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ZoomのミーティングIDとは?取得方法やトラブル・疑問を一気に解決!

Zoomはオンラインミーティングやオンライン商談の定番ツールですが、全てのユーザーが全機能を使いこなしているわけではありません。見落としがちな機能の筆頭に挙げられるのが「ミーティングID」の使い分けです。Zoomをビジネス利用することが増える中、ミーティングIDについて理解が不足していると感じている方もいるのではないでしょうか。

ミーティングIDとパーソナルミーティングIDの違いや使い分け、取得方法やよくあるトラブルを知ることで、Zoomをより効果的に使いこなせます。Zoomと組み合わせることで効率化する関連サービスも整備し、Zoomをより効果的に活用しましょう。

そこでこの記事では、ミーティングIDの基礎知識やメリット・注意点、活用方法やトラブルの対処方法についてご紹介します。

ZoomのミーティングIDって?


Zoomのミーティングルームには9桁~11桁のミーティングIDが割り当てられており、ミーティングルームによっては「パーソナルミーティングID」を使用しています。まずはミーティングIDやパーソナルミーティングIDの基礎知識を見ていきましょう。

ミーティングIDとは?

ミーティングIDはZoomのミーティングルームの識別番号です。ミーティングルームはZoomのサーバー上に開設されるので、ホストがミーティングを開催すると、ミーティングルームには必ずひとつのミーティングIDが設定されています。参加者がミーティングIDを入力することで、任意のミーティングルームに入室できる仕組みです。

ミーティングIDの取得方法

ミーティングIDはZoomでミーティングを開始したりスケジュールしたりする際、自動的に割り当てられます。特別な取得手続きは必要ありません。ZoomアプリやZoom公式サイトからZoomミーティングを即時開始するかスケジュールすれば、開設するルームにミーティングIDが自動割り当てされる仕組みです。

パーソナルミーティングIDを使いたい場合、ミーティング設定で「個人ミーティングID(PMI)の使用」にチェックを入れます。

定期的に同じIDを使いたい場合の取得方法

ミーティングを即時開催するか単発のミーティングをスケジュールする場合、割り当てられるミーティングIDは1回限りで期限切れになります。定期的に同じミーティングIDを使いたい場合、Zoom公式サイトから以下の手順で「定期ミーティング」をスケジュールすることが必要です。

1.Zoom公式サイトにアクセスし、サインイン
2.「ミーティング」タブをクリック
3.「新しいミーティングをスケジュールする」をクリック
4.「定期ミーティング」にチェックを入れ、リピート頻度や期限などを設定
6.「保存」をクリック
5.設定した期限日まで同じミーティングIDを利用して入室できる

パーソナルミーティングIDとの違い

11桁のミーティングIDは、パーソナルミーティングIDを使わないミーティングに対して自動的に割り当てられます。これに対して10桁のパーソナルミーティングIDは、パーソナルミーティングルームで使用されるミーティングIDです。

Zoomアカウントを取得すると、ユーザー1人に対して自動的にひとつのパーソナルミーティングIDが割り当てられます。全てのユーザーが永久的に使用できる一意のミーティングIDで、パーソナルミーティングIDを使ったインスタントミーティングやミーティングのスケジュールに利用可能です。

ZoomのミーティングIDを使ってミーティングを開催しよう!


Zoomは特に意識しなくても誰もがミーティングIDを活用しています。オプション設定により簡単にパーソナルミーティングIDも利用可能です。操作方法はシンプルで、基本的にはメニューやボタンをクリック/タップするだけで完結します。ミーティングの即時開始・スケジュールの方法や、参加者の招待方法を見ていきましょう。

ミーティングをすぐに開く場合

ZoomミーティングはZoomアプリから簡単に即時開始できます。操作方法はデスクトップ版・スマホ版で同様です。

1.Zoomアプリを立ち上げ、サインイン(前回サインインしていれば自動サインイン)
2.「新規ミーティング」をクリック/タップ
3.パーソナルミーティングIDを使う場合は「個人ミーティングID(PMI)の使用」にチェックを入れる
4.「ミーティングの開始」をクリック/タップ

ミーティングをスケジューリングする場合

ミーティングをスケジューリングする場合も、Zoomアプリから簡単に設定できます。操作方法はデスクトップ版・スマホ版で同様です。

1.Zoomアプリを立ち上げ、サインイン(前回サインインしていれば自動サインイン)
2.「スケジュール」をクリック/タップ
3.ミーティングのタイトルや開催日時、ミーティング開始時のビデオのオン/オフなどを設定
4.「保存」をクリック/タップ
5.カレンダーに追加する内容をチェックし、「追加」をクリック/タップ

ミーティングに参加者を招待する方法

スケジュールしたミーティングには以下の手順で参加者を招待できます。

1.Zoomアプリを立ち上げ、サインイン(前回サインインしていれば自動サインイン)
2.「ミーティング」をクリック/タップ
3.参加者を招待したいスケジュールを選択
4.「招待者の追加」からメールやSMSの送信など、任意の方法を選んで参加者を招待

また、ミーティング開催後(ミーティング中)に参加者を招待する手順は以下の通りです。

1.ミーティング画面のツールバーから「参加者」をクリック/タップ
2.「招待」をクリック/タップ
3.任意の方法でミーティングIDやパスコードを送信して招待する

ミーティングIDでZoomミーティングに参加するには?


Zoomミーティングに参加する方法を大別すると、招待用リンクをクリック/タップする方法と、ミーティングIDを直接入力する方法の2種類です。前者はミーティングIDの入力が必要ありません。それぞれの参加方法の手順を解説します。

通知されたURLから参加

ミーティングの簡単な参加方法は、招待用リンクをクリック/タップすることです。ホストから送られた招待状内のリンクをクリック/タップするだけで、自動的にZoomアプリが立ち上がってミーティングに入室できます。この場合はミーティングIDを意識することなく入室でき、参加者側のサインインも必要ありません。

ミーティングIDを直接入力して参加

Zoomミーティングに参加するもうひとつの方法に、Zoomアプリ内でミーティングIDを直接入力する方法があります。Zoomアプリ内からミーティングに参加する方法は以下の通りです。

1.Zoomアプリを立ち上げる
2.Zoomにサインイン(前回サインインしていれば自動でサインイン)
3.「参加」をクリック/タップする
4.ホストから送られたミーティングIDを入力して「参加」をクリック/タップする

なお、ミーティングにパスコードが設定されている場合、ホストから伝えられたパスコードの入力が必要です。

ZoomのミーティングID関連のトラブルや注意点


ZoomのミーティングIDはいつでも簡単に確認できます。ミーティングID関連の注意点として挙げられるのは、有効期限があることや、パーソナルミーティングIDの流出による望まない参加者の乱入です。ミーティングIDの確認方法と、ミーティングID関連のトラブルや注意点を解説します。

ミーティングIDを確認する場合

ミーティング中に、入室中のルームのミーティングIDを確認する方法は以下の通りです。

・デスクトップ版の場合:画面左上のインフォメーションアイコンをクリックすると、ウィンドウ最上部にミーティングIDが表示される
・iPhone版の場合:画面上部中央の「Zoom」表示部分をタップすると、ウィンドウ最上部にミーティングIDが表示される

なお、設定画面からプロフィールを開くと、自身に割り当てられたパーソナルミーティングIDを確認できます。

ミーティングIDの有効期限に注意!

ZoomのミーティングIDには有効期限があり、ミーティングの性格によって有効期限は異なります。

・インスタントミーティング:インスタントミーティングの終了時に期限切れ
・スケジュールされた単発ミーティング:スケジュールされた日付の30日後に期限切れ
・定期開催のミーティング:365日間開催しなければ期限切れ

「このミーティングIDは無効」と表示された

ミーティングIDが期限切れになっていれば、ミーティングルームが存在しない状態なのでミーティングに参加できません。ミーティングIDが期限切れになっていなくても、ミーティングIDの入力ミスが原因で、存在しないミーティングルームに入室しようとしているケースもあります。

入力ミスを防ぐには、招待用リンクをクリック/タップして入室するか、招待メールからミーティングIDをコピペするのが確実です。それでもアクセスできなければホストに問い合わせましょう。

パーソナルミーティングIDが流出した

パーソナルミーティングIDが流出すると、パーソナルミーティング開催中に望まない参加者が乱入してくる恐れがあります。流出した可能性があれば、「待機室」機能を利用して直接入室を防ぎましょう。待機室利用のオン/オフはスケジュール設定時にオプションから設定可能です。

なお、ビジネスアカウントであればパーソナルミーティングIDを変更できます。無料アカウントではパーソナルミーティングIDを変更できないので、セキュリティリスクを抑えるなら有料版のビジネスアカウントを利用しましょう。

ミーティングIDではなくパーソナルミーティングIDを使う場合って?


Zoomミーティングの即時開始時やスケジュール時、開設するルームにミーティングIDとパーソナルミーティングIDのどちらを設定するかを決められます。では、パーソナルミーティングIDはどのような場合に使うのがよいのでしょうか。パーソナルミーティングIDを使う場合と注意点を解説します。

信用できる相手との定期的なミーティング

パーソナルミーティングIDを使う利点は、参加者がパーソナルミーティングIDを知っていれば、パーソナルミーティングをいつ開催しても簡単に参加できることです。パーソナルミーティングIDの変更はないので、長文の招待メールを送る必要はありません。

スケジュールされたパーソナルミーティングでもパーソナルミーティングIDで入室できるので、信用できる相手や定期的にミーティングする相手となら便利に使えます。

予定外の参加者乱入には注意!

パーソナルミーティングIDを知っている相手は、ホストがパーソナルミーティングをロックするか待機室機能を利用しない限り、パーソナルミーティングの開催中にいつでも参加できます。

パーソナルミーティングIDを公開すると、招待する予定のないユーザーがパーソナルミーティングに参加するかもしれません。さらにパーソナルミーティングIDが流出した場合、悪意あるユーザーがパーソナルミーティングに乱入する恐れもあります。

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まとめ


Zoomミーティングを即時開始またはスケジュールする際、基本的には1回使い切りのミーティングIDが付与されます。同じIDを繰り返し利用したいなら、定期スケジュールを設定するか、パーソナルミーティングIDを使いましょう。ただし、ID流出によるセキュリティリスクが高まるので、セキュリティ対策は必須です。

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