ネット回線が繋がらない原因を究明!セルフで対処できる?できない?
目次
今やインターネットは、ビジネスでもプライベートでも欠かせない存在です。ネット回線につながらない状態が続いたり、急につながらなくなったりすると、日常生活や仕事で困る方は多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、回線がつながらない原因と、さまざまなケースでの対処法について解説します。原因と対策を知ることで、自分で対応する範囲と業者に依頼する範囲の見極めができるようになるでしょう。併せて、回線環境の見直し・乗り換えの際のポイントも紹介します。
インターネット回線が繋がらない代表的な原因
使用する端末や接続機器などに何らかのトラブルがあると、インターネットに接続できなくなります。セキュリティソフトや利用料金の未払い、サーバーのメンテナンスや回線工事などがつながらない主な原因です。ここでは、どのような仕組みによってつながらなくなるのか、6つの原因について解説します。
ケース1.端末が原因で繋がらない
インターネット回線がつながらない場合は、最初にスマートフォンやパソコンなど端末側のトラブルを疑いましょう。端末に一時的な不具合が生じていたり、機内モードが有効になっていたりするとインターネットにつながらなくなります。端末内の接続設定のミスも、つながらない原因のひとつです。
ケース2.接続機器が原因で繋がらない
プロバイダから提供された機器(モデム/CTU/ONU)、Wi-Fiルーターなどの接続機器に問題があると、インターネット回線につながらなくなります。接続機器自体の不具合や配線のミス、Wi-Fiルーターの設定トラブルなど、考えられる原因はさまざまです。熱を帯びている、破損がある、信号が普段と違うなどあれば、接続機器の問題を疑いましょう。
ケース3.セキュリティソフトが原因で繋がらない
パソコンがつながらない場合、セキュリティソフトの影響も考えられます。セキュリティソフトが、インターネット回線を遮断することもあるからです。セキュリティレベルの設定次第では、パソコンの動作そのものが重くなるでしょう。結果、インターネットの通信速度が極端に遅くなり、「インターネットにつながらない」と感じることもあります。
ケース4.支払いの滞納が原因で繋がらない
利用料金の未払いや滞納があると、インターネットがつながらなくなるので注意しましょう。契約先のプロバイダが、インターネット回線を利用できない状態にするからです。滞納が長期にわたる場合、最終的には強制解約になるでしょう。場合によっては、違約金が発生します。
ケース5.メンテナンスが原因で繋がらない
一時的なサーバーのメンテナンスや光回線の工事も、インターネットにつながらない原因です。障害や故障といったプロバイダ側のトラブルが発生すると、突然インターネットにつながらなくなります。いずれにしてもプロバイダや回線側のトラブルなので、通信が回復するまで待つしかありません。
ケース6.その他が原因で繋がらない
普段は問題なくインターネットを使えていても、特定の時間だけつながらないことがあります。Wi-Fiではつながらなくても、有線接続では問題なくつながることもあるでしょう。特定の端末だけが接続できず、その他のデバイスでは問題なくつながるケースもあります。
このような場合は、具体的な原因が分かりにくいかもしれません。しかし、具体的な症状を把握できれば、つながらない原因を特定できるでしょう。
繋がらない症状から原因を特定しよう!
つながらないときの症状を絞り込めば、原因を特定できます。つながらないときの症状とそれに対応する問題箇所は、以下の表の通りです。
つながらないときの症状 | 問題箇所 |
---|---|
特定の時間だけつながらない | インターネット回線 |
すべての端末がつながらない(Wi-Fiも有線もつながらない) | インターネット回線 プロバイダから提供された機器(モデム/CTU/ONU) 配線 |
Wi-Fi経由ではつながらない(有線ではつながる)Wi-Fi経由ではつながらない(有線ではつながる) | Wi-Fiルーター 配線 |
特定の端末だけがつながらない | 特定の端末 |
どの端末がつながらないか、Wi-Fiや有線の接続状況はどうか、つながらなくなる時間帯はいつも同じかを確認しましょう。端末やWi-Fiルーター、配線が問題と考えられるなら、それぞれに応じた対処によってトラブルを解消できます。
インターネット回線が繋がらないときの対処法
つながらないときの症状から問題箇所を特定できたら、それぞれのケースに適した対処を行いましょう。まずは端末や機器を再起動し、配線や機器の状態を確認します。接続設定やセキュリティソフトをチェックしても原因が分からない場合は、メンテナンスや支払い状況を調べましょう。
端末や機器を再起動する
対処法として最初に試したいのが、端末や機器の再起動です。パソコンやスマートフォン、Wi-Fiルーター、プロバイダから提供された機器(モデム/CTU/ONU)を再起動しましょう。一時的な不具合が原因である場合、端末や機器の再起動で問題が解消することがあります。機器は電源をつけたままにしておくと熱を持ちやすく、不具合が生じることがあるからです。
機器が熱くなっていたら、電源を切ってしばらく待ちます。熱が冷めたら、再び電源を入れましょう。機器によっては、電源を入れる順番が決められているものあります。再起動の際は、指定の手順に従いましょう。
配線を確認する
再起動を待つ間にチェックしておきたいのが、配線です。Wi-FiルーターなどのLANケーブルが抜けていないか、差し込みが甘くなっていないか、断線していないかを確認しましょう。
プロバイダから提供された機器(モデム/CTU/ONU)とWi-Fiルーターは、WANポート(INTERNETポート)で接続します。LANポートで接続するとインターネット回線が使えないため、接続機器同士がWANポートで接続しているか確認しましょう。有線接続の場合は爪が折れていないか、またLANポートとパソコンの接続チェックも必要です。
機器の状態を確認する
接続機器には、状態を示す小さなランプがあります。接続機器の状態を知るには、ランプの色や光り方などが手掛かりです。ランプの見方は、各製品の説明書を参考にしましょう。
製品ごとにランプの個数や記載されている文字に違いがあるものの、基本的には緑色に光っていれば正常です。赤色などに変わっていたり、点滅していたりすると、何らかのトラブルが考えられます。接続機器を再起動して、正常を示すランプに戻れば問題ありません。再起動しても正常に戻らない場合は、各製品のメーカーやプロバイダに問い合わせましょう。
設定を確認する
再起動してもつながらず、配線や機器の状態も問題がない場合、端末や接続機器の接続設定を再度行います。パソコンから接続機器に接続し、プロバイダ情報を使って接続設定をしましょう。プロバイダ情報とは、プロバイダから発行されたアカウント名やID、パスワードのことです。プロバイダ情報は、契約書や契約書と同封の書類で確認できます。
Wi-Fiの接続設定では、SSIDと暗号化キーが必要です。これらの情報は、ルーターの背面や側面にあります。使用するWi-FiルーターのSSIDを選択し、対応するパスワードを入力しましょう。
セキュリティソフトを停止する
パソコンがつながらず、セキュリティソフトの影響が考えられるなら、セキュリティソフトを一時停止しましょう。一時停止であれば、安全面でのリスクはありません。無効化した状態でつながれば、セキュリティソフトが原因です。
セキュリティソフトを停止した状態で使い続けると、ウイルスや情報漏洩のリスクが伴います。セキュリティソフトを最新の状態にアップデートしたり、動作が軽いソフトに変えたりして対処しましょう。
メンテナンスを確認する
自力でできる対処法で改善しなければ、つながらない原因はメンテナンスや通信障害などが考えられます。メンテナンスや通信障害など、プロバイダ側の原因でつながらない場合は、正常な状態に回復するまでインターネットは使えません。
メンテナンス情報や通信障害が発生しているか、スマートフォンでプロバイダの専用ページを確認しましょう。確認する手段としては、専用サポート窓口もあります。
支払いを確認する
利用料金が未払いだと、インターネット回線が利用停止になります。支払い方法がクレジットカードの場合、有効期限切れによる未払いに注意が必要です。支払い状況を確認して未払いや滞納があれば、すぐに料金を支払いましょう。料金の未払いの場合は、支払いを済ませれば再び開通します。
エラーコードを確認する
Webページを閲覧できない場合は、ブラウザ上に表示されているエラーコードを確認しましょう。以下のように、エラーコードによって対処法が異なります。
エラーコード | エラーの種類 | 対処法 |
---|---|---|
400 | 不正リクエスト | 別のブラウザで再度アクセスする Cookieやキャッシュを削除する |
401 | 認証エラー | パスワードやIDを正しく入力する 閲覧権限の有無を確認する |
403 | アクセス禁止 | 時間を空けて再度アクセスする(大量のアクセスからWebページがダウンしている場合) |
404 | ページが存在しない | URLを確認する |
408 | タイムアウト | 別のWebページにアクセスできるか確認する ネットワーク状況を確認する |
自分で回線トラブルを解消できなかった場合
自分で回線トラブルを解消できなかった場合は、契約先の回線業者に連絡しましょう。サポートセンターに問い合わせる場合は、症状と試した対処法を伝えることが大切です。使用中のインターネット回線に不満があるなら、契約先の乗り換えをおすすめします。
契約先に問い合わせる
「時間を空けてもつながらない」「つながらない原因が分からない」場合は、契約先に問い合わせしましょう。サポートセンターにはさまざまな問題による問い合わせがあることから、ノウハウを蓄積しています。適宜、最適な対処法を示して問題解決に導いてくれるでしょう。問い合わせの際は、症状と試した対処法を伝えると解決までの時短になります。
契約先の乗り換え
インターネット回線自体の問題でつながらない場合は、契約先の乗り換えを検討しましょう。契約先自体を変更することで、より良いインターネット回線を利用できます。契約先によっては、より安い利用料金やより速い通信速度などのメリットも期待できるのがポイントです。
イッツコムの光回線はサポート付きで安心!
イッツコムの光回線では、立ち会い工事を実施します。導入工事やONU(光回線終端装置)の設置対応後は、その場で接続状態の確認が可能です。イッツコムの光回線サービスは、独自のFTTH回線網とプロバイダサービスをまとめて提供します。窓口がひとつなので、トラブルが発生しても原因の特定・対処がスピーディーです。
まとめ
インターネットにつながらない場合、端末や接続機器などさまざまな原因が考えられます。自力で行える対処法もありますが、接続の問題が続く場合は契約先の乗り換えがおすすめです。
安定した通信環境や簡単な自己管理を求める方は、お気軽にイッツコムまでお問い合わせください。高速でセキュリティも万全な光回線と安心のサポート体制で、快適なインターネット環境を提供します。