具体的な仕様や自由度についてはそれぞれに違いがありますが、通信会社の既存設備を使うという点は共通です。

もちろん、広域イーサネットやIP-VPNで使う回線はインターネットから切り離されているので、セキュリティは万全です。専用線と違って新たな通信回線を物理的に敷設する必要はなく、コストが抑えられるのもメリットといえるでしょう。

これらの通信方式は有線接続に限りませんので、スマホを使って外出先から無線接続で利用することも可能です。その際には専用SIMを使って閉域網にアクセスする仕組みになっており、インターネット側につながってしまうことはありません。

「営業社員に専用SIMを渡して安全に社内ネットワークにアクセスしてもらう」「ビジネス上、外出先からも機密情報にアクセスできる環境が必要だ」と考えている方にもピッタリです。

閉域網を使うメリットは?

閉域網の仕組みを知ると、「実際にどんなメリットがあるの?」と思うかもしれません。そこで、ここからは閉域網を使うメリットをチェックしていきましょう。これらのメリットに魅力を感じるなら、積極的に閉域網の導入を検討してみませんか?

セキュリティが高い

閉域網を使う最大の魅力は何といってもセキュリティの高さ。インターネットから切り離されて独立しているネットワークを使うので、外部から攻撃を受けるリスクを大幅に減らせます。

そもそもネットワークにアクセスできなければ攻撃することは不可能なので、安心して機密情報を送受信できるでしょう。高いレベルで情報セキュリティを確保したいなら、閉域網はとてもおすすめです。

安定性が高い

インターネットから切り離されているということは、外部のユーザーの影響を受けにくいことを意味しています。インターネット側が混雑して通信品質が低下しても、物理的に切り離されている閉域網側が影響されて通信品質が低下することはありません。

特に専用線は文字通りあなたの会社が専用で使う回線なので、他社の影響を受けることはないでしょう。契約内容にもよりますが、回線の安定性が高いのは大きな魅力のひとつです。

閉域網にはコスト面のデメリットあり!

セキュリティ面や安定性の面で大きなメリットがある閉域網ですが、コストが高いというデメリットがあるのは見逃せません。特に、専用線は物理的な回線を引かなければならないので、他のものに比べて高額になりがちです。接続する拠点間の距離が長くなればなるほどコストも高くなります。

専用SIMを使う方式の閉域網は専用線より安価な傾向がありますが、それでも一般的なインターネット回線よりはコストがかかるものです。これから導入しようと思っている方は、コスト面で問題がないかしっかり確認してから導入してくださいね。

外部から社内ネットワークにアクセスしたいなら閉域網がおすすめ

閉域網にはさまざまなメリット・デメリットがありますが、一言で表現すると「外部から安全に社内ネットワークにアクセスしたい方におすすめの通信回線」といえるでしょう。

閉域網を導入する主な理由はセキュリティの確保なので、機密情報や個人情報を取り扱うならぜひ導入しておきたいものです。

特に、専用SIMを使ってモバイル回線で利用するタイプの閉域網を導入すれば、必要な資料を取るためだけにオフィスに行ったりする必要はありません。外出先などでも安全に資料にアクセスできますよ!

「外部から社内ネットワークにアクセスしたい」「営業をもっと効率化したい」と考えているなら、ぜひ専用SIMを使うタイプの閉域網をご検討ください。思った以上に業務を効率化できるかもしれませんよ。

閉域網に関するお問い合わせはイッツコムへ

閉域網の特徴を知ると、「閉域網が役に立つのは分かったけれど、実際に導入するにはどうしたらいいの?」という新たな疑問が湧いてくるかもしれません。もし、あなたがこのようなお悩みをお持ちなら、ぜひイッツコムにご相談ください。

イッツコムでは用途に併せて2タイプの閉域網アクセスサービスを提供中。あなたの会社の状況に合わせて導入をサポートいたします!

専用SIMを使って外出先でも閉域網を使える「モバイル閉域接続」

「モバイル閉域接続」は専用SIMを使ってNTTドコモの閉域網にアクセスし、そこからイッツコムの閉域網を経由して社内ネットワークにアクセスする仕組みです。

もちろん、閉域網なので経路内でインターネットにアクセスすることはありません。手軽に使え、安全に社内ネットワークにアクセスできるのでとても便利ですよ。外出先でも使える閉域網を探している方は、ぜひこちらをご検討ください。

専用線アクセスサービスも提供中

イッツコムでは他にも「専用線アクセスサービス」も提供しています。こちらは最大1Gbpsの回線を専有できるサービスで、安全性・安定性に優れているのがメリットです。アクセスポイントからの距離によって料金は変動しますが、より安定性が高い通信環境を求めているならぜひご検討ください。利用する閉域網はイッツコムが直接運営しているので、安心してご利用いただけますよ。

専用SIMを使った閉域網は安全・快適・便利!

インターネットから切り離されたネットワークを使う閉域網は、ハイセキュリティな通信環境を求める方におすすめの通信手段です。これさえあれば外部から攻撃されて情報が流出するリスクを大幅に減らせるので、安全性を飛躍的に高められますよ。

専用SIMを使ってスマホから閉域網を使えるサービスもあり、こちらは営業などの外出時に閉域網を必要とする方におすすめです。

イッツコムではモバイル閉域接続や専用線アクセスサービスなどの閉域網を使用したサービスを提供していますので、ぜひこちらをご検討ください。新規導入だけでなくアフターサポートもトータルで提供しており、安心してご利用いただけます。

「閉域網を使ってセキュリティを向上させたいけれど、どうしたら良いのか分からない」というお悩みにもお応えしています。閉域網をご検討中の方は、ぜひ一度お問い合わせください。