「インターネット回線判別中」と表示される意味や原因・対処方法を徹底解説
目次
Wi-Fi接続したデバイスに「インターネット回線判別中」と表示され、インターネットに接続できない問題に悩まされており、解決策が知りたい方もいるのではないでしょうか。
メッセージと通信環境の関係や、Wi-Fi環境の改善方法を知ることで、根本的に問題解決できます。インターネット回線のグレードアップにも目を向け、高速かつ安定した通信環境を整備しましょう。
そこでこの記事では、メッセージの意味や原因・対処方法、Wi-Fi環境・インターネット回線のグレードアップについて解説します。
「インターネット回線判別中」とは
「インターネット回線判別中」というメッセージは、特定のWi-Fiルーターを使用している場合に表示されることがあります。メッセージ表示中はインターネット接続ができません。まずはメッセージの意味と、通信環境との関係を見ていきましょう。
Wi-Fi接続時にメッセージが表示される意味
室内でWi-Fi接続をすると、スマホやPCの画面に「インターネット回線判別中」と表示され、インターネットを利用できない場合があります。これはBuffalo製のWi-Fiルーター特有のエラーメッセージです。
Wi-Fiルーターの初期設定時にも表示されるメッセージですが、何らかの不具合でインターネット接続が確立できないときにも表示されます。原因はさまざまなので、接続経路を理解して対処することが必要です。
通信事業者とプロバイダの関係
インターネットにアクセスするには、光回線などのインターネット回線と、インターネット接続を仲介するプロバイダと契約します。
光回線の場合、壁面の光コンセントを設置するのは通信事業者ですが、インターネットの窓口となるのはプロバイダです。通信事業者はONU（光回線終端装置）を貸与し、プロバイダによってはWi-Fiルーターを貸与します。
インターネット接続の通信経路の問題
光コンセントは電柱から物件内に引き込んだ光ファイバーケーブルの末端で、室内用光ファイバーケーブルでONUと接続します。ONUは光信号と電気信号を変換する装置です。
ONUとWi-FiルーターをLANケーブルで接続し、Wi-FiルーターとスマホやPCをWi-Fi接続（無線LAN接続）することで、光回線を通じたインターネット接続ができます。
Buffalo製のWi-Fiルーターを使用し、通信経路に何らかの問題があった場合、「インターネット回線判別中」と表示される仕組みです。
「インターネット回線判別中」と表示される原因
Buffalo製のWi-Fiルーターを利用中、以下のような問題があると「インターネット回線判別中」と表示されます。
・接続不良や断線
・ONUやWi-Fiルーターの誤作動
・プロバイダや光回線の障害
・サービス利用料金の未納
エラーの原因を知り、対策として何をすべきかイメージしましょう。
接続不良や断線
Wi-Fi接続がうまくいかない原因のひとつは、光ファイバーケーブルやLANケーブルの接続不良や断線です。ケーブルの差し込みが甘かったり、強い力で折り曲げたりすると、インターネット接続ができなくなる場合もあります。
ONUやWi-Fiルーターの誤作動
ONUやWi-Fiルーターの誤作動でインターネット接続ができない場合もあります。誤作動の原因は、長時間稼働していたことによるエラーの蓄積や停電の影響、古いファームウェアの脆弱性などさまざまです。
ONUやWi-Fiルーターには稼働状態を示す複数のランプがあり、異常がある場合には点灯すべきランプが消灯していたり、赤色に点灯していたりします。
プロバイダや光回線の障害
プロバイダや光回線の障害でインターネットに接続できない場合もあります。この場合はONUやWi-Fiルーターは正常に稼働していても、インターネット回線が使用不能になっている状態です。
デバイスの表示上はWi-Fi接続できているように見えても、Webサイトにはアクセスできません。これは個人の努力では解決できませんが、一時的な問題なので障害復旧を待てば正常にインターネット接続ができるでしょう。
サービス利用料金の未納
料金未納が原因でインターネット接続ができない場合もあります。通信事業者やプロバイダの料金が未払いだと、通信回線やインターネット接続サービスを利用できなくなるため、どちらか一方でも未払いだとインターネット接続はできません。
「インターネット回線判別中」の問題を解決する方法
「インターネット回線判別中」というメッセージが表示される問題は、以下のような対策で解決できます。
・接続不良の解消
・一時的な動作不良の解消
・Wi-Fiルーターの再設定
・ファームウェアのアップデート
また、Wi-Fi接続・インターネット接続の速度・安定性に不満がある場合、Wi-Fi機器やインターネット回線のグレードアップを検討しましょう。
接続不良の解消
インターネット接続できない原因がLANケーブルや光ファイバーケーブルの接続不良の場合、ケーブルをしっかりと差し直せば問題は解決します。
Wi-FiルーターやONUのケーブルを一旦抜き、カチッと音がなるまで差し込みましょう。電源は入ったままで構いません。
その後、Wi-Fi接続したスマホやPCでChromeなどのWebブラウザを起動し、Webサイトを閲覧できれば問題解決です。
一時的な動作不良の解消
ケーブルを抜き差ししても問題解決できない場合、Wi-FiルーターやONUの一時的な動作不良を疑いましょう。以下の手順で機器を再起動し、問題解決を試みます。
1.ONUとWi-Fiルーターの電源を切る（電源ケーブルを抜く）
2.ONUのみ電源を入れる
3.そのまま5分待つ
4.Wi-Fiルーターの電源を入れる
5.そのまま3分待つ
6.Wi-Fi接続したデバイスでChromeなどのWebブラウザを起動する
7.Webサイトを閲覧できれば完了
Wi-Fiルーターの再設定
機器を再起動しても「インターネット回線判別中」と表示される場合、以下の手順でWi-Fiルーターを再設定しましょう。
1.「Internet回線判別中」画面で[Internet側の確認を行う]を クリック/タップ
2.Wi-Fiルーターの認証情報（ユーザー名・パスワード）を入力
3.[ログイン]をクリック/タップ
4.2分経過しても画面が変わらない場合、「画面が変わらない場合ここをクリックしてください」をクリック/タップ
5.「接続先ユーザー名」と「接続先パスワード」欄に、プロバイダから取得したユーザー名・パスワードを入力
6.「接続成功です」という画面が表示されたら問題解決
ファームウェアのアップデート
Wi-FiルーターやONUはファームウェアと呼ばれるプログラムで動作を制御しています。初期設定をやり直しても問題解決できない場合、古いファームウェアの不具合が原因かもしれません。
ファームウェアのアップデートの手順は機種により異なります。機種の取扱説明書に記載の方法で、ファームウェアをアップデートしましょう。
Wi-Fi機器や通信回線をグレードアップ
Wi-Fi接続でインターネットに接続できるようになっても、通信の速度や安定性に不満がある場合、Wi-Fi機器や通信回線のグレードアップを検討するのがおすすめです。Wi-Fiルーターには同時接続数や通信エリアなどの制限があります。「Wi-Fiアクセスポイント」を増設すると、オフィス全体で快適にWi-Fi接続が可能です。
ただし、これだけでは根本的な通信速度・安定性の改善にはなりません。信頼性の高い法人向け光回線と組み合わせると、時間帯や同時接続数にかかわらず快適にインターネット接続ができるでしょう。
快適なWi-Fi接続・インターネット接続ならイッツコム！
Wi-Fi接続の問題を解決するには、Wi-Fi機器のグレードアップが大切です。また、インターネット回線が貧弱だと速度・安定性に問題を生じるため、高速かつ安定した法人向け光回線への乗り換えも検討しましょう。
イッツコムなら、「かんたんWi-Fi」と「イッツコム光接続サービス」により、Wi-Fi環境とインターネット回線の両方を大幅改善できます。
Wi-Fi環境を簡単にグレードアップするなら「かんたんWi-Fi」
Wi-Fiルーターは機種によっては接続が不安定になりがちで、同時接続数や接続エリアも限られます。オフィスや店舗の全域で快適にWi-Fi接続するなら、Wi-Fiアクセスポイント（AP）の増設が効果的です。
イッツコムの「かんたんWi-Fi」なら、高性能なAPを簡単に増設できます。「ハイエンド6」プランは最新のWi-Fi規格「Wi-Fi 6」に対応し、高速かつ安全なWi-Fi接続ができる上、1AP当たり最大100台までの同時接続が可能です。
同時接続数が多くなっても通信待ちを起こさず、快適に利用できます。24時間365日の電話サポートも利用できるため、トラブルの際も安心です。
「イッツコム光接続サービス」と組み合わせてより快適に
インターネット回線をグレードアップするなら、法人向け光回線サービス「イッツコム光接続サービス」がおすすめです。下り最大2Gbpsの高速回線で、最新のインターネット接続方式「IPv6 IPoE」にも標準対応します。従来のIPv4 PPPoEとは異なり、時間帯や同時接続数による接続不良を起こしにくいのが特徴です。
光回線・プロバイダ一体型なので、トラブルシューティングもスピーディーで、他社サービスよりランニングコストを抑えられるのもポイントです。
またWi-Fiルーター機能搭載のONUを貸与するため、数人程度の小規模オフィスならAP増設なしでWi-Fi環境を整備できます。大規模オフィスや店舗の場合、APを増設すると隅々まで快適なWi-Fi環境を整備できるため、かんたんWi-Fiとの組み合わせが最適です。
ご自宅のインターネット環境も快適に
イッツコムでは法人だけでなく、個人向け光回線サービスのサービスもご提供しています。光回線とプロバイダ一体型なので、まとめて支払いができ、トラブルや不明点が合った際のお問い合わせ先もひとつで済むので手間もかかりません。
下り最大2Gbpsの高速回線で、無料オプションで無線LAN内蔵ケーブルモデムの利用も可能です。
まとめ
「インターネット回線判別中」というメッセージは、通信経路のどこかに問題があると表示されます。根本的な問題解決にはWi-Fi機器のグレードアップが必要です。Wi-Fi機器をグレードアップしても速度・安定性に問題があるなら、インターネット回線のグレードアップが求められます。
イッツコムなら「かんたんWi-Fi」と「イッツコム光接続サービス」により、Wi-Fi環境とインターネット回線の両方を大幅改善できます。Wi-Fi接続の問題解決をお求めなら、オフィス・店舗の隅々まで快適なWi-Fi環境を整備できるイッツコムにご相談ください。また、個人向けインターネットサービスも提供しております。ご自宅のインターネット環境を快適にアップグレードしたい方はぜひこちらもご検討ください。
