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店舗にデジタルサイネージを導入!得られる効果を事例とともに解説

店舗にデジタルサイネージを導入すると、来客数・売り上げアップやコンテンツ更新のコスト削減など、さまざまなメリットを期待できます。スーパーマーケットや飲食店、フィットネスクラブなど、サイネージ活用で店舗運営を改善している事例は豊富です。

店舗運営に課題を抱えており、デジタルサイネージ活用について理解を深めたい方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、店舗のデジタルサイネージ導入効果や実際に活用される端末の種類、店舗種類別の活用事例について紹介します。

デジタルサイネージを店舗に導入するメリットとは?


デジタルサイネージは店舗のさまざまな課題を解決するソリューションになり得ます。例えば見込み顧客の来店誘導やリピート率向上、施策管理の効率化などです。またスタッフに代わって訪日外国人対応もでき、インバウンド消費を促進できます。

来客数や売り上げを向上できる

デジタルサイネージは店舗の来客数や売り上げの向上に効果的です。映像や音声によるインパクトのある訴求ができるため、通行人の視覚・聴覚を刺激して興味関心を喚起し、取りこぼしていた見込み顧客の来店誘導ができます。

セール品などお得な情報を分かりやすく伝えることで、買い回り点数やオーダー数の増加にもつながるでしょう。また購入・利用しなかった商品・サービスの情報も検討材料として印象に残りやすく、再来店を促進し、リピート率向上やクロスセルの機会創出にもつながります。

コストを抑えて効率的な施策管理ができる

デジタルサイネージは配信コンテンツのスケジュール設定により、時間帯によるコンテンツ更新を自動化できます。PCを使ってネットワーク経由でコンテンツ配信を管理することも可能です。さらに製作したコンテンツは印刷不要のため、ポスターや看板よりも更新の手間・時間を大幅に削減できます。

タッチパネルやAIコンシェルジュなどでインタラクティブな情報提供もでき、スタッフの負担軽減や人件費削減にも効果的です。クラウド型のデジタルサイネージシステムなら、1つの放映センターで多店舗のメディア展開を一括管理することもできます。

訪日外国人対応でインバウンド消費も促進できる

店舗の課題として訪日外国人対応も挙げられますが、デジタルサイネージは有力なソリューションです。多言語対応のコンテンツを配信すれば、外国語話者の雇用やシフト調整の悩みを解消できます。

各言語の映像コンテンツの他、表示タッチコンテンツを用意し、言語切り替えボタンを来客に選択させることも可能です。

サイネージ端末がスタッフに代わって情報提供できるため、店舗やスタッフの負担を軽減しつつインバウンド消費を促せます。

【関連記事:デジタルサイネージとは?仕組み・導入効果や具体的な導入事例を解説】

店舗で活用できるデジタルサイネージの種類

デジタルサイネージはスタンド・天吊り・壁掛けなどの設置方法が選択でき、店頭や店内のさまざまな場所で目的に応じたコンテンツ配信が可能です。一般的な中型(32インチ~55インチ)の液晶ディスプレイの他に、以下のようなサイネージ端末も活用できます。

・商品棚に設置しやすいPCモニターサイズの電子POP
・通行人にアピールしやすい大型ビジョン
・曲面にも対応できるLEDビジョン
・視界を遮らない透過型デジタルサイネージ
・利用者自らメニューを選べるタッチパネル式デジタルサイネージ
・利用者を鏡に映しつつコンテンツ表示ができるミラーサイネージ

店舗でのデジタルサイネージ活用事例

デジタルサイネージは設置場所や活用目的に応じた表示装置を選べるため、多種多様な店舗で複数のサイネージ端末を組み合わせた施策が実行されています。

店舗の例は、スーパーマーケット・ドラッグストア・ショッピングセンターなどです。アパレル店舗や飲食店の他、フィットネスクラブやカーディーラー、不動産店舗での活用事例も豊富です。

スーパーマーケット

スーパーマーケットは地域住民に選ばれる店舗となるための情報提供にデジタルサイネージを活用します。店頭へのスタンド設置や店内への天吊り設置、商品棚への電子POP設置など、各種施策の販促手段として用いるのが一般的です。

時間帯や曜日によって来客層(高齢者層・主婦層・共働き層など)が変わるため、以下のようなコンテンツをセグメントに合わせてスケジュール配信します。

・セール・フェア対象商品の情報
・中食向けの惣菜の情報
・商品を組み合わせたレシピ提案
・食材の生産者情報
・ポイント会員の特典
・店頭サービスの案内
・感染対策のお願い

ドラッグストア

ドラッグストアは医薬品やコスメ・化粧品の高い粗利率を生かし、低価格な食品で集客する施策が一般的です。

サイネージ端末を店頭・店内に設置し、多様化する商品の販促や各種サービスの情報提供に活用しています。他にも、バックヤードで薬剤師や登録販売者向けの情報サービスとしての利用価値も高まっています。ドラッグストアでの主なコンテンツ例は以下の通りです。

・時間・季節・エリアに応じた販売促進
・セール情報やポイントアップ期間の告知
・ヘアケア特集など商品の利用価値をアピール
・スタッフ教育のための医薬品情報
・資格取得コンテンツ
・社内情報共有コンテンツ

また、タッチパネル式デジタルサイネージを活用すると、来客が目薬・サプリ・ヘアケアなど同一カテゴリ内の商品を目的別に検索できるようになります。結果的に利便性向上はもちろん、クロスセル促進にもつながるでしょう。

ショッピングセンター

ショッピングセンターは買い回り行動の促進や館内回遊率を向上するためにデジタルサイネージを活用しています。

設置場所として重要となるのは、エントランスやエスカレーター・エレベーター前などの主動線上です。施設全体のプロモーションが目に留まりやすくなることで、目的の店舗・商品以外にも興味関心が高まり、回遊促進・来店誘導につながるでしょう。主なコンテンツ例は以下の通りです。

・テナントのセール情報やキャンペーン情報
・新規オープン店の情報
・他のフロアの店舗情報

またエントランスやエスカレーター前などにタッチパネル式デジタルサイネージを設置し、フロアマップ・テナントキャンペーン・館内イベント情報などの総合案内装置として活用することも一般的です。

アパレル

アパレル店舗は通行人へアピールする施策が一般的です。エントランス・ショーウィンドウに等身大の大型ビジョンや透過型LEDビジョンを設置するなどして、新作商品・セール情報・ブランドイメージなどのコンテンツを配信し、来店誘導や店舗認知の向上につなげます。

店内にミラーサイネージを設置し、バーチャル試着やAIコンシェルジュによるコーディネート提案を利用できるようにする施策も可能です。

飲食店

飲食店はデジタルサイネージを店頭・店内・レジ上に設置し、来店誘導・商品選択から待ち時間の情報提供まで、複合的なプロモーション施策を展開できます。

高輝度ディスプレイで商品のシズル感を演出しやすくなるのもポイントです。飲食店におけるデジタルサイネージは主に以下のような活用方法があります。

・店頭サイネージで来店時間・天気などに合ったおすすめメニューを自動表示
・商品サンプルケースをサイネージ端末に置き換え
・店頭・店内のデジタルメニューボードで商品選択をサポート
・呼び出し番号表示システムでホール業務を効率化
・タッチパネル式デジタルサネージでドライブスルーオーダーシステムを提供

フィットネスクラブ

フィットネスクラブは通行人を新規来店につなげることが重要となるため、店頭に大型ビジョンを設置して来店誘導をする活用方法が一般的です。

店内でも活用方法は多彩で、タッチパネル式デジタルサイネージをトレーナー代わりに使用したり、長い滞在時間を生かして関連商品の販売促進につなげたりできます。

これらの施策を組み合わせ、集客率向上・人件費削減・売り上げアップが可能です。具体的には以下のようなコンテンツを配信します。

・店内や設備の紹介
・マシンの利用方法案内
・プログラムの案内
・タッチ選択式でトレーニング内容の配信
・サプリ・トレーニングウェアなど関連商品案内
・イベント告知
・利用者の声
・健康増進に関する案内
・ブランドイメージ

カーディーラー

カーディーラーはショールームでの商品説明や空間演出、店舗の認知度向上などにデジタルサイネージを活用しています。具体的な活用方法の例は以下の通りです。

・QRコードを読み込んで受付できるイベント告知
・車両の魅力を動画や音声を用いたコンテンツで訴求
・タッチパネル式デジタルサイネージで展示車以外の車体カラーやオプションを検討
・店頭に展示できない車両の画像や動画の視聴
・店内のサイネージ端末にモータースポーツの映像・情報を映し出し、店舗独自の世界観を構築
・夜間はプロジェクターで店舗ガラス面に大画面映像を映し出し、店舗の認知度向上

不動産

不動産店舗がデジタルサイネージを活用すると、「窓張り広告に効果があるか疑問」「夜間は店舗の存在に気付いてもらえない」などの課題を解決できます。主な活用方法の例は以下の通りです。

・窓張り広告をサイネージ端末に置き換え、視認性・訴求力の向上や貼り替えの手間・コスト削減、24時間365日の情報発信
・指向性スピーカーを組み合わせておすすめ物件情報や店舗サービスをアピールし、通行人の足を止め来店誘導
・タッチパネル式デジタルサイネージで来客自ら物件情報を検索
・店内で天気予報やサービス案内・企業実績などを流し、待ち時間のストレス軽減や契約の後押し
・多言語対応コンテンツを配信し、外国人の部屋探しニーズに対応

【関連記事:デジタルサイネージ導入事例や施設別のコンテンツ例を一挙解説!】

店舗のデジタルサイネージはイッツコムがワンストップサポート!

デジタルサイネージはさまざまな店舗のプロモーション戦略に活用できますが、適切な機材・設置場所の選定や継続的なコンテンツ更新などは課題として残ります。導入効果を最大化するなら、実績豊富な事業者をパートナーとすることが得策です。

イッツコムなら、素材(静止画・動画)を用意するだけで遠隔でコンテンツ更新ができる、クラウド型クラウドサイネージを提供できます。PC1台で複数台・複数拠点のサイネージ端末を一括管理できるため、人件費削減にも効果的です。小規模運用ならUSB型サイネージ、運用開始を急ぐなら屋内スタンド型のスターターセットという選択肢もあります。

外部情報との連携や配信コンテンツの運用をオーダーメイドでサポートするカスタムプランなら、遠隔保守サービス・駆けつけ保守サービスも付帯し、効率的かつ安心のサイネージ運用が可能です。

まとめ

デジタルサイネージを店舗に導入すると、来客数・売り上げアップやコンテンツ更新のコスト削減など、さまざまなメリットを享受できます。電子POPやタッチパネル式サイネージも活用できるため、業態やターゲットに応じて最適な運用プランを立てましょう。

イッツコムなら適切な機材選定・コンテンツ製作や特色あるエンタメコンテンツの企画など、ニーズに応じたきめ細やかなサポートが可能です。デジタルサイネージの運用をお考えなら、豊富な実績を生かしたワンストップサポートができるイッツコムにご相談ください。