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Wi-Fi契約のチェックポイント!選択肢、料金、注意点などを解説

Wi-Fiの導入を検討するにあたって「どの回線を契約すればよいか」と悩み中の方もいるでしょう。主な選択肢として、光回線、独自回線、ホームルーター、ポケット型Wi-Fiがありますが、それぞれメリット・デメリットがあります。月額料金や特典、実質コストまで考慮すると、選び方は多岐にわたります。

そこで本記事では、各種回線の特徴や、Wi-Fi契約に際しての注意点などを解説します。自社に最適なWi-Fiを契約するために、失敗しないポイントを知っておきましょう。

Wi-Fiを契約するならどの種類の回線を選ぶ?

まずは、光回線、独自回線、ホームルーター、ポケット型Wi-Fiの特徴や違いを解説します。

光回線

光回線とは、光ファイバーケーブル網によるアクセス回線を用い、インターネット接続するための設備やサービスです。NTT東日本・西日本が提供する「フレッツ光」が有名ですが、フレッツ網とプロバイダサービスを一体化した「光コラボレーション(光コラボ)」も光回線の一種です。

光回線のWi-Fiは、通信の安定性と高速性が魅力です。大容量のデータを必要とする動画視聴やリモートワークなどに最適で、快適な作業環境を提供します。

導入コストは他のWi-Fiサービスと比べるとやや高めですが、安定した通信品質と高速接続のメリットは大きく、長期的に見れば賢明な投資ともいえます。

独自回線

独自回線とは、電力会社やケーブルテレビ局が自社で管理している回線網を指すのが一般的です。

フレッツ光ほど利用者数がいないため回線が込みにくく、Wi-Fiが安定している傾向があります。インフラ系のノウハウを生かし、2Gbpsクラス以上の高速回線を提供している事業者もいます。こうした特徴から、ビジネスシーンではフレッツ光などを支える「2つ目の回線」としても役立つでしょう。

ホームルーター

ホームルーターは、工事不要で手軽に設置できる据え置き型のインターネット回線機器です。例えば、新事務所に引っ越したばかりで、すぐにWi-Fiを利用したい場合などに役立ちます。賃貸の事情で工事ができない場合も、ホームルーターは大きな選択肢になり得ます。

設定は簡単で、電源を入れるだけで即座にインターネットに接続可能です。各社がさまざまなホームルーターを提供しており、月額料金や通信速度はさまざまです。

ポケット型Wi-Fi

ポケット型Wi-Fiは「モバイルWi-Fi」と呼ぶこともある、携帯性に優れたWi-Fi機器です。出張や旅行時、また新幹線やカフェでWi-Fiが必要になった場合などに重宝するでしょう。

ただし、利用エリアが限られている点や、通信速度やデータ容量に制限があるのが一般的です。メイン回線として使うよりも、使用頻度や用途に合わせて選択するのがよいでしょう。

Wi-Fiの月額料金と実質月額料金の比較

どの事業者とWi-Fi契約を結ぶかは、月額料金だけでなく実質月額料金も考慮する必要があります。ここでは、光回線、独自回線、ホームルーター、ポケット型Wi-Fiの月額料金と総コストの相場を紹介します。

光回線の月額料金と総コスト

光回線は、一般的に他の選択肢と比べて月額料金が高めになります。戸建てタイプの料金相場は月額4,000~6,000円程度、マンションタイプ(集合住宅)なら月額3,000~5,000円程度、法人向け回線なら4,000~6,000円程度です。これに加え、初期工事費やプロバイダ利用料が別途かかります。

タイミングによっては、新規契約時に工事費無料キャンペーンを実施していることもあり、大幅な割引を狙えます。

独自回線の月額料金と総コスト

電力会社やケーブルテレビ局などの独自回線の場合、月額料金の相場は3,000~6,000円程度です。回線サービス・プロバイダサービスを一括提供するため、光回線+プロバイダのように別途料金はかかりません。

さらに、電気やケーブルテレビとのセット契約でお得になるサービスなど、特色ある独自サービスを用意していることもあります。

ホームルーターの料金プランと特徴

ホームルーターの月額料金の相場は、個人契約で4,000円〜5,000円程度で、法人契約で4,000円〜6,000円程度です。光回線と大差なく見えますが、工事費がかからないのが強みです。数か月の月額料金が割引になるキャンペーンを行っていることもあります。

ポケット型Wi-Fiの料金プランと特徴

ポケット型Wi-Fiの月額料金は、個人契約で2,000円〜4,000円、法人契約で2,000円〜5,000円程度と、紹介したWi-Fiサービスの中で最もリーズナブルです。

速度や安定性において他のサービスに劣る場合もありますが、頻繁に外出するビジネスパーソンや、室内での簡易的なWi-Fi利用には十分ともいえます。

工事不要のWi-Fi契約での注意点

ホームルーターやポケット型Wi-Fiはモバイル回線を使用しますが、このネットワークは主にダウンロードに帯域が割り当てられているため、アップロード速度が制限されることがよくあります。大容量ファイルを送信する場合、スムーズに進まないことが多いでしょう。

また、設置工事が不要なWi-Fiサービスはさまざまありますが、どのサービスが最適かは利用場所によって異なります。利用者はカバーエリアや予想される通信速度を考慮して最適な事業者を選択する必要があり、選択の難しさを伴うことがあります。

【関連記事:インターネット回線の工事内容とは?立ち会い・期間・流れなどを解説

Wi-Fiを契約するならどこ?おすすめのプロバイダの探し方

プロバイダは料金だけでなく、速度や通信品質、特典やキャンペーン情報、利用開始後のサポート体制など、総合的な視点で選びましょう。下記で具体的に解説します。

速度や通信品質の評判

プロバイダの公式サイトをチェックして、通信エリアのカバー率やピーク時間帯の速度低下などを確認しておきましょう。
口コミサイトをチェックすることも重要です。口コミを読む際には、まず評価の平均点やサンプル数に注目しましょう。評価が高く、レビューの数が多い場合、そのサービスの信用度が高いといえます。ただし、極端に高評価や低評価のレビューだけを鵜呑みにするのは避け、全体のバランスを見て判断するのが賢明です。
また、具体的な使用感や不具合の報告に注目すると、自社に合ったWi-Fi契約を見つけやすくなります。例えば、「通信速度が速い」や「カスタマーサポートが迅速」といったレビューは重要な判断材料です。

特典やキャンペーン情報

Wi-Fi契約時に注目したいのが特典やキャンペーンです。契約するだけでキャッシュバックを受けられるものや、初期費用無料キャンペーンなど、プロバイダ各社が提供する内容はさまざまです。特に、初めてWi-Fiを契約する方には、初月無料や長期契約割引が魅力的でしょう。

また、お友達紹介キャンペーンを利用すれば、さらなる割引を受けられることもあります。ただし、キャンペーンの条件や期間、適用範囲については必ず確認しましょう。法人でも適用対象かどうかもチェックしてください。

利用開始後のサポート体制

Wi-Fiを契約後のサポート体制を確認することも重要です。例えば、トラブルが発生した際に迅速かつスムーズに対応してくれるプロバイダであれば、Wi-Fiの問題で業務が極端に滞るリスクを減らせます。

専門スタッフによる対応が可能か、問い合わせ方法が多様(電話、チャット、メールなど)であるか、サポート窓口がシンプルで分かりやすいかどうかも重要なポイントです。

法人のWi-Fi契約ならイッツコムにおまかせ!

業務でWi-Fiの導入をお考えなら、手間なくアクセスポイント(AP)を増設できる「かんたんWi-Fi」をご検討ください。「インターネットの回線ごと乗り換えたい」あるいは「インターネットの冗長化を図りたい」場合、イッツコムの独自回線「イッツコム光接続サービス」も用意しています。

高速で快適な法人向け光回線「イッツコム光接続サービス」

法人向け光回線「イッツコム光接続サービス」は、イッツコム独自の回線を利用しており、光回線の代替として、また冗長化を目的とした2本目の回線としても利用されています。下り最大2Gbps、上り最大1Gbpsの高速回線が大きな特徴です。

さらに、プロバイダと光回線の両方のサービスをイッツコムが提供するため、別途プロバイダ料金は発生しません。また、契約拘束期間がないため、柔軟な契約が可能です。

ONU(光回線終端装置)にはWi-Fiルーター機能を標準搭載しており、スムーズにWi-Fiを利用できます。新しいインターネット接続方式「IPv6 IPoE」にも対応しているため、夜間や休日などの混雑しやすい時間帯でも通信遅延が起こりにくいのが特徴です。

Wi-Fiアクセスポイントを簡単に増設「かんたんWi-Fi」

すでに別のWi-Fi契約をしている場合でも、イッツコムの「かんたんWi-Fi」なら手間なくアクセスポイント(Wi-Fi通信機能に特化した機器)を増設できます。

「かんたんWi-Fi」の使い方は名称通り簡単です。届いたアクセスポイントに電源ケーブルとLANケーブルを接続するだけで、自由なレイアウトで何台でもアクセスポイントを増設できます。

「ハイエンド6」プランならWi-Fi6に対応し、より快適かつ安全なWi-Fi接続が可能です。最大同時接続数は100台で、大規模オフィスや混雑がする店内にも無理なく対応できます。

まとめ

契約できるWi-Fiの種類は主に、光回線、独自回線、ホームルーター、ポケット型Wi-Fiの4種類です。初期費用、月額利用料、開通工事の有無など、どのタイプのWi-Fiを使いたいかで契約先が変わります。回線の品質も異なるため、自社のニーズに合ったものを選びましょう。

どの事業者を選ぶかで迷ったら、ぜひイッツコムが提供する「かんたんWi-Fi」や「イッツコム光接続サービス」をご検討ください。

イッツコムは独自の回線とプロバイダサービスを一括で提供しており、両方を別々に契約する手間がありません。サポートの窓口が1つにまとまっているため、万が一のトラブルにも迅速に対応できます。初めてのWi-Fi契約でもお気軽にお問い合わせください。