「光回線なのに、通信速度が遅い」「通信速度を改善する方法を知りたい」「速度が速い光回線のサービスを探している」などの悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
せっかく光回線を契約したなら、速い通信速度を期待するでしょう。しかし、光回線であっても通信速度が遅い場合があります。そこでこの記事では、通信速度が遅くなる原因と対策を15個ご紹介します。簡単に改善できるものから順に紹介していますので、記事を参考にして順番に確認してみてください。
目次
光回線が遅いと感じた際は速度を測ろう！
光回線の通信速度が遅いと感じた場合は、まず現状の速度を計測してみましょう。下りの速度が100Mbps以上あれば、快適にインターネットが利用できます。速度を測定し100Mbps以下だった場合には、記事内の対策を試してみましょう。
100Mbpsはあくまで目安で、あまりインターネットを使用しない人はもっと低い値でも問題ありません。以下を参考にしてください。
・WebサイトやSNSの閲覧：1Mbps~
・動画視聴：5Mbps~
・オンラインゲーム：100Mbps~
「公式サイトには、もっと速い値が記載されていたのに測定すると低い値が出る」と疑問に思う方もいるでしょう。公式サイトに記載されている値は、一定の条件下で理論上可能な最大値です。実際には、多くの条件が重なり合って速度が決まるので、公式サイトの数値はあくまで目安として考えておくのをおすすめします。
ルーターが理由で光回線が遅い時の対策
まずはルーターが原因でないか確認しましょう。ルーターとは、インターネット回線で最も端末に近い部分の機器です。特に、これまでは快適にインターネットを使用できていたのに急に速度が低下した場合は、ルーターに原因があるかもしれません。ルーターが原因の場合の対処法を5つ紹介します。
ルーターの電源を入れ直す
通信速度が遅い場合は、ルーターの電源を入れ直し、再起動を行います。再起動することで、一時的な不具合や熱を帯びていた機器を改善させることができます。
1.ルーターのコンセントを抜いて電源を切る
2.5分ほど放置
3.熱が冷めたのを確認
4.ルーターのコンセントを入れ直し電源ON
5.端末からルーターに再接続
6.速度を再確認
速度が改善されていない場合は、電源を何度か入れ直してみましょう。ルーターによっては、コンセントを抜かずにスイッチで電源を操作するものもあります。
置き場所を変更する
光回線の速度は周りの環境に左右されるので、ルーターの置き場所を変更することで、通信速度が改善される場合があります。特に水や電子レンジが電波に干渉するため、キッチンは避けましょう。
ルーターは、部屋の中心の高い位置に置くのが効果的です。ルーターの置き場所を変更しながら、インターネット回線を利用してみましょう。電波が360度に飛ぶのを遮りにくい位置が見つかれば、速度を改善できるかもしれません。ルーターと利用したい端末が離れる場合は、中継器を利用すると快適な速度でインターネットを利用できます。
LANケーブルを見直す
通信速度が遅い場合は、LANケーブルを見直しましょう。LANケーブルは外圧に弱いため、気が付かないうちに劣化している可能性があります。LANケーブルの上に物が置かれていたり、折れ曲がったりしていないか確認しましょう。LANケーブルの耐用年数は20年~30年ですが、外圧のかかる使い方をしていると数か月で劣化します。
また、LANケーブルには規格があり、適切な規格を使用することで通信速度が回復します。LANケーブルの規格が古いと、本来の通信速度が出ない場合があります。光回線の場合は「CTA5e」以上の規格が望ましいです。それ以下の「CTA5」を使用している場合は、変更を検討しましょう。
接続台数を減らす
インターネットに接続する台数を減らすと、回線速度が上がる場合があります。使用端末が多く、接続台数を減らせない場合は、中継器の利用を検討しましょう。中継器を利用すると、複数端末で同時接続しても、光回線の通信速度は維持されます。
接続先を使い分ける
無線接続（Wi-Fi）の場合、接続先は2.4GHzと5GHzの2種類あります。接続先を使い分けることで回線速度が上がる場合があるので、試してみましょう。2.4GHzは壁や床などの障害物に強く、電波が届く範囲が広い点が特徴です。しかし周波数帯が家電やBluetooth製品と被るので、それらと距離が近い場合は回線速度が低下します。
5GHzは、Wi-Fi専用の電波なので、家電やBluetooth製品の影響を受けずに安定しています。しかし、壁や床などの障害物に弱いです。インターネット回線を利用する場所に合わせて接続先を変えてみましょう。
端末が理由で光回線が遅い時の対策
端末が理由で、光回線の速度が低下する場合があります。また、端末の問題を解決すると端末自体の動作も速くなります。端末は使用期間が長くなるほど遅くなっていくものです。「端末自体の動作が遅くて困っている」という方は、これから紹介する6つの方法を試してみましょう。
再起動をする
使用している端末を再起動するとメモリが整理され、光回線速度が上がる場合があります。メモリとは、データを一時的に記憶する部分のことです。
メモリが溜まると、一時的なデータの記憶ができなくなり、多くの不具合が起きます。そのひとつが光回線速度の低下です。再起動をすることで、さまざまな不具合が改善される可能性があるので、1度試してみましょう。
アップデートする
使用している端末のOSが古い場合は、アップデートを行いましょう。アップデートとは、性能の向上や不具合の修正のために行われるソフトウェアの更新です。
アップデートが行われていないと、ソフトウェアの最新の機能が使用できないだけでなく、不具合が修正されません。不具合を抱えたまま使用すると光回線の通信速度に影響する場合がありますので、注意しましょう。アップデートは基本的に無料で行えます。まずは使用している端末のOSが最新か確認しましょう。
キャッシュを減らす
ブラウザのキャッシュを減らすと、光回線速度が上がる場合があります。ブラウザのキャッシュとは「Google Chrome」や「Safari」などを閲覧した際に一時的に記録される情報のことです。
キャッシュが溜まるとWebサイトを再表示させる速度が速くなりますが、溜まったままだとインターネットの読み込み速度が遅くなります。ブラウザの設定画面などから定期的に削除しましょう。
容量を確認する
端末の容量のうち、どの程度使用しているか確認しましょう。容量のほとんどを使用している場合は、不要なものを削除する必要があります。容量は画像データやソフトウェアを削除することで余裕ができます。またデータをSDカードに移行したり、クラウドサービスに保管したりして整理するのもおすすめです。
ウイルス対策を行う
ウイルス対策を正しく行うことで、光回線速度が上がる場合があります。ウイルスに感染している端末を使用している場合は、すぐに対策を行いましょう。また、ウイルス対策のソフトウェアを複数起動していると、光回線の速度が低下する場合があります。対策ソフトは最低限の数だけ起動するように設定しましょう。
端末を買い替える
端末が古い場合はスペックが対応していないので、本来の光回線の速度が出ない可能性があります。パソコンを買い換える際は、以下のスペックがあるものを選ぶのがおすすめです。
・OS：Windows10
・メモリ：8GB
・CPU：Core i3
・HDD：128GB
端末を選ぶ際に、参考にしてみましょう。
回線・プロバイダが理由で光回線が遅い時の対策
夜や休日に光回線の速度が低下する場合は、回線やプロバイダが理由である可能性があります。回線やプロバイダを改善するには、工事が必要な場合があるので、管理会社やオーナーに事前に確認してから対処しましょう。
回線やプロバイダが理由で光回線速度が低下する場合の対策は4つありますので、ご自身の環境を確認しながら対策を試してみてください。
回線方式を確認する
マンションなどの集合住宅の場合、回線方式が原因で光回線の通信速度が遅くなる可能性があります。回線方式を確認してみましょう。
集合住宅の回線は、入居者が個別で契約する方法とオーナーや管理会社が一括で契約する方法があります。オーナーや管理会社が一括で管理している場合、1本の回線を住居者で共有して使うので、利用者が増える夜や休日に速度が低下する場合もあります。
オーナーや管理会社の許可を得て、個別の回線を契約すると速度の改善が可能です。しかし、導入できる回線が戸建てプランorマンションプランかは回線事業者によるため費用が高くなる可能性があります。速度を測定して、あまりに遅い場合はオーナーや管理会社に相談しましょう。また、周りの住居者に速度が低下していないか確認するのもおすすめです。
接続方式を確認する
光回線の接続方式が旧式のIPv4 PPPoEだと、通信速度が低下する場合があります。新式のIPv6 IPoEに変更すると、速度が大幅に改善されるので確認しましょう。
IPv4 PPPoEとはトンネル式と呼ばれる接続方法で、網終端装置を経由しないとインターネット接続ができません。そのため、利用者が多いと混み合い、通信の速度が低下します。新式のIPv6 IPoEは、回線の容量が増加したため、網終端装置がなくてもインターネットに接続できます。そのため利用者が多くても混み合いません。
利用している光回線の接続方式は、各プロバイダのホームページなどにアクセスすると簡単に調べられるので、チェックしてみましょう。イッツコムでは、IPv6 IPoE方式を提供していますので、安心して利用できます。
配線方式を確認する
集合住宅の場合は、共用部の配電盤まで光回線であっても、各部屋までの配線方式が電話回線という場合があります。そのため、光回線の本来の通信速度が出ていない可能性があります。建物の配線方式を確認しましょう。
通信障害が発生していないか確認する
通信障害が発生しているため、光回線の通信速度が低下している場合があります。自分が契約している回線事業者が通信障害を起こしていないか、公式サイトで確認しましょう。通信障害であれば、回線事業者が対応するのを待つ必要があります。頻繁に通信障害が起こる場合は、回線事業者の変更を検討しましょう
光回線を改善したいならイッツコムにお任せ
対処法を試しても光回線の通信速度が遅い場合は、契約会社の変更を検討しましょう。光回線を速い通信速度で利用したいと考えているなら、快適な通信速度を提供するイッツコムの光回線サービスがおすすめです。光回線のサービスを探している方は、イッツコムのおすすめポイント3つを確認してみてください。
ホームWi-Fiを標準搭載
イッツコムの光回線サービス「イッツコムひかり」で使用する通信ONU（光回線終端装置）やモデムは、Wi-Fi機能を標準で搭載しております。
セキュリティ対策が充実
イッツコムでは、スパムや迷惑メールに対処する3つのシステムがあり、セキュリティ対策が充実しています。
セキュリティソフトを複数入れていると、光回線の通信速度が低下する場合がありますので、ひとつに絞るのがおすすめです。しかし、セキュリティソフトがひとつしかないと不安に感じる方もいるでしょう。イッツコムのセキュリティ対策があれば、迷惑メールなどの被害を最小限に抑えられます。
こちらのセキュリティ対策は、イッツコムをご利用の方であればどなたでも利用可能です。それぞれ分かりやすい使い方ガイドを用意していますので、インターネットの使い方や設備に不安のある方でも簡単に利用できます。
安心のサポート体制
イッツコムでは電話や訪問などのサポートが充実しているので、光回線の設備や使い方に不安のある方でも安心して利用できます。イッツコムのインターネットサービス加入者は、以下の内容を無料で問い合わせできます。
・パソコンと当社機器のインターネット接続・設定・メール設定
・当社提供サービスに関する操作説明・設定など
月額550円（税込）のサポートサービスでは、お客様の自宅に訪問して、ルーターの接続や設定をお手伝いします。光回線の設定やパソコンの接続に自信がない方は、サポートが充実しているイッツコムがおすすめです。
まとめ
光回線は複雑で、どこに原因があるのかをすぐに判断するのは困難です。速度が遅い場合は、対処法を順番に試してみましょう。
対処法を試しても回線の速度が上がらない場合は、回線会社を変更するのがおすすめです。イッツコムでは、Wi-Fi機能を標準で搭載した機器を提供しています。さらにセキュリティ対策やサポート体制も充実しているので、ぜひご検討ください。
