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インターネットの速度測定方法とは?速度の目安と回線速度を速くする方法を解説!

インターネットの速度をどのようにして測定できるのか知りたいという方もいるのではないでしょうか。通信速度はビジネス用や家庭用など用途によって、最適な速度が異なります。業務でインターネットを使う場合

新たに契約を検討している方は、回線速度を知ることでどのような速度のサービスを選べば良いかの判断ができます。

そこでこの記事では、インターネットの速度を手軽に測定する方法をご紹介するとともに、安定して速度の速いインターネット回線の選び方も解説します。

インターネットの速度測定方法とは?

インターネットの速度測定方法とは?

インターネットの速度は手軽に誰でも測定ができます。快適にインターネットを利用するためにも、速度を測定するのは意味のあることです。あまりにも速度が遅いと、動画など重いファイルのダウンロードに時間がかかったり、テレビ会議の際に接続が悪くなったりと支障がでる場合もあります。回線速度の測定方法や単位なども含め、ここではインターネットの速度測定について解説します。

回線速度の測定方法

回線速度の測定は簡単です。スピードテストと呼ばれる速度検査を実施します。スピードテストはインターネットのWebサイトを通じて利用できる手軽なツールです。

検索サイトから「インターネット スピードテスト」などのキーワードで検索すると、いくつかのサイトが見つかるでしょう。それらのサイトを使用し回線速度の正しい測定が可能です。たとえばGoogleのスピードテストサイトでは、「速度テストを実行」をクリックするだけで計測が完了します。

何のために速度測定を行う?

速度測定を行う目的は、インターネットが遅いと感じたときに、どこに原因があるのかを突き止める手がかりになることです。インターネットになかなかつながらない、ホームページにアクセスできないといった経験をされた方もいるのではないでしょうか。

スピードテストで回線速度が遅いことがわかれば、回線に問題があると考えていいでしょう。もし速度が十分であれば、問題は回線以外の部分にあると考えられます。このように速度測定はトラブルシューティングにもなるでしょう。

結果から何がわかる?

スピードテストからわかるのは回線速度だけではありません。もう少し細かく分類したインターネットの速度がわかります。

1つ目は、データをダウンロードするときの速度がわかります。Webサイトの文字や画像を閲覧するときなどの速度です。

2つ目は、アップロード時の通信速度もわかります。ダウンロードとは逆に、文章や画像などを共有ファイルにアップするときなどの速度です。レイテンシやジッターと呼ばれるデータが届くまでのレスポンスタイムや、電気信号の乱れも計測できます。

回線速度の単位

回線速度を表す単位はMbps(メガビーピーエス)が一般的です。1秒間に送れるデータの容量を表しています。数値が大きいほど、通信速度が速いという意味です。

Mbpsのさらに上にはGbps(ギガビーピーエス)という単位もあり、1Gbpsは1,000Mbpsです。つまり、100Gbpsだと100,000Mbpsを意味します。Gbpsがいかに早い通信速度の単位かがわかるのではないでしょうか。光回線のように通信速度の速い回線にはGbpsが度々使われます。

下り速度と上り速度

回線速度には「下り速度」と「上り速度」と呼ばれる2つの速度があることをご存じでしょうか。「下り速度」とは、インターネットでデータをダウンロードするまでの速さです。音楽や動画を見る際には、データをダウンロードすることでコンテンツを楽しむことができますが、こうしたダウンロードに関する速さは下りにあたります。

「上り速度」とは、データをアップロードするときの速度です。動画や写真をオンライン上にアップする際や、メールを送信するときなどは「上り」にあたります。それぞれの速度は異なるのが通常です。

レイテンシとジッター

インターネットの速度を表現するとき、「レイテンシ」と「ジッター」という概念があります。レイテンシはデータの転送を要求してから実際に転送されるまでのタイムラグのことです。レイテンシが小さければ小さいほど、通信速度が速いことを意味します。

ジッターは電気信号の揺れや乱れを示す指標です。電気信号の乱れがあると、通信が届くまでに時間がかかってしまいます。ジッターの値が大きければ大きいほど、電気信号に乱れがあり不安定だということを理解しておきましょう。

回線速度を上げる方法

回線速度を上げる方法

インターネットを使っていて、突然回線の速度が遅くなる経験をした方もいるのではないでしょうか。あるいは、スピードテストをして回線が遅いことがわかったとき、どうすればいいのでしょうか。

確実ではありませんが、回線速度が上げられる方法がいくつかあります。回線速度が遅いときの対応策について考えてみましょう。

無線LANとONUの電源ON/OFF

回線速度が突然遅くなったとき、まず試していただきたいのが無線LANやONU(光回線終端装置)の電源をいったん切ることです。完全に電源を切って10秒から20秒ほど間をあけて再び電源を入れてみましょう。これで症状が改善するケースが多くみられます。

どれが電源ボタンかわからない場合にはコンセントを抜き、1回で症状に改善がみられない場合でも、2、3回は試してみることをおすすめします。それでも回復しなければ他の手だてを考えましょう。

無線LANの対策を行う

次に試していただきたいのは、自宅やオフィスの無線LANの環境を確認し、必要な対策をとることです。自宅やオフィスのWi-Fiに複数のパソコンや複数の携帯電話などを接続していると、回線が遅くなることがあります。接続している機器の数を減らしてみましょう。

接続先の変更も有効です。自宅などで使うWi-Fiは2.4GHzと5GHzの2種類の電波が飛んでいます。接続先をもう片方の電波に切り替えてみましょう。5GHzは電波をキャッチできる範囲は狭いものの、他の機器の干渉を受けにくい特徴があるためおすすめです。

有線接続の対策を行う

いろいろ試しても回線の速度が速くならない場合、有線接続している部分を確認しましょう。ONUとWi-Fiルーターは有線でつながれていることが一般的です。途中で断線していないか、外れていないかなどを確かめましょう。

見た目は破損していなくても、ケーブルの中で不具合が生じている可能性もあるため、新しいケーブルに取り替えるのも選択肢のひとつです。光回線ではIPv6かIPv4という接続方式が用いられていますが、干渉が少ないとされるIPv6に切り替えるのも有効かもしれません。

デバイスに問題がないか確認する

パソコンや携帯電話など、デバイス側に問題がないかも確認が必要です。パソコンの場合「デフラグの最適化」といい、データが整理されずに保存されている状態を解消すると、速度が速くなることがあります。

インターネットエクスプローラーやGoogle Chromeなど、ブラウザによって速度が違う場合があるため、ブラウザを変更してみるのもひとつの方法です。

使っていないソフトの起動を終了させたり、一度見たサイトを保存するキャッシュを削除したりするなど、デバイス側の負担を軽くすることで速度が改善できることもあります。

ビジネスで必要な回線速度

ビジネスで必要な回線速度

ビジネスでのインターネット利用は、大量のデータをやりとりするためより速い速度が求められるでしょう。

導入時に、必要な速度のインターネット回線を契約することが重要といえます。回線速度が十分でないと、業務中に突然回線が遅くなったり、フリーズしたりといった問題が生じるかもしれません。

ビジネスで必要な回線速度

ビジネスで必要な回線速度は、社内でのインターネットの用途にもよります。テキストでのやりとりやWebの閲覧が中心なら、10Mbpsで十分です。

複数の社員がファイルの共有や大きなファイルの転送、Web会議システムなどを利用するのであれば、50Mbpsから100Mbpsは必要となるでしょう。

今後リモートワークの導入を検討しているのであれば、100Mbpsは欲しいところです。ビジネス利用では、インターネットの「上り速度」と「下り速度」も確認しておくことをおすすめします。

光回線がおすすめ

結論からいうと、ビジネス利用でふさわしいのは光回線です。光回線では使用時、100Mbps以上の回線速度がほぼ確保されています。回線速度の速さに加え、通信が安定していることもビジネス向きといえるでしょう。

障害物の影響を受けないため、会社の立地場所に関わらず安定した利用ができます。混雑による影響が少ないのも光回線の特徴です。多くの人がインターネットを利用する時間帯に回線がつながりにくいなどのトラブルはほとんどありません。特に法人向けのサービスは通信の品質が高められています。

業務用インターネット回線の特徴と選び方

業務用インターネット回線の特徴と選び方

業務用にインターネット回線を選ぶ場合、どのようなポイントに注意すればいいのでしょうか。通信速度以外にも、いくつか重要なポイントがあります。

ひとつは情報の漏洩などが起きないかという安全性です。ホームページを運営する企業などは、固定IPアドレスが取得できるかどうかも考慮に入れるべきでしょう。回線を選ぶ際のポイントや注意点をまとめました。

VPNが使える

業務でインターネットを使う場合、セキュリティは大切な項目です。セキュリティの高いネットワークとしてVPNがあります。Virtual Private Network (仮想のプライベートネットワーク)の略で、外部から遮断されたトンネルのような空間をネット上につくり、情報のやりとりをする仕組みです。

VPNが使えれば、外出先からWi-Fiを使って会社の情報にアクセスするときでも、情報漏洩やハッキングのリスクは低いでしょう。VPNが使えるかどうかは大きなポイントです。

固定IPが使える

固定IPが使えるかどうかも重要なポイントです。家庭で使っているインターネットは、毎回接続するたびにIPアドレスが変わってしまいます。ホームページなどを立ち上げている企業は、このIPアドレスが変わってしまうとアクセスできないこともあるでしょう。

固定IPアドレスはセキュリティ面も優れているため、これら2つの理由から企業にとって固定IPは必須です。光回線の法人向けサービスでは、ほとんどの場合IPアドレスは固定となっていますが、念のため確認するようにしましょう。

サポートが充実している

回線の契約にあたっては、回線業者やプロバイダーのサポートが充実しているかも大切なチェックポイントです。企業が導入するような規模の大きい回線システムに不具合が起きたとき、社内のスタッフだけでは解決できないこともあるでしょう。その場合は業者側のサポートが欠かせません。

相談窓口は24時間体制なのか、手段は電話かメールかなどは重要なポイントです。相談の電話があってもつながりにくければ本末転倒なので、どれほど迅速にサポートが得られるかは大切なポイントといえます。

法人名義の請求書が発行できる

法人名義の請求書が発行してもらえるかも確認しましょう。個人での契約の場合、口座振替やクレジットカード会社の控えをもって請求書にかえるというケースも少なくありません。これでは企業として経費に計上できません。

法人契約の場合、一般的には請求書が発行されます。契約する際に、その点は明確にしておくほうがいいでしょう。心配な場合には、契約書に請求書発行についての文言を盛り込む方法もあります。のちのち「請求書がない」という事態にならないよう注意が必要です。

通信速度で選ぶ

通信速度で回線を選ぶという方法もあります。1Gbpsあれば、ビジネス利用としては十分といえます。

どれほどの速度が必要かは、社内での回線の使用用途によっても異なるでしょう。検索やメールなど文字情報が中心なら、それほど速い速度は必要ありません。動画や写真を送受信する場合や、リモートワークなどによってWeb会議システムを利用する機会がある企業は注意が必要です。一定の通信速度がないと、フリーズなどの症状が出るかもしれません。

接続可能端末で選ぶ

同時に接続する端末がいくつあるかも、無視できないポイントです。サービスによっては、一度に接続できる端末の数に上限を設けている場合があります。これは回線のキャパシティをこえる接続があると、パンクしてしまうためです。

企業がインターネットを使う場合、接続する端末の数は多くなることが予想されます。社員の数などを考慮して、多いときに何台の端末が同時にアクセスするかをはじき出しておくことが重要です。自社の必要性を満たすプランを選ぶようにしましょう。

イッツコム光接続で高速通信を実現しませんか?

イッツコム光接続で高速通信を実現しませんか?

企業向けのおすすめの光回線は、イッツコムの光接続サービスです。下り2Gbps、上り1Gbpsという高速回線サービスを法人向けに提供しています。

これだけの通信速度があれば、大容量のデータをやりとりする企業や、リモートワークを実施している企業にとっても十分です。ストレスを感じることなく、ファイル共有やWeb会議などを実施できるでしょう。

トラブルに対応する窓口はワンストップです。担当の部署などを自分で探す必要はありません。サポート体制が充実しているのも、自信を持っておすすめできる点です。

まとめ

まとめ

企業がインターネット回線を契約する際、通信速度の速さは重要な判断材料でしょう。一定の速度がないと、通信が突然遅くなったり途絶えたりと、業務に支障が出てしまいます。

イッツコムの光接続サービスは、ビジネス用途に特化した光回線です。通信速度の速さとともに、独自の回線網を利用しているため、送受信するデータのセキュリティも保証されています。通信費の削減や、生産性の向上にもつながるでしょう。ぜひ一度お気軽にイッツコムにご相談ください。