iPhone版Zoomアプリの使い方は?ホストによる機能制限も活用しよう
目次
ZoomはPCだけでなくiPhoneなどのモバイルデバイスでも利用でき、ビジネスシーンで重宝されています。ZoomをiPhoneで業務利用する機会が増える中、iPhone版Zoomの使い方をまとめて整理したい方もいるのではないでしょうか。
iPhone版Zoomでミーティングの開催・参加をする方法やiPhone版を利用するメリット、ホストがミーティングのルール(機能制限)を設定する方法を知ることで、iPhone版Zoomの活用範囲を拡大できます。
他サービスとの組み合わせにも目を向け、Zoomによる業務効率化を目指しましょう。そこでこの記事では、iPhone版Zoomアプリの基本的な使い方を、ホストによる機能制限も踏まえてご紹介します。
【iPhone版Zoomの使い方】覚えるべき基本操作
iPhone版Zoomはシンプルな操作性が魅力のひとつで、使い方は直感的に理解できるシンプルなものです。ここでは、アプリのインストールからサインアップとミーティング開始、参加者の招待やミーティングのスケジューリングまでを見ていきましょう。
まずはZoomアプリのインストール
iPhoneでZoomを利用するには専用アプリ「ZOOM Cloud Meetings」のインストールが必要です。他のアプリと同じように「App Store」からインストールしましょう。インストールの手順は以下の通りです。
1.ホーム画面からApp Storeを起動する
2.「Zoom」を検索
3.ZOOM Cloud Meetingsを「入手」する
アプリ名やロゴがZOOM Cloud Meetingsと似ているものもあるので、間違えないように注意しましょう。
Zoomにサインアップ
ミーティングに参加するだけならサインアップ(アカウント登録)は必要ありませんが、ホスト(主催者)としてミーティングを開始するならサインアップ・サインインが求められます。サインアップの手順は以下の通りです。
1.Zoomアプリを起動する
2.画面下の「サインアップ」をタップする
3.誕生日やメールアドレス・パスワードを入力する
4.サインアップが完了すると以降は自動的にサインインする
ホストとしてZoomミーティングを開始
Zoomはほぼ何も事前設定せずに簡単な操作でミーティングを開始できます。ホストとしてミーティングを開始する手順は以下の通りです。
1.Zoomアプリを起動する
2.サインインする(前回サインインしていれば自動でサインイン)
3.ホーム画面左上の「新規ミーティング」をタップする
4.オプションを選択して「ミーティングの開始」をタップする
5.「Wi-Fiまたは携帯のデータ」をタップする
なお、初回起動時はマイク・スピーカー・カレンダーのアクセス許可を求められるので、ビデオチャット機能やミーティングのスケジュール機能を利用するなら「OK」をタップして許可しましょう。
ミーティングに参加者を招待
ミーティングを開始した状態ではミーティングルームにホスト(自身)1人だけの状態です。ホストは参加者を以下の手順で招待します。
1.ホストとしてミーティングを開始する
2.画面下の「参加者」をタップする
3.参加者リスト左下の「招待」をタップする
4.招待方法を選んで参加者を招待する
ミーティングをスケジュール
Zoomミーティングはスケジュール設定もできます。スケジューリングの手順は以下の通りです。
1.Zoomアプリを起動する
2.サインインする(前回サインインしていれば自動でサインイン)
3.ホーム画面上の「スケジュール」をタップする
4.ミーティング開始時間やオプションを設定して、画面右上の「保存」をタップする
5.カレンダーや通知・招待の詳細を設定して、画面右上の「追加」をタップする
これでミーティングのスケジューリングと、ミーティング情報のカレンダーアプリへの追加は完了です。Zoomアプリのホーム画面下「ミーティング」やカレンダーアプリから、スケジュール内容の確認や変更ができます。
【iPhone版Zoomの使い方】3種類のミーティング参加方法
Zoomミーティングは1人のホストと複数の参加者というスタイルが一般的で、ほとんどのメンバーはミーティングの「開始」ではなく「参加」をします。iPhone版Zoomでミーティングに参加する方法は3種類です。それぞれの参加方法と、Webブラウザ版の利用可否について解説します。
Zoomアプリからミーティング参加
ホストから9桁~11桁の「ミーティングID」を受け取ると、Zoomアプリから簡単にミーティング参加できます。Zoomアプリからミーティング参加する手順は以下の通りです。
1.Zoomアプリを起動する
2.サインインする(前回サインインしていれば自動でサインイン)
3.ホーム画面上の「参加」をタップする
4.ミーティングIDを入力してオプションを選択する
5.「参加」をタップする
参加用リンクをタップしてミーティング参加
ホストから参加用リンク(URL)を受け取ったら、シンプルな操作でミーティングに参加できます。
1.参加用リンクをタップする
2.自動でZoomアプリが起動してミーティングルールに入室できる
3.「Wi-Fiまたは携帯のデータ」をタップする
参加用リンクをWebブラウザで入力して参加
ホストから受け取った参加用リンクは、直接タップするだけでもミーティングに参加できますが、文字列の問題でアクセスできないケースもあります。この場合は以下の手順で参加可能です。
1.参加用リンクをコピーする
2.任意のWebブラウザのURL欄にコピーして移動する
3.画面下の「ミーティングを起動」をタップする
4.自動でZoomアプリが起動してミーティングルールに入室できる
5.「Wi-Fiまたは携帯のデータ」をタップする
Webブラウザ版はiPhone非対応
Windows PCやMacならデスクトップ版Zoomアプリの他、Webブラウザ版のZoomも利用できます。しかし、モバイルデバイスはWebブラウザ版に対応していません。iPhoneはWebブラウザ版非対応なので、Zoomミーティングに参加するならZoomアプリのインストールが必要です。
【iPhone版Zoomの使い方】iPhone版を利用するメリットとは?
ZoomミーティングはWindows PCやMacで利用するスタイルが一般的ですが、iPhone版Zoomを利用するメリットもあります。例えば、iPhoneは携帯性が高いことや2つのカメラを簡単に切り替えられること、iPhoneに保存した連絡先から招待できることです。
どこでも手軽にミーティングに参加できる
デスクトップやブラウザ版のZoomはWindows PCやMacで利用するので、ミーティング中はデスクなどにデバイスを固定する必要があります。iPhone版ならデバイスの携帯性が高いので、いつでもどこでも手軽にミーティング参加できることがメリットです。
ワンタッチでカメラの切り替えが可能
iPhone版Zoomはワンタッチでアウトカメラ・インカメラの切り替えができます。これは2種類のカメラがあるiPhoneならではの機能です。通常時はインカメラ使用で画面を見ながらミーティング参加しますが、手元にあるものを参加者に見せたいときはアウトカメラに切り替えられます。
SNSでミーティングに招待できる
デスクトップ版Zoomで参加者を招待する場合、メールで参加用リンクを送信するのが基本です。iPhone版なら招待メニューから「メッセージの送信」を選ぶことで、iPhoneに保存した連絡先を呼び出せます。メール以外にもSMSやLINEなど、さまざまな方法で招待しやすいこともメリットです。
【iPhone版Zoomの使い方】便利機能も使いこなそう!
iPhone版Zoomはシンプルなインターフェースですが、デスクトップ版と同等の機能を利用できます。例えば、ホストによるマイクやカメラの機能制限や画面共有、テキストチャットやバーチャル背景です。主な便利機能を6つに分けて解説します。
ホストとして参加者のマイクをミュート
Zoomミーティングをホストとして開始すると、参加者のマイクを一括ミュートできます。一括ミュートの手順は以下の通りです。
1.Zoomアプリを起動する
2.サインインする(前回サインインしていれば自動でサインイン)
3.Zoomミーティングを開始する
4.画面下の「参加者」をタップする
5.参加者リスト右下の詳細アイコンをタップする
6.「全員をミュート」をタップする
7.参加者が自身でミュート解除できるかをオプション設定し、「全員をミュート」をタップする
なお、参加者リストから任意の参加者を選んで「ミュート」をタップすることで、個別にミュート設定も可能です。
参加者のマイクのオンオフ
ホストにミュート解除を許可されていれば、画面左下のマイクアイコンをタップするだけでマイクのオンオフを切り替えられます。ホストが以下の設定をすることで、参加者は自由にマイクのオンオフが可能です。
1.ミーティング中に画面右下の「詳細」をタップする
2.「セキュリティ」をタップする
3.「ミュート解除」トグルスイッチをオン(許可)にする
参加者のカメラのオンオフ
ホストが許可していれば、参加者のカメラはいつでもオンオフできます。操作はシンプルで、ミーティング中に画面左下のカメラアイコンをタップするだけです。ホストは以下の操作でカメラオンの許可設定を変えられます。
1.ミーティング中に画面右下の「詳細」をタップする
2.「セキュリティ」をタップする
3.「ビデオの開始」をオン(許可)にするかオフ(禁止)にする
画面の共有
ホストが許可していれば、参加者は画面下の「共有」から画面・写真・クラウドストレージ内のファイルなどを画面共有できます。ホストが以下の設定をすることで、参加者は誰でも画面共有が可能です。
1.ミーティング中に画面右下の「詳細」をタップする
2.「セキュリティ」をタップする
3.「画面の共有」をオンにする
テキストチャット
Zoomはチャット機能があるので、画面右下の「詳細」から「チャット」を選択すれば、任意の参加者とテキストチャットができます。ただし、iPhone版Zoomアプリはチャット画面でのファイル送信に対応していません。ホストは以下の設定をすることでチャット対象の制限が可能です。
1.ミーティング中に画面右下の「詳細」をタップする
2.「セキュリティ」をタップする
3.「チャット対象」から参加者のチャット対象を選ぶ
バーチャル背景の設定
iPhone 8以降の機種であれば、ビデオの背景を任意の画像に自動で切り替える「バーチャル背景」が利用できます。バーチャル背景の設定方法は以下の通りです。
1.ミーティング中に画面右下の「詳細」をタップする
2.「バーチャル背景」をタップする
3.Zoom標準の画像かストレージ内の画像を選ぶ
4.次回ミーティング時にも自動的にバーチャル背景が適用される
イッツコムのサービスを組み合わせてZoomを使いこなそう!
iPhone版Zoomは非常に便利なツールですが、無料版には機能制限があり、ビジネスユースでは使いにくいのが注意点です。有償版Zoomなら機能制限を解除できる上、オプション機能も追加できます。さらに、イッツコムの法人向け光回線や有償版boxを組み合わせることで、ビジネス環境をアップグレード可能です。
有償版Zoom × イッツコム光接続サービス
無料版Zoomはグループミーティングに40分の制限があり、制限時間を過ぎると自動で切断されてしまいます。有償版Zoomはミーティング時間に制限がない上、ビデオの録画とクラウド保存も可能です。イッツコムなら日本語サポートも標準付属します。
ただし、有償版Zoomの利用中はデータ通信量が多くなりがちで、音声品質の劣化やビデオの遅延が起こりやすいのはネックです。「イッツコム光接続サービス」なら、下り最大2Gbpsの高速かつ安定した法人向け光回線なので、ストレスなく有償版Zoomを使いこなせます。
有償版Zoom × 有償版box
有償版Zoomは100以上のデバイスを同時接続できる上、オプション機能も自由に追加できるので、ビジネスユース向きです。クラウドストレージを組み合わせれば、さらに業務効率・生産性の向上が可能です。
有償版boxは容量無制限で、あらゆるファイルを一元管理でき、Zoomミーティング中のファイル共有を効率化できるのがメリットです。boxは単なるクラウドストレージではなく、簡単な操作で業務フロー管理もできるので、Zoomのチャット機能と組み合わせてコラボレーションを活性化できます。
まとめ
iPhone版Zoomはシンプルな操作性でデスクトップ版並みの機能を利用できる上、携帯性の点ではデスクトップ版より優れます。有償版Zoomを利用すれば機能制限を解除した上でオプション機能も追加可能です。
さらにイッツコム光接続サービスや有償版boxを組み合わせれば、通信品質の問題を解消できる上、コラボレーションを効率化できます。iPhone版Zoomをビジネスシーンで活用するなら、複数サービスの組み合わせで相乗効果を得られるイッツコムにご相談ください。