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Zoomで起こるハウリングの原因とは?音声トラブルやZoom導入の問題点と解決策を紹介

リモートワークの導入がさまざまな企業で進んでいます。リモートミーティングのツールとして、すでにZoomを導入している企業や検討中の企業も多いでしょう。中にはZoomで起こるハウリングなどの音声トラブルに悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、Zoomのハウリングを防ぐ方法や、その他の音声トラブルの対処法、Zoomと合わせて導入したいツールを詳しく解説します。Zoomを導入した際に起こり得る問題点を把握し解決することで、効率的に業務を進められるでしょう。

Zoomでも起こる!ハウリングの原因とは?

Zoomを使用した際に起こるハウリングについて悩んでいる方もいるのではないでしょうか。ハウリングは不快なだけでなく、会議の進行を妨げることにもなりかねません。ハウリングについて理解することで対処法を実行できます。まずは、ハウリングが起こる仕組みや原因について理解しましょう。

ハウリングとは?

スピーカーから「キーン」や「ボーン」という音が流れて、耳をふさいだことがある方も多いのではないでしょうか。

スピーカーから流れる音をマイクが拾い、その音がスピーカーから流れる現象をハウリングといいます。スピーカーの音をマイクが拾うことを繰り返す際に音が増幅し、不快に感じる機械音が発生する仕組みです。

このようなループ状態を断ち切るためには、マイクの電源を切ったり、スピーカーの音を下げたりする必要があります。

ハウリングの原因1. 他の参加者が近くにいる

会議室やミーティングルームなど、ひとつの空間で複数の人がZoomを使用する場合、ハウリングが起こりやすくなります。それぞれのデバイスのスピーカーから発せられる音をマイクが拾ってしまうからです。

Zoomを使用している際にハウリングが起こる場合、参加メンバーが順番にマイクをミュートするなどして、ハウリングを起こしているデバイスを調べましょう。その後、間隔をあけて座るなどの対策が必要です。

ハウリングの原因2. 2台以上同時に接続している

Zoomのミーティングにパソコンだけでなく、タブレットやスマートフォンといったデバイスも用いて参加した場合、ハウリングが起こる可能性が高くなります。近い距離で2台以上のデバイスを接続すると、どちらかのマイクがスピーカーから出る音を拾ってしまう可能性があるからです。

そのため、なるべく1台のデバイスで参加することが望ましいといえます。どうしても複数のデバイスで参加しなければならない場合は、いずれかのマイクをミュートにするとよいでしょう。

ハウリングの原因3. マイクとスピーカーを別に設置している

マイクとスピーカーを別に設置している場合、スピーカーから流れてくる音をマイクが拾うことでハウリングが起きる可能性が高くなります。

スピーカーの設置場所を変更する、ヘッドセットを使用するなど、スピーカーからの音声をマイクが拾わないようにする対策をとることが必要です。さらにスピーカーの音量を下げる、ミュートにするなどの調整をしましょう。

Zoomでハウリングを防ぐ方法【PC編】

パソコンでZoomのミーティングに参加する方も多いでしょう。パソコンからZoomを使用した際に起こるハウリングは、マイクをミュート状態にすることで防止できます。画面に表示される「ミュート」ボタンをクリックしましょう。

ただし、パソコンとスマートフォンの両方でミーティングに参加する場合などは、ミュートをしてもハウリングが解決しないことがあります。そのときは、「コンピューターのオーディオから退出」を選択しましょう。具体的な方法は次の通りです。

1.ミュートボタンの右側にある「∧」のマークをクリックする
2.「コンピューターのオーディオから退出」をクリックする

ミュートボタンが「オーディオに参加」ボタンに変わっていれば、コンピューターのオーディオから退出した状態になります。

例えばセミナーなど、自分が発言しなくてもよいケースでおすすめの方法です。解除するときは、「オーディオに参加」をクリックしましょう。

Zoomでハウリングを防ぐ方法【スマホ・タブレット編】

スマホやタブレットを使用してZoomの通話に参加する方もいるでしょう。ハウリングが起きたときは、オーディオの切断をして解消しましょう。以下が具体的な方法です。

1.画面に表示されている「…」マークをタップする
2.「オーディオの切断」をタップする
3.画面右下のミュートのアイコンがヘッドホンのアイコンに変更になっているか確認する

ヘッドホンのアイコンになっていれば、正常にオーディオの切断ができている状態です。Zoomの通話に複数のデバイスを使用して参加する際は、ハウリングが起こりやすくなるため、事前に対策をしておきましょう。マイクとスピーカーを使用するデバイスを決め、他はオーディオの切断をしておくことをおすすめします。

ハウリング以外の音声トラブルと対処法

ハウリング以外にも、Zoomを使用している際に音声トラブルが起きて困っているという方もいるのではないでしょうか。音声トラブルが発生すると、大事な会議やミーティングを止めてしまう原因にもなります。

効率的な会議やミーティングのためにも、ハウリング以外の音声トラブルの原因とその対処法も把握しておきましょう。

ガサガサと音がする

イヤホンから出る「ガサガサ」という音を聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。有線のヘッドセットやイヤホンを使用している場合、イヤホンジャックが接続不具合を起こしている可能性があります。

原因を確定するため、イヤホンを数回抜き差してみましょう。挿入口付近の汚れがなく、抜き差しをしても改善しない場合、劣化の可能性があります。修理や交換をしましょう。

作業音が邪魔になる

「ゴソゴソ」や「ガサガサ」という不快な音が聞こえるにもかかわらず、イヤホンやヘッドセットの不具合ではない場合もあります。原因として考えられるのは、「作業音」です。具体的にはマイクの近くで書類をめくる、手がマイクに当たる音が該当します。これらの音をマイクが拾うことで雑音を発しているかもしれません。

マイクが可動できるタイプのものであれば、マイクの位置を移動させましょう。移動ができない場合は、マイク付近で作業をしないなどの対処法をとることをおすすめします。

周囲の音が気になる

周囲の音が雑音となる場合もあるので注意が必要です。Zoomのミーティングはネット環境さえ整っていれば、どこからでも参加できます。そのため、外出先から参加する方もいるでしょう。その場合、周囲の音をマイクが拾い、雑音になる可能性があります。

外出先で参加する場合は、なるべく静かな場所に移動する、ミュートにするなどの対策をしましょう。自宅で参加するときも、テレビの音やペットの鳴き声などが雑音になるかもしれません。室内でも周囲の環境に気を配る必要があります。

その他Zoomの導入で感じる問題点と解決ツール

音声トラブル以外にもZoomを導入した際に生じる問題点がいくつかあります。セキュリティや不安定な回線に懸念を抱く方もいるかもしれません。解決ツールを導入すれば、Zoomをさらに快適に利用できるでしょう。ここでは、Zoomの導入で感じる問題点とそれを解決できるツールを紹介します。安全で快適なリモート環境を構築しましょう。

不安定な回線でストレスがたまる

回線が不安定な場合、音声が途切れる、画像が乱れるといったトラブルが起こりやすくなります。会話がスムーズにできず、ストレスがたまるという方もいるかもしれません。そのような場合、法人SIMの導入をおすすめします。安定した回線によって不具合が解消されるでしょう。

イッツコムの法人SIMは、NTTドコモの回線を使用しているため、広いサービスエリアで、安定した回線を利用できます。また、シェアプランはメンバーでデータ容量を無駄なく分け合えるためお得です。リモートミーティングでも回線の不具合を気にすることなく集中できるでしょう。

セキュリティへの不安がある

Zoomは、遠隔地にいる相手と顔を見ながら会話ができる便利なツールです。リモートワークをする上で、会議やミーティング用に導入している企業も多数あります。しかし、セキュリティ面に不安があるという方もいるでしょう。Zoomのセキュリティに関する懸念点をカバーするために「モバイル閉域接続」の導入をおすすめします。

これは、イッツコムが提供するサービスのひとつで、ドコモ網からイッツコム網に接続される通信経路であることがポイントです。インターネットと分離したネットワークによって、セキュリティの高い環境を実現できます。リモートワークであっても、社内LANや社内情報へ安心してアクセスできるため、業務効率を下げません。

リモートワークの管理が難しい

リモートワークの場合、ネット環境が整っていれば社員がそれぞれの場所で業務ができるメリットがある反面、管理が難しいというデメリットもあります。

イッツコムの「ホットプロファイル」を導入すれば、名刺管理やマーケティング、SFAを一元化することが可能です。それぞれの情報を一括管理できるため、リモートワークであっても、営業活動の進歩状況が明確になるでしょう。

他にも、名刺を簡単にデータ化でき、それを利用して社内の人脈の見える化ができます。名刺のデータからOne To Oneメールを送信し、自社サイトへアクセスした見込みの高い顧客を自動発掘することも可能です。的確で効果的な営業アプローチを実現できます。

まとめ

Zoomは、リモートワークをする上でとても便利なツールです。しかし、音声トラブルが起こると、会議の進行が滞る、重要な話を聞き逃すなど業務に支障をきたす可能性もあります。トラブルの原因を把握し、対処法を実行しましょう。

Zoomと共にイッツコムの法人SIMやモバイル閉域接続といったツールを導入することで、安全かつ快適にZoomを使用できます。リモートワークの導入により、仕事の効率化やセキュリティを高めたいという企業の方は、イッツコムの新規法人お問い合わせ窓口にご連絡ください。