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VPNの危険性とは?リスク回避のための対策方法は?

VPNは通信を暗号化する技術です。大事な機密情報を守るために使う会社も増えている一方で、VPNには危険性がないのか気になっている方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、VPNが抱える危険性についてご紹介します。VPNは、社内で安全にデータのやり取りをする上で、さまざまな利点のある技術です。しかし、使い方によっては相応のリスクも生じます。この記事を読んで、VPNの危険性を理解した上で自社に合ったリスク回避のための対策を講じましょう。

VPNの危険性とはどのようなもの?

VPNの危険性とはどのようなもの?
VPNは、インターネット上に専用のバーチャルネットワークを構築することでセキュリティを高められる仕組みです。外出先や、遠距離拠点から社内サーバーにアクセスする際も安全を確保できます。しかし、そのセキュリティ性は完璧ではありません。ここでは、VPNで想定される3つのリスクについてみていきましょう。

ウイルス感染リスクがある

VPNを使う主な目的は、第三者の攻撃や外部への情報漏洩を防ぐことです。実際、VPNは安全だと多くの方が考えているでしょう。しかし、利用するサービスによっては、VPNでもウイルスに感染する恐れがあります。VPNでは、基本的に外部からのアクセスはできないので、なぜウイルス感染リスクがあるのか不思議に思う方もいるでしょう。

実は、その危険の源はサービス提供者です。VPNのサービス提供者は、利用者がインターネットを利用中に悪意のあるサイトに移動させたり、VPNアプリやソフト自体にウイルスを仕込んだりすることもできます。提供元の信頼性が不明なサービスを利用する際は、十分に注意しましょう。

IPアドレスが隠せないリスクがある

VPNの大きな利点のひとつは、IPアドレスを隠せることです。外出先から無料Wi-Fiを使う際にも、匿名性を保ったままアクセスできるため、データの盗み見や情報漏洩のリスクを軽減できます。

しかし、匿名化の技術や手法はサービスによって異なり、その品質にも差が出る点に注意が必要です。VPNによっては、IPアドレスを簡単に突き止められてしまう欠陥を抱えているケースもあります。セキュリティに穴があれば、VPNを使う意味がなくなってしまうでしょう。

通信ログの流出リスクがある

通信ログが流出するリスクもあります。通信ログとは、ネットワーク接続を行った際に残る記録です。いつ通信を行ったか、どのようなWebサイトにアクセスしたかという情報が記録されています。

VPNに接続する際には、サービス提供元のサーバーを経由するのが一般的です。つまり、VPNの提供事業者は、利用者の通信内容を見られる状態にあります。きちんとした事業者であれば利用者の通信内容を盗み見ることもなければ、むやみに通信ログを保管することもしません。

しかし、悪意のあるサービス提供者は、意図的に利用者の通信ログを取得し、そのデータを外部に流出させてしまう恐れもあります。

安心して利用できるVPN選びのポイント

安心して利用できるVPN選びのポイント
VPNの危険性について知ると、怪しいサービスはできるだけ使いたくないと思うでしょう。トラブルを避けるためには、信頼性の高い事業者の提供するVPNを利用することが大切です。ここからは、安心して使えるサービスを探すポイントをいくつかご紹介します。リスク要因を排除して、安全にVPNサービスを利用しましょう。

大手企業が提供しているものを選ぶ

基本的に、大手企業が用意しているサービスなら安心です。規模の大きい事業者は、多くの資金や人材をかけてサービスを提供しています。サービス品質向上のために、暗号化技術をはじめ、常に最新の技術を提供してくれるでしょう。

多くの人に利用されてきた実績や、長くサービスを提供してきた経験が豊富だと安心感も高まります。利用者をウイルスに感染させようとするような心配もありません。顧客対応やサポートも充実していることが多いので、多少のトラブルが発生したとしても、迅速に解決してくれるでしょう。

VPNは、セキュリティが最も重要なポイントといえます。特に、情報セキュリティ品質に定評のある企業のサービスを選ぶとよいでしょう。

無料VPNの利用は避ける

無料のVPNは無制限に多数の人がアクセスできるので、できるだけ使わないほうがよいでしょう。なかには、悪意をもって無料のサービスを提供しているケースもあります。ウイルスに感染させて個人情報を盗むことが目的のひとつです。気づかないうちにパソコンそのものを乗っ取ろうとする犯罪者もいるでしょう。

明確な悪意がないとしても、無料のサービスは脆弱性を抱えている傾向にあります。サービスを提供するための資金や人材が不足していることが原因で、開発したサービス自体に問題があったり、運用中に問題が起きたりする恐れもあるでしょう。セキュリティを重視するなら、無料のものよりも有料のサービスを優先して選びましょう。

有料VPNを利用するメリット

有料VPNを利用するメリット
無料のVPNには、いくつもの危険があります。しかし、いきなり有料のサービスを使うのは気がひけるという方もいるでしょう。有料VPNに対して抵抗がある方も、メリットについて理解すると考えが変わるかもしれません。ここでは、有料VPNのメリットについて説明します。特に、セキュリティに不安がある人は、ぜひチェックしてみましょう。

通信速度が優れている

有料のサービスは通信速度が優れています。VPNは直接インターネットに接続せず、提供元のサーバーを経由して通信を行うサービスです。サーバーの規模や品質によっては、通信速度が遅くなることがあります。通信の暗号化も通信速度を遅くする原因のひとつです。暗号化した情報は、もとの情報より容量が大きくなります。

無料のサービスだとサーバーに十分な投資ができず、通信速度が遅くなる傾向にあります。通信速度が遅いと、業務に支障が出ることもあるでしょう。いつでもスムーズに通信を行いたいなら、有料VPNがおすすめです。

セキュリティ面に強い

セキュリティ性能が優れているのも有料サービスの特徴です。無料サービスに比べて、品質向上のために適切な投資ができる体制が整っています。カスタマーサポートも充実していることが多いため、不足の事態にも迅速に対応してくれるでしょう。

会社に導入するサービスであれば、セキュリティの高さは特に重要です。機密情報を送受信することもあるでしょう。

VPNは通信を暗号化することでセキュリティを高めていますが、悪意のあるハッカーは日夜その暗号を解読しようと試みています。きちんとしたサービスを提供するのはもちろん、継続的な管理やアップデートを行い、外部からの脅威への備えを有したサービスを選びましょう。

通信量の制限にかかりにくい

VPNを使う際には、通信量の制限についても考えておきましょう。通信量に制限がかかると、ネットワークの接続速度が遅くなります。有料のサービスなら、制限がかかる条件が比較的緩いのが魅力です。

無料のサービスでは、通信量の制限にかかりやすくなります。一定時間ネットワークに接続していたら、急に通信速度が落ちることもあるでしょう。仕事が順調に進んでいるときに突然通信が遅くなると、スムーズに業務が進まない恐れもあります。通信量の制限は見過ごせない問題です。

有料VPNのなかには、通信量が無制限のものもあります。どれだけ使っても制限がかからないため、ストレスなく業務を行えるでしょう。

有料VPNを利用するデメリット

有料VPNを利用するデメリット
有料VPNには、メリットがたくさんあります。しかし、メリットだけを見て契約を決めるのはよくありません。デメリットも考える必要があるでしょう。ここでは、有料VPNの2つのデメリットをご紹介します。VPNを使う目的によっては、慎重に考慮したほうがよい内容です。メリットとデメリットを比較して、契約するかどうかを決めましょう。

コストがかかる

有料サービスは所定の利用料が発生します。無料のサービスのように0円では使えません。料金はサービスによって変わります。月ごとの利用料金を設定しているものもあれば、1年契約で年間利用料金を一括払いするシステムもあります。

導入コストについては、会社の規模も考える必要があるでしょう。専用のルーターを設置する場合、初期費用が発生します。利用者ごとに料金が発生するケースもあるので、従業員数を確認して総額を計算しましょう

中国での利用制限がある

基本的に世界の多くの場所で使えるのも、有料VPNの利点のひとつです。無料のサービスが機能しない場所でも、有料VPNなら使えることがあります。

ただし、有料であっても中国では利用制限がある場合がありますのでサービスエリアを確認しておきましょう。中国は情報統制を行っており、認可していないVPNは排除する動きがあるからです。中国でも使えるサービスは存在しますが、厳しい利用制限がかかる傾向にあると認識しておきましょう。

どうしても無料VPNを利用したい場合の対策

どうしても無料VPNを利用したい場合の対策
VPNを使う際に、まずは無料のサービスを試したいという方もいるでしょう。たまにしか使わないため、お金を払いたくないという方もいます。リスクを知っていても無料のサービスを使いたい場合、どう対策を取ればよいでしょうか。

ここからは、無料VPNをより安全に使うための対策を説明します。無料のサービスにリスクは付きものです。慎重にサービスの利用を検討してください。

無料VPNの運営について事前リサーチする

まずは、サービスの提供元に関する情報を集めましょう。無料というだけでサービスを使い始めるのは危険です。サービスを提供している事業者が信頼できるかどうか、業務内容や経験・実績などを確認しましょう。ほかに携わっている事業も参考になります。

あわせて、プライバシーポリシーを徹底的にチェックしましょう。プライバシーポリシーは、個人情報をどのように扱うかについて、各会社が公表する指針です。個人情報の保存期間や利用目的を確認できます。安全に使えるサービスかどうかをきちんと確かめましょう。

自身でセキュリティ対策を行う

VPNを使う際には、あわせて自身でセキュリティ対策を行うことが大切です。VPN提供元が意図的にウイルスを感染させようとすることもあります。意図的ではなくても、脆弱性があって危険にさらされることもあるでしょう。

具体的な対策としては、使用する端末にセキュリティソフトを導入することが第一です。セキュリティソフトもピンからキリまであります。できるだけ信頼性の高い、有料のソフトを選択するのがおすすめです。無料のVPNを使う際は、しっかり対策を取りましょう。

個人情報や機密情報の入力はしない

無料サービスを利用して、どのような操作をするかについても注意が必要です。基本的に、個人情報の入力は避けましょう。無料のサービスだと情報が漏れる危険があります。

クレジットカードや銀行口座など、支払い関連の情報は入力を避けるのがおすすめです。悪意を持ってクレジットカードなどを不正利用する犯罪者もいます。各種アカウントのIDやパスワードも、いたずらに入力すると危険です。アカウントが乗っ取られる恐れもあります。

業務で使う場合は、機密情報を入力しないようにしましょう。情報漏洩につながる可能性があります。会社にとって大きな問題になるでしょう。

VPNよりも安全なセキュリティならイッツコム!

VPNの危険性を心配している方におすすめなのが、イッツコムの専用回線を利用したモバイル閉域接続サービスです。一般的なインターネット経由のVPNだと、第三者の攻撃を受けたり、外部に機密情報が流出したりする恐れがあります。独立した専用回線を経由すれば、外部からアクセスされる心配はありません。

導入に必要なのは専用SIMだけです。専用SIMがないと接続できない仕組みとなっているため、物理的に使う人を限定できます。使用者のIDやパスワードを管理する手間もかかりません。

通信ログをチェックする機能も付いているので、遠隔で仕事をする方がどのような作業を行ったかをチェックできるでしょう。在宅ワーカーなど、さまざまな働き方に対応できる点も魅力的です。

まとめ

まとめ
VPNは、社外からでも安全にデータのやり取りができる便利な仕組みです。しかし、サービスによっては、ウイルスに感染したり通信ログが流出したりするリスクもあります。無料のサービスであれば、特に危険が大きくなるでしょう。

リモートアクセス用途などで、VPNの導入を考えているのであれば、イッツコムのモバイル閉域接続サービスのご利用をご検討ください。外出先でインターネットを利用するときも、第三者による攻撃を心配する必要がありません。安心してインターネットに接続できるサービスをお探しの方におすすめです。