Zoom Workplace(旧称:ZOOM Cloud Meetings)の初めてガイド
目次
Zoom Workplace(旧称:ZOOM Cloud Meetings)は、Zoomミーティングをはじめ、チャット・ホワイトボード・ドキュメントなど、さまざまなコラボレーション機能を利用できるクラウドサービスです。ミーティングは主催・参加ともに操作方法がシンプルで、組織のコミュニケーション課題の解決に役立ちます。
基本機能は無料で利用できます。ただし、「主催するミーティングは1回40分まで」などの機能制限を解除するには、有料プランへのアップグレードが必要です。
そこでこの記事では、Zoom Workplaceの無料プラン・有料プランの基礎知識に加え、ミーティングの主催・参加方法など、基本的な使い方を解説します。
Zoom Workplace(旧称:ZOOM Cloud Meetings)とは?

「ZOOM Cloud Meetings」や「Zoom – One Platform to Connect」はZoomアプリの旧称で、「Zoom One」はパッケージプランの旧称です。アプリは2024年4月公開のバージョン6.0.0から「Zoom Workplace」に変更され、同年6月からはプラン名称も同一名称に統一されています。
まずは、Zoom Workplaceの基本機能やプランの概要を解説します。
主要機能「Zoomミーティング」で無料プランでもできること
Zoom Workplaceの主要機能は、狭帯域でも軽快に動作するWeb会議機能「Zoomミーティング」です。Zoom社のクラウド環境に仮想的なミーティングルームを開設し、さまざまな場所・デバイスから参加するユーザーと、ライブカメラ映像・マイク音声や各種ドキュメントを共有できます。
無料のベーシックプランでは、以下の機能を利用できます。
- ミーティングのホスト(主催):最大100名参加・1回40分までのZoomミーティングを、即時またはスケジュール設定で主催できる
- チャット:ミーティング中のチャットを「チームチャット」と同期し、前後・最中のやりとりを継続できる
- 画面共有:デスクトップ画面、ホワイトボード(Zoom Whiteboard)、ドキュメント(Zoom Docs)、クラウドストレージ内ファイルをリアルタイム共有できる
- バーチャル背景やアバター:背景を画像・ビデオに置き換えたり、人間・動物の3Dアバターを利用したりしてプライバシーを保護できる
- 録画:ミーティングを録画し、PC内のストレージに保存できる(ローカルレコーディング)
- 待機室:参加者を一旦保留し、ホストの許可後に入室させられる
有料プラン「プロ」へのアップグレードでできるようになること
ベーシックプランから有料プランへアップグレードすることで、「Zoomミーティングの40分制限」をはじめとした制限を解除し、組織規模に応じた管理機能も利用できるようになります。
国内代理店が法人向けに提供する有料プランは、基本的に「プロ」「ビジネス」「エンタープライズ」の3種類です。「プロ」プランへアップグレードすると、以下のように活用の幅が広がります。
- 無制限ミーティング:1回30時間までのZoomミーティングを回数無制限で主催できる
- クラウドレコーディング:ミーティング録画をZoomクラウドに保存できる(1ライセンス当たり10GB)
- 共同ホスト:参加者を「共同ホスト」に昇格させ、ブレイクアウトルーム機能による討論などを複数名で管理できる
- コラボレーション機能:ドキュメントやクリップ(Zoom Clips)の利用制限がなくなり、チーム内の共有を効率化できる
- AI Companion:Zoom独自のAIアシスタント「AI Companion」を追加費用なしで利用でき、要約・ドラフト作成・インサイト導出を支援する
- アカウント管理:1つのアカウントで社内ユーザーの無料・有料ライセンスを管理できる
- 機能拡張:オプションで「Zoomウェビナー」や「Zoom Rooms」を利用できる
- 日本語サポート:国内代理店経由で購入した場合、法人向けの日本語サポートを利用できる
【関連記事:Zoom有料版「プロプラン」を利用すべき理由とは?無料版との比較を解説】
【関連記事:Zoomの法人契約は代理店経由ですべき?有料プランの選び方を解説】
Zoom Workplaceの基本的な使い方

Zoom Workplaceを活用するには、アプリのインストールとZoomサービスへのサインアップが必須です。いずれも無料で、操作は簡単です。主要機能のZoomミーティングも、基本的な使い方はシンプルに始められます。
ここでは、Zoomミーティングを主催するまでの基本的な操作を解説します。
Zoom Workplaceアプリをインストール
まずは以下の手順で、Zoom Workplaceのデスクトップアプリやモバイルアプリをインストールしましょう。
【Windows PCやMacの場合】
- Zoomダウンロードセンター(https://zoom.us/download)にアクセス
- [ダウンロード]をクリックし、Zoomインストーラをダウンロード
- Zoomインストーラを起動し、インストールを開始する
- インストールが完了すると、デスクトップにZoom Workplaceアイコンが表示される
- アイコンをダブルクリックして使用開始
【iPhone/iPadやAndroid端末の場合】
- iPhone/iPadはApp Storeから、Android端末はGoogle Playストアから、「Zoom」を検索
- 検索結果から「Zoom Workplace」アプリを選択し、[入手/インストール]をタップ
- インストールが完了すると、ホーム画面にZoomモバイルアプリのアイコンが表示される
- アイコンをタップして使用開始
必ず、Zoom社のダウンロードセンターまたは各プラットフォームの公式アプリストアを利用しましょう。非公式のダウンロードセンターは、セキュリティ上の懸念から推奨されません。
無料のZoomアカウントを作成(サインアップ)
招待されたZoomミーティングに参加するだけであれば、Zoomサービスへのサインアップ(アカウント登録)は不要です。ただしZoom Workplaceアプリをインストールしただけでは、ミーティング参加以外の機能は利用できません。
Zoom Workplaceを活用するため、PCやスマホから無料のZoomアカウントを作成しておきましょう。サインアップはアプリまたはWebページから行えますが、ここではWebページからの手順を紹介します。
- Zoomサインアップページ(https://zoom.us/signup)にアクセス
- 生年を入力して年齢を確認
- メールアドレスを入力し、[続ける]をクリック/タップ
- Zoom社から認証コードが記載されたメール(no-reply@zoom.us)が届く
- 認証コードを入力し、[認証]をクリック/タップ
- フルネームとパスワードを入力し、[続行]をクリック/タップ
- ベーシックアカウントが作成され、Zoomウェブポータル(https://zoom.us/signin#/login)やZoom Workplaceアプリにサインインできる
Zoomミーティングの主催と参加者招待
Zoomミーティングは、Zoom WorkplaceアプリやZoomウェブポータルから、複数の方法でスケジュール作成や参加者の招待ができます。Windows PCでの操作例は以下の通りです。
- Zoomデスクトップアプリを起動し、サインイン
- [ホーム]タブの[スケジュール作成]をクリック
- ミーティングのトピック、開催日時、登録するカレンダーを指定し、[保存]をクリック
- Googleカレンダーを選択した場合、作成された招待状の参加用リンクやミーティングID・パスコードをコピーして[保存]
- Zoomデスクトップアプリでは、[ミーティング]タブから該当のミーティングを検索し、[…(詳細)]から[編集]や[参加招待をコピー]を選択
- メールやチームチャットなどで、参加予定者に日時や入室情報を共有
- 当日は[ホーム]タブまたは[ミーティング]タブから該当のミーティングを選び、[開始]をクリック
なお、モバイルアプリからも同様の手順でスケジュール作成や参加者の招待、ミーティングの開始ができます。
招待されたZoomミーティングに参加する方法

Zoom Workplaceアプリのインストールやサインアップを済ませておくと、招待されたZoomミーティングにもスムーズに参加できます。Zoomデスクトップアプリが利用できない場合、WebブラウザやZoomモバイルアプリから参加することも可能です。
ZoomデスクトップアプリからZoomミーティングに参加
招待されたZoomミーティングにPCから参加する最も簡単な方法は、ホストから共有された参加用リンクをクリックすることです。予定日時が近づいたらリンクをクリックし、表示に従ってZoomデスクトップアプリを起動すれば参加できます。
また、ミーティングID・パスコードを手入力して参加することも可能です。操作方法は以下の通りです。
- Zoomデスクトップアプリを起動し、サインイン
- [ホーム]タブの[参加]をクリック
- ミーティングIDと表示名を入力し、[参加]をクリック
- 表示されたプロンプトにミーティングのパスコードを入力し、[参加]をクリック
WebブラウザからZoomミーティングに参加(PCの場合のみ)
ミーティングの予定時刻にメインPCにトラブルが起こるなど、ZoomデスクトップアプリをインストールしていないPCから参加する必要がある場合、ホストの設定次第でWebブラウザから参加できます。
前提として、ホストはZoomウェブポータル(https://www.zoom.us/signin#/login)のミーティング設定で[「ブラウザから参加」リンクを表示する]トグルをオンにしておく必要があります。設定が有効な場合、参加者は以下いずれかの方法でZoomウェブアプリから参加できます。
【参加用リンクをクリック】
- ホストから共有された参加用リンクをクリックし、Webブラウザを起動
- 遷移先ページ下部の[ブラウザから参加]をクリックして参加
【ミーティングIDを入力】
- Webブラウザで「ミーティングに参加する」ページ(https://zoom.us/join)を開く
- ホストから共有されたミーティングIDを入力し、[参加]をクリック
- 遷移先ページ下部の[ブラウザから参加]をクリックして参加
スマホやタブレットからZoomミーティングに参加
Zoomモバイルアプリからミーティングに参加する方法は、PCと同様に、参加用リンクをクリックする方法とミーティングIDを入力する方法があります。
参加用リンクをタップするとZoomモバイルアプリが自動的に起動し、[参加]をタップするだけで参加できます。
ミーティングIDを入力して参加する手順は以下の通りです。
- Zoomモバイルアプリを起動し、サインイン
- [ホーム]タブの[参加]をタップ
- ミーティングIDと表示名を入力し、[参加]をタップ
- 表示されたプロンプトにミーティングのパスコードを入力し、[参加]をタップ
Zoomミーティング参加前に済ませておきたい映像・音声の設定

Zoom Workplaceは多種多様な設定をアプリやZoomウェブポータルから調整できますが、Zoomミーティングの体験に大きく影響するのは映像や音声の設定です。
ここでは、PCの場合とスマホ・タブレットの場合を分けて設定方法を解説します。
Zoomデスクトップアプリの場合
PCからZoomミーティングに参加する前に、映像や音声について設定・確認しておきたい内容は以下の通りです。
- Zoomデスクトップアプリを起動し、サインイン
- 画面右上のプロフィールアイコン→[設定]をクリック
- 設定ウィンドウの[ビデオとエフェクト]タブを選択
- 使用するカメラ、外観の補正、バーチャル背景やアバターを設定し、プレビュー表示で見え方を確認
- 設定ウィンドウの[オーディオ]タブを選択
- スピーカー・マイクやノイズ除去などを設定し、[スピーカーのテスト]や[マイクのテスト]で音声の入出力を確認
- 設定ウィンドウの[ミーティングとウェビナー]タブを選択
- [最初にビデオ プレビューを表示する]トグルをオンにし、入室前に見え方・聞こえ方を確認できるようにする
- 設定ウィンドウを閉じる
Zoomモバイルアプリの場合
Zoomモバイルアプリでも、同様の操作で映像・音声の事前設定ができます。
- アプリを起動し、サインイン
- 画面左上のプロフィールアイコン→[設定]をタップ
- 設定メニューの一覧から[ビデオとエフェクト]をタップ
- [背景とエフェクト]からバーチャル背景やアバター、[外見補正]の有無を設定し、プレビューで確認
- 設定メニューの一覧から[オーディオ]を選択
- [ノイズ除去(デフォルト)]など、環境に応じたマイクモードを選択
- 設定メニューの一覧から[ミーティング]を選択
- [ビデオ プレビューの表示]トグルをオンにし、入室前に見え方・聞こえ方を確認できるようにする
Zoomミーティングに参加する際によくある6つの質問

Zoomミーティングに参加する際、ホストによる設定の影響などで、「○○できないのはなぜ?」といった疑問が生じることもあります。
ここでは、入室時のトラブルからクラウドレコーディングの閲覧・共有トラブルまで、よくある質問にお答えします。
1:ID/PWを入力しても参加できないときはどうすればよい?
主催者から聞いたID/PWを入力しても参加できないなら、聞いたID/PWが間違っていたりZoom側にバグが発生していたりする可能性があります。
このトラブルが発生したら、まずは入力ミスしていないか確認してください。入力ミスがない場合は、主催者に連絡して「招待用URL」を送信してもらいましょう。ID/PW入力で参加できないケースでも、招待用URLからなら参加できることがあります。
2:参加したら待機室に入ったけどこれは何?
主催者が参加者を確認するために「待機室」を設定しているときは、一時的にここに入ります。主催者がユーザーを1人1人手動で確認して許可するので、許可されるまでしばらく待ちましょう。
ずっと待たされる場合や許可されない場合は、主催者に連絡して状況を確認してください。単に待機室の状況を見ていなかったり、気づいていなかったりする可能性があります。
3:正しく設定したのにカメラを有効化できないけどどうすればよい?
「ちゃんと設定したのに画面が真っ黒になった」というときは、ミーティング画面左下にある「ビデオ」がOFFになっていないか確認してください。アイコンに斜線が入っていると無効なので、その場合はクリックして有効化しましょう。
4:相手/自分の音声が聞こえない/届かないときはどう設定すればよい?
相手の音声が聞こえない場合は、再生デバイスの設定が正しいことと音量が小さすぎないことを確認してください。
自分の音声が届かない場合は、マイクの感度を調整しましょう。感度に問題がないのに相手に届かない場合は、ミーティング画面左下にあるマイクアイコンを確認し、ミュートになっていたら解除してください。
5:画面共有が使用できないときは何をすればよい?
ミーティングの設定によっては、画面共有がホスト/共同ホストに限られていることがあります。
この状況で画面共有しなければならない場合は、主催者に連絡して画面共有を全メンバーに許可してもらうか、共同ホストに設定してもらってください。
6:クラウドレコーディングが見つからない/閲覧できないときはどうすればよい?
Zoomミーティングのクラウドレコーディングは、Zoomウェブポータル(https://zoom.us/signin#/login)の[レコーディング]タブから閲覧できます。録画の処理には時間がかかるため、ミーティングの直後には閲覧できません。ファイルが見つからない場合、ごみ箱に入ってしまっていないかも確認しましょう。
共有リンクが機能しない場合、共有設定でアクセスが拒否されている可能性もあります。この場合はミーティングのホストに状況を伝え、共有設定を見直してもらいましょう。
Zoom Workplaceを使いこなす有料プランへのアップグレードならイッツコム!

Zoom Workplaceは無料のベーシックプランでも多くの機能を利用できます。ただし、Zoomミーティングのホストになるユーザーなどには、有料ライセンスの割り当てによる機能制限の解除が必要です。
ホストが「プロ」以上の有料ライセンスユーザーであれば、実質無制限のZoomミーティングを主催できるため、ホスト以外の参加者はベーシックプランで問題ありません。
AI Companionや無制限のコラボレーション機能などを多くの社内ユーザーが利用したい場合は、必要な機能やユーザー数に応じて、最適なプランとライセンス数を選択しましょう。
イッツコムなら、「プロ」1ライセンスから、「ビジネス」や「エンタープライズ」アカウントの組織的な運用まで、豊富な導入実績に基づき柔軟に対応できます。
全てのプランには日本語サポート窓口が付帯し、管理者向けマニュアルも完備のため、初めての有料アカウント運用でも安心です。ZoomウェビナーやZoom Rooms、会議室向け高性能Webカメラの導入もお任せください。
また、イッツコムではZoomサービスをお申し込み予定の方はトライアルライセンスとなり、初月は全機能を無料でご利用いただけます。
まとめ

Zoom Workplaceは、PCやスマホに無料アプリをインストールするだけでZoomミーティングに参加できます。ミーティングの主催にはサインアップが必要で、ミーティング時間などの制限を解除するには有料プランへのアップグレードが必要です。
有料ライセンスユーザーはクラウドレコーディングやAI Companionなどを利用でき、ライセンス数が多いほど、組織的な活用の幅が広がります。有料プランへのアップグレードの際は、法人向け日本語サポートなどを利用できる国内代理店での契約がおすすめです。
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