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Zoomのマイク設定やミュートの方法は?機能を理解して問題解決!

Zoomを利用する上で音声品質の劣化やマイク設定は問題になりやすい点です。Zoomの音声品質やミュートに関する問題が頻発しており、マイク設定や問題の解決方法が知りたい方もいるのではないでしょうか。

Zoomのマイク設定の方法やマイク関連の便利機能、よくある問題の解決方法を知ることで、さまざまなシーンでZoomを快適に利用できます。

Zoomと組み合わせることでより便利になるサービスも知り、Zoomを使いこなしましょう。そこでこの記事では、Zoomでマイクをミュート/ミュート解除する方法や、マイク設定に関する問題の解決方法についてご紹介します。

【Zoomのマイク】オンオフの設定方法

Zoomはデスクトップ版・スマホ版で多くの機能や設定方法が共通しており、マイク設定に関しても同様です。ホストはマイクの一括ミュートや参加者のマイクオン禁止など、ミーティングを進めやすくするための便利な機能も活用できます。まずはマイクのオンオフの設定方法を見ていきましょう。

1.ホストが参加者全員のマイクをミュートにする

ホスト(主催者)としてミーティングを開始すると、参加者全員のマイクをミュートできます。ホストがミーティングを主導したい場合に便利な機能です。デスクトップ版は以下の手順で一括ミュートできます。

1.Zoomアプリを起動してミーティングを開始する
2.画面下部の「参加者」をクリックする
3.参加者リスト下部の「すべてミュート」をクリックする
4.「参加者に自分のミュート解除を許可」するかの選択ダイアログがポップアップする
5.ミュート解除を禁止するならチェックを外し、「続行」をクリックする

スマホ版でも設定方法に大きな違いはありません。参加者リスト下部から「全員をミュート」をタップし、ミュート解除の許可設定をして完了です。

2.ホストが特定の参加者のマイクをミュートにする

ホストはミーティング中に特定の参加者のマイクをミュートにできます。設定方法はデスクトップ版・スマホ版で共通です。

1.Zoomアプリを起動してミーティングを開始する
2.画面下部の「参加者」をクリックする
3.ミュートしたい参加者を選んで「ミュート」をクリック/タップする

3.参加者が自身のマイクのオンオフを切り替える

ホストにミュート解除を許可されていれば、参加者は自身の判断でいつでもマイクをオンオフできます。設定方法はシンプルで、ミーティング中にマイクアイコンをクリック/タップするだけです。

なお、ミーティング参加前に設定から「マイクをミュート」トグルスイッチをオンにしておくと、ミュートした状態でミーティングに参加できます。

4.ホストが参加者にマイクオンをリクエストする

ホストは参加者のマイクをミュートでき、ミュート解除の許可・禁止も選択できますが、マイクオンの強制はできません。参加者にマイクオンをリクエストする手順は以下の通りです。

1.ミーティング中に「セキュリティ」から「ミュート解除」トグルスイッチをオン(ミュート解除を許可)にしておく
2.画面下部の「参加者」をクリック/タップする
3.参加者リスト下部から「参加者全員にミュート解除を依頼」をクリック/タップする
4.参加者がミュート解除に応じればマイクオン

【Zoomのマイク】覚えておきたい便利な機能4選

マイクのオンオフはZoomミーティングを快適に利用する上で必須の機能ですが、他にもマイク関連の便利機能があります。例えば、マイクアイコンによるボリュームの確認やマイクの事前テスト機能です。マイク関連で覚えておきたい便利機能4選を解説します。

マイクアイコンでボリュームを確認できる

Zoomはマイクが音声を拾っている間はマイクアイコンの緑色のゲージが上下するので、マイク入力を直感的に確認できます。OSやバージョンによって表示方法に若干の違いはありますが、基本的な仕組みは以下の通りです。

・デスクトップ版:マイク入力があると画面左下のマイクアイコンのゲージが上下する
・iPhone版:左下のマイクアイコンにゲージはない。ミーティング中に「参加者」をタップすると、自身を含めた参加者のマイク入力ゲージを確認できる

Zoomはマイクを自動検出する

ビデオチャットツールの中にはマイクの設定が面倒なものも多く、設定ミスによりマイクが音声を拾わないケースも多くあります。この点Zoomはデバイスのマイクを自動検出します。特に事前設定なしでマイクを紐付けるので、マイクが正しく接続・稼働していれば、設定を意識せず音声を拾える仕組みです。

自身でマイクの切り替えができる

PCで複数のマイクが利用できる場合、ユーザーはZoomで使用するマイクを切り替えられます。ノイズやボリュームなどに問題がある場合に便利な機能です。設定はZoomミーティング中に行えます。

1.ミーティング中にマイクアイコン右側のキャレット(矢印)をクリックする
2.マイクとスピーカーのリストが表示される
3.使用したいマイク/スピーカーにチェックを入れる

マイクの事前テストが可能

デスクトップ版のZoomはマイクの音量・出力レベルを事前テストできます。事前テストの手順は以下の通りです。

1.Zoomアプリを起動してサインインする
2.「設定」から「オーディオ」を開く
3.「スピーカーのテスト」または「マイクのテスト」をクリックしてテスト・調整する

デフォルトで「自動で音量を調節」がオンになっていますが、音量に問題があればチェックを外し、出力レベルを調整しましょう。

【Zoomのマイク】困ったときの解決方法

Zoomを利用する上で、マイク関連のトラブルは悩ましい問題といえます。例えば、マイクが反応しないことやミュート解除できないこと、参加者の音声が聞こえないことや音声の途切れなどです。ここでは、マイク関連のよくあるトラブル6選と解決方法を解説します。

「マイクにアクセスできません」と表示される

Zoomでマイクを使用する際に「マイクにアクセスできません」と表示されることがあります。これはOS側の設定でZoomのマイク使用を拒否していることが原因です。この問題はOSのプライバシー設定を変えることで解決できます。

・Windows 10の場合:検索ボックスから「マイクのプライバシー設定」に移動し、「アプリがマイクにアクセスできるようにする」トグルスイッチをオンにする
・iPhoneの場合:「設定」アプリのホーム画面を下部にスクロールし、Zoomを選んで「マイク」トグルスイッチをオンにする

ミュートが解除できない

Zoomはホストがミュート解除の許可・禁止を設定できるので、ミュート解除が禁止されていれば参加者はマイクを使用できません。この場合、参加者がマイクを使用するならホストにミュート解除を許可してもらう必要があります。口頭やチャットなどでホストに許可を依頼し、セキュリティ設定からミュート解除を許可してもらいましょう。

参加者の音声が聞こえない

参加者がマイクをミュートにしていると、その参加者の音声は聞こえません。マイクアイコンがミュート表示になっているならクリック/タップしてオンにしましょう。

また、ミーティング参加時には「オーディオに参加」することを求められますが、これを拒否すると他の参加者の音声も聞こえません。マイクアイコンが「オーディオに接続」表示になっているならクリック/タップし、オーディオに参加しましょう。

イヤホンやヘッドセットから音声が聞こえない

Zoomはマイクを自動検出しますが、イヤホンやヘッドセットの接続不良などがあるとマイクは正しく稼働しません。イヤホンジャックをしっかり差し込んだり、Bluetoothで再接続したりしましょう。

また、使用するイヤホンやヘッドセットによってはZoomと相性が悪く、音声の入出力に問題が発生する場合もあります。この場合は機器を買い換えるか、デバイス固有のマイク、スピーカーを利用しましょう。

音声が途切れる

Zoomミーティング中は常にデータの送受信をしている状態なので、インターネット回線の通信速度が遅かったり不安定だったりすると、「音声が途切れる」「遅延で映像と合わない」といった影響が出ます。

この問題は設定に不備がなくても発生するので、根本的な解決方法は高速かつ安定した通信回線・プロバイダに乗り換えることです。音声品質に問題があるならインターネット回線の改善を検討しましょう。

ハウリングする

Zoomの音声を再生していると、スピーカーの音声をマイクが拾うことを繰り返し、不快な音を発生するケースがあります。この問題は、スピーカーの音量を下げたり、マイクをミュートにしたりすることで解決可能です。

マイクをオンにしていると常に環境音を拾っているので、参加者全員がマイクオンだと、ノイズが大きくなり過ぎるケースもあります。発言しない間はなるべくマイクをミュートにしておくとよいでしょう。

【Zoomのマイク】利用シーンに合わせてマイクをチョイス

ノートパソコンやタブレット、iPhoneやAndroidスマホには、マイク・カメラ・スピーカーが内蔵されています。こういったデバイスを利用する場合、最低限の音声品質でよければマイクを別途用意する必要はありません。

しかし会議室を利用した大人数でのミーティングや、雑音の多い場所で開催・参加するなら、品質の高い外付けマイクの利用がおすすめです。

複数人ならマイクスピーカー

「マイクスピーカー(スピーカーフォン)」は、マイクとスピーカーが一体型の、広範囲の音を拾って再生する機器です。会議室に複数人が集まってZoomミーティングを使用する際に好相性で、テーブルの上にマイクスピーカーを1台置くだけで、音声の入力・出力が完結します。

複数人分のマイク、スピーカーを1台に集約することで、ハウリングやエコーを防止できるのもメリットです。

少人数ならヘッドセットタイプマイク

ヘッドセットはヘッドフォンとマイクが一体型になった機器です。スピーカー部は耳に密着するので、再生音をマイクが拾うことを避けられ、ハウリングやエコーを防止できます。大人数が1箇所に集まらないミーティングならヘッドセットの利用がおすすめです。

なお、ピンジャックで接続する安価なヘッドセットの場合、音声品質は劣化しやすい傾向にあります。音声品質にこだわるなら、USB接続もしくはワイヤレスタイプのヘッドセットがおすすめです。

Zoomを快適に利用するならイッツコム!

Zoomのマイクは設定方法を理解すればオンオフ自在ですが、インターネット回線が原因の音声品質の劣化は設定変更では改善できません。

イッツコムの法人向け光回線に乗り換えれば、オフィスの通信環境を大幅に改善可能です。また、モバイル閉域接続を組み合わせれば、デバイスの種類や場所にかかわらず安全にミーティングルームへアクセスできます。

イッツコム光接続サービスでオフィスの通信環境改善

オフィスでZoomミーティングを利用中に音声品質の問題があるなら、自社のインターネット回線の改善が求められます。

イッツコム光接続サービスは、イッツコム独自の光ファイバー網を利用した、下り最大2Gbpsの高速かつ安定したインターネット接続サービスです。通信回線・プロバイダ一体型のサービスなので、トラブルの際に問題の切り分けや連絡がスピーディーな上、最低限のオプションを選択して通信コストを抑えられます。

ONU(光回線終端装置)にはWi-Fiルーター機能を標準搭載しており、導入後すぐに快適なWi-Fi接続でZoomを利用できるのもメリットです。

モバイル閉域接続で従業員の通信環境も改善

Zoomの利用中はインターネット経由で常時接続を求められるので、セキュリティ上の懸念があります。また、テレワーカーや営業担当者がZoomを利用する際には、従業員のインターネット回線の問題によって音声品質が劣化するケースも珍しくありません。

これらの問題はイッツコムのモバイル閉域接続を導入すれば解決できます。モバイル閉域接続はVPNの仕組みを利用した通信サービスで、PCやスマホに専用SIMを挿入するだけで、インターネットを経由せずに社内LANへ安全にアクセス可能です。Zoomを利用する際にも社内LANを経由します。

専用SIMを挿入するとインターネット回線も得られるので、デバイスの種類や場所にかかわらずZoomを業務利用できる上、通信品質の標準化に役立つのもメリットです。

まとめ

Zoomのマイクはホストが一括オフできたり、参加者のマイクオンを禁止できたりします。マイク設定を理解して、Zoomミーティングを使いこなしましょう。Zoomとイッツコム光接続サービスやモバイル閉域接続を組み合わせれば、音声品質やセキュリティの問題も解決できます。

Zoomの活用による業務効率化や生産性向上をお求めなら、複数サービスの組み合わせでICT環境を一括整備できるイッツコムにご相談ください。