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光回線のプロバイダの選び方|基本から契約ポイントまで徹底解説!

「光回線のプロバイダはどこにすべきか」「プロバイダと回線事業者の違いがよくわからない」このような悩みをお持ちではありませんか。光回線を提供している会社が多く、プロバイダ選びに迷っているか方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、光回線のプロバイダについて回線事業者との違い、選ぶ際のポイントについて解説します。回線事業者とプロバイダは別であることをしっかり理解しておくと、自社に最適なサービスも選べるようになるでしょう。

光回線・回線事業者・プロバイダの概要

光回線を使う場合、基本的に「プロバイダ」と「回線事業者」との契約を進める必要があります。違いがわかっていないとスムーズに契約を進められなくなる可能性があるので、まずは光回線、回線事業者、そしてプロバイダの違いを明確にしておきましょう。こちらではそれぞれの特徴について解説します。

光回線とは

光回線は「光ファイバー」と呼ばれる光を通す繊維状のケーブルを利用して、データ通信を行う回線です。動画やサイトなどのデータを光信号に変換し、光ファイバーを通して終端装置(ONU)へと送信します。ONUに届いた信号を元のデータに戻して、パソコンやスマホの画面に表示することが、光回線の仕組みです。

光回線の利点は、通信速度の速さです。光回線の前に主流だったADSLは電気信号を利用していましたが、光回線は光信号で通信を行っています。ADSLの速さは最大50Mbps程度でしたが、光回線だと1~2Gbpsの速度が一般的です。光回線なら通信量が多いデータでも、快適に送受信が可能です。

回線事業者とは

回線事業者とは、インターネットに接続する「回線」を提供している会社です。光回線を始めとして、電話回線を利用したADSLやケーブルテレビ回線のCATV回線を取り扱っている事業者が存在します。

回線事業者は、ユーザーがインターネットを利用できるように、光回線などの設備を整えることが主な業務です。

プロバイダとは

プロバイダとは、回線事業者が用意した回線にインターネットを繋げる「接続事業者」です。プロバイダが回線にインターネットを割り当てることで初めて、ユーザーがインターネット回線に接続できます。

回線事業者はインターネットを繋げるための「道」を作る業者で、プロバイダはインターネットを管理する「関所」のような役割だと考えるとよいでしょう。

光回線にプロバイダ契約が必要な理由

インターネットを利用するためには、「回線事業者」と「プロバイダ」の2社と契約する必要があります。しかし、なぜ2社も契約しなければならないのでしょうか。その理由は、国内最大手の回線業者であるNTTの活動内容が法律で規制されているからです。

NTTがまだ国営であった1984年に制定された「日本電信電話株式会社等に関する法律」(NTT法)という法律があります。そこでは「NTTが活動できるのは、利用者とプロバイダを繋げる役割のみ」と定められているのです。

つまりNTTは、インターネットを開通するというプロバイダ業務が原則としてできません。多くインターネット回線を保有するNTTの業務独占を防止しようとした結果、「回線事業者」と「プロバイダ」という、別々の会社と契約をする仕組みができました。

ただし2015年より開始された「光コラボレーション」などの施策により、プロバイダと回線事業者の両方の役割を持つ業者も登場しています。よって会社によっては、プロバイダと回線事業者の契約をひとまとめにすることが可能です。

【比較】光回線のプロバイダを選ぶ際のポイント

数ある光回線のプロバイダの中から、選ぶポイントはどこでしょうか。プロバイダによって、通信速度や安定性・月額料金などは大きく変わります。企業で導入する光回線は、特に通信の速度やセキュリティのサポート体制などが重要です。こちらでは、プロバイダを選ぶ際に見るべきポイントについて紹介します。

回線の安定性

まず注目するべきは回線の安定性です。いくら速度が速くても通信の安定性がないと、業務に支障が出てしまいます。

選ぶポイントとしては「IPv6・IPoE」という通信方式に対応している事業者がおすすめです。IPv6・IPoEは従来利用されていたIPv4・PPPoE方式の次世代の通信方式で、混雑の影響を受けにくく、安定した高速通信ができます。企業にとって通信の安定性は重要なポイントなので、IPv6に対応しているかどうかを確認するとよいでしょう。

速度

通信の速度も重要です。速度が充分出ていないと大容量データの送受信に時間がかかります。ファイルの共有やバックアップをする際も、高速通信できることは作業効率的にも重要です。

一般的な光回線の最大通信速度は、下り(ダウンロード)が1Gbps~2Gbps、上り(アップロード)が1Gbpsです。こちらを目安として、もし現在お使いの回線があれば通信速度を確認してみましょう。ただし光回線は高速でも、プロバイダが原因で通信速度が低下するケースもあります。

提供エリア

プロバイダ及び光回線が希望エリアで展開されているかを確認しましょう。提供エリア外だと契約はできません。

事業者の公式ホームページに提供エリアが記載されているので、まずは自社がエリア内であることを確認し、速度や安定性の部分に注目しましょう。

料金

比較するときは、料金も気になるポイントです。料金を比較する際は「月額料金」とともに導入する際の「初期費用」も考えなければいけません。光回線接続に発生する料金は、月額料金だけではありません。

・工事費用
・サポート費用
・解約金

など、月額料金の他にもさまざまな費用が発生します。月額料金が安いという理由だけで契約を進めるのではなく、初期費用を計上したうえで毎月のランニングコストを見ましょう。

サポート体制

法人の光回線およびプロバイダでは、サポート体制がきちんと整っているプロバイダを選ぶことが大切です。万が一の緊急時に迅速な対応ができればトラブルも最小限に抑えられます。

・24時間365日の対応
・プロバイダと回線事業者の窓口が同じ

このようなシンプルながら手厚い事業者を選ぶと良いでしょう。

光回線のプロバイダならイッツコム

法人の光回線プロバイダをお探しであれば、「イッツコム光接続サービス」がおすすめです。イッツコムの光回線は高速な通信回線網とプロバイダサービスを一括提供しております。ここではイッツコム光接続サービスの特徴を詳しく解説します。

回線網とプロバイダサービスを一括提供

イッツコムでは、独自のFTTH回線網とプロバイダサービスを一括で提供しています。プロバイダと回線事業者を別々に契約するわずらわしさが無く、利便性が高いのが特徴です。1社に契約をまとめることで、サポートの窓口もひとつになります。万が一のトラブル対応にも素早く連携が取れるという点がイッツコムの魅力です。

高速な通信環境

イッツコムの光回線は下り最大速度2Gbps、上り最大1Gbpsという高速通信により、業務の効率化を実現します。

さらにONU(回線終端装置)にはWi-Fiルーター機能を標準搭載しているため、特別な設定を行わずに、複数人での無線通信が利用可能です。導入も設定もシンプルでありながら、高速で安定した力強い回線、サポート体制も万全なイッツコムのサービスをおすすめします。

セキュアなネットワーク接続なら「モバイル閉域接続」

光回線の導入に加えておすすめなのが、イッツコムの「モバイル閉域接続」です。モバイル閉域接続は独自の閉域網を利用することで、会社外から社内データやLANへアクセスする際のセキュリティを高めます。

モバイル閉域接続で利用するネットワークは、インターネットを経由しないプライベート通信網のため第三者は通信の存在自体を認識できません。さらに利用には専用SIMが必要となり、登録したデバイスでのみアクセス可能という仕様です。

リモートワークなどで外部のネットワークから社内データにアクセスする場合は、セキュリティのリスクがつきまといます。安心して高セキュアな通信を行うためにも、光回線と同時にモバイル閉域接続の導入をご検討ください。

まとめ

光回線のプロバイダには多種多様な事業者があり、それぞれに特徴が異なります。快適で高速な通信環境を用意するためにも、自社に合うものを採用することが大切です。

イッツコムでは光接続サービスやモバイル閉域接続をはじめとした、法人のインターネット環境を効率化し快適にするサービスを提供しています。複雑な契約手続きを複数することなく、まとめて契約することで窓口の一元化が可能です。インターネット環境でお困りの際は、ぜひイッツコムまでお問い合わせください。