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【テレワークのネット環境】快適に仕事をするための必須ツールを紹介

多様な働き方を実現するために、テレワークを導入する企業が増えています。テレワークを行うためには安定したインターネット環境を整えることは必要不可欠です。

いざ、テレワーク導入に踏み切ろうとしても「テレワークのインターネット環境はどのように整備する?」「テレワークに最適なインターネット環境とは?」という疑問を抱く企業担当の方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、テレワークに最適なインターネット環境を整える方法や、インターネット回線の契約先を選ぶ際のポイントをご紹介します。特徴を正しく理解して適切なものを選ぶことで、快適なリモートワーク環境を実現できるでしょう。

テレワークのインターネット環境を整える方法


テレワークを導入する際、インターネットの環境が整っていないと業務に支障が出る可能性があります。メールやデータのやり取りだけではなく、Web会議など複数で同時使用するサービスを利用することがあるためです。

自社会議だけならともかく、先方を交えた打ち合わせがある場合、大事な取引先に迷惑をかけてしまうことも考えられます。まずはテレワークにふさわしいインターネット環境について理解して、環境を整えていくことが大切です。ここでは、テレワーク環境で利用される3つのインターネット回線について解説します。

光回線

光回線は通信速度と安定性に優れており、企業から個人宅まで幅広く導入されています。光回線は「光ファイバー」と呼ばれるケーブルの中に、光信号を流して通信する手法です。

建物内にケーブルを引き込むため、基地局との物理的な距離の影響を受けないメリットがあります。光ケーブルを通すための工事が必要となるケースがありますが、通信が高速で安定している点が特徴です。

モバイルWi-Fi

モバイルWi-Fiもテレワークに便利な接続方法です。持ち運びが可能なサイズなので、出先やホテルなど場所を問わずにネットワークにアクセスできます。

会社からテレワーク用の端末として配布することも可能なので、社員のテレワーク環境を整備する上でも便利です。ただしモバイルWi-Fiには通信容量に利用制限を設けたサービスもあり、オーバーすると速度制限がかかるというデメリットも存在します。そのため、オフィスのインターネット環境をモバイルWi-Fiでまかなうというのは現実的ではありません。

ホームWi-Fi・ホームルーター

ホームWi-Fi・ホームルーターもうまく使えばテレワークに活用可能です。基本的な仕組みはモバイルルーターと同様に携帯キャリアの電波を使用して通信します。

引き込み工事は不要で、契約後に届くルーターを室内に設置してデバイス側の設定をすれば、すぐに使えるので便利です。中には通信容量が無制限のサービスもあるため、そのようなものを選べば大容量ファイルを送受信する機会が多い方でも安心できるでしょう。

一方であくまでも無線通信なので、有線通信の光回線と比べると通信が安定しにくいのがデメリットです。自宅に固定して使うことを想定している場合は、光回線を選んだほうが快適でしょう。

テレワークのインターネット環境を選ぶポイント


インターネットは回線事業者によって、通信速度やセキュリティ面での違いがあるため、安全と利便性、料金のバランスを考え最適な回線を選ぶことが大切です。以下の重要なポイントを参考に、自社にはテレワークのネット環境として何が必要かを考えましょう。

セキュリティ

テレワークのインターネット環境で意識しなければならないのが「セキュリティ」です。セキュリティが脆弱なネット環境では、マルウェア感染・サイバー攻撃・情報漏洩などのリスクが高まります。ITインフラの整備は、企業として業務の効率性を図る上でも最も重要な課題のひとつです。

通信速度

テレワークのネット環境では、速度にこだわることも大切です。テレワークでのWeb会議中に音声がうまく届かなかったり、映像が止まったりすると効率が悪くなります。

回線の速度を表す指標は、主に上り(アップロード)と下り(ダウンロード)の2つです。回線では最大速度として表記されていますが、エリアや混雑状況によって速度は大きく変わります。よって「最大速度が速いから」という理由で選ぶのではなく、近隣エリアの実際の速度情報を回線事業者サイトで確認してみると良いでしょう。

通信回線の安定性

インターネット回線の安定性も重要なポイントだと言えます。通信速度が不安定な状態だと、Web会議などリアルタイムのやり取りでタイムラグが出てしまうためです。

回線は主に有線と無線に分かれ、基本的には有線のほうが安定性は高くなります。無線の場合は障害物の有無や基地局との距離によって、電波の届きやすさに振れ幅が生じてしまいます。また、光回線は建物内にケーブルを引き込むため、無線で電波を受信するモバイルWi-Fiよりは安定性が優れています。

通信量の上限

モバイルWi-FiやホームWi-Fiをテレワークに活用しようと考えている方は、通信量の上限に注意が必要です。サービスによって「3日で10GB」や「1か月で100GB」のように制限されているケースもあります。上限をオーバーすると通信速度が制限され、快適に利用できません。

光回線は通信量の上限が設定されていないものが多いため、大容量データを取り扱うなら光回線がおすすめです。ただし、光回線でも一部のサービスに「月間20TB」「1日30GBのアップロード」などの制限基準が設けられている場合がありますが、光回線は大容量データを取り扱うことを前提としているため、テレワークなどの一般的な用途なら制限基準に達することはないでしょう。

コスト

コストで注意すべき点は「回線の月額料金ばかりに気を取られない」ことです。インターネット回線の契約時にかかるコストは、月額料金だけではありません。以下のような費用も必要となります。

・契約料金
・回線工事費
・レンタル代
・解約違約金

基本料金や工事費もしっかりと見積もりを取り、最終的に「トータルコストでいくらかかるか」「ランニングコストは月にどれくらいかかるか」などを意識しましょう。

契約期間

最後は、契約期間の設定にも注目してください。回線事業者の中には年数の縛りが存在する契約があり、途中解約すると大きな違約金が発生してしまう恐れがあります。

しかし契約年数を長くすれば基本の月額料金が割安になるケースも存在するため、年数は短い方が良いというわけではありません。テレワークを長く続けるのであれば、契約年数は念頭に置きつつ、他のポイントを重視しても良いでしょう。

光回線・モバイルWi-Fi・ホームWi-Fiそれぞれのメリット


光回線・モバイルWi-Fi・ホームWi-Fiはそれぞれコンセプトが異なる通信回線なので、異なるメリットを持っています。安定した通信環境を構築しやすいものや携帯性に優れるものなどがあり、自分のニーズに合ったものを選びましょう。

テレワーク時の職場が自宅のみなのかカフェなども活用するのかによっても、どの通信回線を選べば良いのかは異なります。

光回線のメリット

光回線は物理的なケーブルを建物内に引き込んで使用する有線通信です。光回線には有線通信ならではの特徴があり、主なメリットは以下のとおりです。

・安価な料金でデータ通信が使い放題
・通信品質が安定しやすい
・高速通信を利用できる
・多数のデバイスを同時に接続するのに向いている

光回線は通信容量の制限がないか、あっても大容量なので基本的に通信制限がかかる心配はありません。最大速度も1Gbps~20Gbpsと速く、安定しやすいのも大きなメリットです。通信の安定性・快適性を重視するなら光回線を選ぶのが良いでしょう。

モバイルWi-Fiのメリット

モバイルWi-Fiは持ち運んで使うことを前提としている通信機器(ルーター)です。テレワークでモバイルWi-Fiを使用することには以下のようなメリットがあります。

・デバイスが届いたらすぐに使える
・外出先でもそのまま使える
・比較的安価に利用できる

契約してデバイスが届けばそのときから利用でき、すぐにテレワーク環境を構築しなければならない場合に有効です。カフェやコワーキングスペースでも使いたいと考えている方にも最適でしょう。

サービスによってはSIMのみで契約でき、手持ちのモバイルWi-FiルーターにSIMを挿入して使うタイプのものもあります。モバイルWi-Fiルーターが余っている場合は、より安価に契約できる可能性もあります。

ホームWi-Fiのメリット

テレワーク用のインターネット環境としてホームWi-Fiを検討している方は、以下のポイントが自分にとってメリットと感じるか考えてから契約するのがおすすめです。

・工事不要ですぐに開通できる
・無制限で使えるサービスがある

ホームWi-Fiは自宅に固定して使う回線なので、光回線のライバルと言えるでしょう。光回線と比べると工事が不要ですぐに開通することがメリットです。

光回線を物理的に引き込めない場合はホームWi-Fiを検討する価値があります。回線工事に数か月程度かかる場合のつなぎとして利用することもおすすめです。

光回線・モバイルWi-Fi・ホームWi-Fiそれぞれのデメリット


光回線・モバイルWi-Fi・ホームWi-Fiにはそれぞれにメリットがありますが、同様にデメリットも存在します。用途によってはデメリットが致命的なものになるケースがあるため、契約前に一通りチェックしておくのがおすすめです。

開通難易度や通信の安定性など、サービスによってデメリットは異なります。自分にとって何が一番なのかを正しく判断するためにも、これから解説するデメリットをきちんと理解しておきましょう。

光回線のデメリット

光回線は高速で安定した通信環境を実現できるものの、開通難易度が高いというデメリットがあります。主に以下のポイントが致命的になりやすいでしょう。

・光ファイバーの引き込み工事が必要になる
・開通までに時間がかかるケースがある
・物理的に通線できない可能性がある

光ファイバーは電線共同溝や下水道の配管を使用して街中に張り巡らされているため、そこから分岐して建物内に引き込まなければなりません。そのため引き込み工事が発生し、開通するまでに時間がかかるケースがあります。

建物内に配管がない・建物内に通線できないなどの際は、開通そのものが不可能になることもあるでしょう。このように、光回線は開通難易度の高い点がデメリットです。

モバイルWi-Fiのデメリット

モバイルWi-Fiはすぐに利用開始できる反面、以下のようなデメリットがあります。

・通信容量に制限があるサービスが多い
・通信が安定しにくい
・モバイルWi-Fiルーターの充電が必要

外出先でも簡単に使える代わりに、通信が安定しにくかったり電波状況によって極端に遅くなったりすることがあります。カフェやコワーキングスペースを使用する機会が多いなら選択肢のひとつになりますが、自宅で使う目的がメインの際はあまりおすすめできません。

ホームWi-Fiのデメリット

ホームWi-Fiも携帯キャリアの電波を使ってサービスを提供しているため、通信品質はモバイルWi-Fiと同様の傾向があります。さらに、ホームルーターならではのデメリットもあり、主なものは以下のとおりです。

・屋外に持ち出せないサービスがある
・通信が安定しにくい

ホームWi-Fiは工事不要で利用できる反面、通信品質はモバイルWi-Fiと同等なので安定性や速度の面で不安があります。設置場所でしか使用できないサービスもあるため、持ち運んで利用したい人にも向いていません。

上記のデメリットを考えると、ホームWi-Fiは光回線が物理的に引き込めない場合か、開通するまでのつなぎとして利用する程度にとどめたほうが良いでしょう。

テレワークのインターネット環境における問題点


テレワークは通勤時間の短縮や多様化する働き方のニーズに応えるなど、さまざまな良い効果があります。ただし必ずしも完璧な制度ではなく、導入するにあたっては解決すべき問題点があることを理解しておきましょう。ここでは、テレワーク導入によって起こりうる問題点を紹介します。

社員間でネット環境に差がある

テレワークは新しい働き方として定着し、今後ますます広がると考えられます。しかし社員によっては通信環境が不安定であったり、そもそも通信設備が揃っていなかったりなどの個人差があります。そのため、その差を埋めるためには会社側が社員のネットワーク環境を整える必要があります。またそれに合わせて、会社内の環境整備も必須事項です。

セキュリティリスクが高まる

どんなにセキュリティの強いツールでも、使う人によって簡単に脆いものへと変わります。テレワークでは社員のコンピューターリテラシー、情報基盤リテラシー、ネットリテラシーといったITリテラシーの向上も重要となります。

会社や社員が、加害者にも被害者にもならないために、ネットワーク利用における社員教育をしっかり行った上で、ハード面でネット環境のセキュリティを高める必要があります。

テレワークのインターネット環境ならイッツコムの光回線!


テレワークで仕事をするには、安全性の高い安定したインターネット回線が必須です。ここでは、イッツコムの法人向け回線の「イッツコム光接続サービス」について紹介します。快適なテレワーク環境を整備するためにも、まずは社内の回線設備を整えることから始めましょう。

下り最大2Gbpsの高速通信

イッツコムの光回線は、最大速度が下り2Gbps/上り1Gbpsと、高速回線が魅力です。複数の社員とのやり取りではファイルの送受信も多量になります。動画ファイルなどの重いデータも高速通信なら安心して送信可能です。通信環境が安定しているため、ストレスなく大人数でのWeb会議も行えます。

Wi-Fiルーターで無線利用も可能

イッツコムの光回線は「ONU」と呼ばれる光回線終端装置に、Wi-Fiルーター機能を標準搭載しています。そのため手軽に複数人での利用ができるので、導入後に面倒な設定をしなくて良い点が特徴です。現在の利用スタイルをそのままに、ビジネス環境のアップデートが可能です。

テレワークのセキュリティ対策なら「モバイル閉域接続」がおすすめ


テレワークの導入時には社員のインターネット利用環境を管理することも大切です。仮に社員がカフェなどのフリーWi-Fiを利用して社内データに接続した場合、第三者の不正操作による情報漏洩などのリスクが高まります。

イッツコムの「モバイル閉域接続」なら、公衆のインターネットを経由しない独自の回線網を利用して、テレワーク社員のセキュアな通信を実現します。モバイル閉域接続の特徴は以下のとおりです。

外部接続でも高いセキュリティ

「モバイル閉域接続」は、リモート先から高セキュアなインターネット通信を行うためのサービスです。インターネットを経由しない、NTTドコモとイッツコムのプライベート通信網を使ってアクセスするため、第三者に通信の存在自体を知られることがありません。そのため、安心して社内にあるデータにアクセスできます。

高い安全性を維持してテレワークを行うためには、モバイル閉域接続が最も適していると言えるでしょう。

利用者は登録されたユーザーのみ

「モバイル閉域接続」を利用できるのは、登録されたデバイスのみです。モバイル閉域接続は専用のSIMを使ってセキュアなアクセスを行い、SIMを差し込む端末も管理できます。そのため、未登録のデバイスからは利用が制限される仕組みです。

アクセスがインターネットにさらされないため、情報漏洩や社内LANへの攻撃といったものを受けることがありません。さらにログが取得でき、テレワーク中の社員にも社内のセキュリティポリシーを適用できることも強みです。

まとめ


テレワークのインターネット環境を整備するには、まずは社内のインターネット設備を整える必要があります。さらに情報漏洩等のリスクを防ぐために、テレワーク先からは高セキュアで安定した環境の通信設定をする必要があるでしょう。

イッツコムなら、テレワークにぴったりのインターネット環境をご用意できます。テレワークのインターネット環境でお悩みの際は、ぜひイッツコムまでお問い合わせください。